“防災オタク”です。
さて、訓練2日目 。
昨日、南米・チリで大きな地震が発生していた事は、ネットニュースや朝のテレビで知っていました。
が、それ程の危機感も無く、荷物を持ってチェックアウト 。
小雨の中、会場に向かいました。
途中まではアーケードが有るんですが、最後アーケードの無いところで「図上訓練の方ですか」と声をかけて頂きました。
「そうです。」と答えたら、私の方に傘を差し出して下さり「一緒に行きましょう」
聞けば、静岡市清水区で昨日参加(懇親会は不参加)の方でした。
清水区は、新潟県から参加したもう人の方(中越震災復興機構)がアドバイザーとしていました 。
さて訓練…
被災から1~2週間後。
県VC(ボランティアセンター)に、県外のホームセンターからカセットボンベ5万本の提供の話しが来ました。
(都市ガスは、まだ6割が使えない)
交通網、人手、保管場所、配付方法等を考慮して、先ずいるか要らないか?
いる場合、何本 ?
保管場所 は?
配付方法 は?
と掘り下げて行きました。
これは、正解は無いけれど基本は有る!の典型的問題でした。
例えば、プロパンガスを使っている地域は辞退すれば良い。
避難所での生活を送っている人も、現時点では必要性無し 。
だけど中には…
自分達の地域はプロパンガスだから、ボンベだけ貰っても駄目だから、カセットコンロも無償で欲しいなんてところも 在りました。
カセットコンロ、災害対策に自分で買っておけって話しですよね。
大規模災害時に限られた物資をいかに有効活用するかが問題なんです。
(特に初期)
更には、連絡票で上(支援センター)やその上(県VC)とやり取りします。
私達、葵区では逆質問 !
「何本貰えるんですか?」
だって、都市ガスの復旧4割で、避難所生活者を除いた世帯、自宅避難や、避難所で無い場所(車生活、テント生活)に対して、最低1世帯1本程度の数が確保出来ないなら要らないですから 。
そして、休憩 !
スクリーンにインターネット映像で、9:30の気象庁の会見の模様が…。
ビックリ!
そして青ざめました。
日本全国、太平洋岸は津波警報か大津波警報 !
会場が一気に緊張感を増しました。
その後、NHKの映像に変わりましたが、静岡市(県)でも例外無く太平洋沿岸は避難勧告が発令されていました 。
私は、予想通りなら東北地方が危険で、その場合新潟災害ボランティアネットワークが物資庫(バックヤード)で有る事、今後予想される交通マヒを含めて、途中退席を選択しました。
また同卓の方を含めて、栃木グループも同じ選択をしました。
会場は空気が変わったものの、避難勧告が出ている地域の方もそのまま継続していました。
(私には、避難勧告地域の方が継続参加している事が理解出来ない!)
そして、静岡駅から新幹線で予定外に早い帰郷。
既に、この時点で東海道線は東京~熱海で運転見合わせでした。
その後も、心配して下さった方(マイミクの防災師匠‘炭焼き親父さん’)にメール報告したり、新潟災害ボランティアネットワークの事務局長から電話を頂いたり…
また、被害想定地域に近いマイミク‘SA-YAさん・星の雫さん・ぱんだままさん’に、対策をメッセージしたり… 。
そして、13:00代の新幹線で東京を出て、やっとホッとしました 。
東京は湾になっていますし、地下街もありますから、大規模災害に発展する可能性があります。
とりあえず東京を離れた事で一安心 。
と言う予想外の終わり方でした。
次回は帰り着いてから…サプライズ!