[ カテゴリー:子ども ]

「出会いはフェイスブック」の波紋―ネットの危うさ、子供にどう伝えるか

東京都三鷹市で女子高生(18)が刃物で切られて殺害された事件で、女子高生は容疑者とインターネットの実名制交流サイト「フェイスブック(FB)」を通じて知り合ったという。FBを含むSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通じて知り合い、事件に発展したケースはこれまでもある。同様の事件に子供が巻き込まれないため、保護者ができることはあるだろうか。(平沢裕子)

◆マッチング機能

FBは実名での登録が基本。もともと米国の大学生が同じ大学内での友達づくりのために開発したもので、会ったことのない人と簡単に友達になれるサービスが特徴だ。FBのようにインターネットのデータベースと、その中の情報を引き出し、整理する機能を基に出会いや友達づくりができる機能は「マッチング機能」と呼ばれる。

当初、無差別の通り魔事件と思われた今回の事件は、詳細が分かるにつれ、男女関係のもつれが原因とされる。被害者がFBで容疑者と知り合ったことを報道で知り、「うちの子はFBはやっていないから大丈夫」と思った保護者もいるかもしれない。

しかし、子供のネット利用を考えるホームページ「ねちずん村」を主宰する群馬大名誉教授、下田博次さんは「マッチング機能を発揮するネットワークサービスは、一般にSNSと呼ばれるものだけではない。過去には携帯電話のプロフ(ネット上に自分のプロフィルを紹介するサイト)でも同様の事件が起きている」と警鐘を鳴らす。

◆妄想生みやすい

プロフがきっかけの事件は平成20年、千葉県で起きた。30代の無職の男が、携帯サイトのプロフで知り合った中学3年の女子生徒の顔や腹部をメッタ刺しにし、重傷を負わせた。知り合ったといっても、2人が交際していたわけではない。「今日、何してた?」などのメッセージをやり取りしただけだが、途中から女子生徒が返信をやめたことで男が「拒絶された」と感じ、犯行に及んだという。

下田さんは「ネットは錯覚や妄想を生みやすい。千葉の事件のように、自分勝手な思い込みが崩れたときに被害妄想となり、凶行に及ぶことはしばしば起きている。見知らぬ人と安易にメッセージのやり取りをすることが大きな危険をはらんでいることを、保護者は子供にしっかり伝えるべきだ」と指摘する。

日本よりも早くネット社会になった米国では、ネットの特性を理解し、使いこなすための社会教育の講座が大学などに設けられ、多くの人が受講しているという。下田さんも親と子供が共にネットについて学ぶ「ペアレンタルコントロール(パソコンなどIT機器の使用に関し、親が使用時間や使い方を制限するなどの学習)講座」を各地で開催している。

下田さんは「インターネットはもはや現代社会に不可欠なメディア。保護者もその特性を理解し、危険性を認識したうえで使うよう親子で話し合ってほしい」と話している。

【用語解説】SNS

社会的ネットワークをインターネット上で構築するサービス。FBのほかに、ライン(LINE)やツイッター(twitter)、ミクシィ(mixi)などがある。リクルート進学総研の調査(平成25年)によると、高校生でFBを利用しているのは約3割。約半数が利用するラインやツイッターよりは少ないが、利用者は年々増えている。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/131018/edc13101808280000-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/life/news/131018/edc13101808280000-n2.htm


道徳、新設「特別の教科」に…15年度にも

小中学校の道徳の教科化について、文部科学省は国語や算数と異なる「特別の教科」を新設し、実施する方針を固めた。

道徳は他教科で行われている数値評価などになじまないが、教育を充実させるには、教科化が必要と判断した。教科書については、教材会社による作成が通常3年程度かかることから、暫定的に同省作成の副読本「心のノート」を使う案が出ている。

17日に開かれる同省の有識者会議「道徳教育の充実に関する懇談会」に示し、12月には報告書をまとめる。これに基づき、下村文科相が中央教育審議会に諮問する。学習指導要領の一部改定により、早ければ2015年度から実施する。

道徳は、学習指導要領で週1回の授業が義務づけられ、学級担任教諭らが「心のノート」などを使って実施している。しかし、教科としては位置づけられていないため、国語や算数の補習に充てられるなど「形骸化」が指摘されている。

教科は一般的に、〈1〉免許を持った専門の教員が〈2〉教科書を用いて指導し〈3〉数値などによる評価を行う――とされる。道徳の場合、数値評価などが難しいとされるため、特別の教科として扱い、充実を狙う。学習指導要領の趣旨を生かし、他教科で学ぶ内容を深める教科になるという。

道徳の教科化は、今年2月、政府の教育再生実行会議が、いじめ対策として提言していた。

◆心のノート=小学校低・中・高学年、中学生用の計4種類ある。イラストや詩なども掲載、公共心や友情の大切さなどを説く。同省によると、全小中学校の9割以上で使用されている。2002年に配布を開始。11年、民主党政権が中止したが、今年配布が再開された。現在、全面改訂が進められている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131016-00001449-yom-soci


中高生の好きな教科1位は「体育」、2位「音楽」、3位「理科」

最近では、厚生労働省から中高生のインターネット依存に関する調査の結果が発表されたり、中高生のLINE利用やLINEいじめについてのニュースをよく目にしたりするようになったが、中高生のコミュニケーション事情や本分である勉強の事情はどのようになっているのか。英会話のGabaでは、中高生の日常や勉強観を探るため、全国の中高生に対し、「中高生の日常生活と勉強に関する調査」を実施したところ、中高生が最も大切にしていることの1位は「友だち」32.1%、「家族」を上回った。また、最も大切にしていることに男女差が見られ、男子は「友だち」、女子は「自分一人の時間」がトップになった。

全国の中高生1,000名(全回答者)に、日頃の生活で最も大切にしていることを聞いたところ、最も多かったのは「友だち」で32.1%と3人に1人の割合となり、「家族」27.2%、「自分一人の時間」25.9%が次いで多くなった。男女学年別にみると、男子では、学年が進むにつれ「友だち」を最も大切とする割合が高まる傾向がみられ、中学生27.2%、高校1年生37.6%、高校2年生36.0%、高校3年生43.2%となっている。一方、女子で特徴的だったのは、「自分一人の時間」を最も大切にしている割合が男性より高いことで、高校1年生では39.2%、高校2年生では32.8%と、いずれも「家族」や「友だち」よりも高くなっている。

また、全回答者(1,000名)に、1日のうちでインターネット利用やケータイ・スマホでのゲーム、テレビ視聴にどのくらい時間を割くことが多いか聞いたところ、1日の平均時間は、《インターネットの利用》が164分(2時間44分)、《ケータイ・スマホでのゲーム》が105分(1時間45分)、《テレビ視聴》が128分(2時間8分)となった。

中高生のインターネットの利用率が高いことがわかりましたが、家族や友だちなど周囲の人とのコミュニケーションにはどの程度使われているのか。それぞれの相手とコミュニケーションをとっているとした中高生に周囲の人とのコミュニケーション方法を聞いた。まず、友だちや異性(友だち以外の)とのコミュニケーション方法をみると、「LINE」(対友だち79.8%、対異性62.3%)が主な方法の1つとなっているようで、「直接会話」(対友だち87.9%、対異性71.9%)に次いで高く、「ケータイ・スマホでの通話・メール」(対友だち71.5%、対異性41.8%)よりも多くの中高生に利用されている方法となった。次に、親とのコミュニケーション方法をみると、「直接会話」(対父親85.5%、対母親91.6%)や「ケータイ・スマホでの通話・メール」(対父親54.7%、対母親68.7%)が主な方法となっているようだ。それらに続いたのは「LINE」(対父親15.6%、対母親23.7%)で、母親とコミュニケーションをとっている中高生の4人に1人が、母親とLINEをしている結果となった。

続いて、全回答者(1,000名)に、好きな教科や嫌いな教科、社会に出てから役に立つと思う教科などを聞いたところ、《好きな教科》の1位は「体育(保健含む)」(32.5%)、2位「音楽」(30.0%)、3位「理科」(26.4%)となった。また、《社会に出てから役に立つと思う教科》をみると、1位は2位以下を大きく離し「英語」(75.1%)となり、2位は「国語」(54.3%)、3位は「家庭科」(41.8%)だった。

中高生の教科観では、中高生が「英語」を社会に出てから役に立つと思う教科と捉えていることがわかったが、学校の授業以外で英語や英会話を勉強することはあるのか。まず、学校の授業以外で英語や英会話の勉強をしている中高生の割合をみると、4割(42.1%)が何かしらの英語・英会話の勉強をしている結果となった。次に、学校の授業以外で英語・英会話を勉強している421名の勉強方法(勉強として行っているもの)をみると、「洋楽を聞く」(44.4%)が最も多く、「学習塾で英語を勉強する」(27.1%)、「洋画を見る」(23.3%)、「英語学習のワークブックを使う」(15.9%)、「海外ドラマを見る」(14.5%)が続いた。

今年5月に政府は教育再生実行会議第3次提言の中に小学校英語の教科化や中学校における英語による英語授業の実施に関する内容を盛り込んだが、《小学校の教科に英語があって欲しかった》に対する中高生の同意率(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計、以下同様)は57.1%、学年別にみると、最も同意率が低かった中学生でも半数以上の52.0%が同意を示し、学年が進むにつれ高くなった。また、《中学校の英語の授業は、英語で行って欲しい(欲しかった)》に対する同意率は39.2%だった。さらに、社会人になってからの社内公用語について聞いたところ、《将来、社内公用語が英語の会社に入社することは怖くない》は23.2%だった。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131015-00000302-dime-soci


LINE~安心安全ガイド~

LINE 安心安全ガイドより 抜粋

トラブルに巻き込まれないために~学生のみなさまへ~

知らない人と”絶対”に会わない

悲しいことに、世の中は良い人だけではありません。
たくさんの人が利用しているLINEのようなサービスには、良い人や安全な人のフリをして、若いみなさんに
対して悪いことをしようとする人もいます。異性との出会いを求めてサービスを利用する危険な人もいますので、女の人は特に注意してください。 「知らない人」が絶対に「悪い人」だとは言えませんが、知らない人と実際に会ってしまったことで、大人になっても一生消えない傷を、体や心に負ってしまうこともあります。LINEで知らない人とつながったり、実際に出会ったりするようなことは絶対にしないでください。

危険な人の特徴(とくちょう)~こんな人がいたらすぐにブロックしよう~

  • ・エッチな質問をしてくる人
  • ・写メなど顔写真を見せてほしいと言ってくる人
  • ・性別や年齢(ねんれい)、学校や住んでいる場所などを聞いてくる人
  • ・芸能人でいうとだれに似てる?や体重・身長・胸のサイズなど体の特徴(とくちょう)を聞いてくる人
  • ・電話番号やメールアドレスなどプライベートな連らく先を聞いてくる人
  • ・「かわいいね~」「好きになりそう」「君のことタイプかも」など、ほめたり、好きと言ってきたりする人
  • ・「○○行こうよ!」「いっしょに○○しようよ!」と実際に会うような話をしてくる人
  • ・「○○買ってあげるよ」など、お金を持っていることやお金をあげることをアピールしてくる人
  • ・芸能界関係者だとウソをついて「モデルとか興味(きょうみ)ある?」とか「芸能人を紹介(しょうかい)しようか?」と言ってくる人

このような人がLINEのトーク(メール)で話しかけてきたら、
以下の方法ですぐにブロックしてください

  • iPhone・Androidの場合
    1. LINEのアプリを立ち上げて、[友だち]を開く
    2. 左上に表示されている[編集]をタップ
    3. ブロックしたい人の左側に表示されるアイコンをタップ
    4. 「ブロック」ボタンをタップ
    5. そのユーザーがブロックされます
  • 携帯電話(ガラケー)の場合
    1. LINEを開き[友だち]ページを開く
    2. ブロックしたい人の名前を選択
    3. 「ブロック」をクリックする
  • デスクトップ版PCの場合
    1. PC版のLINEを立ち上げて、 [友だち]ページを開く
    2. ブロックしたい友だちの部分を右クリック
    3. [ブロック]をタップ
    4. ユーザーがブロックされます

トークや通話をしたり、会ったりするようなことは絶対にしないでください

危険から自分の身を守るための方法

上で書いたような危険な人から勝手にトーク(メール)が送られてこないようにするために、まず、知らない人とはつながらない(自分のLINEアカウントを見つけられない)ようにしましょう。さらに、もしつながってしまっても連らく先などは絶対に教えないにしましょう。

つながらないようにしよう

  • LINE IDを知らない人と交換(こうかん)しない

    LINE IDは電話番号やメールアドレスと同じくらい大切なプライベート情報です。知らない人に気軽に電話番号を教えませんよね?それと同じようにLINE IDも教え合わないようにしましょう。
    2013年2月現在、auのAndroid端末(たんまつ)を利用している場合は、18才以上の人しかID検索(けんさく)機能が利用できません。<今後、他の携帯(けいたい)会社・機種にも同じルールを適応予定です>

  • LINE IDをインターネットに書かない

    ブログやアプリのレビュー欄(らん)や掲示板(けいじばん)サイト、SNSなど知らない人が見る可能性がある場所には絶対にLINE IDを書きこまないようにしましょう。SNSのアカウントを非公開にしていたり、日記の公開範囲(はんい)を友だち限定にしたりしていても、思わぬところから情報が伝わる可能性があります。

  • 知らない人から友だち追加されないようにLINEを設定する
    「ID検索」で探されないよう設定する

    1. LINEの[その他]ページを開く
    2. [設定]の中にある[プロフィール]または[プライバシー管理]を開く
    3. 「IDの検索を許可」を「オフ」にする
    知らない人に「友だち」として追加されないように設定する

    1. LINEの[その他]ページを開く
    2. [設定]の中にある[友だち管理]を開く
    3. [アドレス帳]の中にある「友だちへの追加を許可」を「オフ」にする
  • 知らない人とつながってしまったら?

    もし、上に書いた注意や設定をしないで、知らない人が「知り合いかも?」や「友だち」に出てきてしまったら、すぐ「ブロック」しましょう。絶対に、個人情報や連らく先(れんらくさき)が分かる情報を教えないように気をつけてください。

個人情報になるものの例

電話番号、メールアドレス、住所、学校名、氏名、クレジットカードの番号、家の車のナンバープレート、LINE ID、メールアドレスや顔写真をのせているブログやSNSの情報

ネットマナーを守ろう

ちょっとしたイタズラ心や軽い気持ちで起こした行動や発言が、警察(けいさつ)や学校を巻きこんで大きな問題になることがインターネット上ではめずらしくありません。また、事件にならなくても、自分が同じことをされたら、どんな気分になるかを考えてから行動しましょう。特にグループトークやタイムラインなど、複数の人が見ている場所では以下の点に注意してください。

  • ・他人の悪口を言わない
  • ・安易な気持ちで自分や他人の顔写真をのせない
  • ・仲間はずれにして特定の人をグループから強制退出しない
  • ・わいせつな写真やトークを投稿(とうこう)しない
  • ・ウソの情報や事実かどうか分からない情報を広めない

めいわく(スパム)メールが届いたら

見ず知らずの人からいきなりトークが届くことがあったら、要注意! 明らかに知り合いではない人からのトークは、めいわく(スパム)メール業者による一斉(いっせい)送信である可能性が高いです。 その場合は、トークへの返信、記載(きさい)されているURLへのアクセス、メールアドレスへの連絡、会員登録などは絶対にしないで、すみやかにトークを削除(さくじょ)して相手をブロックまたは通報してください。

通報の方法

  1. 知らない人(友だちになっていない人)から送られてきたトーク画面を開く
  2. トーク画面の上部に表示されている「通報」をタップ
  3. 当てはまる通報理由にチェックを入れて、「同意して送信」をタップ

LINEの「友だち」ではない人から一方的にトークが送られてくると「通報」をタップし、通報理由を選択

それでも問題に巻きこまれたら

ここまで書いたことに注意しても、もし、悲しいことや危険なトラブルが起きたり、起こりそうになったりしたら、すぐに保護者の方や学校の先生、信頼(しんらい)できる年上の人などに相談しましょう。1人だけでガマンしたり、解決したりしようとしても、どんどん状況(じょうきょう)を悪くしてしまいます。一瞬(いっしゅん)、問題がおさまったかのようにみえても、きちんと解決をしないとまた必ず起こります。親や先生には言いづらい場合でも、仲の良い友だちや信頼(しんらい)できる年上の人などだれでもよいので相談しましょう。


小学校でLINE氾濫「規制困難」 主戦場は小4…大人が知らないSNSの実態

スマートフォン(高機能携帯電話)の爆発的な普及に伴い、小中学生にとっても無料通話アプリ「LINE(ライン)」は今や必要不可欠なコミュニケーションツールとなっている。だが、LINEを発端とした凶悪事件やいじめが後を絶たない中、保護者や学校関係者の危機感は強い。近畿2府4県の教育委員会や自治体、警察本部は昨年末、全国初の連絡会議を発足させたが、今年9月の総会で座長はこう指摘した。「知らないのは大人だけ。問題は日々変化している」。大人が知らない、子供をめぐるSNSの実態とは-。

昨年12月、近畿2府4県と政令指定都市、各府県警、携帯事業者5社など45団体で構成する「スマートフォン時代に対応した青少年のインターネット利用に関する連絡会」(事務局=総務省近畿総合通信局)が設立された。関係者がこれほど大規模な連携を図るのは、全国で初めてだ。この設立総会で参加者から出された課題や悩みは、主に高校生のインターネット利用に関するもの。昨年7月の総務省調査では、高校1年生の59%がスマホを利用しており、有害サイトへのアクセスや個人情報流出などの被害をいかに防ぐかが最大の関心事だった。

ところが、今年9月末に大阪市内で開かれた第1回定期総会では、様相が一変。急速に普及する無料通話アプリ「LINE」への対応策に話題が集中した。連絡会の座長を務める兵庫県立大准教授の竹内和雄氏は「もはや主戦場は小学4年生だ」と指摘する。竹内氏によると、学童保育が小学3年生で終了し、野球やサッカーなどのクラブ活動や学習塾通いが始まるのが4年生。このタイミングで子供に携帯を持たせる親が多いが、選ばれる端末はフィーチャーフォン(従来型携帯電話)ではなく、スマホだ。

携帯電話会社関係者によると、子供にスマホを買い与える際、子供が「LINEができなくなる」と文句を言うため、フィルタリングを導入しない親が増えているという。もっとも、フィルタリングは携帯電話会社の回線を利用するときには有効だが、Wi-Fi(ワイファイ)経由のネット接続には機能しない。このため、携帯電話会社は自社Wi-Fiに有効なフィルタリングを用意しているが、街中のコンビニなどにあふれるフリーWi-Fiスポットでは効果がない。

しかも、最近の学校現場では、クラブ活動の連絡網もLINEで代替しているところが多く、「もはや必要不可欠なツール」(大阪市のPTA役員)となっているのが実情だ。竹内氏は「子供を物理的に規制するは困難」と断言する。実際、大阪府寝屋川市の小学校でこんなケースがあったという。携帯電話の持ち込みはもちろん禁止だが、ある児童が、10人まで同時接続できる携帯電話会社の無線LANルーターを教室に持ち込み、アイポッドタッチでLINEをしていた。もちろん、アイポッドタッチへのフィルタリング導入は困難。この時、教室ではどんなサイトも“見放題”になっていた。

だが、LINEを発端とした凶悪事件やいじめなど、深刻な事態に発展するケースが相次いでいるのも事実で、保護者や学校は手をこまねいているわけにはいかない。9月末に開かれた定時総会では、活発な議論が交わされた。大阪府高石市の私立中高の教諭は、生徒のスマホにはほとんどフィルタリングは入っていないことや、入学前からLINEを使って生徒同士がすでに知り合いになっていることが多いという現状を報告。その上で、「何度も生徒同士で使い方のルールを話し合うことが重要」と指摘した。学校側がガイドラインなどを押しつけるのではなく、写真や発言を投稿する前に、生徒自身に影響や投稿者としての責任を考えさせるべき-との立場だ。

また、兵庫県の担当者は、「LINEを批判するだけでは、他の無料通話アプリや海外のサービスに流れるだけではないか」とも指摘。LINEだけでなくさまざまなSNS(ソーシャルメディア)の利用に関するルール作りを求めた。総務省によると、聖心女子大や日本大学の付属中高では、SNSのガイドラインを策定している。いずれも発信が社会に及ぼす影響やプライバシー保護について、自己責任での熟慮を促すもので、大人が枠を当てはめるのではなく、生徒に自己規制を求めた形だ。

定時総会の場で、座長の竹内氏がLINEを使ったことがない参加者に挙手を求めたところ、実に半数近くが手を挙げた。竹内氏はこう指摘した。「子供のスマホ利用について、知らないのは大人だけだ。問題は日々変わっており、本人たちにルールを考えさせるしかない」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131013-00000510-san-bus_all


魚料理を上手に食べられる小学生は半数以下! 骨なしを好む傾向に

子どもは魚料理を食べるのは得意? ベネッセ教育情報サイトでは、小学生の保護者を対象に、子どもがどのような魚料理が好きなのか、また上手に魚料理を食べられるかについてアンケートを実施した。(アンケート実施期間2013/07/03~2013/07/09、回答者数:1559名、アンケート対象:小学生の保護者)

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魚料理というと「さばく」など手間がかかる印象がありますが、いまではスーパーで加工済みのものが販売されるなど、手軽に楽しめるようになりました。今回のアンケートで、「週に1回以上魚料理が食卓に上る」と回答したかたは、全体の8割以上。具体的によく食卓にあがる魚の調理方法を伺うと、「焼く(96.7%)」「刺身、たたき(60.2%)」「煮る(56.4%)」というご家庭が多く見られました。

では実際に、現代の子どもたちはどのような魚料理が好きなのでしょうか。
「お子さまには好きな魚がありますか?(複数回答可)」と伺ったところ、1位はサケ(65.4%)、続いてマグロ(62.7%)と、刺身で食べられることの多い魚や、骨の少ない魚に多く回答が集まりました。中には「刺身なら何でも」というお子さまもいるようです。

さらに、お子さまは骨のある魚を食べるのが上手かを伺ったところ、「上手(とても上手+まあ上手)」と回答したのは46.2%でした。反対に考えると、半数以上のお子さまがあまり魚を食べるのが上手ではないことがわかったのです(下図参照)。

【図 お子さまは骨のある魚を食べるのは上手ですか?】
お子さまは骨のある魚を食べるのは上手ですか?お子さまが骨を気にしなくてもよい魚や、食べやすい料理方法を好む傾向にある一方、保護者としては、「骨のある魚をきれいに食べられないとだらしない」「魚料理は日本食に欠かせないから」などと、骨が多く食べづらい魚であっても上手に食べられるようになってほしいと考えており、保護者のジレンマがうかがえる結果となりました。

http://news.goo.ne.jp/article/benesse/life/living/benesse-9848.html


高校生のスマホ保有率は84%! 急激な普及にネットのリスク対応力は?

総務省が2013年6月から7月にかけて、全国の高校1年生約3,500人を対象に、インターネット上の危険・脅威へのリスク対応能力のテストと実態調査を行った。調査結果によれば、「スマートフォン」(スマホ)だけを使う子どもは、ネット上の安全対策の意識が低いほか、ネット依存にもなりやすい傾向が明らかになったという。教育ジャーナリストの斎藤剛史氏が解説する。

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調査では、高校生のスマホ保有率が84%となっています。前年の調査で保有率は59%でしたから、急速にスマホが普及したことがうかがえます。ネットに接続する手段を見ると、スマホが84%(前年度59%)、携帯電話が17%(同39%)、ノートパソコンが44%(同49%)などで、もはや高校生にとってスマホはネット接続の主役のようです。

ネットのリスク対応能力テストの平均正答率を見ると、主にパソコンを使っている生徒の正答率は73%、携帯電話を主に使っている者は69%、主にスマホを使っている者は68%、さらにスマホのみを使っている者は64%で、パソコンや携帯電話を使っている者よりもスマホを使っている者のほうが、平均正答率が低いことが明らかになりました。これは、パソコンや携帯電話を使っている者に比べて、スマホを使っている者のほうが、ネット上の危険性に対処する能力や知識が低いということを意味します。

また、総務省は2013年2月、小学4年生から25歳までの約2,600人を対象に、「ネット依存」の傾向を調べています。それによると、ネット依存の傾向が中~高レベルの者の割合は、スマホを持っていない者が38.2%だったのに対して、スマホ所有者は50.5%と半数を超えていました。年代別では高校生が最もネット依存の傾向が高くなっています。

スマホの急激な普及に対して、高校生などを中心とした使用者の意識が追いつかないのが実情のようです。

http://news.goo.ne.jp/article/benesse/life/education/benesse-9842.html


RSウイルス感染広がる

乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルスに感染した子どもの患者が新潟県内で増えていることから、県は手洗いやマスクの着用など対策を徹底するよう呼びかけています。
RSウイルス感染症は、発熱やせきなどかぜに似た症状の出る病気で、秋から冬にかけて主に乳幼児の間に流行し、初めての感染では肺炎や脳炎を起こして重症化することがあります。
県によりますと今月6日までの1週間に県内60の医療機関でRSウイルスに感染したと診断された患者は161人で、1つの医療機関あたりでは2点64人となり、全国の前の週のおよそ3倍に上っています。
年齢別にみますと1歳から4歳が99人、0歳が58人、5歳から9歳が4人、となっていて、いずれも10歳未満の子どもです。
県は、感染の拡大を防ぐため、手洗いやマスクの着用など対策を徹底するよう呼びかけています。

http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034989661.html


子供に予防接種を受けさせない理由、「副作用が怖い」「高額」ではなく……

ブライト・ウェイが発行する育児情報誌「miku(ミク)」は、全国の男女を対象に「ワクチンの接種状況」についてアンケートを実施した。調査集計期間は6月25日~9月16日で、1,111名から回答が寄せられた。

風疹の予防接種、約半数が「子供の頃受けた」

最初に、風疹(ふうしん)の予防接種は受けたことがあるか尋ねたところ、最も多い回答が「子供の頃受けた」(47.0%)だった。「受けていない」が19.3%、「受けたかどうか分からない」が11.3%となっている。

ママ・パパの約4割が「無料なら接種を受ける」

次に「ママはワクチン接種を受けますか(パパはママに受けさせますか?)」と聞くと、「無料なら受ける」が36.5%、「有料でも受けたい」が28.5%。同様にパパはワクチン接種を受ける(ママはパパに受けさせるか)か尋ねると、「無料なら受ける」が42.6%、「有料でも受けたい」が36.6%だった。

ママは予防接種を受けます(ました)か?

子供の定期接種、9割を超えているのはBCGだけ

続いて、子供の定期接種(定められた期間に受けると原則無料)ワクチンについて聞いた。受けた(受ける予定)もので一番多かったものは、BCGで94.4%、2位がMR(はしか+風疹混合)で86.7%、3位がヒブで85.4%。ポリオや三種混合、日本脳炎の接種率は、いずれも8割を切っている。

受けた、または受けさせる予定の定期接種

受けなかった理由について聞くと、「定期接種ワクチンと知らなかった」(60.5%)が最も多かった。「定期接種ではなかった」や「様子を見て検討する」などの意見が24.2%で、副作用が怖いという意見は9.0%にとどまっている。

定期接種にしてほしい1位は「おたふくかぜ」

次に、子供の任意接種(基本的に個人負担)ワクチンで、何を受けさせる予定か尋ねたところ、1位はおたふくかぜ(72.2%)だった。2位がみずぼうそう(69.0%)、3位がヒブ(67.7%)。任意接種ワクチンを受けなかった人に理由を聞くと、「ワクチンの存在を知らなかった」が38.9%で最も多く、「高額だから」(31.6%)が2位だった。

最後に、定期接種にしてほしいワクチンについて聞いたところ、1位はおたふくかぜ (72.5%)、2位はみずぼうそう(70.7%)、3位はインフルエンザ(55.7%)だった。

定期接種にしてほしいワクチン

http://news.mynavi.jp/news/2013/10/09/127/index.html

子の問題行動に隠れたメッセージ

問題行動を起こす子供 裏に隠れたメッセージを読み解け、と専門家

「家庭では素直で問題ないのに、学校では問題行動が多くて困る」、「成績も生活態度もいいのに、突然万引きをした」など、子どもの突然の問題行動に戸惑う保護者もいるだろう。少年非行に詳しい立正大学社会福祉学部教授の村尾泰弘氏に、子どもが問題行動を起こした場合の対応策について教えてもらった。

***

わたしは以前、家庭裁判所に勤務していました。多くの非行少年たちと向き合う際に心がけていたのが、子どもがどんなストレスを抱えているのか、その原因を突き止めることです。行動を良い・悪いの観点で考えるのではなく、子どもの声に共感してあげることです。

たとえば、「オヤジをぶっ殺してやりたい」など暴言を繰り返す男子中学生。多くの保護者は「殺すなんて言ってはいけない」と注意したくなると思います。しかし、わたしはこの子は、「お父さんにもっとわかってほしい、お父さんにもっと愛してほしい」と願い、それがうまくいかず暴力的な言葉を使っているのだと考えました。そのため、「なぜそう思うのか?」を聞くことに徹し、「お父さんは仕事ばかりしていて、自分のことを見てくれていない」という本音を聞くことができました。

このように非行行動の裏には、子どもからのメッセージが隠されていることが多いです。叱っても改善しない場合は、非行行動を責めたり、注意したりする代わりに「なぜそのような言動をとるのか」その理由を一緒に考えてほしいと思います。

話し合う中で、「自分の言動に問題があったのかもしれない」と、保護者自身を責めてしまうかもしれません。しかし、子どもの問題行動は、家族間のコミュニケーションが、何らかの事情で息苦しい状況になっているため、ストレスを抱えてしまっていることが原因です。

問題行動が起こる前の子どもの人間関係、家族のコミュニケーションについて振り返ってみましょう。きっと解決するカギがあるはずです。

http://news.goo.ne.jp/article/benesse/life/benesse-9826.html


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