2007年10月16日

中越沖地震発生から3カ月 被災地の「明と暗」

 死者11人、負傷者2314人を出した新潟県中越沖地震は16日で発生から3カ月を迎えた。空き地では、絵本を読み聞かせる青空ライブが始まり、街角に次第に活気が戻ってきた。一方で、仮設住宅の暮らしになじめず、孤独に陥る被災者もおり、心のケアがますます重要になっている。被災地でいま何が起きているのか。被災地の「明と暗」を追った。(永岡栄治)

 裏手で日本海が海鳴りを響かせている。午後6時を過ぎると、辺りは真っ暗。「とくに冬場は海風が強くて自転車に乗れないほど。なぜあそこに建てたのか」。近くの特別養護老人ホームの園長がいぶかる場所に、仮設住宅が63戸並んでいる。
 潮風公園多目的広場の仮設住宅に、五十嵐健三郎さん(76)は9月から単身で入居した。部屋は約20平方メートルの1DK。こたつを置けば、寝る場所もない狭さだ。楽しみはテレビを見ることぐらい。地震でけがをした左ひざの痛みがひどく、足が踏ん張れない。
 周囲には店もない。買い置きしている缶詰やカップラーメンで食事をすませる日々。もうじき冬を迎えるというのに、着替えはない。冬物はいまだに、全壊した家の下敷きになっている。

 震度6強の激しい揺れで、新花町の築100年を超す借家が全壊した。「自室でテレビを見ながら寝ていたら、ズドンと土壁が倒れてきた。一瞬で、起き上がるひまもなかった」。10分以上、土壁の下敷きになり、消防署員に助け出された。
 自力で脱出しようともがいた際に、骨盤がずれ開いてしまった。病院で腹部を切開し、骨盤をボルトでつなぐ手術を受け、8月末まで入院した。
 若いときの離婚から一人暮らし。慣れているようだが、今一番こたえるのが孤独感だという。「誰一人話し相手がいない。ずっと壁を見つめていると、気が変になりそうになる」とつぶやく。
 「ここにいると、地震のことをつい考えてしまう。早く出たい」と、市の紹介する新花町のアパートの抽選が当たるのを心待ちにする日々だ。
 柏崎市によると、仮設住宅に暮らす高齢者の単身世帯は105世帯に上る。

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2007年10月08日

3年前の中越地震、義援金が急増…中越沖地震と混同も

 新潟県に寄せられる中越地震(2004年10月23日)の義援金が、今年7月の中越沖地震後に急増している。
 県は両地震それぞれの義援金口座を設け、ホームページに振込先を掲載しているが、間違えている人も多いとみられる。
3年前の中越地震、義援金が急増…中越沖地震と混同も-gooニュース


 県出納局によると、今年度に入り、中越地震あての義援金は月に70~80件、100万円前後だった。しかし、7月に約2000件、約3100万円と急増、8月も約800件、約4200万円にのぼった。

 県出納局では「中越沖地震の発生で中越地震の被害を改めて認識し、両方の口座に振り込んでくれる人もいる」とする。一方で、「中越沖地震に振り込みたかったが、間違えた」と連絡があったり、中越地震あての振替用紙の通信欄に「中越沖地震」と書かれたりしていた例も十数件あった。

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2007年10月03日

柏崎付近の地盤、帯状に隆起 新潟県中越沖地震で

 国土地理院は2日、7月の新潟県中越沖地震によって震源地から約15キロ離れた同県柏崎市と刈羽村付近の地盤が、幅約1・5キロ、長さ約15キロにわたり帯状に、最大約15センチ隆起していることを確認したと発表した。宇宙航空研究開発機構の衛星「だいち」が撮影した画像を解析。飛田幹男・地殻変動研究室長は「地震の断層が陸に向かって浅くなっているとの説が有力であることを示す」と話している。
柏崎付近の地盤、帯状に隆起 新潟県中越沖地震で-gooニュース

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2007年10月01日

緊急地震速報の開始直前「間に合わなかったケース」と気象庁

 気象庁の緊急地震速報は1日、一般向けに運用を開始するが、神奈川県西部を震源とする今回の地震では、午前9時の運用開始直前で作動しなかった。ただ、神奈川県箱根町や小田原市では、初期微動(P波)検知とほぼ同時に大きな揺れがあり、運用開始後だったとしても間に合わないケースだった。気象庁は「震源が浅い地震で、局地的な震度を正確に推定するのは難しい」といきなり課題を突きつけられた形だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071001-00000903-san-soci

 一般向け速報の対象となるのは、最大震度5弱が推定される地震で、震度4以上が予測される地域。今回の地震では、P波検知から31秒後まで、最大震度4と推定されたため、運用開始後だったとしても速報対象とならないケースだった。
 観測データは随時更新され、32・1秒後に震度5弱と推定したが、多くの地域で、すでに主要動(S波)が到達した後だった。
 3・9秒後の第1報でも、箱根町や小田原市ではS波到達後で、震度4だった東伊豆町でもS波到達まで7秒しか余裕がなかった計算になる。
 地震直後の1日未明に会見した気象庁の宇平幸一・地震津波監視課長は速報システムについて、震源地やマグニチュード(M)、震源の深さなど「精度は高かった」と手応えを示したものの、肝心の震度推定では「考えていくべき部分がある」と課題があることを認めた。また、震源地に近い地域ではS波検知からP波到達まで間がなく、“直下型”では速報の難しさも浮上した。
■10秒あれば屋外脱出「屋内はナンセンス」

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地震速報始動どう生かす 川西で初訓練実施

≪参考記事・神戸新聞≫
 地震の初期微動をとらえ、大きな揺れの直前に予想震度を知らせる気象庁の「緊急地震速報」の一般市民への提供が一日、始まった。川西市美山台の北陵集会所では、速報を使った防災訓練があり、地元の高齢者ら約四十人が参加した。
地震速報始動どう生かす 川西で初訓練実施-gooニュース

 川西北陵地区自主防災会が主催。市の担当者が緊急地震速報の仕組みなどについて説明した後、参加者が四グループに分かれ、十秒後に強い揺れが起きる想定で訓練が始まった。室内に「緊急地震速報です。強い揺れに警戒して下さい」とアナウンスが流れると、各グループの代表が別室の参加者らに大声で危険を伝えた。

 直後、強い揺れを意味する自動火災報知機が鳴ったが、すでに参加者の大半が机の下などへの避難を終えていた。

 民生委員を務める同市丸山台二、清水和恵さん(57)は「十秒はあっという間。大きな揺れの前に何をすべきか、日ごろから考えておく必要があると感じた」と話した。このほか、屋外への避難時に、ブロック塀などを地図上で確認する図上訓練も実施した。

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新潟中越地震:震災被害の代替道、寺野バイパス開通--旧山古志村 /新潟

 04年の中越地震で一時全村避難した旧山古志村(長岡市)で29日、地滑りなどの被害を受けた同村種苧原(たねすはら)の県道に代わる寺野バイパスなどの開通式が開かれた=写真。参加した住民たちは「これで便利になる」と笑顔だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070930-00000059-mailo-l15

 開通式は寺野バイパスのほか、旧村竹沢と東竹沢をつなぐ羽黒トンネルの完成を祝って開かれた。寺野地区は地震で地滑りが起き、斜面が道路ごと崩落。道路再建のめどが立たないため、集落を大きく横切る総延長3キロの寺野バイパスを建設した。一方、羽黒トンネルは地震でトンネル内部が隆起するなどの被害を受け、隣り合った歩道トンネルを車道トンネルとする復旧改良工事を行っていた。総工費は合わせて約46億円だった。
 寺野バイパスの古川大橋で開かれた式では、泉田裕彦知事らがテープカットを行った後、住民たちが村の伝統行事「牛の角突き」の闘牛とともに橋を渡った。種苧原の農業、小川庄一さん(76)は「これまでは道が曲がりくねって除雪も大変だった。これで孫を学校に送り迎えするのにも役に立つね」と話していた。

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2007年09月25日

長崎県沖付近でM4・3の地震、長崎や天草で震度3

 24日午後5時12分ごろ、長崎県沖を震源とする地震があり、熊本県天草市、長崎市、長崎県時津町で震度3を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、マグニチュードは4・3と推定される。震度2を記録した主な地域は次の通り。
 熊本県人吉市、水俣市、上天草市、長崎県平戸市、諫早市、大村市、雲仙市、南島原市
長崎県沖付近でM4・3の地震、長崎や天草で震度3-gooニュース

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2007年09月24日

緊急地震速報 より安全な場所へ移動を

 10月1日から一般向けに提供が始まる「緊急地震速報」。テレビなどを通じて大きな揺れが来る前に地震発生の情報が伝えられるほか、専用端末に加入している家庭や職場では「震度5強、16秒前、10、9、8…」といった情報が提供され、予想震度や大きな揺れが来るまでの猶予時間も知ることができる。時と場合によって得られる情報が異なる緊急地震速報を最大限に生かすには、どう行動すればいいのだろう。代表的なケースについて、防災の専門家に聞いた。
緊急地震速報 より安全な場所へ移動を-gooニュース


 気象庁は「家庭では頭を保護し丈夫な机の下などに隠れる。あわてて外へ飛び出さない」「自動車運転中はあわててブレーキをかけず、ハザードランプを点灯し揺れを感じたらゆっくり停止する」など、緊急地震速報が流れたときの具体的行動例をホームページなどで公開している。ただ、その内容は、地震発生時の従来の対応と大きな違いはないようにも思える。
 防災システム研究所所長の山村武彦さんは「これだけでは、緊急地震速報の情報を十分に生かせない」と指摘する。気象庁が示した行動例は大きな揺れがいつ来るのかわからない状況では最善策といえるが、「何秒後に強い揺れが来るのかが分かっている場合には、より安全な場所に移動することを考えるべきだ」という。
 屋内では家具や本棚などが凶器に変わる。家ごと倒壊すれば机の下も安全地帯ではない。「過去の大きな地震の死傷者のうち約85%が屋内で死傷している。だから、可能なら屋外へ出た方がいい。一般家庭なら10秒あれば屋外に脱出できる。揺れが来るのを屋内で待つのはナンセンスだ」(山村さん)。
 外出時、特にデパートや映画館、地下鉄など不特定多数が集まる施設では、パニックの発生が懸念される。気象庁では「施設の係員の指示に従って落ち着いて行動し、あわてて出口には走り出さない」などと行動例を挙げている。
 都市防災に詳しい都市計画家、山田雅夫さんは「集客施設でのパニックは避けられないだろう。パニックに巻き込まれないためには、多くの人が集中して逃げていく大きな流れに乗らず、少しでも人の少ない避難路を探すことが大切だ」と秘策を明かす。
 山田さんによると、大規模な建物は建築基準法により、最低でも2方向以上の避難路を各フロアに設け、人の流れを分散するようにしている。パニック時は人の流れが1方向に集中し、他の避難路がガラ空きになっていることが多いという。
 「緊急地震速報を聞いたら、とにかく冷静になって危険の少ない場所や方向を探し、粛々と避難すること。それが生死を分けることになる」と山田さんは話している。

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2007年09月23日

「緊急地震速報」来月から ラジオ局困った!

 来月1日から実施される「緊急地震速報」の放送をめぐり、在京の民放ラジオが揺れている。6社で作る検討会は、とりあえず来年4月からの放送開始を決めたが「課題が多く延期もありうる」と含みを残す結果に。来月から実施に踏み切るNHKやテレビの民放キー局などと、足並みにばらつきが出ている。背景にはテレビとラジオのメディア特性の違いもあり、なお曲折が予想される。(戸津井康之)
「緊急地震速報」来月から ラジオ局困った!-gooニュース

 TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、エフエム東京、J-WAVE、RFラジオ日本の6社は、気象庁の協力要請を受け、地震情報を各局が番組中に速報として発信するコンピューターシステムを共同で開発、ハード面での環境はほぼ完成しているという。
 しかし、検討会幹事の田中厳美ニッポン放送編成局長は、延期の理由について、運用面での整備が遅れている実情を明かす。問題は、映像や音で総合的に情報を伝えることができるテレビと、音だけのラジオとのメディア特性の違いだ。例えば、ラジオでは、音楽番組が突然、警報音に変わり、避難を呼びかけることも十分想定される。
 「高速道路で車を運転中のドライバーが、あわてて急ブレーキを踏んだら大事故につながりかねない」と検討会は説明。速報に驚いた聴取者が、万一事故を起こした場合の責任の所在についても、懸念を示す。田中局長は「災害を抑止するための速報なのに、現状のままでは、二次災害を引き起こす可能性がある」と指摘する。
 政府は「運転中に速報があればハザードランプを点灯させ、ブレーキをかけながら路肩へ寄せて停車してください」としているが、「警報音も知らない人が多く、訓練もしていない状況で、果たしてスムーズに避難できるのか」(検討会)と疑問はぬぐえない。
 それに、速報後、どの時点で聴取者が警戒を解けばいいのか、という問題も。ドライバーが、どの時点で再び車を動かせばいいのかなどの判断基準を、気象庁などは示していないからだ。テレビは文字情報を断続的に流して判断材料を提示することも可能だが、ラジオ局側がどのように情報を流すかについては意見がまとまっていないという。
 民放連加盟のラジオ局は101社。検討会で開発したシステムは、加盟社から要望があればノウハウの共有に応じるというがローカル局にはコスト面で大きな負担となる。
 気象庁の地震データが、テレビやラジオ局のシステムに届くのに約6~7秒。局側のシステムが放送中に速報を流すのに約3秒かかるとされる。場所により差はあるが、地震波が届くまで数秒~10数秒の状況で視聴者が避難するまでの猶予がどれだけあるのかと疑問視する声は多い。
 民放連が発表した認知度調査で緊急地震速報の名前や内容を知っていたのはわずか29%。今後、6社はPRにも力を入れるが、文化放送の田村光広編成局長は「周知度が50%を切るような状況ではとても実施できない」と話している。

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2007年09月20日

緊急地震速報、民放ラジオ6社は来年4月開始で合意

 気象庁が10月1日から一般提供を始める緊急地震速報について、在京民放ラジオ6社による検討会は19日、速報の放送を来年4月1日から始めることで合意したと発表した。
緊急地震速報、民放ラジオ6社は来年4月開始で合意-gooニュース

 同速報は、NHKがテレビとラジオで、民放テレビの在京キー5局も10月1日から流すことを決めているが、全国の民放ラジオ局は開始時期を決めていなかった。
 一般提供の運用が半年遅れることについて、同検討会は「現状では認知が不十分」とし、「車のドライバーなどのリスナーが多く、このまま速報を始めると、事故など二次災害の恐れがある」と説明。
 今後、6社共通の特別番組やPR枠を通じて周知を図るという。

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2007年09月13日

中越沖地震の最後の不通区間が再開 JR信越線

 7月16日の新潟県中越沖地震以来、不通となっていたJR信越線柿崎―柏崎間(18.7キロ)で、列車の運行が13日、約2カ月ぶりに再開した。地震で不通となった区間はすべて解消された。
中越沖地震の最後の不通区間が再開 JR信越線-gooニュース

 同区間では青海川駅裏のがけが崩れ、約1万3000立方メートルの土砂がホームの一部や線路を覆った。JR東日本新潟支社が県と、土砂崩れ防止のモルタル吹き付け工事や土砂崩壊検知センサーの設置、ホームの復旧作業などを行ってきた。

 柏崎駅を午前7時に出た二本木駅行きの上り初列車には通勤、通学の約20人が乗り込んだ。レールが曲がって取り換えた区間が一部あり、慣らし運転のため、通常より遅い最高速度45キロ以下で走った。

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2007年09月11日

旧長岡市分の仮設入居者ゼロに 新潟県中越地震から間もなく3年

 新潟県中越地震から間もなく3年。自宅に住めなくなった被災者を収容するため、周辺9市町村と合併する前の平成16年11月に建設された旧長岡市分の仮設住宅の入居者が今月初めゼロとなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070911-00000038-san-l15

 旧長岡市分として建設された仮設住宅は8カ所840戸。震災で大きな被害が集中した東部の丘陵地帯の住民を中心に、最も多かった時期には753世帯2043人が避難生活を送った。生活再建が進み、今月4日までに最後まで残っていた操車場北と悠久山の入居者が退去した。

 長岡市内では現在も陽光台の仮設住宅110戸で旧山古志村の住民102世帯288人、栃尾地区(北荷頃)の仮設住宅105戸で旧栃尾市の住民1世帯6人がそれぞれ暮らしているが、12月までに全員が退去できる見通しとなっている。

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2007年09月09日

救援物資、柏崎で大量余剰…水1万5千本・毛布1万7千枚

 新潟県中越沖地震で被災した柏崎市で、水などの救援物資が大量に余り、市職員らが保管場所の確保に頭を悩ませている。
救援物資、柏崎で大量余剰…水1万5千本・毛布1万7千枚-gooニュース

 3年前に発生した中越地震では、2005年2月時点で、県に寄せられた分だけで10トントラック約150台分の物資が余った。特に個人からの救援物資が多かったため、柏崎市は中越沖地震が発生した翌日の7月17日、個人からの救援物資は受け取らない方針を表明した。

 しかし、全国の企業や自治体からは市に救援物資が殺到した。

 市によると、全国の357企業と178自治体から、ペットボトル入りの水約68万本とお茶約28万本、約2万枚の毛布などが届いた。このうち、水1万5000本、お茶5000本、毛布1万7000枚などが余り、保管場所として使われる体育館など4か所が満杯状態になっている。

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2007年09月07日

けが53人、強い台風9号 倒木で死者も

 強い台風9号の影響で、関東地方を中心に2人が死亡、1人が行方不明になり、重軽傷者が53人に上ることが7日、総務省消防庁などのまとめで分かった。増水した多摩川では多くの人が取り残され救助活動が続けられた。長野県軽井沢町では同町の無職柳沢常男さん(76)が道路の木を片付けている際、別の木が倒れて頭を打ち死亡した。福井県大野市の砂防ダムの工事現場では作業員2人が生き埋めになり、1人が死亡した。
けが53人、強い台風9号 倒木で死者も-gooニュース

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2007年09月01日

大災害時、国が物資差配 都道府県の備蓄状況を集約

 東海・東南海・南海地震などの広域災害が起きた場合、被災地に届けられる食料や飲料水など緊急支援物資の量や種類について、総務省消防庁がコントロールに乗り出すことになった。全都道府県の備蓄物資を随時把握できるデータベースを整備したうえで、災害発生と同時に各都道府県に支援量などを割り振る仕組みを検討している。これまでの災害では物資のやりとりは自治体間の協定などに任されていたが、被災地に混乱を招いているという指摘があった。
大災害時、国が物資差配 都道府県の備蓄状況を集約-gooニュース


 消防庁は今年度中に、7月の新潟県中越沖地震の被災地から聞き取り調査するなどして登録すべき物資を大まかに決め、その物資の全都道府県の備蓄状況を総点検。量が変わるごとに随時更新できるよう、様式を詰めて09年度にもデータベースを立ち上げたい考えだ。

 大規模な災害が起きた時は、同庁の被害想定システムで必要物資の種類や量を計算。データベースに登録された備蓄状況などから支援する都道府県を決め準備を依頼し、被災地の要望を確かめたうえで正式に発注する。

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柏崎の海水浴場で浜茶屋撤収

 書き入れ時に中越沖地震に直撃された柏崎市の海水浴場では31日までに、ほとんどの浜茶屋が店じまいし、解体・撤去作業を行った。余震への不安に加え、東京電力柏崎刈羽原発から微量ながらも放射性物質が漏れたことによる風評被害で、例年100万人に上る海水浴客は同市の概算値で16万人に激減。観光関係者は「にぎわいを取り戻すため、今から柏崎の魅力を伝えたい」と気持ちを奮い立たせた。

柏崎の海水浴場で浜茶屋撤収-新潟日報

 地震は海水浴シーズンが始まったばかりの7月16日に発生。直後から宿泊キャンセルが続出し、お盆前後に客足が戻り始めたものの、焼け石に水だった。鯨波海水浴場近くで民宿を営む女性は「都市ガスや水道の復旧も遅れ、営業はまったく駄目だった」とため息。石地海水浴場の浜茶屋で働く女性は「来年はいつもの夏に」と祈るように語った。

 「海の柏崎」にとって初めての寂しい夏。しかし、被災地の観光関係者が連携して復興に取り組む協議会も既に始動した。同市観光交流課の春日俊雄課長は「この秋からも観光で楽しんでもらえることを発信し、(震災の)空気を変えていきたい」と話していた。

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2007年08月30日

地震で信濃川の堤防が液状化

 中越沖地震で多数の亀裂や沈下が起きた長岡市寺泊町軽井の信濃川左岸堤防で、国土交通省信濃川河川事務所は28日までに、液状化により砂が噴出した亀裂近くで、新潟地震の液状化でできたと考えられる砂の噴出跡を発見した。同所の堤防は新潟地震でも液状化で大きな被害が出たが、その後対策をしていなかったため、再び被災したとみられる。

地震で信濃川の堤防が液状化-gooニュース

 同事務所は「液状化対策を施さなければ、地震でまた被害が繰り返される可能性がある」として、同所で堤防下の地盤改良を実施する方針。
 同所では、中越沖地震で信濃川沿い2キロにわたり堤防やその周辺に多数の亀裂が発生、砂の噴出もあった。掘削調査の結果、過去に砂が噴出した跡も見つかった。同事務所は新潟地震での液状化跡と推定している。
 同所では信濃川と堤防の地下数メートルから10メートルほどの間に、川が運んだ砂が堆積(たいせき)しており、両地震ではともにその砂層が液状化して、地上に砂を噴出させたとみられる。
 一方、中越地震で液状化が発生した堤防は地盤改良したため、中越沖地震では液状化がなかったという。
 同事務所の杉本利英副所長は「過去の砂の噴出跡があるために地盤が緩く、今回も亀裂が生じやすくなったと考えられる」と指摘。刈羽村の宅地などでは、中越、中越沖の両地震で液状化が繰り返されている。

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2007年08月29日

災害派遣の自衛隊、活動を終え撤収…刈羽村でお別れの式典

 新潟県中越沖地震で、被災地に災害派遣されていた自衛隊員約50人が28日、最後まで支援活動を続けてきた刈羽村を撤収することになり、村役場前でお別れの式典が行われた。

 式典には、雨にもかかわらず約100人の村民が詰めかけ、品田宏夫村長が、「自衛隊の支援活動のありがたさは、村民の心に深く刻み込まれた。これで災害から立ち直ることができます」とあいさつ。村立刈羽小学校児童が花束を隊員に手渡し労をねぎらった。

 柏崎市からは27日に撤収しており、被災地での自衛隊の活動はすべて終了した。地震が発生した7月16日以来、被災地入りした陸・海・空の自衛隊員は延べ約9万2400人。被災者の救出や支援物資輸送にあたったほか、今月28日までに約3万400トンを給水、約87万食を提供し、延べ約16万1900人への入浴支援を避難所などで実施した。

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2007年08月27日

柏崎市と刈羽村の都市ガス、42日ぶりに全面復旧

 新潟県中越沖地震で被災した同県柏崎市と刈羽村の全域で27日、都市ガス供給が、7月16日の地震発生以来、42日ぶりに全面復旧した。
 同市ガス水道局と日本ガス協会でつくる「中越沖地震災害対策本部」の現地対策本部は27日午前、解散した。同市ガス水道局は「ガス管に水や泥が入り、どこから水が出ているのかなどを確認するのに時間がかかった」としている。
柏崎市と刈羽村の都市ガス、42日ぶりに全面復旧-gooニュース

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2007年08月21日

地震被災地の刈羽村、避難所すべて閉鎖

 新潟県中越沖地震で設置された避難所のうち、刈羽村の避難所が20日、すべて閉鎖された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070820-00000415-yom-soci

 仮設住宅200戸が完成したためで、村内ではピーク時、6か所に計791人いた避難者が、同日朝には5か所で計29人に減っていた。
 20日現在、柏崎市では25か所(352人)、出雲崎町で1か所(2人)に避難所が開設されているが、柏崎市は今月中をめどに全避難所を閉鎖する方向で調整している。
 また、刈羽村が、地震被害を受けた家屋数を二重計上したのに気付かず、実際より108棟多く県に報告していたことが20日分かった。同村によると、二重計上していたのは全壊8棟、大規模半壊15棟、半壊36棟、一部損壊49棟。この結果、20日午後3時現在の新潟県内の被害家屋数は、全壊994棟を含む計3万8640棟となった

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2007年08月19日

中越沖地震の子供、心のケア課題に…相談1000件超

 新潟県中越沖地震で被災した柏崎市や刈羽村で、精神的ショックから不眠などの症状を訴える子供たちが問題となっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070818-00000516-yom-soci

 県は、1000人を超える子供たちがなんらかのケアを必要としているとみて、対策を急いでいる。

 県は、地震発生直後から8月10日にかけ、柏崎市、刈羽村の大規模な避難所2か所に「子どもたちのための緊急こころの相談室」を開設。また、両市村の小中学校で臨床心理士が相談にあたる「巡回カウンセリング」を実施した結果、計約290件の相談を受けた。

 さらに、周辺の8市町村も含めてスクールカウンセラーらが、同日までに約840件の相談を受け付けた。

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2007年08月18日

柏崎の仮設住宅2割「空き」 自宅修理の補助出ず…キャンセル続出

 新潟県中越沖地震で、柏崎市内に建設された仮設住宅への入居キャンセルが相次ぎ、完成した771戸のうち約2割にあたる157戸が「空き家状態」となっていることが17日、分かった。市では「仮設住宅に入ると自宅修理に行政の補助が出ないため、入居を取りやめた人が多く出た」とみている。

柏崎の仮設住宅2割「空き」 自宅修理の補助出ず…キャンセル続出-gooニュース

 被害は、建物の傾き具合など外観を調査して、「全壊」から「被害なし」までの5段階で判定される。
 災害救助法に基づいて建設される仮設住宅は、半壊以上、または避難勧告・指示の出ている被災者が対象となる。
 ただ仮設住宅に入居すると、住宅の応急修理に国や県から最大150万円の補助が出る住宅応急修理制度が使えない。
 県は同市内で仮設住宅967戸の建設を決め、17日までに23地区で771戸が完成。市には締め切りの3日までに1229件の申し込みがあり、8日、「半壊以上」と判断した853世帯に入居通知を出していた。
 しかし、完成した771戸のうち、入居が決まった人からキャンセルが相次ぎ、計157戸が残ってしまったという。
 関係者によると、キャンセルした被災者の中には、自宅敷地内の小屋で暮らしたり、近くのアパートを借りるケースもあるという。
 大量の「空き家」が生じたことについて、市建築住宅課の朝賀治雄課長は、「どのくらいの人が仮設住宅の入居を取りやめるかが読めなかった。水道やガスがほぼ全域で復旧し、自宅での生活にメドがついたのも大きい」と説明。市民生活部の山田信行部長は、「家族に高齢者や要援護者がいたり、収入が低いなど特別な事情がある場合は一部損壊でも入居を認める」としている。

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柏崎原発再開に数か月以上かかる…IAEA見通し

【ウィーン=石黒穣】国際原子力機関(IAEA)は17日、新潟県中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽原子力発電所に関し、IAEA調査団が6日から10日にかけて行った現地調査に基づく報告を公表し、「原発が安全に停止し、損傷は予想を下回った」ことを正式に確認した。
 17日記者会見した調査団長のフィリップ・ジャメ原子力施設安全部長は、運転再開には「数か月もしくは1年以上かかる」との見通しを示した。
柏崎原発再開に数か月以上かかる…IAEA見通し-gooニュース

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2007年08月17日

中越沖地震、風評対策に尽力=安倍首相

 安倍晋三首相は16日午後、新潟県観光協会の高橋正会長や「新潟女将(おかみ)の会」の飯田美紀子会長らと首相官邸で面会した。両会長らは1カ月前の同県中越沖地震による風評被害対策として、国内外への広報活動を積極的に行うよう申し入れた。首相は「政府広報で(同県は)安全だとしっかり広報していきたい」と応じた。
 この後、首相は記者団に「風評被害を食い止めるため、正しい情報を発信していかなければいけない。海外のメディアにも働き掛けていきたい」と述べた。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070816-00000181-jij-pol

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<中越沖地震>市や村の職員、過労相次ぐ 医師派遣しケア

 新潟県中越沖地震の対応に当たってきた刈羽村で、全職員87人のうち半数以上が「夜、眠りが浅い」などと体調不良を訴えていることが分かった。同様に被害が集中した柏崎市でも8人が体調不良を訴えており、今月下旬をめどに内科医の検診を始める予定だ。職員の中には自ら被災した人も多く、両市村は地震発生から1カ月が経過する中で職員の疲労が蓄積していることを重視。今後、長期の復興施策に当たるために職員のケアに乗り出す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070816-00000046-mai-soci

 今回の地震で、同市で8人、同村で1人が体調不良を職場で自己申告した。このため、同村は今月6日~9日、全職員を対象に保健師による健康相談を実施。半数以上が「イライラする」などと心理面での不調を訴えた。このうち、10人以上が「医師の診察が必要」という判断だった。
 一方、同市も自己申告した以外に体調を崩している職員がいる可能性があることから、県市町村職員共済組合を通じて内科医の派遣を要請することにした。
 同市によると地震発生時、職員1079人のうち、負傷者や休暇で旅行中だった人などを除き、約8割が1時間以内に登庁。県などの応援職員が到着する翌日まで、避難所での夜勤などを市職員だけで対応した。その後も、災害対策本部に詰めた職員の中には7月中、2日に1回のペースで泊り込む者もいた。また、水道、ガスの復旧工事に当たったガス水道局職員はほぼ全員が、今も休みが取れない状況が続いているという。
 一方、職員自身の被災では、先月16日の地震当日に同市19人、同村6人が何らかの負傷をした。この中には業務中のけがも含まれているという。大半は軽い打撲や転倒で業務に支障はなかったが、同市では倒壊した自宅の下敷きになるなどした3人が今も県内の長岡市などの病院に入院している。
 04年の中越地震では、発生約2カ月後に交通事故で亡くなった旧山古志村の男性職員(当時32歳)を、新潟県が復興業務による過労が原因の関連死と認定している。
 職員の健康相談を担当する同市の担当者は「復興までは息の長い取り組みが必要になる。中越地震では初動時に復旧対策に当たった職員が数カ月後に疲弊して長期休暇に追い込まれたケースもあった。今後も必要に応じて、他の自治体から職員の応援を仰ぎたい」と話している。

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2007年08月16日

仮設住宅暮らし、4割が孤立へ不安…入居予定者へ読売調査

 新潟県中越沖地震は16日、発生から1か月を迎える。13日から入居が始まった仮設住宅は、今月末までに柏崎市、出雲崎町、刈羽村に計1182戸が建設される。読売新聞は柏崎市と刈羽村の仮設住宅に入居予定の100人に入居にあたっての不安や要望についてアンケートを行った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070816-00000301-yom-soci

 仮設住宅では、入居者の孤立感をどう防ぐかが課題だが、「地域とのつながりを維持できるか」との質問に、35人が「できる」、23人が「多少はできる」と回答。一方で、17人が「余りできない」、5人が「全くできない」、20人は「わからない」とし、不安を感じている人が4割強にのぼっていることがわかった。アンケートは10~12日、面接実施した。

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2007年08月13日

柏崎の仮設住宅で入居開始 小中学校は22日以降再開へ

 新潟県中越沖地震の発生から4週間が経過した13日、被災した柏崎市で完成した仮設住宅262戸への入居が始まる。市内の一部の小中学校では夏休みを切り上げ、早いところで22日に授業を再開する。被災者は徐々に生活のペースを取り戻し始めた。JR柏崎駅前の公園に建てられた仮設住宅では13日午前「鍵渡し式」が行われ、新潟県の泉田裕彦知事と柏崎市の会田洋市長が被災者に鍵を交付。柏崎の仮設住宅で入居開始 小中学校は22日以降再開へ-gooニュース

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2007年08月12日

ガス復旧月末にずれ 柏崎市 全壊家屋791棟に修正中越沖地震

 新潟県中越沖地震で、柏崎市は11日、市議会全員協議会で被災状況を報告、都市ガスの完全復旧が今月末にずれ込む見通しを明らかにした。全壊家屋も908棟から791棟に下方修正し、ごみ焼却場煙突が被災したクリーンセンターは11月中の運転再開を目指す方針を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070812-00000033-san-l15

 都市ガスの復旧率について、市は10日現在で86%と説明。未復旧は約4500戸で、約1500戸はガス管の修理は終え、ガスを通すだけという。残る約3000戸は機械が入れない場所だったり、ガス管内の排水作業に時間がかかり、復旧は今月末の見通し。

 また、全壊家屋を908棟から791棟に下方修正。大規模半壊は319棟で、半壊は1967棟から1980棟、一部損壊は2万3887棟から2万4143棟に増えた。仮設住宅の申し込みで一部損壊のため対象外とされた451棟は、17日からの罹(り)災証明書の発行に合わせ、内部を含む2次調査を優先的に実施する。

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2007年08月11日

中越沖地震:都市ガスの供給、2万6682戸で復旧 /新潟

 中越沖地震の被災地で都市ガスの供給が途絶えている問題で、社団法人日本ガス協会などは10日、復旧対象の3万978戸のうち、2万6682戸の復旧を完了したと発表した。同協会では、特に被害の大きい地域の約3000戸を除く約2万8000戸の復旧目標を10日に設定していた。やや遅れているものの、本管はほぼ復旧し、12日までに順次開栓を続けるという。
 同協会によると、家屋倒壊でガス管に損傷の恐れがある家屋や、地盤が弱くなって掘削に危険がある家屋など約3000戸について、さらに復旧に時間がかかるとみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070811-00000058-mailo-l15

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「東京に影響なく違和感」 柏崎市長が原発使用停止で

 新潟県柏崎市の会田洋市長は10日、中越沖地震の被災に伴う東京電力柏崎刈羽原発の使用停止が続いていることに触れ「本来なら首都圏の電力供給に影響が出るのに、東京ではまったく影響もなく生活が続けられていることに非常に違和感を持った」と述べ、電気の供給を受ける側が節電などで対応することを求めた。首相官邸や関係省庁への支援要請のため今月6、7日に上京した際の感想として述べた。
「東京に影響なく違和感」 柏崎市長が原発使用停止で-gooニュース

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2007年08月10日

越後線が全線再開=中越沖地震から3週間余-新潟

 新潟県中越沖地震で一部区間が不通になっていた越後線が10日、3週間余で全線の運行を再開した。被災による不通区間はこれで、信越線柏崎~柿崎間だけになるが、JR東日本は8月中の同区間の復旧は困難としている。
 JR東によると、越後線は線路状態などをチェックしながら走行するため当面は徐行運転。所要時間は通常より約35分遅い1時間45分程度で、1日の本数も被災前の約3分の2の上下計14本に減らす。ただ、代行バスは引き続き運行する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070810-00000025-jij-soci

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2007年08月09日

中越沖地震の被災店舗に激励注文、ネット通販売り上げ倍増

 新潟県中越沖地震で店舗が被災した柏崎市内の商店主たちが、県内外からの注文に励まされ、インターネットによる通信販売に力を入れている。
 柏崎商工会議所もホームページに各店のリンクを設けるなど後押ししている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000307-yom-soci

 柏崎市青海川(おうみがわ)で酒販売店「新茶屋」を経営する片山静江さん(58)は、地震で自宅兼店舗が傾き、「被災直後は片付ける気力もなかった」が、地震3日後に届いた1通のメールに奮い立った。「つぶれた缶ビールでいいので買わせてほしい」。新潟市内の全く面識のない男性からだった。

 「通販なら全国の人々の助けで営業が続けられるのではないか」。向かいの車庫に仮店舗を設け、通販での営業再開をホームページなどでPRすると、地震前には売り上げの3割だった通販が、半分以上を占めるようになった。

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両陛下が新潟入り、柏崎小学校で被災者お見舞い

天皇、皇后両陛下は8日、新潟県中越沖地震の被災地をお見舞いするため、新潟県入りされた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070808-00000306-yom-soci

 最初に約80人が避難生活を送る柏崎市の柏崎小学校を訪問。避難所となっている体育館の床にひざをつき、被災者の話に耳を傾けられた。

 両陛下は午前10時過ぎ、羽田空港を自衛隊機で出発。同11時過ぎに新潟空港で自衛隊のヘリに乗り換え、まず柏崎市に入られた。

 約900棟の家屋が全壊した同市では、今も約900人の住民が約50か所の避難所で暮らしている。天皇陛下は茶色の長袖シャツ姿、皇后さまは同じ色の服にグレーのスラックス姿で、柏崎小に到着すると、校舎前に集まった被災者ら約200人に声をかけられた。

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2007年08月07日

公立小中学校施設の9%、震度6強で倒壊の恐れ

全国の公立小中学校の校舎や体育館のうち、震度6強の地震で倒壊する危険性の高い施設が計1万1659棟に上ることが6日、文部科学省の専門家会議による推計で分かった。
 これは全12万9559棟の9%にあたり、同省では「極めて深刻な状況」として、「公立学校施設耐震化推進計画」を今年度中に策定し、これら危険性の高い施設をなくすことを目指す。
 しかし、肝心の自治体からは「耐震化を進めるには費用も時間もかかる」などの声も上がっており、深刻さの早期解消は簡単ではない。
 今回、「震度6強で倒壊の危険性が高い」とされた学校施設の危険度は、耐震強度偽装事件で使用禁止となったマンションの耐震強度「50%未満」に相当する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070806-00000214-yom-soci

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2007年08月06日

柏崎市災害対策本部、猛暑対策緊急チームを設置 大型クーラーの設置急ぐ

 新潟県中越沖地震で、連日の猛暑により避難者の健康への影響が懸念されているため、柏崎市災害対策本部は、緊急暑さ対策チームを編成した。「避難所対策」「健康相談」「物資輸送」の3班をつくり、大型クーラーの設置や健康相談態勢の充実を図る。各課、各機関の垣根を越えた有効な対策が打ち出せるか、対策チームの実行力が問われそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070806-00000021-san-l15

 同市では2日に36.7度の猛暑日を記録するなど1~3日の最高気温は3日連続で30度を超え、熱中症で救急搬送される人が相次いだ。4日は雨の影響で28.6度まで下がったが、5日は32・2度と再び真夏日を記録。新潟地方気象台によると、6日も30度を超すとみられており、暑さ対策は待ったなしだ。
 市内の避難者数は3日に1000人を切り、4日は避難所48カ所で849人が暮らしている。
 会田洋本部長(市長)の指示で、対策本部は4日、山田信行市民生活部長を総括とする対策チームを立ち上げた。
 遮光カーテンの設置や県、自衛隊による氷柱の配置、熱さまし用シートの配布などこれまでの対策を引き続き行うほか、現在、二田小学校といきいき館の避難所2カ所に設置されている10馬力の大型クーラーの他の避難所への設置を進める。
 山田部長は「10馬力のクーラーは品不足で手に入りそうにないため、5馬力のクーラー2台を設置して対応したい」と話している。

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中越沖地震:ロボット活躍 柏崎でがれき除去 /新潟

中越沖地震で大きな被害を受けた柏崎市で、2本の腕を持つ災害救助ロボット「T―53援竜」が活動している。3日から、同市西本町の文具店「小林文英堂」で倉庫のがれきを取り除き、商品の教科書などを探している。
 北九州市のロボット開発会社「テムザック」が、京都大などと共同で開発した。小型のショベルカーのような形で、全高2・8メートル、重量2・95トン。無線による遠隔操作で、人の入れない危険な場所で重機よりきめ細かな作業ができるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070805-00000197-mailo-l15

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2007年08月04日

多重ローンの利息補助 三重は全額、二重は15年まで

 県は3日、3年前の新潟県中越地震と今回の中越沖地震の双方に被災し、住宅や農業施設再建のため多重ローンを組まざるを得ない被災者に対し、ローンの利子分を補助する支援策を決めた。三重ローンになった場合は返済を終えるまでの利子全額、二重ローンでは最大で15年分の利子を県の中越大震災復興基金から支出する。支出は10億円規模になる見通し。
 県は中越地震後、同基金を設立し、被災者が住宅や農業施設などを再建するために金融機関から融資を受けた際、5年分の利子を補助してきた。
 中越地震と中越沖地震は被災地が重なり、中越地震で住宅ローンを組み、今回も新たにローンを組み直す“多重ローン”の被災者が出ることから利子補助の期間を延長し、支援することにした。
 住宅ローンでは、中越地震以前からローンを組み、今回の地震で三重ローンとなった場合、返済完了までの利子を補助。中越地震後にローンを組み、今回で二重になった場合は、最大15年分の利子を補助する。
 工場設備や農業設備が再び被害を受け二重ローンとなった場合も、最大15年分の利子を補助。中越地震で宅地に被害を受け、今回も被害を受けた場合は、復旧費全額を補助する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070804-00000040-san-l15

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2007年08月03日

外国人支援のネット構築へ 国際化連絡協、協定書案を提示

大規模災害で被災した際に外国人を支援するため、近畿2府4県の国際化協会でつくる「近畿地域国際化協会連絡協議会」が2日、京都市左京区の市国際交流会館でネットワークづくりに向けて協議をした。被災地に通訳者を派遣する災害応急対策と普段からボランティア情報の共有を図る災害予防対策を柱とした協定書案が提示された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070803-00000012-kyt-l26

 災害時に広域ネットワークとして何ができるかを探ろうと、近畿地方の9つの財団法人でつくる協議会が、6回の研究会を開いてネットワークの在り方を検討してきた。
 会合では、研究会の期間中に発生した新潟県中越沖地震を踏まえ、できるだけ早期のネットワーク構築を確認した。今年度の会長の京都市国際交流協会が、協定書案のほか、通訳・翻訳ボランティアの情報共有や派遣のルールを記した要綱案を示した。
 「県レベルでボランティア派遣などの準備ができていない」(兵庫県国際交流協会)、「協定書に基づく詳細なマニュアルがほしい」(京都府国際センター)といった意見が出たが、協定書は今年中の締結を目指すことで合意した。オブザーバーとして参加した自治体国際化協会(東京都)の柴崎裕明地域支援課長は「中越沖地震で、柏崎市の国際交流協会は事務局長が被災して機能できなかった。支援物資やボランティアの集約、情報の1元化は被災地外の協会で行うべき」と話した。

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JR越後線10日から全線開通 信越線夜行は月末まで運休

 JR東日本は2日、新潟県中越沖地震のため7月16日から不通となっていたJR越後線の柏崎-吉田(燕市)間で10日から運転を再開、越後線全線が開通すると発表。当面は徐行運転し通常より運転本数を減らすという。また線路が土砂に埋まるなどした信越線一部区間で復旧の見通しが立たないとして大阪-札幌間の特急「トワイライトエクスプレス」など夜行列車を月末まで運休にすると発表した。

JR越後線10日から全線開通 信越線夜行は月末まで運休-gooニュース

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2007年08月02日

中越沖地震:復旧・復興会議、県が設置へ /新潟

 中越沖地震の復興へ向けた課題に対応するため県は1日、「県中越沖地震復旧・復興会議」を設置することを明らかにした。インフラ復旧や避難所運営など、県災害対策本部会議で話し合われてきた措置にめどがついたため。2日から不定期で開催される予定。
 復旧・復興会議は、泉田裕彦知事を議長とし、各部局長など計22人で構成。必要に応じて国の関係機関や新潟大震災復興科学センターなどにも出席を要請する。住宅再建や原発の問題について、国などと連携して総合的な調整を行う。
 泉田知事は、会議について「予算執行権限のある既存の組織として政策対応していくことで、被災者の中長期的な支援が可能になる」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070802-00000046-mailo-l15

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梅雨明けの柏崎で32・6度、避難所は熱中症を警戒

新潟県中越沖地震で被災した柏崎市内で1日、今季初の真夏日となる最高気温32・6度を記録した。
 同県はこの日、梅雨明けし、地元の小学校では閉鎖されていたプールが久しぶりに開放された。子供たちは歓声を上げたが、蒸し暑い避難所で暮らす市民からは、脱水症状などへの不安の声が出ている。
 真夏の到来で、各避難所を回る保健師らは、熱中症に注意するように呼びかけている。約50人が避難している同市学校町の市立第一中学校体育館にはクーラーが4台あるものの、「冷房が苦手なお年寄りが多い」(市職員)として、スイッチは入れず、20台ある扇風機と自然の風で暑さをしのいでいる。

梅雨明けの柏崎で32・6度、避難所は熱中症を警戒-gooニュース

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ガス復旧進まず、まだ2割 柏崎市は10日の復旧目指す

 新潟県中越沖地震の被災地では水道が一部地域を除きほぼ復旧した。一方でガスの復旧率は2割強にとどまり、多くの家庭で湯を沸かせず入浴できないのが悩み。自衛隊が設けた野外風呂に連日、長い列ができる。陸自は地震後、柏崎市と刈羽村の22カ所に23個の野外風呂を設置。海自も輸送艦などの入浴施設を開放し、7月中は延べ9万6000人が利用したという。同市は8月10日のガス復旧を目指す。

ガス復旧進まず、まだ2割 柏崎市は10日の復旧目指す-gooニュース

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2007年08月01日

被災地の水道、全面的に復旧 地震から15日ぶり

 新潟県中越沖地震の被災地で最後まで水道の復旧が遅れていた柏崎市の一部で31日、給水が始まった。刈羽村はすでに復旧しており、発生から15日ぶりに、被災地でほぼ全面的に水道が使えるようになった。この日は朝から好天に恵まれ、久しぶりに自宅で洗濯機を回す住民も多かった。

被災地の水道、全面的に復旧 地震から15日ぶり-gooニュース

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2007年07月31日

官房長官に復興支援要望=長岡市長

 新潟県の森民夫長岡市長(同県市長会長)と渡辺広吉聖籠町長(同町村会長)は31日、首相官邸に塩崎恭久官房長官を訪ね、中越沖地震に関する復興支援を要請した。この中で市長らは、県が創設する復興基金への財政支援など4項目の要望書を提出。塩崎長官は「甚大な被害なので総務省で検討を進めている」と応じた。 (了)

森民夫(もり・たみお)、渡辺広吉(わたなべ・ひろきち)、聖籠町(せいろうちょう)

官房長官に復興支援要望=長岡市長-gooニュース

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「元の生活にはいつ…」中越沖地震2週間、復旧遠く

死者11人、2万棟以上の住宅被害が出た新潟県中越沖地震は30日、発生から2週間を迎えた。柏崎市と刈羽村を中心に1万人以上だった避難者は約1600人に減少、水道もほぼ復旧したが、都市ガスの復旧は約18%にとどまり、下水道も水道管のバイパス設置の応急手当てで対処している。ライフラインの完全復旧にはまだ時間がかかる見通しで、被災者からは「元の生活に戻れるのはいつか」と切実な声が上がっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070731-00000908-san-soci

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鎮圧後も出動指令、住民救助要請断る…原発火災で消防混乱

 新潟県中越沖地震で起きた東京電力柏崎刈羽原子力発電所の変圧器火災で、柏崎市消防本部が鎮圧後も相次いで消防車を出動させ、住民の救助要請に十分応えられなかったことが30日、わかった。
 原発火災と地震などとの複合災害を想定していなかったため、指揮が混乱。市消防本部は体制やマニュアルを見直す考えだ。総務省消防庁によると、原発を抱える他の自治体も複合災害を想定しておらず、原発事業者の自衛消防体制の不備に加え、新たな課題が浮上した。
 変圧器の火災は、16日午前10時13分の地震直後に起きた。直通電話が使えず、東電は14分後に119番通報。本部は原発消防活動計画(マニュアル)に従い、車両9台を市消防署と2分遣所から出動させようとした。しかし、市民からの救助要請などで車両や隊員が出払っており、発電所側に「自衛消防隊で対応してほしい」と要請。午前11時になって化学消防車1台(隊員5人)を出動させた。
鎮圧後も出動指令、住民救助要請断る…原発火災で消防混乱-gooニュース

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2007年07月30日

被災地の防犯へ奉仕団が巡回

中越沖地震で被災し、無人となった住宅や店舗を狙う空き巣などの被害を防ごうと、県内から集まったボランティア団体などが連日、青色防犯パトロール車で被災地を見回っている。28日夜に参加した2団体は、倒壊した家や避難所周辺を翌朝まで巡回した。

 活動には、県警の呼び掛けに賛同した計19の自主防犯組織や自治体が交代で参加。活動時間は各団体の“やる気”に任せられているが、午後8時から午前4時が対象。来月5日まで実施する。
 28日夜、柏崎署に集合した民間ボランティア2団体の5人は、車に青色のランプを点滅させて出発。妙高市の新井青年会議所青色パトロール隊は、刈羽村周辺で路上駐車が続く道路や傾いた住宅などを慎重に見回った。
 この日は不審者や盗難などの被害はなかったが、同会議所の東條昭人さん(37)は「慣れない道なのでよく注意して回りたい」と話していた。
被災地の防犯へ奉仕団が巡回-gooニュース

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柏崎-長岡間が全面開通 中越沖地震被災の信越線

 新潟県中越沖地震から丸2週間がたった30日、地震で不通となっていた、JR信越線の柏崎(柏崎市)-宮内(長岡市)間の運転が再開され、閉鎖状態だった柏崎駅の利用が始まった。これにより、柏崎-長岡(長岡市)間が全面開通したが、当面は安全確保のため徐行運転する。信越線柿崎(上越市)-柏崎間と、越後線柏崎-吉田(燕市)間はホームや線路の損傷が大きく、復旧の見通しは立っていない。

柏崎-長岡間が全面開通 中越沖地震被災の信越線-gooニュース

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中越沖地震 エコノミー症候群健診 血栓発見30人超える

新潟県中越沖地震で避難している被災者らがエコノミークラス症候群を発症するのを防ぐための検診が28日、柏崎市と刈羽村の避難所計7カ所で行われた。3年前の中越地震では、「車中泊」が原因とみられる同症候群の疑いで3人が死亡している。この教訓から、行政当局やボランティアらが予防を呼びかけたこともあり、今回は車中泊の被災者が大幅に減少した。しかし、避難所での窮屈な生活でも発症する恐れがあり、専門家らは今後も注意が必要としている。
 平成16年10月に発生した中越地震では、地震発生後数日が経過しても、余震での住宅の倒壊などの恐れから「家の中に入れない」という被災者らが、車の中で寝泊まりする姿が多くみられた。
 車中泊の場合、長時間にわたり同じ姿勢を取り続けるため、血液中に血栓が発生しやすくなる。最悪のケースでは、血栓が血管を詰まらせてしまうエコノミークラス症候群を発症する。
 今回の中越沖地震でも、発生2日後の18日朝に柏崎市内で42台の車に58人が車中泊しているのが確認された。県は予防を呼びかけるチラシ約2万5000部を配布したこともありその後は徐々に減少、車中泊の被災者は、27日夕時点での柏崎署の調べでは確認されていない。
 しかし、車中泊だけではなく避難所での窮屈な生活でも発症の恐れがある。今回の中越沖地震発生後の19~22日の4日間、新潟大の医師を中心とする対策チームが柏崎市内の避難所で超音波検査を実施したところ、400人のうち26人が同症候群の目安となる脚の静脈に血栓が見つかっている。
 柏崎市内などで28日に行われた、エコノミークラス症候群の検診には被災者ら242人が受診し、8人から血栓が見つかった。検診は29日も行われる。
 新潟大の榛沢和彦医師は「車中泊の人だけでなく、避難所生活でもどんどん疲れがたまる時期。こまめに水分をとったり、体を動かして予防に努めてほしい」としている。

中越沖地震 エコノミー症候群健診 血栓発見30人超える-gooニュース

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2007年07月28日

地震で高齢者の入所が増加 被災地施設、定員の1・5倍

 新潟県中越沖地震で被災した柏崎市で、介護が必要なお年寄りの施設への入所希望が相次いでいる。市内の短期入所施設は9カ所、定員は計244人だが、地震後は常時定員の1・5倍ほどの人が入所。地震のショックや避難所での生活で体調を崩す人が多いためだが、施設側も十分な介護ができない状態で、悩みは深い。同市には、65歳以上の高齢者が約2万4100人、要介護認定の人が約4200人いる。

地震で高齢者の入所が増加 被災地施設、定員の1・5倍-gooニュース

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被災ペットの「仮設住宅」完成 長岡市

 新潟県中越沖地震で被災したペットたちの「仮設住宅」が27日、被災地から約30キロ離れた同県長岡市の中越動物保護管理センターに完成した。県獣医師会などでつくる新潟県中越沖地震動物救済本部が建て、避難生活を送る飼い主から預けられた11匹の小型犬と2匹の猫が「入居」した。
 建物は広さ8畳ほどのプレハブで、冷房、ガス、水道付き。犬や猫たちが入ったカゴが室内に並べられている。

被災ペットの「仮設住宅」完成 長岡市-gooニュース

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2007年07月27日

<中越沖地震>備蓄食糧千人分…地震当日、避難所に届けず

 新潟県中越沖地震が起きた今月16日、柏崎市が同市西山町(旧西山町)の倉庫に備蓄していた約1000人分の食糧を、当日は被災者に一切配っていなかったことが26日分かった。このため同町の避難所の約2400人に食べ物が行き渡ったのは、16日午後11時過ぎだった。市西山町事務所は「備蓄食糧があると知らなかった。もし把握していても、本庁の指示がなく配れなかったはず」と説明。備蓄を管理する本庁の担当者は「事務所が独自に対応してもよかった」と反論している。
 市防災・原子力課によると、市は同事務所が管轄する西山町の住民向けに、事務所近くの倉庫に缶入り乾パン約1000食分を保管。しかし同事務所は町内12カ所の避難所に、地震後すぐに届けていなかった。間もなく備蓄に気付き、17日以降に配ったという。
 同町の16日夜の避難者は約2400人。約250人の避難者がいた同町の南部コミュニティセンターに食べ物が届いたのは午後11時ごろで、本庁から事務所経由で送られた救援物資だった。民間団体が同8時半ごろ、水とおにぎりを高齢者や子供に優先的に配ったが、大半の人には行き渡っていなかった。家族と避難した会社員の男性(50)は「いつ食べ物が届くのか情報がなく、不安なまま過ごした。備蓄があったのなら届けてほしかった」と話した。
 西山町は05年5月に柏崎市と合併している。合併前の04年の中越地震は夕方に発生したが、同町ではその日の夜に約230食分の炊き出しがあった。町が農協と連携し、スムーズだったという。元町幹部は「合併により、以前のような独自の判断や対応が難しくなった」と指摘する。
 都市防災に詳しい長岡造形大学の平井邦彦教授(63)は「中越地震後に進んだ『平成の大合併』の影響で、人口が多く力の強い自治体に裁量権や権限が集中。周縁部では、予算措置を伴う決断などが難しくなっている。地震などの緊急時にこそ、各地域の判断で機敏な対応ができるシステムをつくる必要がある」と話している。

<中越沖地震>備蓄食糧千人分…地震当日、避難所に届けず-gooニュース

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柏崎市、予算確保しながら災害用医薬品を発注せず

 新潟県中越沖地震で被災した柏崎市の災害用備蓄医薬品のほとんどが期限切れだった問題で、市が医薬品などの買い替え費約80万円を今年度当初予算に確保していながら、発注しないまま震災に遭っていたことが26日、わかった。
 備蓄担当の市防災・原子力課によると、少なくとも2002年以降、備蓄医薬品の使用期限の確認を怠り、06年夏、期限切れに気付いたが、「緊急に必要なものではない」として買い替えを見送った。
 今年3月末、今年度予算に買い替え費を確保した後、医薬品などの種類や量について、市医師会などに相談して購入リストを作成。今月9日には業者の見積書も出来上がって、発注するだけになっていた。

柏崎市、予算確保しながら災害用医薬品を発注せず-gooニュース

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原発運転再開まで最低1年か

 中越沖地震で柏崎刈羽原発6号機の大型クレーンが破損した問題で、東京電力は25日、今後の詳細な点検や安全性を確認するめどが立たず、作業が大幅に遅れることを公表した。経済産業省原子力安全・保安院は25日、中越沖地震に伴う東京電力柏崎刈羽原発のトラブルを受けて設置する調査・対策委員会の委員長に班目春樹東大教授を充てることを決めた。県や柏崎市、刈羽村からも委員の参加を求め、来週中にも初会合を開く。
 対策委は、経産相の諮問機関の総合資源エネルギー調査会に設置。耐震や地質、危機管理の専門家ら約20人で構成する。国の調査対策委員長に内定した班目春樹東京大教授は「運転再開には少なくとも1年はかかる」との見通しを明らかにした。
 原発の心臓部であり、地震による損傷が懸念されている炉心の点検にはクレーンが不可欠で、炉心点検作業は当初予定の8―9月からさらに遅れる見通し。同原発の残る6基の点検も26日から始まり、新たな破損が見つかる可能性もあるため、被害の全容確認は早くとも秋以降になることが必至の情勢だ。

原発運転再開まで最低1年かーgooニュース

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2007年07月26日

不足する救援物資不足 衣類にコンロ…届かぬニーズ 中越沖地震

新潟県中越沖地震の被災者に全国から届けられた救援物資の受け入れと、被災者らへの支給にミスマッチが生じている。3年前の中越地震の際に救援物資が殺到し混乱したことから、柏崎市災害対策本部が受け入れを制限したために需要が高い衣類が不足しているほか、ガスの復旧が遅れているため要望の多い卓上用ガスコンロの支給も高齢者に限定されている。被災者のニーズとマッチしない“お役所的発想”に被災者から不満の声も出始めた。
 中越地震では、個人から古着などの救援物資が殺到。倉庫の確保や仕分けに追われたため、災害対策本部は地震発生翌日の17日から、個人の救援物資の受け入れを中止。団体からも食料などに限定した。混乱回避のための受け入れ制限だったが、必要な物資が不足する事態になっている。
 暑さに加え、洗濯も容易にできない中で、被災者らからは「着替えさえあれば」との声がもれる。だが、需要の多い衣類はTシャツ600枚、下着はわずか66枚しか受け入れておらず、被災から10日近くがたち、被災者らへの支給はほとんどない。
 市地域防災計画(震災対策編)には、下着や衣類は支給すべき生活必需品目と明記されているが、山田秀商工振興課長は「今回は衣類を欲しいという声が被災者から上がってこなかった」と説明し、被災者側の要望との乖離(かいり)をみせている。
 柏崎市内ではガスの復旧が大幅に遅れる見通しの一方、水道は復旧しつつあり卓上用ガスコンロがあれば自炊可能な地域もある。対策本部では、災害用に卓上用ガスコンロ約5000台とボンベ約1万3000本を保管。外出できない高齢者らにはコンロの支給を始めたが、山田課長は「一般家庭はスーパーなどで買ってほしい」と支給を制限している。
 柏崎小学校でコンロとボンベをボランティア団体から支給された尾崎マツノさん(68)は「水が出れば、コンロで自炊できる。市がコンロを備蓄しているのであれば支給すべきなのに」と不満を漏らす。同小に常駐する災害ボランティア団体「Vネットぎふ」の川上哲也理事長(44)は「市が積極的に動かず、コンロを提供しようとするわれわれを制限しようとする。こんな行政は初めて」とため息をついている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070726-00000915-san-soci

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信越線が一部運転再開へ 震災復旧、30日始発から

 JR東日本は25日、新潟県中越沖地震で不通となっていた、JR信越線の一部区間で、30日始発から運転を再開すると発表した。運転を再開するのは、柏崎(同県柏崎市)-宮内(長岡市)間。地震でゆがんだレールを交換するなどの復旧作業を行った。これにより柏崎-長岡間が全通し、柏崎市住民は鉄道で東京まで再び結ばれることになる。

信越線が一部運転再開へ 震災復旧、30日始発から-gooニュース

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被災者が乗用車内で練炭自殺 柏崎

25日午前9時50分ごろ、新潟県柏崎市番神1丁目の柏崎港砕石置き場で、止まっていた軽乗用車内に同市内の会社員男性(49)が横たわっているのを、同砕石置き場の作業員が発見し、110番通報した。柏崎署によると、男性はすでに死亡しており、車内に「すみません」と書かれた紙が残されていたという。同署は自殺とみている。
 調べでは、男性は一人暮らしで、自宅は中越沖地震で被災していた。車内には練炭が残されており、死後数日とみられるという。

被災者が乗用車内で練炭自殺 柏崎-gooニュース

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2007年07月25日

地震のストレスに要注意「たこつぼ心筋症」患者3人が発生

 新潟県中越沖地震の被災地で、精神的ストレスで発症しやすい心臓病「たこつぼ心筋症」の患者が3人発生したことが25日、相沢義房・新潟大医学部教授(循環器内科)の調べでわかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070725-00000407-yom-soci

 2004年の中越地震直後にも多数の患者が発生しており、相沢教授は「息苦しさや鈍痛など胸に異常を感じたら、すぐ循環器専門医の診断を受けてほしい」と注意を呼びかけている。

 たこつぼ心筋症は、心臓から血液を送り出す際、左心室の下部がふくらんだまま収縮しない病気で、左心室がたこつぼのような形にみえる。血流不足で胸の痛みや圧迫感が続く。約1か月ほど入院して安静にしていれば治るのが普通だが、原因がわからない突然死の中に、たこつぼ心筋症が含まれる可能性も指摘されている。

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<中越沖地震>軟弱地盤に集中 なぎさ現象で被害拡大

 中越沖地震で柏崎市中心部に大きな被害が出たのは、硬い岩盤で反射された波が軟弱地盤に集中する「なぎさ現象」が起きたためとする調査結果を24日、新潟大災害復興科学センターがまとめた。なぎさ現象は芸予地震(01年)などでも起きたとされ、同センターは「地下構造の分析に基づく防災対策が必要」と訴えている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070725-00000012-mai-soci

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刈羽・小千谷・出雲崎の3市町村、災害用医薬品備蓄せず

 中越沖地震で被災し、災害救助法の適用を受けた新潟県刈羽村、小千谷市、出雲崎町の3市町村で災害用医薬品を備蓄していなかったことが24日、わかった。3市町村の地域防災計画には備蓄の規定がなく、県などからの提供に頼る体制だったが、今回の地震では交通の混乱などで県からの医薬品の到着が遅くなったケースもあった。最大被災地の柏崎市では、災害用備蓄医薬品のほとんどが使用期限切れだったことがわかっており、自治体の災害への備えが問われる。
 死者1人の刈羽村では、毛布や敷マットを備蓄していたが、医薬品や食料品は備えていなかった。同村は「中越地震の時は村内外から医薬品や食料品が即座に届けられた経緯もあり、村単独で備蓄する必要はないと考えている」としている。

刈羽・小千谷・出雲崎の3市町村、災害用医薬品備蓄せず-gooニュース

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2007年07月24日

柏崎市の水道全面復旧、7月末に延期…予想超す損傷

新潟県柏崎市災害対策本部は24日、断水している市内の水道について、これまで25日としていた全面復旧のめどを7月末に延期した。

対策本部は「予想以上に管路が損傷しており、今後も損傷か所が増えると見込まれる」としている。
市ガス水道局は、ダムの原水を引く導水管と浄水場の修理を終えた後、各家庭へ水を送る配水管の復旧に本格的に着手した。しかし、市街地で老朽化した配水管の破断個所が多く見つかり、工事が難航している。

柏崎市の水道全面復旧、7月末に延期…予想超す損傷ーgooニュース

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県外ボランティア募る 中越沖地震被災地

新潟県中越沖地震の発生から二十三日で丸一週間を迎え、現地では家の片付けや避難所の環境整備など、ボランティアの支援を求める要望が増えている。被害が大きかった同県柏崎市の市災害ボランティアセンターは、当初は制限していた県外からのボランティアの受け入れを始めた。
マイカーでの被災地入りは渋滞の原因となり、復旧作業を妨げるため、同センターは公共交通機関の利用を呼び掛ける。新潟県は二十九日まで、新潟市、長岡市などから専用のボランティアバス(無料)を運行する。

県外ボランティア募る 中越沖地震被災地-gooニュース

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4割が「危険」「要注意」 中越沖地震被災で調査

新潟県中越沖地震で、被害の大きかった柏崎市と刈羽村で行われた家屋の「応急危険度判定」の結果、全体の42%に上る1万2080棟が「危険」「要注意」と診断されていたことが24日までの柏崎市と刈羽村のまとめで分かった。多くの家屋で耐震補強工事や建て替えも必要になるとみられ、あらためて被害の大きさが浮き彫りとなった。

4割が「危険」「要注意」 中越沖地震被災で調査-gooニュース

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備蓄医薬品ほとんど使用期限切れ、柏崎市が確認怠る

新潟県中越沖地震で大きな被害の出た柏崎市で、市が地震など災害時用に備蓄している医薬品のほとんどが、2006年までに使用期限を過ぎていたことが23日、わかった。

市は少なくとも02年以降、中越地震(04年10月)を経験した後も確認を怠り、昨夏に期限切れが判明した後も買い替えず、事実上、放置したままだった。今回の地震発生直後、避難所から医薬品を求められても応じられなかった。

備蓄していた医薬品は、避難所などに配るためのもので、昨夏、備蓄物資を担当する市防災・原子力課(当時・防災課)の職員が、備蓄品の在庫を長い間調べていないことに気付き、調査して期限切れが判明した。

備蓄医薬品ほとんど使用期限切れ、柏崎市が確認怠る-gooニュース

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柏崎の小中5校6棟を使用禁止に、要注意も15棟…文科省

文部科学省は23日、新潟県中越沖地震で被災した柏崎市内の小中学校15校計46棟を対象に行った建物の危険度判定調査で、小中学校5校6棟について「使用禁止にすべき」と判定したと発表した。
この6棟は避難所としては使われておらず、同市教委は立ち入り禁止の処置をとったという。

調査は今月18~20日、市内の全小中学校39校のうち、被害が大きかった小学校10校と中学校5校で実施された。文科省と新潟大から派遣された建築技術の担当者が、余震で倒壊や天井落下などの危険性がないかを調べた結果、地震による地盤沈下で建物が傾いていたり、天井落下の危険があったりするとして、体育館や倉庫、渡り廊下の計6棟を使用禁止と判定。このほかに、速やかに安全対策をとる必要がある「要注意」の建物も15棟あった。

柏崎の小中5校6棟を使用禁止に、要注意も15棟…文科省-gooニュース

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中越沖地震の死者11人に 柏崎市の工場で爆発事故

新潟県中越沖地震の直後に同県柏崎市の「シモダ産業」鋳物工場で爆発事故が発生、重傷のやけどを負って病院に収容されていた社員の富松君夫さん(47)が23日午後、死亡した。柏崎市災害対策本部は事故が中越沖地震とほぼ同時に起きたことから、富松さんを地震による死者と認定。地震の死者は11人となった。地震で工場に堆積していた粉じんが舞い上がり、何らかの原因で発火、爆発した可能性があるという。

中越沖地震の死者11人に 柏崎市の工場で爆発事故-gooニュース

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2007年07月23日

地震被災者に不審電話 「30万円で屋根覆い」と訪問も

新潟県中越沖地震の被災者の自宅に不審な電話がかかってきたり、「業者」を名乗る人物が訪ねてきたりして、住民の間に不安が広まっている。柏崎市内で男が「30万円で屋根にブルーシートをかけてやる」と訪問してきたケースもあったという。県警は、被災者を狙った詐欺や悪徳商法の可能性もあるとみて調べている。
「市のものですけど……」。20日午後3時ごろ、柏崎市西本町の荻原イヨ子さん(76)の自宅に1本の電話があった。男は「市のどなたですか」との問いかけには答えず、「お宅は築何年くらい?」と尋ねてきた。荻原さん宅はすでに市の調査を終えていたため不審に思い、「答えなくてはいけませんか」と返すと、電話は切れた。

地震被災者に不審電話 「30万円で屋根覆い」と訪問も-gooニュース

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中越沖地震被害額1兆数千億

 中越沖地震で、県は23日、間接被害などを含めた推計被害額が1兆数千億円に上るとの試算をまとめた。

 道路、公共施設などの被害が数百億円規模。このほか、23日時点で960棟が全壊している住宅被害、農地の被害、東京電力・柏崎刈羽原発のトラブルによる観光や農林水産業への風評被害額なども含めて試算した。

 泉田裕彦知事は近く上京する予定。この推計被害額を元に、復興基金の設立をはじめとした財政支援を安倍晋三首相ら政府関係者に要望する方針だ。

 2004年10月の中越地震では、県は発生直後、推計被害が3兆円になるとの試算をまとめている。


新潟日報2007年7月23日

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東電、柏崎刈羽原発へのIAEA調査団受け入れ=保安院

経済産業省原子力安全・保安院は、新潟県中越沖地震で被害を受けた東京電力の柏崎刈羽原発への国際原子力機関(IAEA)による調査を受け入れる方針を決めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070723-00000006-reu-bus_all

調査団の受け入れ時期や調査内容については、今後、IAEAと協議する。

IAEAは19日、調査団の派遣を政府に打診。日本側も情報共有の観点で国際協力は重要だとして受け入れを決めた。IAEAの調査団については、新潟県が早期受け入れを求める要望書を経産省などに提出していた。

保安院によると、日本の原子力施設で発生したトラブルにより、IAEAの調査団を受け入れるのは1999年に茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」で起きた臨界事故以来となる。

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2007年07月22日

地震で原油パイプライン破断

 中越沖地震発生直後、石油資源開発(本社東京)の送油パイプラインが刈羽村で破断して原油が噴き出し、周辺の水田に被害が出ていたことが22日までに分かった。出穂期を前にして水稲は黄色く枯れ、水田所有者は「田んぼは長期間、使えないかもしれない」と不安を漏らしている。

 同社によると、柏崎市吉井で採掘した原油を長岡市雲出町まで送る約24キロのパイプラインが同村大塚地区の1カ所で破断し、原油が飛散。近くの水田約210アールに被害が確認された。飛散した油量は不明だが、同社では吸着マットで水田に浮いた油を吸い取り、水路から油が流れ出ないように対策を実施。さらに被害を受けた水田所有者や耕作者七人に謝罪し、今後、被害範囲を確定した上で補償するという。

 水田約60アールが被害を受けた同村の自営業男性(49)は「現場を見たときはショックだった。果たして今後も米を作れるのかどうか」と、うつむきながら話していた。

新潟日報2007年7月22日

投稿者 tanaka : 18:12 | コメント (0) | トラックバック

住民向け放射線監視情報配布

 県と柏崎市、刈羽村は22日、中越沖地震による東京電力柏崎刈羽原発の放射能漏れについて、「健康への影響はない」などとする放射線監視情報を発行し、3万7400部を新聞折り込みや避難所を通じて住民に配布した。

 県原子力安全対策課によると、配布は放射能漏れに対する住民の不安解消が狙い。マスコミ向けの発表資料を20日に避難所に配布したが、「分かりにくい」との声が寄せられたため、新たに住民向けに発行した。

 第1号では、同原発7号機からヨウ素などが漏れた件について、放出時期や濃度、県の放射線監視態勢などを説明している。今後も必要に応じて発行する。

新潟日報2007年7月22日

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IAEAに非協力の政府批判

 中越沖地震による東京電力柏崎刈羽原発のトラブルで、泉田裕彦知事は21日、「国民全体が安心できる状況にならなければ運転再開はできない。国際機関から評価を受けることが必要だ」と述べ、同原発への国際原子力機関(IAEA)の調査団派遣を早急に受け入れるべきだとの認識を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070722-00000023-jij-soci

 調査団派遣をめぐっては、政府が受け入れを当面見送る意向をIAEA側に伝えているが、泉田知事は「受け入れを留保すれば、何かおかしいことがあるのでは、と誤解を生む」と政府の対応を批判。「一刻も早く受け入れ、世界に現状を見てもらう必要がある」と語った。

 同原発では、2年前にIAEAから安全管理状況の調査で「防火の専門組織がない」と改善を求められながら、専門組織を設置しなかったことが判明している。


新潟日報2007年7月22日

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新潟県中越沖地震 ガス一部で復旧

新潟県中越沖地震で供給が止まっていた柏崎市内のガス供給が21日、市立瑞穂中学校や中鯖石地区など計216件で再開された。
 同市ガス水道局は、県外から応援を得て復旧作業に当たっているが、同局の都市ガス供給を受けている残り約3万2000戸の全面復旧のメドは立っていない。

 同市加納の主婦(57)は「コックをひねって火がついた瞬間、本当に信じられないくらいうれしかった。あつあつのきつねうどんと焼きシャケ、肉も焼きました。震災後、一番にぎやかな食事になりました」と喜んでいた。

新潟県中越沖地震 ガス一部で復旧-gooニュース

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新潟県中越沖地震 仮設住宅着工へ 26日手続き開始

柏崎市は21日、新潟県中越沖地震で自宅が倒壊するなどして、住居として使用できなくなった被災者向けの仮設住宅の申し込みを26日から始めることを決めた。週明けから着工する。

 仮設住宅は市内23カ所に分散して建設され、旧市街地域に378戸、郊外地域に455戸、計833戸を予定している。

新潟県中越沖地震 仮設住宅着工へ 26日手続き開始-gooニュース

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断水なお2万4000世帯、中越沖地震発生から1週間

新潟県中越沖地震は22日、発生から1週間を迎えた。

被害の大きかった柏崎市と刈羽村では水道の復旧が遅れ、21日になっても柏崎は4割ほどが開通しただけで約2万2800戸が断水している。刈羽も全戸の1300戸余で水が止まっている。

避難所にいる人はピーク時の5分の1に減ったが、今も3000人以上いる。断続的に降り続く雨や余震で土砂崩れなどの恐れがあり、柏崎市山本地区の34世帯81人に新たに避難勧告が出されるなど避難指示・勧告は143世帯322人に上る。
水道については、柏崎市は25日の復旧を目指すが、ダムから浄水場に水を送る最上流部の導水管3本のうち2本が損傷し、応急措置が必要となって作業が遅れている。刈羽村では水道管の破損個所が多く、復旧のめどは立っていない。両市村とも、ガスは一部を除いて止まり、JR信越線も被災地周辺で不通のまま。

断水なお2万4000世帯、中越沖地震発生から1週間-gooニュース

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2600人がなお避難生活 中越沖地震

 今も避難所生活を強いられているのは約2600人。降雨の影響で、柏崎市内の143世帯322人に新たな避難指示・勧告が出された。

2600人がなお避難生活 中越沖地震-gooニュース

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中越沖地震:損壊家屋1万棟超す 重軽傷者1770人に /新潟

中越沖地震の発生から6日目の21日、柏崎市の重軽傷者が新たに476人増え、全体で1770人に達したと県が発表した。同市の職員が住民に聞き取り調査した結果分かったもので、今後さらに膨らむ可能性もある。また、損壊した家屋数も1万棟を突破し、被害の甚大さを改めて見せつけた。【松本信太郎】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070722-00000084-mailo-l15

県災害対策本部によると、柏崎市は地震直後から各戸を回って住民一人一人に調査を実施。「大きなけがではない」と市に届け出ていなかった人から申告を受け、数が一気に増えたという。損壊家屋は専門家らの応急危険度調査の結果、新たに2268棟あったことが判明し、1万575棟に達した。
 一方、中越地方は昼まで、前日からの雨が降り続き、柏崎市災害対策本部は午後1時、土砂崩れの恐れが高まったとして同市番神の1世帯2人に避難指示を、同1時半には同市山本の34世帯81人に避難勧告を相次いで出した。住民は警察官の誘導を受けて近くの避難所へ移動。これで、同市内で避難指示・勧告を受けたのは141世帯315人。中越全体では143世帯322人となった。
 ◇自宅で作業中に転落、男性骨折--柏崎
 21日午後5時55分ごろ、柏崎市米山台で、男性会社員(47)が地震で亀裂の入った自宅脇ののり面にブルーシートをかけようとした際、誤って足を滑らせ、約2メートル下の隣家敷地内のコンクリート面に転落。右ほお骨を折るなどの重傷を負った。
 柏崎署の調べでは、のり面は直角に近い急こう配。雨は降っていなかったが、地面はぬれていたという。

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中越沖地震:国道8号、あすにも復旧 長岡で寸断、1週間ぶりに /新潟

中越沖地震による大規模な土砂崩れで寸断されていた長岡市大積千本町の国道8号が23日にも開通する。県内を南北に結ぶ大動脈が1週間ぶりに復旧する。
 国交省北陸地方整備局によると、現場では約100人が24時間態勢で作業に従事。開通後は対面2車線通行となる。
 これにより、寸断に伴う応急措置として取られている関越自動車道の長岡IC(インターチェンジ)―北陸自動車道・能生IC間の無料通行サービスも近く終了するという。【松本信太郎】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070722-00000086-mailo-l15

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長引く避難所生活、「プライバシーほしい」の声広がる

新潟県中越沖地震による避難所生活が長引く中、プライバシーの確保が課題になってきた。

 「人目を気にせず着替えを」「家族水入らずで過ごしたい」といった要望が増えており、行政やボランティア団体などが“個室”づくりに乗り出している。「エコノミークラス症候群」=肺塞栓(はいそくせん)症=の引き金になりかねない車中泊を選択する理由も、多くはプライバシー。個室の提供で、関連死を防止する効果にも期待が集まっている。

 21日時点の避難所数は70か所。120か所、1万2000人を超えたピーク時より大幅に減ったものの、なお3054人が避難している。避難所生活が長引くにつれ、意識され始めたのは共同生活の不自由さ。特に、「人の視線を気にせずに過ごしたい」(70歳代女性)、「着替えのためについたてのようなものがあれば」(小6女児)、「仮設トイレの中で着替えをしているが、狭くて大変」(70歳代女性)といったプライバシーを気にする声が多い。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070722-00000002-yom-soci

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すすけた変圧器、段差あちこち=柏崎刈羽原発を公開-地震後初・東京電力

東京電力は21日午後、新潟県中越沖地震で変圧器火災や放射能漏れなど多くのトラブルが起きた柏崎刈羽原子力発電所(柏崎市、刈羽村)の内部を報道陣に公開した。同原発敷地内の公開は地震後初めて。
 地震直後に変圧器火災が起きた3号機。変圧器は高さ約6.7メートルのパイプ形状で、建物の外壁に4基取り付けられ、うち1基が燃えた。変圧器の3号機建物側の部分と建物の一部が真っ黒にすすけており、変圧器から漏れ出た絶縁油のガソリンに似たにおいが鼻を突く。地面が約40センチ陥没したため、変圧器と建物内のタービンをつなぐパイプがぐにゃりと折れ曲がっている。
 放射能を含む水が海に流れ出た6号機の中3階と3階では、水が上階から伝わり落ちた廊下の床に、約2メートル四方のピンク色のビニールシートが敷かれていた。下の階に漏れないようにするためといい、周囲には鉄柵が置かれ、人が近づかないようにされていた。同原発の男性職員は「現在は流れ出た水は海には放出されず、地下のビニールプールにためられており安全です」と強調した。
 敷地内のアスファルト道路には、地割れによる10センチほどの段差があちこちに見られ、芝生がめくれ上がった部分もあった。1号機軽油タンク付近の駐車場入り口では、最大約1メートル60センチも陥没。アスファルト下の砂地部分があらわになり、駐車したトラックが動かせない状態になっていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070721-00000089-jij-soci

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2007年07月21日

避難所体育館の耐震性「要注意」、97人が移動へ…柏崎

 中越沖地震で避難所となっていた柏崎市立日吉小学校体育館で基礎部分の柱が地面から浮き上がっているのが見つかり、市災害対策本部は21日、床が抜け落ちる可能性があるとして避難所の閉鎖を決めた。

 避難者97人(同日午前7時現在)には、近くの避難所へ移動するよう要請した。

 文部科学省が被災地の教育施設を対象に行った耐震構造調査で、要注意と判定された。耐震性の問題で避難所が閉鎖されるのは、中越沖地震では初めて。

 日吉小体育館は1985年の建築。文科省は、地震後に市内39の小中学校のうち、耐震性が低い可能性がある15校で調査をしていた。

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20070721i104-yol.html?fr=rk

投稿者 katayama : 16:39 | コメント (0) | トラックバック

2007年07月20日

県外ボランティア殺到で“渋滞”、柏崎市が異例の自粛要請

新潟県中越沖地震で大きな被害を受けた柏崎市には、災害ボランティアを希望する人たちが延べ1000人以上集まり、さばき切れない事態になっている。
 市災害ボランティアセンターは、週末の21、22日、希望者に被災地に入るのを自粛するよう、被災地としては異例の要請をしている。

 センターによると、17~20日の4日間にボランティアを希望したのは延べ1268人。これに対し、倒壊家屋の片づけ、救援物資配送など被災者らからの作業依頼数は計175件。センターの試算によると、約4割の希望者に仕事が回らないこともあるという。希望者は17日の129人から徐々に増え、20日には336人、週末は1日で1000人を超える人が集まるとみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070720-00000013-yom-soci

投稿者 kasai : 22:19 | コメント (0) | トラックバック

おにぎりなど救援物資の食料品、大量に余って廃棄処分

中越沖地震で、救援物資が全国から集まっている被災地・柏崎市の市災害対策本部(柏崎市役所)で、おにぎりなど消費期限が短い食料品が大量に余り、廃棄処分されている。

 自衛隊などの炊き出しが充実してきて、その分要望が減ったとみられる。対策本部は「せっかくの善意なのに誠に残念。早く改善したい」と話している。
 救援物資は地震発生直後から寄せられたが、水や食料品の割合が圧倒的。中でも保存の効かないパンやおにぎりが中心で、20日までに計10万食以上が製造会社やスーパーなどから届けられている。
 しかし、自衛隊とボランティアによる炊き出しが充実するに従って、作りたての食事に人気が集まり、出来合いの食品への要望が徐々に減少。配布する人手の不足もあり、18日ごろから倉庫などにおにぎりや弁当が余りだしていた。

おにぎりなど救援物資の食料品、大量に余って廃棄処分-gooニュース

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地震被災地にボランティア続々、累計で1000人に

新潟県中越沖地震の被災地に、続々とボランティアが駆けつけている。

 21日からは週末を利用したボランティアの急増が予想されるため、県が新潟市や長岡市などから被災地までのバス運行を計画するなど、地元では受け入れ準備を急いでいる。

 県、県社会福祉協議会などで作る災害救援ボランティア本部によると、17~19日に、柏崎市などの被災地に入ったボランティアは累計で約1000人に上る。

 柏崎市ボランティアセンターには19日現在で約1000人が登録しており、週末にその多くが現地入りすると予想。刈羽村は200人程度と見込む。

 過去に大地震を経験した人たちも、「あの時の恩返しを」と動き出した。

地震被災地にボランティア続々、累計で1000人に-gooニュース

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柏崎市沿岸部が北西に17cm移動、国土地理院が修正

 国土地理院は19日、新潟県中越沖地震で、柏崎市沿岸部が北西方向に約17センチ、出雲崎町が北東方向に約14センチ移動したと発表した。

 全地球測位システム(GPS)の観測データや現地調査の結果を踏まえ、地震直後の16日に発表した暫定値を修正した。

柏崎市沿岸部が北西に17cm移動、国土地理院が修正-gooニュース

投稿者 kasai : 21:43 | コメント (0) | トラックバック

物資、避難所止まり 被災者宅に届かず 中越沖地震

新潟県中越沖地震で被災した柏崎市は19日、食料以外の救援物資の受け入れを一時的に断ることを決定した。物資を保管する体育館などがすべて満杯になったためで、避難所にもペットボトルの水が所狭しと並ぶ。一方で避難所から離れると、物資が行き渡っていない実情がある。

 柏崎市によると、地震発生から約24時間以内に集まった支援物資は水などの飲料水18万本、おにぎり2万8000個、ブルーシート1万4000枚など。それらは他自治体からの応援組によって避難所に運ばれていった。

物資、避難所止まり 被災者宅に届かず 中越沖地震-gooニュース

投稿者 kasai : 09:01 | コメント (0) | トラックバック

新潟・柏崎市と刈羽村で震度3の地震

新潟・柏崎市と刈羽村で震度3の地震(読売新聞) - goo ニュース

20日午前1時52分ごろ、新潟県中越地方を震源とする地震があり、同県柏崎市と刈羽村で震度3を観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4・2と推定される。この地震による津波の心配はないという。

投稿者 jmjp : 02:12 | コメント (0) | トラックバック

暑さ・寝不足、高齢者ら体調崩す…31人避難所から病院へ

新潟県中越沖地震で4000人以上が避難生活を送る柏崎市、刈羽村では、19日までに体調不良を訴えた高齢者ら31人が避難所から病院に運ばれた。

 市災害対策本部は、集団生活のストレスなどで心臓に負担がかかるケースを心配して、自動体外式除細動器(AED)の配備を急ぐ。さらに今夏一番の暑さとなった19日には、飲料水などを冷やすための氷柱を届けるなど様々な対策に追われている。

 柏崎市消防本部によると、避難所から病院に運ばれた住民31人のうち、65歳以上の高齢者が22人を占めた。74歳の女性は発熱や寒気、73歳の男性は手足にしびれが出るなど、訴える症状は様々だという。19日も、1人が運ばれた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000314-yom-soci

投稿者 katayama : 01:58 | コメント (0) | トラックバック

2007年07月19日

中越沖地震 柏崎市の保管施設満杯 救援物資の停止を!

新潟県中越沖地震で、柏崎市災害対策本部は19日、企業や団体からの水や衣料などの救援物資の受け入れを当面ストップすることを決めた。物資の保管場所不足と避難所への供給作業が追いつかないのが理由。同本部は「支援は大変ありがたいが、既に水などの物資は十二分に足りている」と話している。水以外の食糧については、受け入れを継続する。
 市によると、16日の地震直後、各地からペットボトル入りの水をはじめとした救援物資が届き、19日現在、市内の体育館などの一時保管所8施設が満杯になった。既に給水車が避難所を回り、25日に水道が復旧するめどが立っているが、まだ水は大量に送られてくるという。一時保管場所への荷降ろし作業や、避難所への供給作業の人員確保も追いついておらず、市は19日、陸上自衛隊に搬出作業の協力を依頼した。個人からの救援物資については、品目を問わず受け入れていない。【伊藤直孝】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000017-maip-soci

投稿者 katayama : 18:16 | コメント (0) | トラックバック

柏崎市の要援護者リスト、地震発生時ほとんど機能せず

新潟県中越沖地震で大きな被害の出た同県柏崎市は、一人暮らしの高齢者をリストアップした災害時要援護者名簿を今年3月に作成したのに、安否確認や避難支援の仕方を決めていなかったために地震発生時にほとんど機能していなかったことがわかった。

 市職員が電話で安否を確認しているが、多くの高齢者がすでに避難所に移るなどして、台帳に登録された2687人のうち、18日までに連絡がついたのは2割強の629人にとどまる。

 要援護者名簿は、同市介護高齢課が、住民基本台帳から、65歳以上の一人暮らしの高齢者をリストアップした。住所、年齢、電話番号、要介護認定の状況などが書かれており、市内の死者9人のうち4人も掲載されていた。市は、作成した名簿を全12地区計209人の民生委員に配布しただけで、災害発生時にどんな方法で安否を確認し、避難所に誘導するかなどを決めていなかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000003-yom-soci

投稿者 katayama : 18:13 | コメント (0) | トラックバック

避難女性、エコノミー症候群の兆候 被災者ケア急務

 新潟県中越沖地震の発生から18日で3日目を迎え、避難所生活をおくる被災者の間にストレスや疲労の影響が出始めている。長時間同じ姿勢で血栓ができ死亡に至ることもある「エコノミークラス症候群」の兆候とみられる足の静脈血栓を発症した70歳代の女性もいる。この日は、専門医が避難所の回診を始め、「心のケア」の専門医療チームも被災地に入った。
新潟大医学部などによる「エコノミークラス症候群対策合同医療チーム」が18日、柏崎市内の小中学校など4カ所の避難所を回り、検診を始めた。5人の静脈血栓を見つけたが、そのうち3人の血栓は地震発生以前のもので、1人は時期が不明だった。

避難女性、エコノミー症候群の兆候 被災者ケア急務-gooニュース

投稿者 kasai : 08:37 | コメント (0) | トラックバック

中越沖地震 死者10人に スポーツ万能、散歩中の悲劇

新潟県中越沖地震で被災した同県柏崎市で18日、倒壊した寺のがれきからまた1人、お年寄りの遺体が発見された。10人目の死者は、地震直前に散歩に出かけたまま行方不明になっていた同市鏡町の猪俣孝(76)さん。死因は圧死だった。震災3日目の悲報に、無事を祈り続けた知人らは肩を落とした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000080-san-soci

 猪俣さんは地震発生の約30分前、いつものように散歩に外出。そのまま帰らず、県警などが捜索を続けていた。

 18日午後5時過ぎ、「地震発生直前に、(寺の)墓地に入っていく男性を見た」との情報があり、県警と消防が倒壊した本堂の下を捜索。投光車2台で現場を照らし、約40人が作業に当たった。

 「発見、発見」。午後7時50分ごろ、人の足が出ているのが見つかり、慎重にがれきを取り除いていったが、その場で死亡が確認された。

 高校の体育教師だった猪俣さんは、退職後もゴルフやスキー、軟式テニスで汗を流すスポーツマンだった。高齢者対象の「マスターズ陸上」にも毎年のように出場。地元スキー連盟の副会長も務めていた。

 同じく今回の震災で亡くなった飛田利夫さん(82)とは、体を鍛えるため一緒に散歩をする仲だったという。近所の住民によると、猪俣さんは昔、倒壊現場となった円通寺近くに住んでいたことがあり、寺付近が散歩コースだったという。

 猪俣さんと60年来の友人という市内の無職、布施俊雄さん(77)は、「まっすぐで、一生懸命な男だった。スポーツが好きだったので、行方不明と聞いても元気でいると期待していた。残念だ」と話した。

 布施さんが最後に会ったのは8日。「最近どうだい」と声をかけたら、「左ひざを痛めて最近はもっぱらウオーキングだ」と話していたという。布施さんは、地震のあった16日はゴルフに行った。「あの日はたまたま猪俣さんを誘わなかった。誘っていたら状況は変わっていたかもしれない…」と唇をかんだ。

 「体育の先生らしく実直で元気のいい人だった。花が好きで家の前をきれいに飾る一面もあった」。近所の女性は残念そうに話した。

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中越沖地震支援 兵庫県と神戸市がブルーシートなど被災地へ

新潟県中越沖地震の被災地支援のため、県は17日、前日に現地入りした現地職員からの要請に基づき、雨対策用のブルーシート500枚を搬送した。また、人と防災未来センター(神戸市中央区)の河田惠昭センター長(京都大防災研究所教授)ら専門家4人も同日、現地入りした。

 兵庫県は16日に防災部局や災害医療センターの職員らを派遣。ブルーシートは現地での在庫が不足しており、三木市の防災公園の備蓄分を、新潟県の柏崎市役所の同県現地対策本部に送った。被災家屋の屋根などを覆い、雨水の浸入を防ぐ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000000-san-l28

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国交省、公営住宅提供を要請=仮設のデイサービスも-中越沖地震受け

新潟県中越沖地震の被災者の住居を緊急に確保するため、国土交通省は18日、各都道府県に対し公営住宅などの空き部屋を提供するよう求める通知を出した。また、地元の要望があれば、今後建設される仮設住宅の一画に高齢者らに福祉サービスを提供する「デイケアセンター」を併設することも検討している。
 通知は、収入などが入居資格に合致しなくても被災者の一時的な入居を認め、家賃を猶予するか減免するといった「最大限の配慮」を求めた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070718-00000250-jij-pol

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車6社が一時生産停止へ、部品メーカーの地震被災受け

車6社が一時生産停止へ、部品メーカーの地震被災受け-gooニュース

 トヨタ自動車は18日、新潟県中越沖地震の影響で、19日夕から21日未明まで、国内の全工場の生産を停止することを明らかにした。

 同県柏崎市に工場がある部品メーカー「リケン」(東京都千代田区)の工場が被災し、部品供給が止まったことで、エンジンや変速機などに必要な主要部品が確保できなくなったためだ。子会社のダイハツ工業も同期間、国内全工場で生産を休止する。日産自動車、三菱自動車、富士重工業、スズキの4社も18日、一部工場の生産ラインを停止すると発表した。業界全体の生産体制に影響が広がっている。

 三菱自は、岡山県倉敷市の水島製作所のラインを20日から停止し、21日から23日までは国内全工場のラインを停止する。日産は小型車を作る神奈川県横須賀市の追浜工場など2工場の一部、スズキは「ワゴンR」などを生産する静岡県湖西市の湖西工場など5工場の大半、富士重工は群馬県太田市の群馬製作所の軽自動車のラインを今週末まで停止する。

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2007年07月18日

中越沖地震の震源近く、日本海沿岸で最大25センチの隆起

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070717-00000113-yom-soci

中越沖地震で、震源近くの日本海沿岸で最大約25センチの隆起があったことが、産業技術総合研究所の現地調査で17日、わかった。地下にある断層がせり上がったために起きたという。

同研究所の粟田泰夫・主幹研究員(地質学)は、長岡市寺泊から柏崎市鯨波まで、震源近くの沿岸約40キロ・メートルを回り、港や漁港6地点の岸壁で、通常は海水面ちょうどまで付着しているカキ殻の位置がどの程度上がり下がりしているかを調べた。

 その結果、地面の上下変動がほとんど見られなかった長岡市寺泊を基準にとると、柏崎市北部の椎谷地区で約25センチ、同市中心部の北側にある荒浜地区で約10センチ隆起していた。出雲崎町尼瀬も約10センチ上がっていた。

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放出放射能量を訂正=担当者が転記ミス-柏崎刈羽原発6号機・東電

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070718-00000097-jij-soci

東京電力は18日、新潟県中越沖地震の影響で柏崎刈羽原発6号機から海に放出された放射能量の推定値について、これまでの約6万ベクレルから約9万ベクレルに訂正し、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。法令の限度は下回っている。担当者のデータ転記ミスが原因とみられ、保安院は同社に厳重注意した。

保安院と東電によると、放出された放射能量は、排水タンクにあった水の放射能濃度から計算して推定するが、同原発の担当者が16日、測定器から打ち出された数字を誤って転記し、一部の放射性元素の濃度が計算に含まれていなかった。
 東電が17日夜に再点検したところ、18日になって誤りが確認されたという。同社は訂正後の放出量も、法令限度の約10分の1程度で、外部環境への影響はないとしている。

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原発再開「安全確認まで認めぬ」 柏崎市長が停止命令

原発再開「安全確認まで認めぬ」 柏崎市長が停止命令-gooニュース

新潟県中越沖地震の影響で、東京電力柏崎刈羽原子力発電所で火災が発生するなどした問題で、柏崎市の会田洋市長は18日、東電の勝俣恒久社長と同発電所の高橋明男所長を市役所に呼び、消防法に基づいて発電所内の全基の危険物施設について緊急使用停止命令を出した。市消防本部の立ち入り調査で損傷の恐れがあったためで、停止期間の期限はないという。

 消防法では原子炉について直接、停止を命じることはできないが、発電所の施設のために用意された燃料の貯蔵タンクなど危険物施設を停止すれば、事実上、発電所の運転はできなくなるという。

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6弱や5強の余震確率、30%=今後3日間、注意を-気象庁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070717-00000070-jij-soci

気象庁の宇平幸一地震津波監視課長は17日午前、新潟県中越沖地震の余震について記者会見し、午前11時から3日以内に最大で震度6弱や5強の揺れが予想されるマグニチュード(M)5.5以上の余震が起きる確率は30%と発表した。5強や5弱の揺れになるM5.0以上の余震確率は50%という。
 新潟や長野では同日午後に雷雨になる所がある見込みで、土砂災害や建物の倒壊の危険性が高まる恐れもある。宇平課長は「中越地震のような活発さはないが、1週間程度は震度5強や6弱が起きることを念頭に注意してほしい」としている。

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柏崎刈羽原発、放射性物質は大気中にも 中越沖地震

柏崎刈羽原発、放射性物質は大気中にも 中越沖地震-gooニュース

東京電力は17日、柏崎刈羽原子力発電所7号機(新潟県)の主排気筒から放射性物質が大気中に出たと発表した。新潟県中越沖地震の影響とみている。低レベル放射性廃棄物が入ったドラム缶約100本が倒れたり、消火用水配管から水が漏れたりするなど、同原発の1~7号機で計50件の機器の故障や破損が見つかったことも明らかにした。想定を上回る地震の直撃で、原発の思わぬ弱点が浮かび上がった。

 主排気筒は、原子炉で発生した蒸気を冷やして水に戻す復水器内の空気を浄化し、大気中に放出する施設だ。17日午後に放射性物質が外部に漏れていないかを点検したところ、放射性のヨウ素やクロム、コバルトなどが検出された。

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