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2007年08月30日

地震で信濃川の堤防が液状化

 中越沖地震で多数の亀裂や沈下が起きた長岡市寺泊町軽井の信濃川左岸堤防で、国土交通省信濃川河川事務所は28日までに、液状化により砂が噴出した亀裂近くで、新潟地震の液状化でできたと考えられる砂の噴出跡を発見した。同所の堤防は新潟地震でも液状化で大きな被害が出たが、その後対策をしていなかったため、再び被災したとみられる。

地震で信濃川の堤防が液状化-gooニュース

 同事務所は「液状化対策を施さなければ、地震でまた被害が繰り返される可能性がある」として、同所で堤防下の地盤改良を実施する方針。
 同所では、中越沖地震で信濃川沿い2キロにわたり堤防やその周辺に多数の亀裂が発生、砂の噴出もあった。掘削調査の結果、過去に砂が噴出した跡も見つかった。同事務所は新潟地震での液状化跡と推定している。
 同所では信濃川と堤防の地下数メートルから10メートルほどの間に、川が運んだ砂が堆積(たいせき)しており、両地震ではともにその砂層が液状化して、地上に砂を噴出させたとみられる。
 一方、中越地震で液状化が発生した堤防は地盤改良したため、中越沖地震では液状化がなかったという。
 同事務所の杉本利英副所長は「過去の砂の噴出跡があるために地盤が緩く、今回も亀裂が生じやすくなったと考えられる」と指摘。刈羽村の宅地などでは、中越、中越沖の両地震で液状化が繰り返されている。

投稿者 kasai : 2007年08月30日 09:47

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