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AEDと言えば…もう一つ言っておかなきゃ!

笠井です。
AEDと言えば…もう一つ言っておかなきゃ!

先日、中央公民館に行った時のことです。
エレベータに乗って目に留まったシールに→「AEDは4階にあります」

どうです? これ、おかしくありませんか?

公共施設にあるAEDですから、地域の人たちに使われて当たり前。
当然、そういうことを意識して設置場所を決めなきゃいけないはずなのに、4階ですよ、4階。
・地域の人が倒れた→・さあ、大変。えーっとAEDはどこにあるんだっけ?→・そうだ、中央公民館ならあるはず。→・1階と4階を往復しているだけで6分経過。

何度も言うようですが、6分時は電気ショックの成功率はたったの40%です。
もたもたしている内に救急車が到着してしまいます。

これではAEDは何の役にも立たないことになります。

皆さん、どう思いますか?

こんなふうに不可解なことが、残念ながら、私たちの周りには実は沢山あるのです。
これら一つ一つに意見を述べたり、自分たちが行動したりしながら、私たちの社会を私たちが暮らしやすいように一つ一つ変えていこうではありませんか。
行政マン達のせいにしてはいけない。
行政マンたちは皆、一生懸命やっています。
しかしながら、このAEDの事例のように、悪気がある訳ではないが非常識なことだったり、手が回らなくて後回しにされていたり、といったことが沢山あるのです。

そういう時、皆さんならどうしますか?
抗議電話を掛けて文句を言えば、その案件に関しては、あっさり解決するかもしれません。
しかし、そんなことでは根本的な解決にはならないと私は思うのです。

市民力を向上させましょう。
そして、私たち自身の力で、一つ一つ変えていきましょう。
それが、私たち自身のためなのですから。

皆さんの身の回りにも「???」ということがありましたら、その情報を教えてください。

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コメント (4)

ムササビ:

ムササビです。
こんな質問をしてすいません。

そもそも私はAEDのことがよくわかりません。
申し訳ありませんが、わかりやすく教えて頂けませんか?
もしかしたら、企業や公民館の職員の方の中にも私に近い認識の方が居られるのかもしれませんよ。

笠井/住民安全ネットワーク:

AEDについて説明します。

倒れている人がいる。
呼吸をしていない。
心臓音が聞こえない。

こういう場合にAEDを使います。

AEDの電源を入れると、すぐにアナウンスが流れ始めます。

「コードを差し込んでください。」

「パッドを指定の位置に貼ってください。」

「ただ今解析中。少々お待ちください。」

「電気ショックの必要があります。」
または
「電気ショックの必要はありません。」
(解析の結果、細動電流が計測されなければ、除細動する意味がありませんので、必要なしとアナウンスされます)

電気ショックボタンを押してください。

患者から離れてください。

電気ショックがビリビリ

だいたい、こんな感じです。
アナウンス通りにやれば良いので、誰でも使えます。

この作業を、救急車の到着する前にできるかどうかが、生死を大きく左右します。

ムササビ:

ムササビです。
笠井さん、ご説明ありがとうございました。

以前、テレビでそのような内容の番組を見たことを思い出しました。

笠井さんのご説明だと、難しい操作はなさそうですが、私などはいざその場に遭遇したら、混乱してしまわないか心配です。

とっさの時にも対応出来るように、私たち自身にも訓練や心構えが必要なのではないでしょうか?

これに限らず、高価な備品は導入した後はそのままになる場合が少なくありません。折角の貴重な設備が有効に活かされるように、私たち自身が関心を持ち続けることが不可欠ですね。
私などはこのような問題があることすら知りませんでした。
どうもありがとうございました。

フェニックス:

笠井さん、AEDの件さすがですね。一般の方達は、あ、此処にもあるんだなぁと思うだけでしょうね。AED使用は、1分1秒を争い、蘇生率を左右します。ビル管理の事情もあるのでしょうが、エレベーターが込み合っている時間帯だったら・・・! 長岡市内もスーパー・量販店・金融機関・日帰り温泉・公共施設等ここ1-2年でAED設置施設が、目覚しく増えました。これらを有効活用して行くためにも、市民の声となる住民安全NWJAPANに期待し、我々市民も協力いたします。

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2008年10月01日 04:52に投稿されたエントリーのページです。

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