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2007年07月27日
原発運転再開まで最低1年か
中越沖地震で柏崎刈羽原発6号機の大型クレーンが破損した問題で、東京電力は25日、今後の詳細な点検や安全性を確認するめどが立たず、作業が大幅に遅れることを公表した。経済産業省原子力安全・保安院は25日、中越沖地震に伴う東京電力柏崎刈羽原発のトラブルを受けて設置する調査・対策委員会の委員長に班目春樹東大教授を充てることを決めた。県や柏崎市、刈羽村からも委員の参加を求め、来週中にも初会合を開く。
対策委は、経産相の諮問機関の総合資源エネルギー調査会に設置。耐震や地質、危機管理の専門家ら約20人で構成する。国の調査対策委員長に内定した班目春樹東京大教授は「運転再開には少なくとも1年はかかる」との見通しを明らかにした。
原発の心臓部であり、地震による損傷が懸念されている炉心の点検にはクレーンが不可欠で、炉心点検作業は当初予定の8―9月からさらに遅れる見通し。同原発の残る6基の点検も26日から始まり、新たな破損が見つかる可能性もあるため、被害の全容確認は早くとも秋以降になることが必至の情勢だ。
投稿者 kasai : 2007年07月27日 05:39
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