“防災オタク”です。
さて、今まで時系列的に東海地震・図上訓練について書いて来ました 。
では、その成果・収穫は ?
1、東海地震の発災の危惧・被害程度の大きさを再認識 !
想定値・最大の発災時には、私達民間人には、多分何も出来ません 。
‘大きな点’の被災では無く、‘大きな面’の被災です 。
ハイチと同じ‘国直轄’で、‘戒厳令・発令’かも…と思います。
静岡県は‘陸の孤島’と化す事でしょう 。
だから…静岡県民は危機意識がもの凄く高いんです 。
自分達の身は自分達で守らないと !
その意識の高さを再認識しました。
余談ですが、雨でデカイ荷物ですので、会場から駅まで乗ったタクシーの運転手さんも、防災士の資格を有している程です。
2、人脈
昨年、お会いした方々と今年もお会い出来ました。
昨年、細く作ったパイプに、少し肉付けして太く出来たかなとは思います 。
昨年意気投合した宮崎県の方とは、またまた楽しい時間を過ごしました。
それなりの出費も係りましたが、それが何より大きな成果でも有ります。
3、新しい出会い
更に新しい出会いも有りました 。
特に、静岡市の方お二人。
その後のメールのやり取りで、月に予定されている災害ボランティアの勉強会で、被災体験等をみんなに話して欲しいとのお話しを頂いています 。
‘防災・減災’の体験・知識をアナウンスする事をライフワークと考えている私にとって、‘交通費を含めて足が出ない程度の謝礼はするよ’は、渡りに船 !
まだ、日程調整等の問題も有りますが、極力万難を排して…行くつもりです V
4、具体性・先進性アップ
昨年の訓練に比すると、県外参加者の担当地域を想定したり、またリポート提出・コピーしたり…具体性が増えたと思います。
来年以降、意識の低い団体・個人は参加できないと思います。
また参加団体カードをCDに焼き付けたり(昨年までは紙印刷で、製本のボランティアが有りました)、県内・県外参加団体会場の映像・音声を結んだりも 。
5、緊張感アップ
訓練1日目に、地球の裏側・南米チリで大規模地震が発生!
その為、訓練2日目には、静岡県・静岡市の危機管理担当者や、内閣府の方は予定変更をされて朝から不参加でした。
私も、途中退座を選択しました。
ただ、静岡県内を含めて避難勧告地域の方が、そのまま参加されていた事に不安と驚きを感じます。
6、津波に対する意識の低さ
私自身もそうですが、年前のチリ地震に依る津波被害で、日本人が100人以上亡くなっている事は知りませんでした 。
また津波が2メートルと言えば、そのまま普段の低気圧での高波程度にしか考えていない人が多いのも事実です。
津波は、押し波・引き波が有り、地形によってその5倍位高くなる事も有り、津波の所有するエネルギーは莫大です。
まして、避難勧告を無視してサーフィンしている様な奴は…言語道断です 。
7、水に対する知識の低さ
同時に津波・水害に対する認識・知識・対策の低さ。
私は帰路に静岡県・愛知県に住むマイミクさんにメッセージを送りました。
内容は…
津波警報発令に伴い、階の日常生活品を階に上げる事。
道路冠水を予測して、長靴では無く、スニーカーをきつめに紐を結んで、更に出来たら太縄を巻く。
長靴は、中に水が入ると還って重くなるばかりか、途中脱げて足裏を怪我したりする可能性が…
また泥に埋まって足が抜けなくなったり…
どうせ濡れる時には‘長靴は履くな!’です。
それを、御自身が大丈夫でも友人・知人が危険地帯に居たら知らせてあげて…と結びました。
と長くなりましたが、今回の東海地震・図上訓練の総括です。
最後まで出席出来なかったのは返す返すも残念でしたが…。
また、今回の参加に辺り、事務局の静岡県ボランティア協会さんを始めとした各機関、及び参加団体、更に送り出してくれたNPO住民安全ネットワーク、また心配頂いた新潟災害ボランティアネットワークの事務局長…皆さんに御礼申し上げます
ありがとうございました。<完>