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伝習会〈第十六回〉

【幾度(いくたび)か辛酸(しんさん)を経(へ)て 志(こころざし)始(はじ)めて堅(かた)し
(訳…人の志というものは、何度も何度も艱難(かんなん)辛苦(しんく)を経験して、始めて強固になるものだ)
丈夫(じょうふ)は玉砕(ぎょくさい)するも 甎(せん)全(ぜん)を愧(は)ず
(訳…丈夫(じょうふ)(真の男子)たる者は、例え、玉砕しようとも、目的を遂げるまで志は失わない。私は、志を曲げてまで、ひび割れた瓦のように、ただいたずらに、のうのうと生きながらえる事を恥じる)
我(わ)が家(や)の遺法(いほう) 人(ひと)知(し)るや否(いな)や
(訳…我が家に代々伝わっている家訓がある。ただそれを人が知っているかどうかは知らない)
 児孫(じそん)の為(ため)に 美田(びでん)を買(か)わず】……西郷(さいごう)南洲(なんしゅう)「偶感(ぐうかん)」
(訳…(その家訓とは)自分の子供や孫の為に田畑を買い求めたり、財産を残したりはしない)
〔注…【偶感(ぐうかん)】を偶成(ぐうせい)、【愧(は)ず】を恥(は)ず、【我が家(わや)の遺法(いほう)】を一家(いっか)の遺事(いじ)ともいう〕

~ 親は子供を可愛がるあまり、ついつい甘やかしがちになりますが、人の道を外れることのない、強く、優しく、思いやりのある人間となってもらう為にも、親として西郷家の家訓を心して行きたいものです。
西郷隆盛が大変好んで揮毫した【敬天(けいてん)愛人(あいじん)】(天を敬い、人を愛す)は、よく知られています。
(訳…天、大なるものの前では、人間は謙虚であらねばならない。また、自分を愛するほどに人を愛せよ) 
☆ …“艱難(かんなん)辛苦(しんく)汝(なんじ)を玉(ぎょく)にす”
☆ …涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の味は分からない~

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2010年08月23日 07:40に投稿されたエントリーのページです。

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