« 2008年09月 | メイン | 2008年11月 »

2008年10月 アーカイブ

2008年10月01日

AEDと言えば…もう一つ言っておかなきゃ!

笠井です。
AEDと言えば…もう一つ言っておかなきゃ!

先日、中央公民館に行った時のことです。
エレベータに乗って目に留まったシールに→「AEDは4階にあります」

どうです? これ、おかしくありませんか?

公共施設にあるAEDですから、地域の人たちに使われて当たり前。
当然、そういうことを意識して設置場所を決めなきゃいけないはずなのに、4階ですよ、4階。
・地域の人が倒れた→・さあ、大変。えーっとAEDはどこにあるんだっけ?→・そうだ、中央公民館ならあるはず。→・1階と4階を往復しているだけで6分経過。

何度も言うようですが、6分時は電気ショックの成功率はたったの40%です。
もたもたしている内に救急車が到着してしまいます。

これではAEDは何の役にも立たないことになります。

皆さん、どう思いますか?

こんなふうに不可解なことが、残念ながら、私たちの周りには実は沢山あるのです。
これら一つ一つに意見を述べたり、自分たちが行動したりしながら、私たちの社会を私たちが暮らしやすいように一つ一つ変えていこうではありませんか。
行政マン達のせいにしてはいけない。
行政マンたちは皆、一生懸命やっています。
しかしながら、このAEDの事例のように、悪気がある訳ではないが非常識なことだったり、手が回らなくて後回しにされていたり、といったことが沢山あるのです。

そういう時、皆さんならどうしますか?
抗議電話を掛けて文句を言えば、その案件に関しては、あっさり解決するかもしれません。
しかし、そんなことでは根本的な解決にはならないと私は思うのです。

市民力を向上させましょう。
そして、私たち自身の力で、一つ一つ変えていきましょう。
それが、私たち自身のためなのですから。

皆さんの身の回りにも「???」ということがありましたら、その情報を教えてください。

◇天体観望会のご案内

衣替えの季節。
天空もロマンを感じさせる「秋の夜空」に装いを変えています。

そこで住民安全ネットワークでは、一般会員のお一人skymaxさんにご協力いただいて、天体観望会を催すことにしました。

天体観望鏡で月や木星を "どあっぷ"で見られるよ。
秋の星々の下で、たまには気分をリフレッシュ!!
いかがですか?

住民安全の情報メールを受信している会員の皆さんなら、どなたでも参加OK。

[日時]10月13日(月) 17時から
[場所]大手大橋西側の河川敷(申込者には後ほど詳細連絡します)
[参加費]500円程度(飲み物と軽食代)
[申込] 10月10日までに住民安全ネットワークジャパン事務局へメールか電話で。
メール:info@jmjp.jp
電話:0258-39-1656
お名前と電話番号を添えてお申込ください。


※夜空の星の美しさを知れば、夜、家の外に出て空を眺める機会が増えるでしょう。
夜、大人の姿が外にあれば、それは「地域の安全」にもつながります。
本企画は、そういった趣旨を会員skymaxさんよりご理解いただき、skymaxさんの全面的な御協力の下に開催されるものです。

2008年10月02日

初体験

高木です。
先日の日曜日午前中大宮で信号機トラブルがあり新幹線が大幅に遅れました。


前日、結婚式に呼ばれて横浜まで出かけ一晩泊りのあと上野周辺で博物館回りをしました。
すぐに回復するだろうと思っていたのですが、なかなか回復せず16:38発の電車が
上野を出たのが結局18:05でした。


きっと電車は超満員だろうと思って乗ったのですが、あにはからんや「ガラガラ」

どうしたのだろう?
皆さん諦めて「宿泊」したのか、とにかく早い電車で立ちんぼで帰ったのか?

長岡へ帰ってきた見たら、大手通りも「ガラガラ」
なんとかならないかなあ~~

長岡駅で座席指定券の半額を払い戻ししてもらいました。
こんな経験初めてです。
貴重な体験でした。

2008年10月03日

財閥

高木 です。

先週末、結婚式に呼ばれた帰りに上野不忍池周辺を散策し財閥の豪邸を見学してきました。


岩崎邸
先日NHKBSでも財閥解体特集で放映していました。


とにかく凄いのです。
まあ~びっくり!

門を入ったらすぐに石垣が積んでありこれを見ただけでも「う~~ん、何千万だろう?」なんて
庶民はすぐに計算します。


ドイツ人の設計師に頼んで作らせたそうで当時ベランダやサンルームなど先進的な設計で
作られて様です。


洋風建築の隣には和風の建物があり、地下通路で母屋からつながっている「ビリヤード場」専門の
建物もあります。


とにかく使っても使ってもお金が減らなかったのではないでしょうか・・・

はあ~・・・ うう~~ん、
やっぱり庶民がいいかな???


この階段なんぞ、釘を一本も使わないで出来ているようです。


2008年10月04日

猪突猛進

たなかです。

先日、下山に出没した親子連れイノシシ。
なんと親イノシシが停車したパトカーに突進していたそうではないですか。
強烈な体当たりでパトカーのナンバープレートは真っ二つに折れ曲がって・・・

子を守る親の本能なんですね。
いやいや、感心している場合じゃありません、怖いです。

付近にはまた現れる可能性がありますから、
出没した地域では今後、注意が必要になりそうです。

それにしても近年の気候変動や環境変化のせいか、
人間の生活圏に野生動物たちが入り込んできている感じです。
もっともそれは私たち人間の勝手な解釈で、
野生動物たちも生きるために必死なんでしょうけど・・・

危険を及ぼす野生動物たちを近づけない何か良い方法はないものでしょうか。

inosisi.jpg

inosisi2.jpg
イノシシの牙は犬歯が発達したものだが、上図のように口を動かす度に上下の犬歯が擦り合う形となるので、常に研ぎたてのナイフのような状態に保たれる事になる。
また、イノシシの体高60~90cmという事から、牙の位置は人の太腿の大動脈辺りの高さとなる。
つまり、イノシシの牙で刺されるという事は鋭いナイフで血管を切られるという状態にも等しく、場合によっては失血死にもつながる・・・。(関連サイトより引用)


2008年10月07日

サバイバル体験

笠井です。
体がパンクしてしまいまして、(日)(月)と久々に二日連続でブログ投稿を休んでしまいました。
今回の記事も本来は先週(土)に投稿する予定のものでしたが、ちょっとタイミングがずれちゃいまして…。

私共のスタッフの一人に「谷井」という者がおります。
この人、一言で言えば…何でもやっちゃう「へんじん」(本人が見ていると思うので、せめて「ひらがな」表記にしておきました)とでも言いましょうか。
もしも今、ほとんどの人が死に絶えてしまうような未曾有の大災害が起こっても、彼だけは生き残っていけるだろうと思えるようなタフガイな「へんじん」であります。

車の中にはサバイバル道具一式がずらり(もちろん全て許可を取って所持しています)。ウェットスーツまで入っています。
数年前の7.13豪雨水害の時には、そのウェットスーツを着て、洪水の中に取り残された姪っ子さんを助けに行った武勇伝は、本ブログの中でも連載継続中です。(そー言えば、最近、連載が止まっているようだなー)
また、現役のハンターでもあり、ここ数日のイノシシ出没騒ぎでもパトロールに活躍してます。

さて、その彼が10月3日(金)の新潟日報16面に登場していました。
掲載されてから数日経っている記事で、転載しても日報さんから怒られないでしょうから、記事をそのまま転載します。

●「空き缶活用術を伝授」~若草地区 子ども防災訓練~
災害に役立つ身の回りのものを活用した生活術を学んでもらおうと、長岡市の若草地区でこのほど、子どもたちを対象にした防災訓練が行われた。地域の防災リーダー育成を目指す市民講座を卒業した中越防災安全士を講師に空き缶を使った調理方法などを体験した。同地区の親子連れ約100人が参加。安全士がカレーなどの調理や、ろうそく立てに役立つ空き缶の活用術を伝授した。
調理では空き缶二つを利用。一つは上ぶたと側面の3㎝四方ほどを切り抜きかまどとして、もう一つは上ぶただけを切り抜き鍋代わりに活用。子どもたちは火を維持することに悪戦苦闘。なかなか水が煮沸せず、災害でガスが使えない場合の苦労を実感していた。
家族で参加した栖吉小六年の鈴木陽介君(12)は、「火をおこすのが大変だった。災害時には身近なものが役立つということが分かった」と話した。


記事中の「講師」役をつとめたのが谷井です。

なお、これは後日談で彼から聞いた話ですが、
今回の企画は、中越防災安全推進機構の防災リーダー育成事業の一環で行われたものでしたが、準備を、ほとんど彼が一人でやってしまったらしい。
さすがの彼も疲労困憊の様子。ご苦労様でした。

できる人間に仕事が集中してしまいがちなのは世の常。
そういう時は5の力を10に見せ、今度はわざと他人を動かすようにされては、とアドバイスしたいところですが、NPO仕事が集中しヒーヒー言っている私が言っても笑われるだけなので止めときます。

◇天体観望会のご案内(再)

衣替えの季節。
天空もロマンを感じさせる「秋の夜空」に装いを変えています。

そこで住民安全ネットワークでは、一般会員のお一人skymaxさんにご協力いただいて、天体観望会を催すことにしました。

天体観望鏡で月や木星を "どあっぷ"で見られるよ。
秋の星々の下で、たまには気分をリフレッシュ!!
いかがですか?

住民安全の情報メールを受信している会員の皆さんなら、どなたでも参加OK。

[日時]10月13日(祝日) 17時から
[場所]大手大橋西側の河川敷(申込者には後ほど詳細連絡します)
[参加費]500円程度(飲み物と軽食代)
[申込] 10月10日までに住民安全ネットワークジャパン事務局へメールか電話で。
メール:info@jmjp.jp
電話:0258-39-1656
お名前と電話番号を添えてお申込ください。


※夜空の星の美しさを知れば、夜、家の外に出て空を眺める機会が増えるでしょう。
夜、大人の姿が外にあれば、それは「地域の安全」にもつながります。
本企画は、そういった趣旨を会員skymaxさんよりご理解いただき、skymaxさんの全面的な御協力の下に開催されるものです。

2008年10月08日

夕焼けの美しく見える時刻は?

skymaxです。
『秋の日はつるべ落とし』と言われるように、すっかり日が暮れるのが早くなりました

長岡付近で9月初めに18:17頃だった日没時刻が、10月初めには17:31頃、11月初め
には16:50頃と、毎日約1.3分ずつ早くなっているのです。
夏至の頃の日没は19:13頃で、毎日の変化も僅かだったのですから、ずいぶん日没時刻
が早くなったものです。

では日没から何時頃までが、屋外では明るいと感じることが出来るのでしょうか?
一般に屋外作業が出来る明るい状態を『市民薄明』と呼んでいます。
これは太陽が地平線の下、約5度の位置に達するまでの間に当たります。
時間にして、日没から約30分です。

丁度、その頃は夕焼けが最も美しく見える時間でもあります。
今の時期、一番星は西の空低い金星。二番星は南の空低い木星です。

まるで『三丁目の夕日』のようなワンシーンのような光景が楽しめるかもしれません。

新聞などで日没の時刻をちゃんと認識した上で、お子さんと門限を話し合ってみてはい
かがでしょうか?
きっと家への帰り道に美しい夕焼けを眺めることが出来ますよ。

強盗未遂事件

ぽにょです。
事件のあったスーパーは、どちらもよく買い物に行くお店。
そして犯人が捕まったスーパーは、もっともよく買い物に行くお店で、ビックリ!
怪我をされた方が、被害にあったお店で、私はその時間の少し前に買い物をしていました。
いつどこで事件に巻き込まれてしまうかわからない…周りをキョロキョロ見ながら、行動しないといけないのでしょうか。
怖いなぁ…。

2008年10月09日

音楽って不思議ですね

笠井です。
新潟テルサで行われた新潟県の「安全安心」に関するイベントで東京学館ブラスバンド部の演奏を聴いてきました。

「推進協議会の方にはお席を用意してありますのでどうぞ」と県庁職員さんからわざわざ電話をもらったので、お付き合いのつもりで参加したイベントでしたが、帰るころには何とも言えず穏やかな気分で帰ることができて、とても良かった。

「音楽」って不思議ですね。
聴いていると、心に溜めていた嫌なものが自然と出てきて…。

立ったり座ったり、一曲中に何度も繰り返す彼らの演奏ぶり。
この日のイベントで僕らに聴かせてくれるために、きっとずっと練習してきたんだろうなー、なんて思ったら、何だか分からないけれど、涙が溢れてきた。

彼らの演奏している曲はサザンのナンバーとかだったので、これで[涙]はちょっとどうでしょ!?…他人に見られると恥ずかしい思いだったのですが。。。

昔はこんなに簡単に涙が出なかったんだけれど、いったいどうしちゃったんだろうか?
歳のせい!?疲れが溜まっているせい!?それとも、知らず知らずの内に心が病んでしまっていたんだろうか!?

何だか分からないけれど、
とにかく、こうして時々、[音楽]に触れるのは良いみたいですね。

東京学館ブラスバンド部の皆さん、一生懸命やってくれてホントにありがとう。

10月の市政勉強会~花火と地域活性~

どなたでも自由参加の市政勉強会のご案内。
今月は↓

表 題 「フェニックスから・・・」
日 時 10月20日(月)19:30開始
場 所 中央公民館(柳原分庁舎)長岡市柳原町2-1
講 師 小林健一さん (チームフェニックス代表)

10月の市政勉強会は、チームフェニックス代表の小林さんからご講演いただきます。
フェニックス花火を核として、地域の活性化について、お話いただき、皆様の意見をお聞きしたいと思っております。

中央公民館地図


※この市政勉強会は、NPO法人住民安全ネットワークジャパンと桑原望議員との共催です。
 (議員支援活動とはまったく何の関係もない、一般市民を対象にした勉強会です。)

2008年10月10日

愛? それとも絆?

笠井です。
これまでの私たちは、何度も何度も壁にぶち当たり、何度も何度もくじけそうになり、、、しかし、それでも諦めず、這いつくばりながらでも前進を続けてきた無様な活動っぷりでしたが、、、世の中よくしたものですねー、、、そういう私たちをどこかで誰かが必ず見ていてくれる。
苦しんでいる様子を見かねたのか!?
一人、また一人と協力者が名乗りを挙げてくれるようになってきました。

心から「感謝」、有り難い限りです。

先日の会議に、直前に特派員として登録してくれたばかりの女性がお一人、紅一点で参加してくれました。

ずーっと前からメールを受けていて…何かお手伝いすることはできないかって考えていたんですけど、何もできないままでいて…今回、特派員として協力させてもらうことにしました。大したことはできないですけど、ずーっとお仲間でいさせてください。

彼女が自己紹介の中で言ってくれたその言葉が、数日経った今頃になって、じんじんと心に沁みわたってきて、それが今また新たな力の源となっています。

この活動は、誰かに評価してもらいたくてやっているものでは決してない。
ただ単純に自分たちの子どものために自分たちが勝手にやっていること。
そんな自分勝手な活動に対して、こんなふうに思ってくれる人が一人でもいるということ。
これほど嬉しいことはありません。

本日もお一人、新町小学区の女性の方から特派員申込があり、登録いただきました。
これで、一般会員からの特派員登録はお陰様で30名近くに、特派員全体で40名近い組織になりました。

携帯メールを活用した情報共有網は、いま全国至る所で、どちらかというと行政主導という形で作られています。
行政お得意の紙ばらまき作戦で、大都市ならおそらく1万人規模の情報共有網を作ることは容易いことでしょう。(たぶん!?)

「対人口比率の登録者数」という観点から見た時、今のところは、28万人にも満たない地方都市で11000人を超える情報網を作っている私たちがダントツ日本一ですが、その座も、もしかしたら、どこか行政主導型のところから案外早い時期に奪われてしまうかもしれません。

だけど、そんなことは全く関係ない。
何も気にする必要はない。
だって、私たちの活動には、たくさんの愛!?or絆!?が生まれつつあるから。

自ら進んで協力してくれるスタッフがこんなにもたくさんいる愛!?と絆!?の活動は他には絶対にあり得ません。
ましてや行政主導型では決して為し得ません。

私たちの真似ができるところがあったら、いつでもかかってきなさーい。(←偉そうっすか!?)

2008年10月11日

交通事故情報の配信について

事務局長の笠井です。

最近、交通事故が、なぜか分かりませんが、頻繁に起きています。

私たちが交通事故の情報メールを配信できるのは、ひとえに特派員の皆さんからの迅速な情報提供があるからです。
特派員の整備が順調に進んでいるため、事故や火災の情報が以前よりスムーズに提供されてくるようになったのは間違いないのですが、それにしましても、最近の事故情報発信の多さは、特派員整備に起因するものではなく、事故の増加によるものと言った方が良いでしょう。

ところで、本日、一般会員のキンモクセイさんから次のようなご意見が掲示板に寄せられました。
…………
最近よく交通事故の情報が配信されます。
車を使う仕事をしているので、この配信はとても有り難いと思っています。
ただ、その後の続報を見ると、第4報まであり、現場写真を開けてみると、どこ
を写しているのかよくわかりません。
そこまでの情報は必要なのでしょうか?
事故の様子、場所(地図など)だけで十分な気がします。
…………

良い機会ですから、事故や火災情報を発信することの意味や目的について再度説明させていただくこととします。

結論から申し上げます。
特派員システムは、平時に事故や災害の情報を発信するためではなく、災害時に情報を迅速かつ正確に共有するために整備しました。
災害が発生した際、特派員から各地の被害状況を収拾し情報発信します。
災害時、殊に発災直後は、行政側でも情報収拾が満足にできませんので、特派員から提供されてくる情報は貴重なものとなるでしょう。

しかし、普段からやり慣れていないことは緊急時にはできません。
メールの文章を入力すること、事務局宛てにメールを送信すること、被害程度を伝達するために画像を添付すること、そして何よりも事態を正確に把握し冷静な判断に基づいて的確な言葉にすること、、これらのことを被災下の混乱の中で行うことができるか!?

当NPOのアドバイザーでもある長岡造形大学・平井教授はこう言っています。
「人間の想像力は自然の創造力に常に負ける」と。

災害時には想定していたマニュアルを超えた事態が必ず起こる。
だから平時においてはできていることでも、災害時にはできなくなることに何の不思議もない。
言い換えれば、平時にしていなかったことを、災害時にできるはずがない、ということであります。

そこで、私たちは、「災害時における緊急伝達訓練」の目的で、平時において交通事故や火災等々の情報を発信しています。

先般は、ある女性会員から「不審者情報だけ欲しい。事故などの情報は要らない。」とのご意見をいただき、そして、本日、キンモクセイさんからは「事故情報を配信してもらうのは助かるが、画像などの情報は必要ない」とのご意見をいただきました。
上記のような理由ですので、残念ながら、どちらのご意見にも沿うことはできません。

不審者情報しか要らないと思っている人には、事故や火災情報が届く自体が邪魔くさいでしょう。
現場の画像の情報まで要らないと思っている人からは、訳の分からん画像を載せるくらいなら載せないほうがまし、と思われているでしょう。
しかし、それもこれも全ては万一時に備える訓練途上のことですので、たとえ多少の失敗があっても、どうか我慢してください。

災害時に、多くの人が命を落としてしまうかもしれない状況になっても、子ども達の命だけは守りたいと思うなら、災害時に役立つ情報共有網を作るために、ご理解のほどお願いいたします。

2008年10月12日

酔う花?

高木 です。

我が家の脇に家内が育てた「酔芙蓉」という花がきれいに咲きました。


朝は「白い花」を咲かせ、夕方になると「赤い花」になるとか・・・


お酒を飲んでだんだん顔が赤らんでくることに似ていることからこの「酔芙蓉」と言う
名前が付けられたようですが、


夜な夜な、会合で
飲み屋街に出かける私のような・・・

2008年10月13日

自動車転覆

田中です

先月から今月にかけて交通事故が多発し
その多くが車の横転や転覆を伴っている。

とくに車が転覆するというのは
大事故でもない限り通常あまり考えられないと思うが
実際に写真のような事故現場を見て驚いた。

080923jiko.jpg

081008jiko.jpg

どちらの事故も運転手はケガを負ったものの命に別状はなかったようだが
それにしてもこうも簡単に車はひっくり返ってしまうものなのだ。

車体の軽量化やあるいは何らかの安全上の構造によるものなのか…
よくはわからないが、とにかく車が横転・転覆する事故は増えているように感じる。


こういった事故を防ぐには運転者の意識しかない。
まずはスピードを控えること。

人に対してはもちろんのこと、車に対しても優しい運転を
心がけることが大切だと、いま一度自分自身戒めたい。

2008年10月14日

福祉の世界って何かと難しそう

笠井です。

私という人間は、どちらかと言うと「口より手」と言いましょうか、「うだうだと講釈並べている暇があったらパパッとやってしまったほうが早い」と考えるタイプの男でして、行動力という点ではどの方からも一定の評価をいただいているのですが、反面、何事も説明不足の傾向があって、他人から誤解されることもしばしば。誤解される度に痛い目にあっているくせに…、また始末の悪いことに「誤解するならどうぞ」と思っているところがありまして、とにかく善きにつけ悪しきにつけ典型的な[我が道を行く]型の人間と言われてまいりました。

そんな私が、曲がりなりにも障がいの娘の将来を按じてNPOを興し、そして昨年から福祉の世界の人達と関わりながら事業を行うようになった訳ですが、
福祉の世界の人達に見受けられがちな「前置き(!?)の長さ」は、私のような粗雑な特攻型の人間にとっては、正直なところ、少し苦痛に感じることがあります。

もう二週間ほど前になりますが、新潟で福祉作業所ネットワークの会議がありました。
この日の会議には、新潟市内の福祉作業所10カ所以上が集まりました。
その中で私だけただ一人、長岡からの参加で、しかも福祉畑の人間ではなく、障がいの子どもを持つ親という立場での参加でありました。
そもそも、この福祉作業所のネットワーク…元を辿れば、私が仕掛け人的な役割を果たし、そして、先鋭&敏腕の福祉人・本多佳美さんの力を借りて実行しているものでして、
ネットワーク内では、皆で行う仕事を企業から請け負ってくるという営業の役割をこなしています。

会議の前半は、ワークショップ形式の意見交換の場。
ファシリテーター役はこの分野のプロ、昨年までNPOサポートセンターの事務局長だった金子洋二さん。
さすがの手腕で、参加者の本音を聞き出してくれてとても参考になった。
そして議論が進み、しばらくすると、いよいよ参加者の口から「施設の事情」についての発言が飛び出してきた。


福祉の世界には、私などには決して理解できない複雑な事情があるのでしょう。

しかし、問い掛けてみたくなった。
「どっちを向いているの?」と。
障がい者のほう!?それとも施設長のほう!?
あるいはもっと上の上部団体の理事長のほう!?

彼らは、それぞれに高い志を持って福祉に携わるようになったはずだが、その志を通すことが必ずしもできない状況に置かれているようでもある。
彼らにだって家族がある訳だから、家族の暮らしのためにはお金がなくては困る。だから、上司の顔色を伺ったり、施設長の方針に逆らえなかったり、世のサラリーマンと同様に、現場と上司との板挟みになって組織内での悲哀を味わっていることだろう。

事情は分からないではないが…
いろいろあるのでしょうが…
障がいの子を持つ親としては、障がい者のほうをもっと向いてもらいたいと、ただ、そう願うのみ。

福祉の上層部の人達がもっと障がい者のほうを向いてくれれば、現場の人達もそうなるはず。

そうなってくれないかなー。

2008年10月15日

どこへ行った?イノシシ

笠井です。

イノシシの出没騒ぎのあった地域の小学校では、児童たちは数名の保護者や地域パトロールの方に付き添われ登校という臨時の措置が先週末まで行われていた。


※写真の児童は私の愛娘ですので、肖像権侵害の心配はないですが、パトロールの方には無断掲載を、この場を借りてお詫び申し上げます。

さて、
初めに下山に出没したイノシシ…同一イノシシかどうかは定かではありませんが、その数日後には信濃川をはさんだ反対側の西千手で姿を目撃された。
一部報道によれば、下山と西千手のイノシシは別々なのではないか!?との記事もあったが、果たしてどうなのだろうか?
当団体のスタッフでもあり現役ハンターでもある谷井氏はこう言う。
「タヌキだろうがキツネだろうがイノシシだろうが、野生の動物は皆、平気で泳ぐ」
「エサを求めて移動する途中に川があれば、浅瀬の所を選んで泳いで渡っても何の不思議もない」

そういえば下山に現れた時は親子合わせて5頭だったが、西千手で目撃された時は4頭だったらしい。
この頭数の違いが、別々論の根拠なのだろうが、渡河の際に一頭、おそらくちびっ子のイノシシが流されたのでは!?と考えればつじつまも合う。

いずれにしても、イノシシたちは今どこにいるのだろう。

まさか、まだその辺をうろうろしているなんてことはないと思うが…

今度、人前に姿を現すと撃たれて捕獲されてしまうかもしれない。
すでに山に逃げていてくれていれば良いのだが…。

この辺にひょっこり現れて、動物好きなウチの娘が「かわいい~」なんって言いながら近寄っていかないかと、とても心配です。

10月の市政勉強会

住民安全ネットワークが共催する二つの市政勉強会をご案内いたします。

◆10月18日(土) 「長岡市公共交通基本計画とシティホールの素案について」

日 時:10月18日(土)19:30開始
場 所:神明公民館(大手大橋東詰近く:地図
講 師:関 貴志さん


◆10月20日(月) 「フェニックスについて」

日 時:10月20日(月)19:30開始
場 所:中央公民館(柳原分庁舎)長岡市柳原町2-1
講 師:小林健一さん (チームフェニックス代表)
フェニックス花火を核として、地域の活性化について、お話いただき、皆様の意見をお聞きしたいと思っております。


《お問合先》
NPO法人住民安全NWJ 事務局
メール:info@jmjp.jp
電話:0258-39-1656

2008年10月16日

地球温暖化で騒ぐ前に・・・

skymaxです。

私たちの生活に最も密接に係わっている科学…何だと思います?
私はそれが地学だと思っています。

ところが学校で最も教えにくいのも地学のようです。先日、日経新聞に中学の理科の先
生の半分近くが地学の分野を教えるのが苦手だというような内容の記事がありました。
毎日の暦の基礎となる天文、生活に密着した気象…地震などの防災の知識で地学はその
基礎になるべきものですが、一般には学校できちんと教えにくいもののようです。
…それは何故でしょうか?

地学は机の上で本を広げただけでは勉強出来るものではないからではないでしょうか?

現場に行く…観測をする…実際に見る…これが基本だからです。


今、地球温暖化による危機が声高に叫ばれています。
しかし巷の地球温暖化の報道はヤラセと誤報だらけ、批判も許さない風潮さえあります

二酸化炭素が温室効果ガスで、今の地球が温暖化していることは世界の科学者のほぼ共
通した見解ですが、なかなか実験室や理論の通りに温暖化が観測されないのも事実。

地球温暖化の問題は今後も研究し続けなければいけない問題にもかかわらず、経済や政
治の場面では既成事実として一人歩きしています。これは危険なことです。

地学は物理や化学のように必ずしも実験的に確かめられる学問ではありません。
複雑な要因が地球規模で時間をかけて絡み合っているのが、地球温暖化の問題です。
資源を大切に使う、環境に負荷をかけないような社会を目指すことは地球温暖化の問題
とは直接関係ありません。この点を混同している人が実に多いようです。

…にもかかわらず、排出権や原子力を扱う企業や国家が、地球温暖化の問題をビジネス
チャンスにしている現実は容認出来るものではありません。放射能と二酸化炭素、どち
らが生命に有害でしょうか?

私たちに本当に必要なのは現状を正しく知ることではないでしょうか?


私は自然に親しむ、実際に体験することを通して、子供たちには自分の頭で考え判断出
来るようになって欲しいものだと思っています。

最近はロボコンの影響か、子供たちにモノづくりの楽しさを教えるイベントが増えてき
ました。
私はそのような風潮には基本的に賛成です。
でもモノづくりだけが科学ではありません。一方では自然科学への関心はまだまだ低い
ように思っています。

子供たちが自然に興味が持てないのではありません。
今の大人が自然に対して、関心が薄い・・・薄くなってしまっているのではないでしょ
うか?

皆さんはどうお考えですか?

第一回天体観望会

笠井です。

skymaxさんの御協力で天体観望会を開くことができました。

でっかーい天体望遠鏡で星を見ながら、お酒を飲んで美味いもの食べて、あー久しぶりにストレス解消。

まず、あれが北極星ですから…と、skymaxさんが説明を始めようとすると、すかさず脇から「ちょ、ちょっと待ってください。あんな、大して明るくもない北極星を、どうしてそう簡単に見つけられるんですか?」…それはですねー、夏の大三角形というのがありまして…

星の話を聞いていると楽しいですね-。
全然飽きません。

子「ひゃー、何あれ?」父「何あれって、あそこに光っている星だよ。」
ってな感じでしょうか?
初めて覗く天体望遠鏡に子ども達は興味津々。

月の表面をドあっぷで見た別のお母さんが「メラメラしている感じねー」。
メラメラって…ちょっと表現が違うような…でも、まぁっいっか。

おっおー、今度は木星ですか。
おーすっげぇー、木星に赤っぽい線が見える。

どれどれ、うーーん、何も見えないですよ、どれですか?

あるじゃないですか?ほら。
ちゃんとみえるじゃないですか。
これが見えないのは、笠井さん、あなたの心が汚れているからなんじゃないの!?

にゃ、にゃにをー、うるせー。

大人達はこんなやりとりの大騒ぎ。

子ども達は子ども達で、↓こんなふう。

楽しいひとときでした。
それもこれも、全てskymaxさんのおかげです。
本当にありがとうございました。
養った英気を、また明日からの活動に生かしてまいります。
ありがとうございました。

2008年10月17日

集まりだした新しい力

笠井です。

一人一人の力は微力でも、それらを結集すれば“大きな力”となる。「だから、何でもかんでも一人でやろうとしないで!仕事を分担すればいいんだよ」。これは、私の仕事ぶりを見かねた周りの人たちから、よく言われていたことです。
自分でも、それは言われるまでもなく分かってはいて、そうしたいのはやまやまでした。
しかし、それができなかった。
“力”を結集しようにも、その肝心の“力”がなかったと言ったほうが正しいでしょう。

まったくなかったという訳ではないが、仕事を頼んでも後回しにされたり異常に時間がかかったりといった具合…これは他のスタッフ達が“本業優先”にしていたということであり、その姿勢は市民活動としては当然の姿勢なのだが、NPOの仕事すべてが自分のペースでやっていて良い仕事ばかりとは限らないので、結局のところ、やる気のある人間に負担が掛かるということになるのです。

どんなにスタッフが沢山いても、やる気のある人間というのは限られるもの。
ましてや「誰かがやるだろう」という気持ちが生まれてしまっていたら、けっこう重症。
際限なく「NPOの仕事は後回し」ということになってしまうのです。

私とて本業をしながらの活動でありましたが、事務局長という立場ということもありますし、ましてや私が言い出しっぺで作った団体ですから、誰に文句を言う訳にもいかず、仕方なく未明の3時とか4時に起きての作業を繰り返しておりました。
不規則な生活と寝不足からホルモン分泌の調子がおかしくなって20キロも太ってしまったという話は、以前にこのブログの記事にさせていただきました。

さて、「こんな生活、いくら何でももうダメ!」と弱音を吐きそうになっておりましたところ、その様子を神様が見ていてくれたのだろうか!?
最近になって、一人また一人と新しい力が協力を申し出てくれるようになったのです。

新スタッフ達は進んで協力を申し出てくれた人達ばかりだから、私のほうからどうのこうのと言わなくとも良いので非常に助かる。

そこで、それら新スタッフたちを一人ずつブログで紹介していきたいと思います。

まず第一弾は、最年少の長田さん。

彼の年齢は22歳。
数年来の“消防隊員の追っかけ”という異色の存在。
ウーーカンカンカンという消防車の音を聞くと、もう居ても立ってもいられない。
カメラ片手にいざ火災現場へ、ということになる訳です。

そんな長田さんですが、今までに何度か苦い経験があるそうです。
それは、火災原因に何らかの関与があるのでは!?と疑われ、警察から事情聴取されたことが二度ほどあるということなのです。
そりゃ、そうですよねー。
火災現場でカメラを持っている人間がいれば、怪しいと思われても仕方のない気がします。
警察では指紋まで採られて根掘り葉掘りいろいろと訊かれたらしいですが、その時点ではすでに消防隊員さんも彼の追っかけぶりを認識し仲良しになっていたということもあって、正真正銘の“消防隊員の追っかけ”であることを理解してもらったとのことでした。

そんな彼ですが、最近は“町づくり”活動にも深く興味を抱いているそうでして、つい先日の米百俵祭りにおいても裏方として活躍するなど、多方面にわたって大奮闘中です。

ちなみに彼は、時折、市民センターにおいて消防写真展を開いているそうですので、もしも、それに気付いたら、是非立ち寄ってあげてください。

長田さんの紹介は以上です。
他の新スタッフの紹介は、今後のブログで実行していきますので、よろしくお願いします。

2008年10月18日

PCも家電の仲間入り?

PCにツキがない たなかです(-_+)

買い換えてまだ1年余りのPCが
ここ1ヶ月で2回の大きな不具合に見舞われました。

前回は手の打ちようがなく、やむなくリカバリの大作業でしたが
今回はなんとかシステム復元で復旧することができました。

何か手を施しては再起動、うまくいかず他の手で再起動、またうまくいかずやり直し、再起動・・・
いったい何度↓このボタンを押したことか。
20081018153621.jpg


ところで
PCの起動時間にストレスを感じる人は少なくないと思いますが、
そんな悩みを解決するのか!?

『PCをテレビのように一瞬で起動させる機能が標準で備わるかもしれない。米国Microsoftは10月16日、PCの起動時間を大幅に短縮する「Instant On」機能に関するオンライン・アンケート調査を一部のユーザーに求めたことを認めた。(Computerworld.jp)』

というニュースを目にしました。

どんなPCが登場するのか楽しみですね。

いちいち起動に時間がかかるストレスPCが
テレビのように付けたり消したりできたなら
これはもう堂々と家電の仲間入りです。

2008年10月20日

新潟県犯罪のない安全で安心な町づくり推進協議会総会

表題の総会に参加してきたのは、もう二週間ほど前。
報告が遅くなってしまいました。

「Theお役所行事」
特に何も言うことはありません。
はぁー。

2008年10月21日

川崎イノシシ騒ぎの顛末

川崎小学校に出現したイノシシは、体長1メートルちょっと、体重は100キロ程度の大人のイノシシ一頭。

イノシシは児童通用口ドアに体当たりして、ガラスを割って、校舎内に侵入。

イノシシはガラスに体当たりした際に、鼻っ柱を切った。
ガラスに血が付いている↓

イノシシを捕獲したのは当NPOのスタッフ谷井でした。
谷井の勇姿をご覧ください。↓

イノシシが校舎内に進入し、教室に入ったところに、谷井が到着した。
彼は二次被害防止のためイノシシを閉じ込めようと、教室内にあった本棚を倒してイノシシの動きを制限し、さらに本棚にネットを張って出入り口を塞ぎ、それらでイノシシを追いつめて、徐々に身動きの取れない状態にした。

そして、タイミングを見計らって、イノシシにネットをかぶせて、そこに谷井が乗りかかる。
イノシシは怪我をしていることもあって、必死の抵抗の大暴れ。
大人しくさせようと、やむなくイノシシをバールで殴る谷井。
動きの鈍ったイノシシの手足を、すかさず縛り上げ、捕獲完了。

捕獲したイノシシは↓の白い車で搬送。

学校前は消防車とパトカー、報道陣、それに様子を見に来た保護者達の姿がいっぱい。


イノシシとニアミス

こんにちは、住民安全ネットワークジャパンのひらスタッフのカタヤマと申します。
今朝のイノシシ騒動、びっくりしましたね。
子供達に怪我などがなくて本当に良かった。

夜通しパトロールしてくださった皆さん、
そして、我らが谷井ハンターをはじめ、イノシシ捕獲という危険な任務にとりくまれた皆さんに感謝、そして拍手!

ところで・・・

実は私、自宅はウオロク(日赤町)の近く、仕事場は中島小学校の近くにあるのです。

イノシシ情報をご覧になった方で、土地勘のある方は「!」と思われたかも・・・
そう、イノシシが今朝、通ったルート上に住んでいるんです。

そして、昨日は、NPO関連の仕事に追われて貯まりに貯まった仕事を片付けるため 明け方4時まで残業していました。

イノシシが、信濃町に現れたのが午前3時・・・そして、中島小学校のフェンスに現れたのが午前6時、その間、私の仕事場や自宅の近くをうろついていたわけなのですが・・・

当の私は何も知らず、玄関開けっ放しでウトウトしながら仕事をしていました。
そして、午前4時頃に、ちょうどイノシシルートを逆送するカタチで、自転車で帰宅したのです・・・

今思うと・・・ちょっと怖いですね。

結果的に何もなかったので、今でこそ下の方の記事のように

当NPOスタッフのハンターがイノシシを捕獲! みたいなカッコいい記事が踊っていますが

一歩間違うと、当NPOのスタッフがイノシシに襲撃される! なんて記事を配信する羽目になっていたかも・・・

イノシシ事件?

ぽにょです。
川崎小に子供が通っている友達から、イノシシ騒動について連絡をもらいました。
子供達が全員無事で良かった事。
連絡を受けた時、あまりの驚きで、冷静でいられなかった事。
私がその立場だったら…。とても冷静ではいられないと思います。
でも世の中には、子供達の無事を喜んだりするよりも、イノシシの事を同情する意見が、早々と投稿されている。
子供達を守ろう!と、陰ながら応援している私からみたら「あなた達がそのイノシシを捕まえてみなさい!!」と、怒鳴ってしまいそうです。
とにかく、子供達が無事で良かった…。

2008年10月22日

谷井よりメッセージ

笠井です。
谷井よりメッセージが届きましたので、投稿代行します。

《谷井》
…………
イノシシ事件に関するコメント多いですねぇ。

野生で手負いのイノシシの狂った凶暴さは危険きわまりありません。
私が現場に到着した時は、消防・警察共にイノシシを遠巻きにして膠着状態となっていました。
そこで急遽、私が現場の指揮を執ることになり、一番に二次事故防止の策を講じ、追い込み作戦で動きを封じ込め捕獲しました。

投稿されたコメントの中には銃の使用云々というものもありますが、狩猟期外でして、ましてや校舎内です。銃の使用はできません。

皆さん、命のやり取りの修羅場に自分の子供がいたらどうします?

私がバールを使ったことについて、いろいろとご評論いただいているようですが、あれは絶対に二次事故を起こさせない行動でした。

外には野次馬・保護者・子供達・報道・通勤者・自転車等、万一逃がしたら、結果は想像できますね…。
捕獲劇の後、私は県内全テレビ局の取材を受けたり、新聞などにも掲載されたりしましたが、決してヒーローになりたくて取った行動ではありません。
もしも私がケガでもしていたら、「あの馬鹿野郎しゃしゃり出て良い格好しようとするからだ」と逆に非難を浴びたことでしょう。

バール使用についても、臨場警察官・消防職員とのとっさの判断、命がけだったのですよ。

おびただしい血の中に子供達の血が混ざっていなかった事が答えです。

私は、あの現場にいた消防・警察官の皆さんにご苦労様でしたと心から言いたい。
…………

再び笠井です。
皆さん、どうか想像してみてください、現場が如何に壮絶な状況であったかを。

瞬時の状況判断が必要とされる現場で、判断次第では悲惨な結果を招くかもしれないギリギリの最前線の現場において、「イノシシが可哀想だ」などという余裕を持っていられるものでしょうか?

どうか自分の身に置き換えて考えてみてください。
もしも自分だったらどうしていただろうかと想像してみてください。

2008年10月23日

イノシシ現場で気付く「輪」の広がり

笠井です。

イノシシ騒動の朝、スタッフの谷井から第一報の連絡を受けた私は、なかなか起ち上がらないWin VISTAのMyPCにイライラさせられながら、何とか第一報メール配信を済ませ、急ぎ現場へ自転車を走らせた。
私の自宅から現場となった川崎小学校へは自転車で5分程度。
別のスタッフに続報発信の指示を出しながら、現場へ急行した。

途中の信号で赤信号にひっかかり信号待ちをしていると、そこへ一組のご夫婦が慌てた様子で走ってきた。
遠くに見える川崎小学校のほうを指さし何やら会話をしています。
その様子から「もしや」と思い、「イノシシの件で学校へ行くんですか?」と尋ねてみると、」「そうなんですよ。あなたもですか?」と答えてくれた。
手に携帯電話を握りしめていたところを見ると、どうやら、たった先ほど私が送信したメールに反応しているらしきことが分かった。

そして、現場となった川崎小学校に到着すると、そこにはすでに沢山の保護者たちが集まり、慌ただしく動く消防隊員や警察官の様子を見守っていた。
しばらくして、捕獲劇が一段落したことが伝わってくると、ようやく周囲から話し声が聞こえてきた。
「いやーもうダメ、私。今でも足がガクガクしているわ」
「死ぬかと思うほどビックリした」
と、口々に話すお母さん達。

そこへ新聞記者が近寄ってきて、「イノシシが学校へ侵入したことを、どうやって知ったのですか?」。

すると、そのお母さん達が口を揃えて答える。
「メールが届いたので分かりました」と。

そうです。このお母さん達もすべて、私が発信したメールを見て駆けつけた人達だったのです。

事案発生現場にタイムリーに居合わせるということがあまりなかった私でしたが、
いざ、その現場に居合わせてみて、改めて、私たちの情報の輪が広がっていることに気が付きました。

そんな実感に充実感を感じていたところに、校舎内から出てきた迷彩服姿の人が私のほうにしきりに手を振ってきている。
誰かと思えば、先ほど第一報情報を知らせてくれた谷井さんだ。
「おーい笠井さん、イノシシ捕まえたの俺なんだよ。いやはや、大変だったよ。」と。

すっげぇーな、この人。
私に第一報を知らせてくれた後、すぐに行動を起こして、自分でイノシシ捕まえちゃったのか。
いやはや、この人の行動力には脱帽!と感心しきり。

ウチのNPOはこういった人達に支えられているんだなー。
これもまた、改めて実感させられました。

2008年10月24日

「非常識ルール」と「伝えたいメッセージ」

笠井です。

24日未明、長岡市内でタクシー強盗事件が発生しました。
その犯人が逃走中であることから、市内の小学校では集団下校の措置を取ったところもあったようです。

殺人や強盗…ネットを開けば毎日のように「どこか」で起きているこれらの事件は、皆さんの中では、未だに遠い地域や都会での出来事ですか!?

皆さん、私たちの暮らす長岡は安全安心であってもらいたいですか?

安全安心は、じっと待っていれば得られるものですか?

私たちの地域の安全は誰が守るのですか?
警察ですか!?それとも長岡市ですか!?

子ども達の安全を守り、子ども達の暮らす未来を安心な社会とするのは誰の役割ですか?
教育委員会!?それとも現場の学校!?市役所!?市長!?


この度の「川崎イノシシ騒動」に関するコメントの中で、ハンドルネームを使って批判や非難が寄せられました。
それらは、いずれも当事者意識の希薄なものでした。
そこで私は、皆さんに宣言させていただきました。
「批判したい」「非難したい」そう思ったら、どうぞご自分のご本名を名乗ってからにしてください、と。

他人がすること、それは必ずしも理解できることばかりではありませんよね。
私たちの活動について???ということが、皆さんにもおありでしょう。
だから、批判も非難もあって当然なのに「本名を名乗れ」はちょっとどうか!?
不特定多数の見ているネット上でおかしいのではないか!?
そうお考えになるのも理解できますし、承知しています。

しかし、それでも変えません。
誰に何と言われようとも、その姿勢は、今後も決して変更いたしません。
他のサイトではどうなのか知りませんが、少なくとも当サイトにおいては、それを揺るがず貫き通して参ります。

なぜなら、ここは、誰でもが好き放題を発言して良い場所ではなく、
地域や子どもの安全安心を願う人が建設的な議論をする場所だからです。

ですから、議論したくともできない[批判]の仕方をされては困りますし、ましてや、行動の伴わない口だけの方から[非難]されるのは御免被りたいのです。

「批判や非難はご本名で」というルールは、ネット上の常識では非常識とも思えるでしょうが、どうして?そのようなルールを宣言しなくてはいけなくなったのか、ここで一度、お心当たりのある方はご自身のご発言を振り返ってみてくださいませんか。

そして、その振り返りを契機に考えてみていただきたいのです。
私たちが皆さんに伝えたいメッセージとは?…と。


最後にもう一度…
私たちの地域の安全は誰が守るのですか?
子ども達の暮らす未来を安全で安心な社会にするのは誰の役割ですか?


2008年10月25日

キノコ好き

キノコ好き(食べる専門)の田中です

毒キノコ食中毒が昨年より早いペースで相次いでいることから
「毒キノコ食中毒発生注意報」が発令されたそうですが
中毒とともに毎年聞かれるのがキノコ狩り遭難。

キノコ狩りの好きな方 じつに多いですよね。

私の義父もバカがつくほど大好きで、
この時期は毎週のように一人で山に入ってはたくさんのキノコを持ち帰ってきます。

でも、今まで一度も連れて行ってもらったことがない・・。

親戚もどこに採りに行っているのか誰も知らないんだそうで・・・。

で、本人曰く「自分だけの宝の山を誰にも教えたくない」だそうです。
はいはい、そうですか~(--);

こういう人結構いるんじゃないでしょうか!?

ま、それはそれでいいんですが
皆さん遭難にだけは気をつけてほしいものです。
どんなに知っている山でもキノコ探して下ばかり見て歩いていたら
迷ってしまう可能性大なんですから。

毒キノコを見分ける目に迷いがなくても
山に迷ってしまったらダメですよ。

2008年10月26日

「猪に関するミニ知識」

笠井です。
谷井よりメッセージが届きましたので、投稿を代行いたします。

…………
猪担当の谷井です。
猪事件で多数の会員の皆様から、激励メールをいただきました。
この場をお借りしてお礼申し上げますと共に、質問もありましたので
私の少ない知識と経験の中からお答えしたいと思います。

*猪の行動する時間帯・場所・特徴・注意事項

1.基本的には夜行性です。(夜間から明け方、餌を採る為)
2.餌は、雑食で、芋類・米・雑穀・植物の地下茎・根・ドングリ・竹の子・昆虫・ミミズ・沢蟹等
 山間地の畑等は、被害が多くなります。
3.野生の鳥獣類は、体にダニ・寄生虫等が付き、それを落としたり・痒み?を和らげる為か、
 河川敷等に生息するキジは、砂浴びをし、直系40センチ位の丸い砂場を作ります。
*猪は泥水浴びをし、この行為をぬたうち、場所をぬた場といいます。
 ぬた場の大きさは、個体の大きさに比例すると思います。
4.猪は冬眠はしません、寝る場所は萱等を敷いて、広範囲に下草が倒れております。
5猪の行動範囲は、餌場・ぬた場・寝屋のパターンだと思います。
6.子育ては雌で、子猪は体に瓜に似た縞模様があり、瓜坊とよばれます。
7.大きな牙があるのが雄で、雌はありますが外からは、ほとんど見えません、
 牙は鋭利な刃物を2本持っているのと同じ事で、
 頭の位置がだいたい大人の太股位なので、子供達にはとても危険です。
       (川崎小学校で捕獲猪は、雄でした)
8.大きい個体は、150kgもあります。

    
*キノコ採り等で、ぬた場・寝屋を見つけたら静かに下山し、通報して下さい。当NPOも可*

万一遭遇したら、距離・地形によりますが、車が近くにあれば中に避難・熊のように木には登れませ
んから
出来るだけ゜高い場所に逃げる・遮蔽物に隠れる・相手の動きを見て、怖いでしょうが、急に走り出
さない。
四足のスピードには勝てません。

*目撃・出没地域では、戸外飼育のペット等の被害が考えられます、ご注意下さい。
              少しでも、お役に立てば幸いです。

…………

2008年10月27日

本当の健康とは?

笠井です。

新潟青陵大学の碓井教授の講演で聴いたお話です。

初めに「鳥」のお話。
落語家の桂 三枝さんは、家の庭に毎日飛んでくる数羽の小鳥たちにエサをあげていた。
小鳥たちは彼の投げるエサに群がってきて我先にとエサを獲り合うように勢いよく食べる。
ところが、数羽の鳥の中に一羽だけ、エサをまったく食べようとしない鳥がいることに気が付いた。

どうしたんだろう?なぜ食べようとしないのだろう?不思議に思って、その鳥の様子をじっと観察していた。
やがて、空腹を満たした他の鳥たちが、一羽また一羽と次々に飛んでいく。
エサを食べなかったその一羽は、相変わらずエサを食べようとしないままだ。

ところが、その後、彼は奇妙な光景を目にすることになる。
その鳥のところに、別の鳥がエサを運び出したのだ。

運ばれてきたエサを食べるその鳥の様子を見ていて、彼はようやく気が付いた。
エサを食べなかった一羽のその鳥は、実は目が見えない鳥だったのだ。

目の見えない仲間のところにエサを運ぶ…なぜ、そんなことをするのか?

次に、「猿」のお話。

2匹の猿に対して実験を行ってみた。
1匹の猿にはエサをあげて、もう1匹の猿にエサをあげない。
目の前に出されたエサにむさぼりつく1匹の猿。
最初は食べることに夢中だったが、その内、もう1匹の猿のほうをチラッチラッと見て、様子を気にするようになる。
そして、心なしか食べずらそうな様子になった後に、エサを少しずつ分けてあげ始めた。

なぜ、そんなことをするのだろうか?
何の教育も受けていない動物ですら、仲間のことを助けようとしている。
どうやら動物には本能として「助け合いの精神」があるようだ。

フロイト(※オーストリアの精神分析学者)はこう言っている。
「健康な人とは、愛することと働くことのできる人のことである。」

人は、誰かを愛し、その誰かを必要とする。
しかし、その一方で、
「誰かのために何かをしてあげたい」「何かをやって役に立ちたい」と思っている。
だから、
愛する人のために一生懸命働いてお金を稼いだり、ボランティア活動を行って社会に貢献しようとしたりするのは、人間の本能からの行為なのだ。

誰かを必要とし、誰かに必要とされること。
これが本当の「健康」な人の姿なのだ。

動物にすらある助け合いの精神…私たち人間には果たしてどうだろうか!?

本能のまま動けば助け合うのが普通。
だけど、それができなくなっている現代の人間たち。

いま、あなたの健康状態はいかがですか?
「何も病気していないから健康よ」と言う前に、少しだけ考えてみてください。
本当に誰かを必要とし、そして、本当に誰かに必要とされていますか?

もしも、そうでないとしたら、あなたは健康状態ではないかもしれません。
人間ドックにでも入って、身体の精密検査をお勧めします。

メッセージが届いた実感

笠井です。
一般会員の方より、思いがけずうれしいメールが届きました。

ご紹介させていただきます。

…………
笠井さんへ
以前「不審者情報以外は要らない」とメールした者です。

その際は日記上でのお返事をありがとうございました。

拝見した際は色々な意見があって良いのではないか・・・と否定(?)された事に対しずっと疑問を持ち続けてきました。
しかしその後も退会もせず今日に至っているのは、何を隠そう配信メールに助けられている私自身がいるからなのです。
周りを見れば携帯片手に同じ情報を配信してもらっているママ友達が本当に多いのも事実。

私は今の時点では、子供が第一の年令です。
気象・事故・事件・不審者情報がいかに有り難いか、本当に身にしみています。
私達が子供だった頃と全く環境の違う今の子供達。(中には変わらない子もいるでしょうが)
昔は・・・が通らなくなってしまった今、親である私達は日々考えさせられる事が多いです。

あの時あのような発言をしてしまった事を今は反省し、感謝しておりますことをお伝えしたくメールしました。

今後も大いに活用させて頂きたく、ご活躍をお祈りしています。
…………

人間100人いれば100通りの考え方がある。
他人のやること全てが必ずしも納得できる訳はない。
むしろ反対意見があって当然。

この方は、ご自分の意見を事務局宛てにメールで送信してきてくださいました。
メールでしたから、私共もメールで回答することができました。
(この時は、たまたま回答内容が皆さんにもお伝えしたかったものでしたので、結局ブログで発表させていただいたのですが)

こうした意見交換の結果、本日、上記のようなメールを頂戴したのです。

感じた「気づき」に基づいて行動を起こすことのできる方は素晴らしい。
こういった方に対して、私たちは強い「仲間意識」を感じずにはおれません。

私たちのメッセージをしっかり受け止めていただいている方が、また一人増えたことが明確に確認でき、とても嬉しく思っています。

自分に出来ること?

ぽにょです。

今回の猪騒動で気付いた事がありました。
猪出没、注意!
学校に猪出没!
この配信を受けて、自分は何が出来るのか…。
単純に、子供達が無事であってほしい。そう願うだけで、友達に連絡を取って知らせたり、学校から子供達に注意があったか確認したり…と、私はそれ位しか思いつきませんでした。
でも、コメントの中には、本当に無事を喜ぶだけでいいのか…。そういう意見もありました。
100人いれば、100通りの意見や考え方もあると思います。
でも、私には子供達を守る事しか、考えられません。たとえば今回の場合、猪の立場的な考えを持つ余裕はありませんでした。
私は、人間が小さいのかなぁ…。

2008年10月28日

UFOを見たことがありますか?


skymaxです。

天体の観測をしていると、時々「UFOを見たことありますか?」と聞かれることがあり
ます。
私は残念ながらUFOを見たことがありません。

中学生の頃、気象観測用の気球を初めて目撃したときは本当に驚きましたが、何か正体
不明の光るモノを見ても、正体を調べてしまうのでUFOにはならないのです。

以前、八方台で星を見ていた時、UFOが見えると騒いでいる人たちに会ったことがあり
ます。
彼らは人工衛星をUFOだと言って盛り上がっていたのです。人工衛星は地球を回ってい
るのですから、決してジグザグに飛んではいないのですが、比較するものがない夜空だ
と、自己暗示にかかってしまうようです。
「いや、突然曲がった」
「ジクザクに飛行していると譲りませんでした」
(後日調べたら、ソ連の軍事衛星でした)。

昔、人望のある某カリスマアナウンサーが、木星をUFOだと勘違いして放送してしまっ
たことがありました。
「星はこんな風に見えません」…だって木星ですから(笑)
勘違い・目の錯覚は誰にでもあることですが、原因をひとつひとつ潰していくと、最終
的にはUFOの正体が判明してしまうようです。

UFOは未確認飛行物体のことですから、必ずしもイコール宇宙人の乗り物というわけで
はありません

その多くは大きな流星(隕石、火球)などの天体に起因する現象、スプライトなどの気象
現象、気球や飛行機などの人工物に区別されます。
宇宙人の乗り物が飛んでいると信じている人もいますが、どういうわけか第三者が確認
出来ない事例ばかりです。
関東では晴れた夜には常時夜空を撮影して流星を研究しているグループがあります。
ところが、地道に天体観測している人の前には決して、宇宙人の乗り物らしきUFOは姿
を現さないようです。
関東平野では雨が降らない限り、曇りでも撮影されているそうですから、宇宙人のUFO
はよほど雨が好きなのかもしれませんね(笑)

でも天文学者は宇宙人の存在を否定しているわけではありません。
むしろ、宇宙には地球以外にもきっと生命があると考え、積極的に多くの天文学者が多
額の費用と時間をかけて研究しているのです。
最近はそのために太陽系以外の惑星が次々に発見され、これまで考えられない新しいタ
イプの惑星が見つかりつつあります。

私たちの子供たちが大人になる頃、地球以外の星にも生命が見つかるかもしれませんね

宇宙人の乗り物のUFOを否定すると、
「科学ではまだ解明出来ないことがある」とか、
「夢を壊すな」と、お叱りを受けることがあります。

まだわからないことがあるから調べるのであり、新しい発見にこそ夢があるのではない
でしょうか。

2008年10月30日

~秋葉原事件に関する考察~

笠井です。

新潟青陵大学の碓井教授の講演で聴いたお話の第2弾です。

秋葉原で起きた無差別殺傷事件は記憶に新しい。
犯人は、中学までは優等生で、高校は青森県内一のエリート校に進学する。

犯人は、教育熱心な家庭で育てられた。
宿題をやる時は、母親が横に張り付いてだめ出しをする。
作文などは、母親が気に入る書き出しをしないと、そこから先に進めない。
しまいには作文全文を母親が書き上げる始末だったそうだ。

テレビは見させてもらえない。
見ることを許されていたのは「ドラえもん」と「日本昔話」だけ。
ファーストフードに至っては、そういうものの存在すら知らなかったと言う。

確かに普通じゃない。
この母親を異常という人もいるだろう。
しかし、母親が悪かったのか!?
母親のせいで犯罪が起きてしまったのか!?
いや、そうではあるまい。
なぜなら、この母親には大きな「愛」があったからだ。

勉強をする子どもの横にぴったり張り付いて、手取り足取り…いくら教育熱心といっても、そこまでのことができる母親が世の中にどれほどいるだろうか
よほどの愛情がなければ、そんな真似はできはしないだろう。

愛情は確かにあった。
しかし、その愛情が伝わらなかったのか!?

愛はあったが届かなかった。
何かの理由で愛が空回りを始める。
結果として子どもから見れば愛情不足状態になってしまう。
そして、
「こんな僕なんか死んだ方がいいんだ」と思うようになっていったのではないか。

犯人は、親からも見捨てられていると感じていた。職場でも、居場所が見つけられない。
自分という人間は最低最悪な人間。まるでロボットのような労働力に過ぎない。
友達もいない。顔も不細工だから彼女もいない。
「自分は世界一の負け組。勝ち組を一人残らず殺したら、最後に残るのは自分だ。」
そんな屈折した考えに…そして、最後に辿り着いたのがインターネットの世界だった。

しかし、インターネット上でも一人だった。
あまりにも捻くれていたので、周りが相手にしてくれなくなったということらしい。
秋葉原の事件当日、朝から一挙一動を書き込んだが、誰も相手にしなかったという。
捕まってから「ホントは誰かから止めて欲しかったが、誰も止めてくれなかった。」
インターネットの世界の人達に自分の存在感を示したかった。…だから秋葉原だったという訳か!?(たったのそれだけで7人を殺したのか)

しかし、驚くことに、彼の気持ちが分かるという人が沢山いる。
それほどに、「自分はダメな人間はないか!?」」と思っている人がたくさんいるということだ。

国際比較によると、日本の若者は、「非常に自信がない」というのが特徴なのだそうだ。
見捨てられるのではないか!?という不安を漠然と抱いている若者が大量に増えている。
「荒れる成人式」がその典型だ。
横暴なことは、自信のなさの裏返し。
自信のない人間は、情報だけを取り入れて、偉そうな態度を取る。横暴な振る舞い。
知識は沢山持っているけど、実体験が伴わないので自信がない。
能力への不安、将来に対する不安。

現代の若者達は下積みが苦手。
下積みができる人は、心の奥底に強い信念がある。
「いつかは…になってやる」というような」強い信念がないと下積みができないのだ。

とんでもない犯罪を犯してしまう人の発想は「0」か「100」の発想。
自分は良い会社に入れなかった→もうダメだ。おしまいだ。孤独と絶望感。

プロの犯罪者は、まぁまぁのところで稼ぎ、まぁまぁ暮らしていく。
決してひどい凶悪犯罪は犯さない。
ところが、孤独と絶望感を感じている人は違う。
最後の最後に、今まで俺のことを馬鹿にしてきた連中に一泡吹かせてやる。
そんなふうに考えるのである。

「もう自分の人生はこれでおしまい」…それでいいと考えている。
大量殺人者は、もともと生きる願望を持っていないから、犯罪の直後に自殺する人がほとんど。
捕まったとしても、「いいんだ、早く死刑にしてくれ」と言うことが多い。

JR荒川沖の犯人の青年が、秋葉原の事件を知って、こう言ったそうだ。
「秋葉原の犯人がうらやましい。ホントは、俺ももっと大きな事件を起こしたかったんだ。」と。
普通の感覚では分からない、孤独と絶望感に押し潰されているのだ。

About 2008年10月

2008年10月にブログ「住民安全ネットワークジャパン」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年09月です。

次のアーカイブは2008年11月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35