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中国古典 アーカイブ

2010年10月12日

伝習会〈第十七回〉

【一(いっ) 燈(とう) 照(しょう) 隅(ぐう)、 万(まん) 燈(とう) 照(しょう) 国(こく)】 (訳…一人の明かりが一隅を照らし続ける。それが一人増え、二人増えて万(まん)燈(とう)になって、国全体を明るく照らす) ?? 魏(ぎ)の国の王は、「我が国の国宝は、径(けい)寸(すん)の金

2010年08月23日

伝習会〈第十六回〉

【幾度(いくたび)か辛酸(しんさん)を経(へ)て 志(こころざし)始(はじ)めて堅(かた)し (訳…人の志というものは、何度も何度も艱難(かんなん)辛苦(しんく)を経験して、始めて強固になるものだ) 丈夫(じょうふ)は玉砕(ぎょくさい)するも 甎(せん)全(ぜん)を愧(は)ず (訳…丈夫(じょうふ)

2010年07月19日

伝習会〈第十五回〉

 【温(おん) 故(こ) 知(ち) 新(しん)】…論語(為政(いせい)第三)  (訳…過去の歴史、故事成語などをよく勉強し理解して、自らの基礎・土台をしっかり確立する。そこから新しい知識や道理を得ること) ?? 論語に… 『故(ふる)きを温(たず)ねて新(あたら)しきを知(し)る、以(も)って師

2010年07月04日

伝習会〈第十四回〉

【積善(せきぜん)の家(いえ)には必(かなら)ず余慶(よけい)あり】…易(えき)経(きょう) (訳…ご先祖や親が良い行いをした家には、その家の子供や孫に必ず良いことがある) ?? この後に、【積(せき)不善(ふぜん)の家(いえ)には、必(かなら)ず余殃(よおう)あり】と続きます。 今、私達が幸

2010年06月07日

伝習会〈第十三回〉

【 行(ゆくに) 不(ず) 由(よら) 径(こみちに) 】(ゆくにこみちによらず)…論語(ろんご)(雍也(ようや)第六(だいろく)) (訳…径(こみち)・近道をせず、遠回りと思っても大道(だいどう)を一歩一歩着実に歩めの意)  ?? 【孔子(こうし)】と【子游(しゆう)】の会話の中にある言葉です。

2010年05月11日

伝習会〈第十二回〉

【人生(じんせい)の大病(たいびょう)は只(ただ)これ一(いつ)の傲(ごう)の字(じ)なり】…伝習録(でんしゅうろく)(王陽明(おうようめい))  (訳…人生における最大の病気は傲(ごう)の病(やま)いに罹(かか)ることである。人間誰しも生老病死は避けて通れませんが、この、【傲(ごう)】の病(傲

2010年04月21日

伝習会〈第十一回〉

【 先(せん) 憂(ゆう) 後(こう) 楽(らく) 】…范仲淹(はんちゅうえん)の岳(がく)陽楼(ようろう)の記(き) (訳…憂いや心配事は人の先に心配し、楽しみは、人が楽しんだ後から楽しむこと) ?? 元文は、『天下(てんか)の憂(うれ)いに先(さき)んじて憂(うれ)い、天下(てんか)の楽(たの)

2010年04月08日

伝習会〈第十回〉

【 慎(しん) 独(どく) 】………大(だい)学(がく) (訳…独(ひとり)を慎(つつし)むと訓読みする。人が見ていようがいまいが自らの行いを慎んで、良心に恥じる事のないようにすること) ?? 元文は【君子(くんし)は必(かなら)ず其(そ)の独(ひと)りを慎(つつし)む】となっています。立派な人物は

2010年03月18日

伝習会〈第九回〉

【断(だん) 腸(ちょう) の 思(おも) い】……後(ご)漢書(かんじょ) (訳……腸がちぎれるほど、悲しいこと) ?? これは世説(せせつ)新語(しんご)の中にある次のような出来事からの故事です。   晋(しん)の武将桓(かん)温(おん)が船で山峡(さんきょう)を渡っていた時、部下の一人が猿の

2010年03月07日

伝習会〈第八回〉

【 糟糠(そうこう)の妻(つま)は堂(どう)より下(くだ)さず 】……後(ご)漢書(かんじょ) (訳… 糟糠(そうこう)は酒かすや米ぬかで、粗末な食べ物のことです。貧しい時代、共に苦労をして来た妻は、例え夫が後に偉くなり出世をしても、家から追い出すようなことをしてはならない) ?? これは後漢

2010年02月27日

伝習会〈第七回〉

【 欹 器 以 満 覆 】  (読み…いきはみつるをもってくつがえる)………菜根譚(さいこんたん)  (訳…器(うつわ)も一杯になれば必ずこぼれる、満ちて覆(くつがえ)らないものはない) ?? 元文は【欹器(いき)は満(みつる)を以(も)って覆り(くつがえ)、撲(ぼく)満(まん)は空(むな)しき

2010年02月15日

伝習会〈第六回〉

【乾(けん)坤(こん)一(いっ)擲(てき)】……史(し)記(き) (訳…運命・命を懸けて、のるかそるかの勝負をすること)   ??この四字熟語の出典は、第四回の【四面楚歌(しめんそか)】と関連します。 それは、次の詩からでたものです。 ☆…【竜疲(りゅうつか)れ、虎苦(とらくる)しみて川原(せ

2010年02月03日

伝習会〈第五回〉

【 四(し) 面(めん) 楚(そ) 歌(か) 】……史(し)記(き)   (訳…周囲が、みな敵に囲まれて、孤立無援の状態) ?? これはよく知られている四字熟語で、【四面楚歌(しめんそか)】とはと、問われて答えられない人はいないと思います。では、周囲がみな敵で孤立無援の様子を何故、【四面楚歌(しめん

2010年01月26日

伝習会〈第四回〉

【 背(はい) 水(すい) の 陣(じん) 】………史記(しき) (訳…追い詰められて、もう後には引けないこと。また自分を厳しい立場に置いて、力を出そうということ。絶対絶命の状況とか立場) ?? 孫子の兵法には、「陣を張る時、山や丘を背にし、川や沼沢(しょうたく)は前とす」と記されています。漢(か

2009年12月13日

伝習会〈第三回〉

【 覆(ふく) 水(すい) 盆(ぼん) に 返(かえ) ら ず 】………拾遺記(しゅういき) (訳…覆水(ふくすい)とは、こぼれた水のこと、盆(ぼん)とは水などを入れる平(ひら)たい鉢(はち)のことで、盆からこぼれた水は二度と元の盆に戻すことは出来ないことから、別れた夫婦は復縁しないことや、取り

2009年12月05日

伝習会〈第二回〉

田中哲雄です。 【太(たい) 公(こう) 望(ぼう)】…………史(し)記(き) (訳…【太公望(たいこうぼう)】は、ある優れた人物に付けられたニックネームです。その名は【呂(りょ)尚(しょう)】です。 今ではもっぱら釣人の代名詞に使われています。または釣りの好きな人)??『史記(しき)』(司馬遷

2009年11月24日

伝習会(第一回)

田中哲雄です。 中国古典を研究しています。 【吾(われ)、日(ひ)に吾(わが)身(み)を三省(さんせい)す】……論語(ろんご)(学而(がくじ)第一(だいいち)) (訳…私は、毎日三つのことを反省して自らを戒め、向上するように努力している) ?? 三省(さんせい)(三つの反省)とは次のことをいいます

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