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2007年08月30日

職業訓練で発達障害者を支援

 県は27日までに、発達障害のうち、知的発達や言葉の遅れはないがコミュニケーションがうまくとれないアスペルガー症候群や、自閉症の人向けの職業訓練を10月1日から、全国の自治体で初めて行うことを決めた。2005年4月の発達障害者支援法の施行を受けた国のモデル事業で、愛知県、大阪府も実施するが本県が先駆けて始める。コミュニケーション能力の向上などに重点を置く。
職業訓練で発達障害者を支援-gooニュース

 コミュニケーションや社会性などに困難を抱える発達障害は、知的な遅れがないことから、障害と認められず、これまで十分な支援を受けられなかった。本県でも、身体、知的障害者を対象にした職業訓練は実施していたが、発達障害者向けの訓練コースはなかった。
 能力はあるのに、職場でコミュニケーションがとれない、面接でうまくいかないなど、安定した就職が難しいケースもあるため、就業に向け支援する。
 新潟市中央区の県立新潟テクノスクールにワークサポート科を新設し、4人の専門スタッフが指導する。訓練期間は来年9月までの1年間。
 個人差が大きいため、一人一人の適性を見ながら、ビジネスマナーやコミュニケーションの取り方、生活指導など社会適応力の向上を重点的に支援する。パソコン技術の習得や物流管理の基礎などの実技も指導する。訓練期間の後半には民間企業での職場実習も予定している。
 定員は10人。初めてとなる今回はハローワークを通じ、県はまぐみ小児療育センターによる推薦を受けた人が対象となる予定。
 県職業能力開発課の斎藤正博課長は「技術習得とともに、社会適応力を身につけられるよう訓練し、最終的には就職につなげたい」としている。

投稿者 kasai : 2007年08月30日 09:38

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本当、いつでも自分への課題です。 人とのコミュニケーションをうまくとっていくということ。 本当に難しいです [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年08月30日 15:53

» 【酒鬼薔薇以後】 from 古場の日記
障害の早期診断と理解必要 。 でも、本当に難しいようです。家族間での関係も希薄になっている今、 このような症状に気が付かない家庭が多いようです。 おかしい... [続きを読む]

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