笠井です。
私の町内で自主防災会を立ち上げることになり、書類作成から防災関連備品の手配、防災訓練の準備から実行まで、何から何までやらされる羽目になってしまった。
「自主防災会を作るべきだ」と真っ先に言い始めたのは確かに私だった。
でも、だからと言って、言いだしっぺが何もかもやらされることになるのは、ちょっとどうかと思う。
そんなことをしていたら、やらされるのが嫌で誰も何も進言しなくなっちゃいますよ。
何しろウチの町内はものすごい高齢化町内で、子供会の子どもの数はゼロ、つまり小学生の保護者くらいの働き盛りの年代の人たちがほとんどいない町内だってことで、高齢者ばかりの世帯がたくさんあります。
もしも大地震が起こったら、わずかにいる私たち青年会のメンバーが助けに行かなくてはいけないのだが、普段、町内会に出てくる男性の顔は見覚えがあるとしても、その方の連れ合いの方となると、まるで顔も分からないといった始末。
こんなことでは助けに行きたくとも行けないから、せめて自主防災会を立ち上げて、訓練などを行う内にお互いコミュニケーションを取っていきましょう、、、というのが、私の提案だったのだが、高齢者の皆さんは「青年会の連中が、訳のわからんこと始めよった」程度にしか思っていないようで、自分たちのためにやっているなどとは全く気が付いてないふうで、面倒なことはすべて青年会でやってくれるのが当然…と言いたげな面々ばかり。
先般、町内会の総会に参加した私は、「青年会に任せっきりはおかしいですよ。自分たちのためなんですから、自分たちが主体となって動こうとしてもいいのでは!?」と、ズケズケ物言いの本領を発揮したところ、苦虫を噛みつぶしたような顔の町内会の諸先輩方。
高齢者の皆さん、自主防災における当事者っていったい誰なのか!?考えてみてくださいませんか。
訓練どうするか!?の前に、まずはそこから説いていかなくてはならんようで、この先が思いやられます。