笠井です。
一人一人の力は微力でも、それらを結集すれば“大きな力”となる。「だから、何でもかんでも一人でやろうとしないで!仕事を分担すればいいんだよ」。これは、私の仕事ぶりを見かねた周りの人たちから、よく言われていたことです。
自分でも、それは言われるまでもなく分かってはいて、そうしたいのはやまやまでした。
しかし、それができなかった。
“力”を結集しようにも、その肝心の“力”がなかったと言ったほうが正しいでしょう。
まったくなかったという訳ではないが、仕事を頼んでも後回しにされたり異常に時間がかかったりといった具合…これは他のスタッフ達が“本業優先”にしていたということであり、その姿勢は市民活動としては当然の姿勢なのだが、NPOの仕事すべてが自分のペースでやっていて良い仕事ばかりとは限らないので、結局のところ、やる気のある人間に負担が掛かるということになるのです。
どんなにスタッフが沢山いても、やる気のある人間というのは限られるもの。
ましてや「誰かがやるだろう」という気持ちが生まれてしまっていたら、けっこう重症。
際限なく「NPOの仕事は後回し」ということになってしまうのです。
私とて本業をしながらの活動でありましたが、事務局長という立場ということもありますし、ましてや私が言い出しっぺで作った団体ですから、誰に文句を言う訳にもいかず、仕方なく未明の3時とか4時に起きての作業を繰り返しておりました。
不規則な生活と寝不足からホルモン分泌の調子がおかしくなって20キロも太ってしまったという話は、以前にこのブログの記事にさせていただきました。
さて、「こんな生活、いくら何でももうダメ!」と弱音を吐きそうになっておりましたところ、その様子を神様が見ていてくれたのだろうか!?
最近になって、一人また一人と新しい力が協力を申し出てくれるようになったのです。
新スタッフ達は進んで協力を申し出てくれた人達ばかりだから、私のほうからどうのこうのと言わなくとも良いので非常に助かる。
そこで、それら新スタッフたちを一人ずつブログで紹介していきたいと思います。
まず第一弾は、最年少の長田さん。
彼の年齢は22歳。
数年来の“消防隊員の追っかけ”という異色の存在。
ウーーカンカンカンという消防車の音を聞くと、もう居ても立ってもいられない。
カメラ片手にいざ火災現場へ、ということになる訳です。
そんな長田さんですが、今までに何度か苦い経験があるそうです。
それは、火災原因に何らかの関与があるのでは!?と疑われ、警察から事情聴取されたことが二度ほどあるということなのです。
そりゃ、そうですよねー。
火災現場でカメラを持っている人間がいれば、怪しいと思われても仕方のない気がします。
警察では指紋まで採られて根掘り葉掘りいろいろと訊かれたらしいですが、その時点ではすでに消防隊員さんも彼の追っかけぶりを認識し仲良しになっていたということもあって、正真正銘の“消防隊員の追っかけ”であることを理解してもらったとのことでした。
そんな彼ですが、最近は“町づくり”活動にも深く興味を抱いているそうでして、つい先日の米百俵祭りにおいても裏方として活躍するなど、多方面にわたって大奮闘中です。
ちなみに彼は、時折、市民センターにおいて消防写真展を開いているそうですので、もしも、それに気付いたら、是非立ち寄ってあげてください。
長田さんの紹介は以上です。
他の新スタッフの紹介は、今後のブログで実行していきますので、よろしくお願いします。