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2007年07月22日

中越沖地震:損壊家屋1万棟超す 重軽傷者1770人に /新潟

中越沖地震の発生から6日目の21日、柏崎市の重軽傷者が新たに476人増え、全体で1770人に達したと県が発表した。同市の職員が住民に聞き取り調査した結果分かったもので、今後さらに膨らむ可能性もある。また、損壊した家屋数も1万棟を突破し、被害の甚大さを改めて見せつけた。【松本信太郎】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070722-00000084-mailo-l15

県災害対策本部によると、柏崎市は地震直後から各戸を回って住民一人一人に調査を実施。「大きなけがではない」と市に届け出ていなかった人から申告を受け、数が一気に増えたという。損壊家屋は専門家らの応急危険度調査の結果、新たに2268棟あったことが判明し、1万575棟に達した。
 一方、中越地方は昼まで、前日からの雨が降り続き、柏崎市災害対策本部は午後1時、土砂崩れの恐れが高まったとして同市番神の1世帯2人に避難指示を、同1時半には同市山本の34世帯81人に避難勧告を相次いで出した。住民は警察官の誘導を受けて近くの避難所へ移動。これで、同市内で避難指示・勧告を受けたのは141世帯315人。中越全体では143世帯322人となった。
 ◇自宅で作業中に転落、男性骨折--柏崎
 21日午後5時55分ごろ、柏崎市米山台で、男性会社員(47)が地震で亀裂の入った自宅脇ののり面にブルーシートをかけようとした際、誤って足を滑らせ、約2メートル下の隣家敷地内のコンクリート面に転落。右ほお骨を折るなどの重傷を負った。
 柏崎署の調べでは、のり面は直角に近い急こう配。雨は降っていなかったが、地面はぬれていたという。

投稿者 kasai : 2007年07月22日 12:42

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