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伝習会〈第十五回〉

 【温(おん) 故(こ) 知(ち) 新(しん)】…論語(為政(いせい)第三)
 (訳…過去の歴史、故事成語などをよく勉強し理解して、自らの基礎・土台をしっかり確立する。そこから新しい知識や道理を得ること)

~ 論語に…
『故(ふる)きを温(たず)ねて新(あたら)しきを知(し)る、以(も)って師(し)と為(な)るべし』が元文です。
これが【温故知新(おんこちしん)】という四字熟語のもとになった言葉です。
昔のことを研究し、知識を得て、今の時代に生かす新しい思考や方法を身につける。そうして始めて『以(も)って師(し)となるべし』、所謂(いわゆる)、そういう人が教師になれる、資格が得られる。と言っています。   
松尾芭蕉の言葉に【不易(ふえき)流行(りゅうこう)】という成語があります。
【不易(ふえき)】とは変えてはならないもの、【流行(りゅうこう)】とは変えなければならないもの、を意味します。芭蕉が言うには俳句は、五、七、五の十七文字や季語など絶対に変えてはならないものと、いろいろな時と場所などの情景により、常に変えていかなければならないもの、の両方から成り立っていると言っています。
だからこそ、俳句は庶民に長く愛されて来たのではないでしょうか。
この故事成語は、企業経営にもあてはまり、どんなに世の中が変わっても、
「変えてはならないものは絶対に変えない」、という不変の真理と、「時代の変化と共に変えなければならないものは変える」、という柔軟性が必要だと言っているのではないでしょうか。~

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2010年07月19日 11:28に投稿されたエントリーのページです。

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