「こんな雪、初めて経験したいや。38豪雪ん時より、いっぺぇ積もったいや。」
一之貝の人々のつぶやいた言葉を聞いて、この大雪が災害だったのだということに改めて気がつかされました。
そんな雪が町中に降ったのだから、どこもかしこも雪の山になるのは当たり前の話だ。
私の住む町内も同じ。歩道上には雪がいっぱい。
雁木屋根のあるところは大丈夫なのだが、ところどころ雁木屋根が途切れている箇所は、ガッチンガッチン圧雪のツルツル滑りそうな按配の悪い状態になっている。
私は町内の青年会の会長をしております。
そこで、歩行者の安全を確保するために、
歩道の雪の山、交差点の雪の壁を除雪しようと青年会のメンバーに声をかけ、除雪作業を実施しました。
回数は5回を数えました。
何日も前に声かけをするのならともかく、私の段取りが悪いせいで、いつも直前日の急な呼掛けになっている。
にもかかわらず、青年会のメンバーは毎回、嫌な顔一つ見せずに集まってきてくれています。
一月の中旬から、ほぼ毎週一回(多い時は二回)の除雪作業。
普通の会だったら、文句の一つも出てきそうだが、そんなことはまったくない。
それどころか、「昨日は休んで悪かった」と、いつも参加してくれていて、その時初めて休んだだけの人なのに、わざわざそう謝ってきてくれるんです。
有り難いことだなぁ。
この町内の青年会には「まとまり」があるなぁと、自分が所属する会ながら、そう感じているこの頃です。
平時には感じられなくとも、今回のような突発的な状況に直面すると、良いこと、悪いことの両面が見えてくるもの。
良いことは、言うまでもなく、青年会の会としてのまとまりを再認識できたこと。
反対に、悪いことは、青年会をはさむ上下の会、町内会と子ども会のお粗末さな点に気がついたということだった。
町内会には文句は山ほどあるが、言ってもどうにもならなさそうな凝り固まった面々ばかりなので、放置しておくとして、子ども会には、どうしても一言文句を言わせてもらいたい。
子ども会は、小学校に自分の子供を通わせる保護者の会だ。
自分の子供が雪道で滑って転ぶかもしれない、交差点で雪壁から飛び出して事故に遭うかもしれない、そんな状況なのに、自分たちが自主的に除雪を行う様子はまったくない。
その様子にしびれを切らして、私から声を掛けても、相変わらず自主性はさっぱりない。
「おれたちゃ、みんなが当事者なんだぞ!除雪は誰かがやればいいという問題ではないんだ!!特に、自分の子供が通学路として使っているんだからなおさらだ。」
もともとズケズケと何でも言ってしまうタイプなので、遠慮なくはっきり言ってやったが、分かってくれた様子は感じられない。
自分の家の前を雪山にしておきながら、除雪作業に参加してこない保護者。
待ち合わせ時間に遅れて登場し、その時点では、誰も集まっている様子がなかった(実は、その時点では、皆でもう一つの別の交差点に移動して作業していた。)という理由で、そのまま家に戻ってしまう保護者。
おいおい、アンタ達、
アンタ達には当事者意識ってものがないのかい!?
子どものために、自主的に何かをやろうという気持ちがないのかい!?
自分の家の前を、他人から除雪してもらって恥ずかしくないのかい!?
待ち合わせ場所にスコップを持ってきたのなら、誰もいなくとも、一人で除雪すればいいだけの話じゃねぇか。
どうなっているんでしょうねぇ、まったく。。。ト・ホ・ホ