skymaxです。
私たちの生活に最も密接に係わっている科学…何だと思います?
私はそれが地学だと思っています。
ところが学校で最も教えにくいのも地学のようです。先日、日経新聞に中学の理科の先
生の半分近くが地学の分野を教えるのが苦手だというような内容の記事がありました。
毎日の暦の基礎となる天文、生活に密着した気象…地震などの防災の知識で地学はその
基礎になるべきものですが、一般には学校できちんと教えにくいもののようです。
…それは何故でしょうか?
地学は机の上で本を広げただけでは勉強出来るものではないからではないでしょうか?
現場に行く…観測をする…実際に見る…これが基本だからです。
今、地球温暖化による危機が声高に叫ばれています。
しかし巷の地球温暖化の報道はヤラセと誤報だらけ、批判も許さない風潮さえあります
。
二酸化炭素が温室効果ガスで、今の地球が温暖化していることは世界の科学者のほぼ共
通した見解ですが、なかなか実験室や理論の通りに温暖化が観測されないのも事実。
地球温暖化の問題は今後も研究し続けなければいけない問題にもかかわらず、経済や政
治の場面では既成事実として一人歩きしています。これは危険なことです。
地学は物理や化学のように必ずしも実験的に確かめられる学問ではありません。
複雑な要因が地球規模で時間をかけて絡み合っているのが、地球温暖化の問題です。
資源を大切に使う、環境に負荷をかけないような社会を目指すことは地球温暖化の問題
とは直接関係ありません。この点を混同している人が実に多いようです。
…にもかかわらず、排出権や原子力を扱う企業や国家が、地球温暖化の問題をビジネス
チャンスにしている現実は容認出来るものではありません。放射能と二酸化炭素、どち
らが生命に有害でしょうか?
私たちに本当に必要なのは現状を正しく知ることではないでしょうか?
私は自然に親しむ、実際に体験することを通して、子供たちには自分の頭で考え判断出
来るようになって欲しいものだと思っています。
最近はロボコンの影響か、子供たちにモノづくりの楽しさを教えるイベントが増えてき
ました。
私はそのような風潮には基本的に賛成です。
でもモノづくりだけが科学ではありません。一方では自然科学への関心はまだまだ低い
ように思っています。
子供たちが自然に興味が持てないのではありません。
今の大人が自然に対して、関心が薄い・・・薄くなってしまっているのではないでしょ
うか?
皆さんはどうお考えですか?