治療しないで放置しておくと、恐ろしい合併症を引き起こす糖尿病。平成26年10月のある1日に糖尿病の外来で医療機関に訪れた人は、ざっと22万人にも上ったといいます。ちょっと驚きの数字ですよね?
糖尿病は生活習慣病の1つ。生活習慣はその人の家にいろいろな形で表れますから、家を見ればある程度その人の糖尿病リスクが分かるといいます。
そこで今回は、厚生労働省や世界保健機関(WHO)などの情報を基に、糖尿病のリスクが高い人の家の特徴をまとめます。
■1:ゴミ箱にタバコの吸い殻やお酒の缶がたくさん見つかる
ゴミ箱にタバコの吸い殻や、お酒の缶・瓶がありませんか? 厚生労働省によればお酒の飲み過ぎは、糖尿病のリスクを高めるとか。
喫煙も血糖を上昇させ、血糖値を下げるインスリンの働きを妨げるそう……。要注意ですね。
■2:たんすにスポーツウエアがない!
たんすにスポーツウエアはありますか? スニーカーは靴箱にあったとしても、運動をしていない人の家にスポーツウエアはないはず。
WHOも指摘していますが、運動不足は肥満のリスクを高めます。肥満は糖尿病を引き起こす主な原因の1つ。ぜひスポーツウエアをそろえましょう。もちろん、揃えるだけではダメですよ。
■3:体重計がない!
米コーネル大学の調べによると、家に体重計がない、あっても頻繁に乗っていない人は、体重が重くなる傾向があるとか……。肥満は先にも書いたように糖尿病の引き金に。なければ用意して、定期的に計りたいですね。
■4:ゴミ箱にポテトチップスや即席めんの容器がたくさん!
ポテトチップスや即席めんなど、カロリーの高い食べ物の容器がゴミ箱にたくさん入っていませんか?
あくまでも一例ですが、文部科学省の食品成分データベースによると、即席めん100gのカロリーは448kcal。ポテトチップスは554kcal。食べすぎれば当然、肥満の原因になりますよね……。
■5:洋菓子の袋がゴミ箱にいっぱい!
チョコレートケーキやパフェなどの洋菓子は、脂質を多く含みます。脂質は1gあたりのカロリーが高く8kcal。
適度に楽しむ分には全く問題ないのですが、口当たりがいいのでぺろりと食べられてしまいますよね。食べすぎの人は既におデブ化している恐れも……。
以上、糖尿病リスクの高い家の特徴をまとめましたが、いかがでしたか? 自身の家を繰り返しチェックしてみてください。
(ライター 坂本正敬)
http://wooris.jp/archives/182153
新年に「健康で長生きできますように!」とお願いした人もいると思います。自分だけでなく、家族の長生きを願った人もいるはずですよね。
ただ、健康で長生きしようと思ったら、実際に何をすればいいのでしょうか?
そこで今回は、ハーバード公衆衛生大学院の情報を参考に、“1日1皿食べるだけで長生きできる食べ物”を紹介します。
■野菜や果物は死亡リスクを下げる!
あなたは年末年始、野菜や果物をたくさん食べましたか? 油断をするとすぐに不足してしまいますが、ハーバード公衆衛生大学院の調べによると、1日の合計で5皿の野菜や果物を食べると、平均25%も死亡リスクを下げられると分かったそうなんです。
「1日5皿も!?」と驚いてしまうかもしれませんが、1日には3回食べるチャンスがありますし、果物も含めれば決して高過ぎるハードルではないはずです!
のべ約83万人の被験者が参加した16の既存の調査を、ハーバード公衆衛生大学院が分析。その結果、野菜や果物を1日に1皿増やすごとに、死亡率が5%下がると分かりました。つまり、“5皿を食べると25%下げられる”計算なのです。
ただ、人間の体は健康に役立てられる栄養素の量に限りがあります。6皿以上食べても死亡率は5皿と変わらなかったそうですから、健康で長生きしたい人は1日5皿が目標になります。
■野菜や果物をたくさん食べる方法は?
「でも、夫の外出中はコントロールできないし」という方、確かにそうですよね。その場合は、まず外食や飲み会での注文方法を変えさせてみては?
例えば、お昼に夫がラーメンを食べているとしたら、野菜ラーメンをオーダーさせる。牛丼やカレーライスを食べているならサラダも注文させるなど、外で野菜を食べるように仕向けるのです。
あるいは、お昼ご飯を野菜たっぷりのお弁当に切り替えたり、冬の今ならみかんを夫に持たせて食べさせたりする工夫も良いかもしれません。
また、一般的に生野菜より火を通した方が量をたくさん食べられます。自宅での食事は、生野菜サラダを毎食出すわけにはいかないと思いますので、煮たり焼いたり蒸したりして野菜を食卓に並べてみてください。
以上、1日1皿で死亡率が5%も下がる野菜や果物の効果をご紹介しましたが、いかがでしたか?
健康にいいと分かっていながら、どうしても不足してしまいがちな野菜と果物。調理や外食時のオーダーを工夫して、量を増やしたいですね。
(ライター 坂本正敬)
http://wooris.jp/archives/181744
体の芯まで冷え切る寒い日は、担々麺、麻婆豆腐、カレーうどん、チゲなどの料理が恋しくなりませんか?
「辛〜くて温かいものを食べて、冷えた体を温めよう」と思う人も多いですが、これらを食べて本当にあなたの体は温まっているのでしょうか?
実は、食べ方や食べた後の行動によって体を冷やしていることもあるんです! せっかく体を温めるために食べたのに、「なんだか逆に冷えて寒い……」なんてことにならないように、管理栄養士の筆者が、うっかり食べてしまうと“体を冷やしてしまう食べ物”についてご紹介いたします。
■1:生の生姜
“しょうが”は体を温めるということで女性に人気の食材ですが、生で食べるとかえって体を冷やす働きがあるのをご存知でしたか?
熱がでたり、体が火照っているときには生のしょうがを食べるようにし、体を温める働きを期待するのであれば、熱を加えたり、天日に干したものを食べたりするようにしてみてください。
■2:生のトマト
同じように、“トマト”も生のままでは水分が多く、体を冷やしてしまいます。この時期は、なるべく熱を加えて食べるようにしたいですね。
■3:豆板醤や唐辛子
豆板醤や唐辛子などの調味料を使った辛〜い料理は、体を温めるというのは知られていますよね? 確かにこれらは食べると血行促進作用があり体を温めます。
しかし、食べることで体を冷やすこともあるんです! それは、発汗作用といって、汗を出す働きによるものです。
食べた後に汗をかいてそのまま放置したら、その汗のせいで体は冷えてしまいます。せっかく辛い料理で体を温めても、その後体が冷えてしまってはもったいないですよね!
■4:甘味
糖分の多い甘味は体を冷やすので、デザートの後は、ノンカフェイン飲料をゆっくり飲むようにするといいです。
ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶のようなノンカフェイン飲料を“ぬるめ”でゆっくり飲むことも、体全体を温めてくれます。
いかがでしたか? 今回は、うっかり食べてしまうと“体を冷やしてしまう食べ物”についてご紹介いたしました。
体が冷えてしまうと、免疫力が弱くなったり、乾燥しやすくなったりするだけでなく、肩こりや腰痛もひどくなってしまうこともあります。体の芯から温めて、元気に冬を過ごしたいですね!
(ライター 望月理恵子)
http://wooris.jp/archives/177326
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