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東海地震・図上訓練…3

“防災オタク”です。

前回の続きです。
何故、超巨大区の葵区の選択が失敗だったか?

私は、葵区はJR静岡駅付近からその辺まで位の認識でした。

が、区の中心部から外れまで通常で、山道を車で2時間位係り、隣接しているのは山梨・長野両県だと 。

しかも、南アルプスへの登山口として、あちらこちらに民宿が有るんだそうです。

これだと、都市型災害と中山間地型災害とが混然一体とします 。

都市型だけを考えても片手落ち !

中山間地型だけの問題でも無い!


では具体的にはどういう事か ?
中越大震災での私の実体験を下に書いてみると…

例えばガス !

都市部では都市ガスが普及しています。

これは、地下にパイプが巡っていますので復旧に時間を要します。

私は、小千谷市の中心部に住んでいますが、それでも3週間係りました 。

当然ながら‘面の被害’を受ける東海地震では、もっと時間を要する事でしょう。


逆に中山間地!

プロパン(LP)ガスが中心です。

ですので、ボンベに亀裂等が無ければ、直ぐに使えます 。

中越大震災の発災時、私は長野市からの帰路で、何とか小千谷市の外れまで帰り着きました。

そこで、負傷者の手当て(この時、もっと○○していれば…と言う反省から、救命、防災・減災にのめり込みました)、避難所指揮を一晩しました。

翌朝、私は以前の会社の同僚を、情報収集の目的で訪ねました。

そしたら、集落みんなで、ビニールハウスで一晩明かし、その朝にはお握りと豚汁が出来ていました。

私も、仲間も、少し頂きました 。


また、レスキューバイク隊の話しです。

かなり危険な思いをして、山地までお握りを配達に行ったら…「米は売る程有るからお握りは要らない今欲しいのは味噌だ」と言われたそうです。

帰って来て、そんな話しを聞かせてくれました。

それから数日、食料支援物資の中に味噌を発見 !

私は、レスキューバイク隊の方に配達を依頼しました。


…と、中山間地は自給自足の精神も、物資も有ります。

逆に都市部は、一事が万事、人に縋ります。

この葵区は、その両面を持ち合わせ、しかも広大な広さから、恐らくボランティアセンターの他、支所(サテライト)を数ヶ所設置しなければならないでしょう

昨年に比すると、かなり具体的・現実的になって来ていますけれど…まだまだそこまで考察されていないのが実情でした。


今度は、訓練の具体的内容を次回…

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2010年03月05日 22:38に投稿されたエントリーのページです。

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