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2007年09月29日
<民主党>障害者支援法改正案を参院提出
民主党は28日、障害者自立支援法改正案を参院に提出した。障害者によるサービス利用料の1割負担を廃止し、支払い能力に応じた体系とすることで負担を軽減する。障害が重いほど負担が増える現行法には障害者側から改正要望が相次ぎ、公明党も改正に積極的。与野党の駆け引きが激しくなりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070928-00000146-mai-pol
高1、なたで切り付け=私立高教室で同級生に-香川
28日午前8時ごろ、香川県善通寺市の私立高校教室で、1年の男子生徒2人=いずれも(15)=がけんかとなり、1人が刃渡り約16.5センチのなたでもう1人の頭に切り付けた。生徒は救急車で病院に運ばれたが、軽傷とみられる。
生徒2人は以前は仲が良かったが、最近、不和になったといい、県警善通寺署はけんかの原因や教室内になぜなたがあったかなどを調べている。同署は切り付けた生徒を傷害容疑で逮捕する方針。
高1、なたで切り付け=私立高教室で同級生に-香川 -gooニュース
<フリマ>子育て応援、母親ら交流--精華・西木津地区 /京都
学研都市の精華・西木津地区にある「私のしごと館」で27日、「子育て応援!フリマ交流会」があり、乳幼児を連れた大勢の母親らでにぎわった。
<フリマ>子育て応援、母親ら交流--精華・西木津地区 /京都-gooニュース
子育て中の女性らを支援する珍しい試みで、絵本やおもちゃなどの再利用とともに、普段外出しにくい女性同士の出会いの機会を設けようと、精華町在住の主婦らでつくる子育てサポートグループ「結」が主催した。
同町の主婦らが37ブースで出店。手遊びや読み聞かせ付きの託児コーナーやパンの販売、ハンドマッサージコーナーなども設けられた。「結」の松本彰子代表(36)は「多くの人が来てくれて驚いた。協力してくれた団体や町などとネットワークを強固にして、今後もいろいろな活動を模索していきたい」と話していた。
近所の友だちと出店した同町光台の原田幸美さんは「2人の小学生を育てた際に使ったおもちゃや絵本を出した。他でも何回か出店したけど託児付きのフリーマーケットは初めて」と話していた。一方、6カ月の長男を連れて来場していた木津川市梅美台の上崎栄子さん(30)は「赤ちゃん用品がまだ十分にそろえていないので、よく見て買おうと思います。こんな機会があると助かります」と話していた。
2007年09月28日
戸籍のない男児保護 教育放棄?学校も通わず 杉並
戸籍がなく、学校にも通っていない10歳くらいとみられる男児が、東京都杉並区の児童相談所に保護されていたことが27日、分かった。男児は都内の一時保護所に保護されているが、男児と一緒にいたのが親族かどうかは不明で、児童相談所では男児が落ち着くのを待って、養育状況などについて聞き取る方針。
戸籍のない男児保護 教育放棄?学校も通わず 杉並-gooニュース
関係者によると、杉並区内で「おかしな児童がいる」との通報があったため、児童相談所で調査を開始。その結果、(1)男児に戸籍や住民票がなく身元が確認できない(2)学校に通っている形跡がない-ことなどから、児童相談所では保護者によるネグレクト(養育放棄)の疑いがあると判断。警視庁と連携して生活していた民家に立ち入り、男児を保護した。
都では「不法滞在の外国人の子供や、置き去りにされた子で戸籍がない例はあるが、今回のような例は極めて異例だ」としている。
高校生が刺され重傷 中学生を殺人未遂容疑で逮捕 千葉
27日午後3時55分ごろ、千葉市若葉区中野町の自動車整備工場から「人が刺された」と110番通報があった。千葉東署員が現場に駆けつけたところ、同区内の男子高校生(17)が血を流して倒れており、病院に運ばれたが重傷。
同署は28日未明、高校生を刺したとして、同区内の男子中学生(14)を殺人未遂と銃刀法違反の容疑で逮捕した。
同署によると、高校生は複数カ所刺されており、現場からは包丁が見つかった。中学生も軽いけがをしているという。
高校生が刺され重傷 中学生を殺人未遂容疑で逮捕 千葉-gooニュース
2007年09月27日
<障害者自立支援法>9割が応益負担廃止求める 共産党調査
共産党は26日、障害者自立支援法の影響調査の結果を発表した。原則1割の応益負担を盛り込んだ同法の実施で、月額1万円以上負担が増えたとする人が約6割で、応益負担の廃止を求める意見が約9割に上った。負担増については「1万~2万円」が41.6%と最多で、「1万円未満」が38.4%と続いた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070926-00000092-mai-soci
2007年09月26日
おのによる凶行相次ぐ ゲーム影響か
未成年者がおので親を切りつける事件が相次いだ。京都府警南署の巡査部長(45)が京田辺市の自宅で殺害されてから、25日で1週間。就寝中の父をおので襲った凶行について、二女(16)は逮捕された直後「後悔していない」と話した。理由は「父の女性関係が嫌だったから」。捜査幹部は「彼女なりの論理なのか」と理解に苦しんでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070925-00000059-san-soci
おのは、犯行の5日前に買い、自室に隠し持っていた。犯行前には「返り血が目立たないよう」黒のワンピースに着替えていた。
この事件では、マンガ化・アニメ化されたゲームの影響がインターネットの掲示板などで指摘されている。主人公の少女が振り回すおのが象徴的に使われ、猟奇的なシーンを問題視する声もある。事件後、一部テレビ局で同作のアニメ放映が休止された。
二女は「ゴシック・ロリータ(ゴスロリ)」と呼ばれる作中の主人公が身にまとっていた黒ずくめの衣装に興味を持っていたことも判明。
絵が得意で、マンガやアニメにも強く興味を抱いていたとみられている。府警では、二女のパソコンやメモ帳を分析するなど動機の解明を進めており、捜査幹部は「手おので首を切るという犯行は異常。好きだったマンガやアニメなどから何らかの影響を受けていた可能性はある」との見方を強めている。
また、犯罪社会学が専門の間庭(まにわ)充幸・静岡大学名誉教授も「ゲームが少年犯罪に与える影響は以前から指摘されてきた。京都や長野の事件にも影響を与えていたかもしれないことは十分に考えられる」と指摘する。
その一方で、間庭教授は、「今の少年たちはインターネットのような素早い反応ばかりを求めて心の余裕がなくなっている」と話す。対話が苦手で家族とのコミュニケーションさえも満足にとれず、親子関係の崩壊につながるケースも増えているという。
公園の砂場にカミソリ、小学4年男児が指先切る 東淀川
25日午後5時半ごろ、大阪市東淀川区豊里2丁目の豊里三角公園で、近くに住む市立豊里小学校4年の男児3人が砂場で遊んでいたところ、うち1人(10)が砂に埋まっていたカミソリで右手人さし指の先を切る軽傷を負った。他の2人にけがはなかった。東淀川署が調べたところ、砂の中から計5本のカミソリが見つかった。同署は何者かが砂場にカミソリを埋めた疑いもあるとみて調べている。
公園の砂場にカミソリ、小学4年男児が指先切る 東淀川-gooニュース
調べでは、カミソリは全長12センチ、刃渡り5センチで刃の一部がさびていた。公園を管理する大阪市ゆとりとみどり振興局によると、同公園は毎月1回、民間の業者に清掃を委託しているが、砂場の異物を探し出す点検はしていないという。市は26日から約1週間かけ、市管理の960カ所の公園のうち、砂場がある807カ所で職員が砂場の安全点検をする。
2007年09月25日
長崎県沖付近でM4・3の地震、長崎や天草で震度3
24日午後5時12分ごろ、長崎県沖を震源とする地震があり、熊本県天草市、長崎市、長崎県時津町で震度3を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、マグニチュードは4・3と推定される。震度2を記録した主な地域は次の通り。
熊本県人吉市、水俣市、上天草市、長崎県平戸市、諫早市、大村市、雲仙市、南島原市
長崎県沖付近でM4・3の地震、長崎や天草で震度3-gooニュース
「オノで父殴った」と出頭 長野、中3少年を逮捕
24日午前2時ごろ、長野県辰野町の女性から「自宅で夫が頭から血を流している。息子がいない」と110番があり、頭部に重傷を負った無職の夫(44)が病院に運ばれた。命に別条ないという。同2時半ごろ、夫婦の二男で中学3年の少年(15)が近くの交番に「父親の頭をオノで殴った」と出頭、少年は殺人未遂の疑いで逮捕された。少年は殺意を認めているという。警察は動機やオノの入手経路などを追及している。
「オノで父殴った」と出頭 長野、中3少年を逮捕-gooニュース
見知らぬ男が中学生切りつける 愛知・一宮
24日午後1時50分ごろ、愛知県一宮市八幡3丁目の路上で、「中学生が見知らぬ男に切りつけられた」と、生徒の学校の教員から一宮署に通報があった。
同署の調べでは、同日午後1時ごろ、中学1年の男子生徒(13)が、後ろから追いかけてきた男にカッターナイフのようなもので切りつけられた。生徒は左手首に軽いけが。出血はなかった。男は走って逃げた。生徒は部活動のため学校に行く途中だった。同署は暴行容疑で男の行方を追っている。
見知らぬ男が中学生切りつける 愛知・一宮-gooニュース
2007年09月24日
緊急地震速報 より安全な場所へ移動を
10月1日から一般向けに提供が始まる「緊急地震速報」。テレビなどを通じて大きな揺れが来る前に地震発生の情報が伝えられるほか、専用端末に加入している家庭や職場では「震度5強、16秒前、10、9、8…」といった情報が提供され、予想震度や大きな揺れが来るまでの猶予時間も知ることができる。時と場合によって得られる情報が異なる緊急地震速報を最大限に生かすには、どう行動すればいいのだろう。代表的なケースについて、防災の専門家に聞いた。
緊急地震速報 より安全な場所へ移動を-gooニュース
気象庁は「家庭では頭を保護し丈夫な机の下などに隠れる。あわてて外へ飛び出さない」「自動車運転中はあわててブレーキをかけず、ハザードランプを点灯し揺れを感じたらゆっくり停止する」など、緊急地震速報が流れたときの具体的行動例をホームページなどで公開している。ただ、その内容は、地震発生時の従来の対応と大きな違いはないようにも思える。
防災システム研究所所長の山村武彦さんは「これだけでは、緊急地震速報の情報を十分に生かせない」と指摘する。気象庁が示した行動例は大きな揺れがいつ来るのかわからない状況では最善策といえるが、「何秒後に強い揺れが来るのかが分かっている場合には、より安全な場所に移動することを考えるべきだ」という。
屋内では家具や本棚などが凶器に変わる。家ごと倒壊すれば机の下も安全地帯ではない。「過去の大きな地震の死傷者のうち約85%が屋内で死傷している。だから、可能なら屋外へ出た方がいい。一般家庭なら10秒あれば屋外に脱出できる。揺れが来るのを屋内で待つのはナンセンスだ」(山村さん)。
外出時、特にデパートや映画館、地下鉄など不特定多数が集まる施設では、パニックの発生が懸念される。気象庁では「施設の係員の指示に従って落ち着いて行動し、あわてて出口には走り出さない」などと行動例を挙げている。
都市防災に詳しい都市計画家、山田雅夫さんは「集客施設でのパニックは避けられないだろう。パニックに巻き込まれないためには、多くの人が集中して逃げていく大きな流れに乗らず、少しでも人の少ない避難路を探すことが大切だ」と秘策を明かす。
山田さんによると、大規模な建物は建築基準法により、最低でも2方向以上の避難路を各フロアに設け、人の流れを分散するようにしている。パニック時は人の流れが1方向に集中し、他の避難路がガラ空きになっていることが多いという。
「緊急地震速報を聞いたら、とにかく冷静になって危険の少ない場所や方向を探し、粛々と避難すること。それが生死を分けることになる」と山田さんは話している。
2007年09月23日
「緊急地震速報」来月から ラジオ局困った!
来月1日から実施される「緊急地震速報」の放送をめぐり、在京の民放ラジオが揺れている。6社で作る検討会は、とりあえず来年4月からの放送開始を決めたが「課題が多く延期もありうる」と含みを残す結果に。来月から実施に踏み切るNHKやテレビの民放キー局などと、足並みにばらつきが出ている。背景にはテレビとラジオのメディア特性の違いもあり、なお曲折が予想される。(戸津井康之)
「緊急地震速報」来月から ラジオ局困った!-gooニュース
TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、エフエム東京、J-WAVE、RFラジオ日本の6社は、気象庁の協力要請を受け、地震情報を各局が番組中に速報として発信するコンピューターシステムを共同で開発、ハード面での環境はほぼ完成しているという。
しかし、検討会幹事の田中厳美ニッポン放送編成局長は、延期の理由について、運用面での整備が遅れている実情を明かす。問題は、映像や音で総合的に情報を伝えることができるテレビと、音だけのラジオとのメディア特性の違いだ。例えば、ラジオでは、音楽番組が突然、警報音に変わり、避難を呼びかけることも十分想定される。
「高速道路で車を運転中のドライバーが、あわてて急ブレーキを踏んだら大事故につながりかねない」と検討会は説明。速報に驚いた聴取者が、万一事故を起こした場合の責任の所在についても、懸念を示す。田中局長は「災害を抑止するための速報なのに、現状のままでは、二次災害を引き起こす可能性がある」と指摘する。
政府は「運転中に速報があればハザードランプを点灯させ、ブレーキをかけながら路肩へ寄せて停車してください」としているが、「警報音も知らない人が多く、訓練もしていない状況で、果たしてスムーズに避難できるのか」(検討会)と疑問はぬぐえない。
それに、速報後、どの時点で聴取者が警戒を解けばいいのか、という問題も。ドライバーが、どの時点で再び車を動かせばいいのかなどの判断基準を、気象庁などは示していないからだ。テレビは文字情報を断続的に流して判断材料を提示することも可能だが、ラジオ局側がどのように情報を流すかについては意見がまとまっていないという。
民放連加盟のラジオ局は101社。検討会で開発したシステムは、加盟社から要望があればノウハウの共有に応じるというがローカル局にはコスト面で大きな負担となる。
気象庁の地震データが、テレビやラジオ局のシステムに届くのに約6~7秒。局側のシステムが放送中に速報を流すのに約3秒かかるとされる。場所により差はあるが、地震波が届くまで数秒~10数秒の状況で視聴者が避難するまでの猶予がどれだけあるのかと疑問視する声は多い。
民放連が発表した認知度調査で緊急地震速報の名前や内容を知っていたのはわずか29%。今後、6社はPRにも力を入れるが、文化放送の田村光広編成局長は「周知度が50%を切るような状況ではとても実施できない」と話している。
2007年09月22日
児童180人の情報、小学講師が紛失 千葉・習志野
千葉県習志野市教委は21日、体育担当の市立小学校非常勤男性講師(28)が20日、全校児童約180人の氏名、生年月日などが書き込まれたUSBメモリー(パソコン用外部記録装置)を別の市立小学校内で紛失したと発表した。今のところ情報の外部流出は確認されていないという。
市教委によると講師は2校で指導しており、メモリーには1校分の個人情報が書き込まれていた。体育クラブに所属する児童約20人は自宅電話番号も書き込まれていた。
児童180人の情報、小学講師が紛失 千葉・習志野-gooニュース
相談、初の5000件突破 06年度、児童相談所
≪兵庫県≫
二〇〇六年度に神戸市子ども家庭センター(児童相談所)に寄せられた相談件数が、統計を取り始めた一九五六年以降、初めて年間五千件を上回ったことが、同センターのまとめで分かった。虐待への市民の関心が高まり、近隣住民や知人からの通報が大幅に増えるなど、養護相談など四項目は、いずれも前年度を上回った。
相談、初の5000件突破 06年度、児童相談所-gooニュース
■児童虐待の通報大幅増 学習障害なども関心
〇六年度の相談総数は五千二百三十件で、前年度比で四百八十一件増。
寄せられる相談は、家庭での養育が困難な児童の養護(虐待を含む)▽障害▽罪を犯すおそれのある虞犯(ぐはん)や触法などの非行▽子どもの性格や行動、不登校や家庭内暴力などの育成-の四項目に分けられる。
最多は障害に対する相談の三千二百五十二件で、全体の約六割を占めた。学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)などへの関心が高まっている上、乳幼児健診の充実に伴い、軽度の障害を含め、早い時期から相談する親が増えているという。
5歳と4歳の姉妹、無認可保育園で2年間生活 北九州
北九州市内の無認可保育園に預けられた5歳と4歳の姉妹2人が、両親の育児放棄がきっかけで約2年間にわたり園で生活していたことが21日、明らかになった。匿名の通報を受けた市が18日に園を立ち入り調査し、姉妹を市の施設に一時保護した。園長は「自分の子どものような感じになって手放せなかった」などと話している。市は、園の対応が児童福祉法(要保護児童発見者の通告義務)違反にあたるとみて調べている。
5歳と4歳の姉妹、無認可保育園で2年間生活 北九州-gooニュース
2007年09月21日
<食物アレルギー>増える対象児童・生徒 困惑増す教育現場--学校給食の風景 /新潟
◇学校給食の風景…新潟の上所小
県内に約4500人いると推計されている食物アレルギーを持つ児童・生徒。全国的に増加傾向にあり、県内の学校給食の現場でも個別のアレルギーに対応した給食「代替食」を作るなどの対応が進められているが、学校ごとに格差があり、保護者からは不安の声が上がっている。代替食を作るにはコストがかかるため市町村側も及び腰で、教育現場からは「これ以上増えると対応できない」という声も漏れる。新潟市の事例を中心に現状を追った。
<食物アレルギー>増える対象児童・生徒 困惑増す教育現場--学校給食の風景 /新潟-gooニュース
新潟市中央区近江の上所小学校。この日の給食の献立は、くきわかめのサラダ、鶏肉のクリームソース、カレー味ごはんだ。食物アレルギーがある2年生、大関沙季ちゃん(8)は、栄養士がアレルゲンの油とこしょうを除いて作ったサラダと、母明子さん(43)が献立に似せて作ったお弁当を教務室に取りに行く。
保護者からの要望が高まり、同小で栄養士が一部の簡単なメニューだけ個別に原因材料を抜くようになったのは5年以上前。万が一の事故に備えた独自のマニュアルも作った。明子さんは『先生が「できる限りがんばりましょう」と言ってくれてありがたい」といい、保護者の評判も上々だ。
奥田大道教頭は「うちは給食室があるから、栄養士と相談すれば比較的対応しやすい」と話す。しかし不安もある。「今は対象児童が4人だからいいが、10人だったら対応できなくなる」
文部科学省の調査によると04年度時点で、全国で約33万人(2・6%)の児童・生徒に食物アレルギーがあり、その数は増加しているという。同省は「代替食などの取り組みが進められることが望ましい」とするが、対応は市区町村に任されており、地域ごとに格差が出ているのが実情だ。
県内でアレルギー専用に調理した給食「代替食」や「特別食」を用意しているのは、小学校で29・4%、中学校で22・2%だけ。上所小のように一部メニューに限り、除去対応する学校も少数派で、「不平等」との声が上がる。
だが学校側もジレンマを抱える。奥田教頭も「代替食までは人手が足りず難しい」と話す。最大の障害は人件費だ。アレルギー専門調理室に専従職員1人を配置し、約20人の代替食を作る秋葉区の西部給食センターでさえ、職員の1人は「これ以上増えると人手も場所も対応できないので、あまり広報してほしくない」と本音を漏らす。
一方、先進的な自治体では専従職員を置く動きが進んでいる。長野県松本市では、99年からアレルギー対応食専門の栄養士や調理員を配置し、すべての給食センターで代替食を導入。静岡市でも今秋から専従の職員4~5人で市内17校の代替食を作る予定という。
新潟市保健給食課は「今のところ苦情はなく、市で統一して取り組む予定はないが、対象児童がどれだけいるのか実態調査を検討したい」と話す。
これに対し親たちの声は切実だ。食物アレルギーの子供を持つ同市の親の会「わんぱくアトピッ子クラブ」(萩野三千代代表)は「学校や担当の先生の理解によって対応に差があり、親は個人レベルで交渉している状態。中には『特別扱いできない』と一切の対応を断わる学校もある。せめて対応できる最低ラインを市で決めてほしい」と訴えている。
山形、児童2人死傷事故で男逮捕 「よそ見していた」と供述
山形県南陽市で乗用車が登校中の小学生の列に突っ込み、市立赤湯小5年の佐藤仁宣君(10)が死亡、児童1人が重傷を負った事故で、南陽署は20日、自動車運転過失致死傷容疑で、会社員福岡敏成容疑者(50)を逮捕した。調べに対し「よそ見をしていた」と話し、「大変申し訳なく思っています」などと謝罪したという。また肺炎を患っており「薬を飲んでいた」と話していることから同署は事故との関連も調べる。
山形、児童2人死傷事故で男逮捕 「よそ見していた」と供述-gooニュース
2007年09月20日
子供・女性への犯罪情報「匿名通報ダイヤル」で…警察庁
警察庁は来月1日から、子供や女性に対する犯罪情報を民間団体で受け付け、有力情報に最高10万円を支払う「匿名通報ダイヤル」制度を開始する。
子供・女性への犯罪情報「匿名通報ダイヤル」で…警察庁-gooニュース
児童買春など表面化しにくい犯罪から被害者の早期保護を狙ったもので、モデル事業として1年半実施する。
受け付け対象は、子供については、児童買春のほか、児童ポルノ、覚せい剤譲渡、強制わいせつなど。女性については、売春や不法就労を目的にした人身売買など。
警察に身元を探られたくない人もいるため、通報先は特定非営利活動法人「日本ガーディアン・エンジェルス」に委託し、匿名でも受け付ける。同法人から受けた情報を警察庁は全国の各警察本部に連絡し、被害者の保護や事件の摘発にあたる。
公園遊具に亀裂、破断=全国に同種266基-名古屋のメーカー輸入・神戸市
神戸市は19日、市内の公園に設置された遊具6基8カ所に構造上の問題から亀裂や破断が見つかったと発表した。いずれも遊具メーカー「内田工業」(名古屋市)が韓国から輸入した複合遊具。同種の遊具は全国39都道府県に266基あるといい、同社は不具合がないか調査している。
公園遊具に亀裂、破断=全国に同種266基-名古屋のメーカー輸入・神戸市 -gooニュース
市は同日までに同社に遊具をすべて取り換えるよう指示し、国土交通省にも報告した。これまでのところ、同社の複合遊具の不具合によるけが人の報告はないという。
市公園砂防部管理課によると、不具合が見つかったのは、複合遊具のチューブ型滑り台とコイル型登り棒。5月に同市兵庫区で、地元のボランティアが登り棒のコイル状の溶接取り付け個所に破断が生じているのを見つけた。同月、同市須磨区でも市の定期点検で、滑り台のチューブ本体取り付け部分に亀裂が生じているのが確認された。
チューブ本体の厚みが韓国メーカーの品質管理基準に満たないなど構造上の問題があったことが不具合の原因という。
緊急地震速報、民放ラジオ6社は来年4月開始で合意
気象庁が10月1日から一般提供を始める緊急地震速報について、在京民放ラジオ6社による検討会は19日、速報の放送を来年4月1日から始めることで合意したと発表した。
緊急地震速報、民放ラジオ6社は来年4月開始で合意-gooニュース
同速報は、NHKがテレビとラジオで、民放テレビの在京キー5局も10月1日から流すことを決めているが、全国の民放ラジオ局は開始時期を決めていなかった。
一般提供の運用が半年遅れることについて、同検討会は「現状では認知が不十分」とし、「車のドライバーなどのリスナーが多く、このまま速報を始めると、事故など二次災害の恐れがある」と説明。
今後、6社共通の特別番組やPR枠を通じて周知を図るという。
熱中症で児童を病院に搬送…広島で50人、松江で6人
≪広島県≫
19日午前11時ごろ、広島市佐伯区五日市の市立五日市小(国政直文校長、792人)から、「気分が悪いと訴える児童がいる」と119番通報があった。
午後2時45分までに、児童約50人が熱中症の疑いで市内の病院に搬送されたが、いずれも軽症という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070919-00000511-yom-soci
市教委によると、校庭で行われていた運動会の練習中に、児童が吐き気など体調不良を訴えたという。
広島地方気象台によると、広島市の午前11時の気温は30・7度だった。
また、松江市大庭町の市立大庭小(大道正行校長、619人)でも、午前11時40分ごろ、グラウンドで運動会の応援合戦の練習を終えた児童6人が「体がふらふらする」などと訴え、救急車で市内の病院に運ばれた。いずれも熱中症とみられ、軽症という。
2007年09月19日
高3男子自殺 「あいつは収入源」 同級生ら言いふらす
神戸市須磨区の私立高校で今年7月、校舎から飛び降り自殺した同校3年の男子生徒=当時(18)=に対し、同級生の少年(17)が金品を要求していた恐喝未遂事件で、男子生徒について複数の同級生が「金の収入源」などと周囲に話し、男子生徒がこの発言にショックを受けていたことが18日、学校関係者の話で分かった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070918-00000075-san-soci
兵庫県警は、男子生徒の自殺の背景に同級生らの金品要求があるとみて調べているが、自殺といじめの関連性をさらに裏付ける証言として注目される。
関係者の話によると、男子生徒は入学直後から同級生数人に金品を要求されており、この同級生らは周囲に「あいつ(男子生徒)は金の収入源」と話した。さらに、3年になると10人以上が男子生徒に金をせびるようになり、複数の同級生が「金の収入源」と言い続けた。このような発言を聞いた男子生徒はショックを受けた様子をみせていたという。
男子生徒は7月3日、「罰ゲームで金がたまった」などと記した遺書めいた紙を残して、飛び降り自殺した。男子生徒は金品を要求していた同級生の少年を含む計5人のグループ内で、「うそをついたら罰として1人あたり1万円を払う」と約束させられていたとされる。
県警は17日、携帯電話のメールを使って金品を要求していたとして、恐喝未遂容疑で西宮市に住むこの少年を逮捕したが、金品要求には、複数の同級生がかかわったとみて、捜査を続けている。
■生徒ら不安げに登校
自殺した私立高校3年の男子生徒に対する恐喝未遂容疑で同級生が逮捕されて一夜明けた18日、神戸市須磨区の同校では、朝から緊急職員集会を開くなど、教職員は事件関係の対応に追われ、生徒は不安げな表情で校門をくぐっていた。
3年の男子生徒(17)は「自殺のあと、3年生だけが集まって集会が開かれた。その場で先生たちは、いじめがあったことについては触れていなかった。逮捕されたと聞いてびっくりした」と話し、足早に学校へ向かった。また、1年の男子生徒(15)は「事件のことはよく知らないが、同じ学校の人が逮捕されて驚いた」と不安げな様子だった。
同校では、最寄り駅から校門までの約500メートルの間に教職員を配置して、生徒の通学を見守っていた。
同校では、この日午前、同校と中高一貫の中学に在籍する生徒計約1600人に対し、時間をずらして学年集会を実施した。
校長によると、集会では、自殺した男子生徒に黙祷(もくとう)をささげたあと、在校生に「こういう次第を引き起こしたのは私の責任」と謝罪、経緯の説明を行った。3年生には「彼が果たせなかった人生の一部を引き受ける気持ちでがんばってもらいたい」と呼びかけた。
午後3時すぎの授業終了後はクラブ活動を中止し、すべての生徒を速やかに下校させるという。
教頭は「ほかの生徒をできるだけ早く平穏な生活に戻してあげることが大切。時期をみて保護者への説明会も開きたい」と話していた。
2007年09月18日
バリアフリー地図:「自由にまちを歩きたい」 車椅子の障害者ら作る--宝塚 /兵庫
≪兵庫県≫
宝塚市で、障害者自身が駅や商店街、観光地などの車椅子用トイレやスロープの有無などを記したバリアフリーマップづくりに取り組んでいる。活動しているのは、車椅子の障害者7人でつくる自助グループ「チャットスポット」。メンバーらは「自分たちのまちを自由に歩きたい」と作成を始め、駅などを中心に市街地の調査を続けている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070918-00000145-mailo-l28
同グループは脳性小児まひなどで車椅子生活の人らが参加している。自立生活の第一歩として、電車の乗り方、買い物や料理の方法などを学んでいる。市障害者自立生活支援センターの相談支援専門員で、同グループのアドバイザーでもある中山猛さん(46)は「自分の切符を自分で持ったこともない人もいた」と話す。「障害があるからといって『誰かがやってくれる』と思っていてはいけない。自分たちの力で切り開いていくことが重要」と説く。
活動の一環として、さまざまな場所に出かけるうち、メンバーから「バリアフリーマップを作ろう」という声が上がった。7月に阪急売布神社駅周辺、8月には同宝塚駅周辺を調査。その結果、大型の車椅子では個室内で回転できない車椅子用トイレがあったり、点字の地図があっても、その場所まで誘導する点字ブロックがない場所があることなども分かった。
また、電動車椅子だと楽に上れても、手動ではきついスロープもあった。中山さんは「調査するたびに新しい視点を発見する。障害者だけではなく、ベビーカーを使う人など、すべての人が宝塚を安心して楽しめる地図が完成するはず」と話している。
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2007年09月17日
障害者向けのIT就労支援事業所開設へ 東京・世田谷区
≪東京都≫
東京都世田谷区は、IT(情報技術)に特化した障害者向けの就労支援事業所を、10月1日に全国で初めて開設する。
区障害者地域生活課によると、支援対象は65歳未満で就労を希望する障害者。NPO法人(特定非営利活動法人)「さらプロジェクト」が運営を担当する。
パソコンを使った文章作成などIT技能の習得を中心に、電話対応など基礎訓練も指導する一方、障害者を雇用する企業の開拓にも取り組む。
熊本哲之区長は「企業の求人ニーズとしてIT技能が求められている」と、支援の意義を強調している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070917-00000055-san-soci
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2007年09月14日
<長野県警>防犯メールに和田アキ子風の髪…不適切とおわび
子供を対象にした犯罪の発生状況を電子メールで知らせる長野県警の防犯情報配信システム「ライポくん安心メール」に、同県警が不審者の特徴を歌手の和田アキ子さんに例えて配信したところ、利用者から「不適切ではないか」との指摘があり、同県警は13日、「適切な表現ではなかった」とするおわびのメールを登録者約5600人に送信した。
<長野県警>防犯メールに和田アキ子風の髪…不適切とおわび
指摘を受けたのは今月3日付のメール。同県箕輪町内で目撃された不審な男の髪形について「和田アキ子風の黒色短髪」と表現した。男は8月31日夜、ワンピースを着て女装し、下校途中の女子高校生に下半身を露出したという。
県警地域安全推進室は「目撃者の証言をそのまま使ってしまった。今後、表現には十分に注意を払いたい」としている。和田さん所属の事務所「ホリプロ」は「防犯を第一に考えてのことだと思うが、コメントすることはない」と静観の構え。
「ライポくん安心メール」は、希望者の携帯電話やパソコンにメール配信するサービス。昨年8月にスタートし、これまで370件以上の情報提供を行っている。
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2007年09月13日
中越沖地震の最後の不通区間が再開 JR信越線
7月16日の新潟県中越沖地震以来、不通となっていたJR信越線柿崎―柏崎間(18.7キロ)で、列車の運行が13日、約2カ月ぶりに再開した。地震で不通となった区間はすべて解消された。
中越沖地震の最後の不通区間が再開 JR信越線-gooニュース
同区間では青海川駅裏のがけが崩れ、約1万3000立方メートルの土砂がホームの一部や線路を覆った。JR東日本新潟支社が県と、土砂崩れ防止のモルタル吹き付け工事や土砂崩壊検知センサーの設置、ホームの復旧作業などを行ってきた。
柏崎駅を午前7時に出た二本木駅行きの上り初列車には通勤、通学の約20人が乗り込んだ。レールが曲がって取り換えた区間が一部あり、慣らし運転のため、通常より遅い最高速度45キロ以下で走った。
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2007年09月12日
障害者賃金向上へ県が作業委託
授産施設などで働く障害者の賃金アップにつなげようと、県障害福祉課はこのほど、県職員が行っていた書類発送作業を施設に委託する試みを始めた。障害のある人が毎日5人前後、同課を訪れ、書類の封書詰めなどに取り組んでいる。
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=2285-新潟日報
障害者自立支援法が昨年施行され、障害者が授産施設などを利用した場合、サービス利用料の原則一割負担が課せられた。このため障害者が同施設などで作業しても利用料を下回る賃金しか得られない「赤字」のケースが出ており、賃金向上が急務の課題だ。
今回の試みは、この解消と、併せて行財政改革のため県が目指す業務の外部委託(アウトソーシング)の推進にも重なることから、モデル的に行った。
受託したのは新潟市江南区亀田向陽2の知的障害者授産施設「わかばの家」。8月31日から4日まで、約千通を発送する予定で、書類のホチキス止めや封書詰め、あて名が書かれたシール張りといった仕事を手際よくこなしている。
同施設の松田邦彦施設長(50)は「県職員の仕事ぶりを見る機会にもなり、多くの経験につながる。この経験を就職に生かせれば」と期待を語る。同課も「庁内に(施設への業務委託を)広げる足掛かりにしたい」としている。
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2007年09月11日
旧長岡市分の仮設入居者ゼロに 新潟県中越地震から間もなく3年
新潟県中越地震から間もなく3年。自宅に住めなくなった被災者を収容するため、周辺9市町村と合併する前の平成16年11月に建設された旧長岡市分の仮設住宅の入居者が今月初めゼロとなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070911-00000038-san-l15
旧長岡市分として建設された仮設住宅は8カ所840戸。震災で大きな被害が集中した東部の丘陵地帯の住民を中心に、最も多かった時期には753世帯2043人が避難生活を送った。生活再建が進み、今月4日までに最後まで残っていた操車場北と悠久山の入居者が退去した。
長岡市内では現在も陽光台の仮設住宅110戸で旧山古志村の住民102世帯288人、栃尾地区(北荷頃)の仮設住宅105戸で旧栃尾市の住民1世帯6人がそれぞれ暮らしているが、12月までに全員が退去できる見通しとなっている。
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障害者自立支援へ集い 栗東、講演や実例報告
≪滋賀県≫
精神障害者の地域での生活支援を考える集いが8日、滋賀県栗東市綣2丁目の栗東芸術文化会館さきらで開かれた。参加した家族たちは学識者の講演や実例報告を通じ、作業所への支援充実などの必要性について学んだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070909-00000013-kyt-l25
障害者支援に詳しい日本福祉大の青木聖久准教授(41)が、地域でのサポートの在り方について講演した。精神障害者が地域で生活を送るためには小規模作業所の充実などが欠かせない、とした上で「社会が偏見をなくし、人格や存在を認めることが大切」と訴えた。このほか実例報告も行われ、参加者は熱心に聞き入っていた。
障害者自立支援法の施行により、施設利用料などで障害者や家族の負担が増える中、地域生活の在り方を考えようとNPO法人(特定非営利活動法人)滋賀県精神障害者家族会連合会(近江八幡市)が主催。県内を中心に約350人が参加した。
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いす、机の脚にボール 静かな教室 授業に集中進行スムーズ 古賀市 全小中学校で導入 発達障害などの子どもに配慮
≪福岡県≫
いすや机の脚にボールをはめ込み、授業中に生じる雑音を抑える取り組みが、古賀市内のすべての公立小中学校で始まった。古賀市教委はこれまで、計11校にリサイクル用のテニスボール約5万個を配布。各校の教員らが、放課後や夏休みの間に各学年の教室などに取り付けた。難聴や発達障害のある子どもの心の安定にもつながり、授業のスムーズな進行に効果を発揮しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070911-00000024-nnp-l40
取り組みは2005年4月、国や市町村の責務として発達障害のある子どもの早期発見と継続支援を定めた「発達障害者支援法」の施行を受けて本格化した。県義務教育課によると、個別の学校で同様の取り組みを行う事例はあるが、市町村の教育委員会主導で全公立小中学校に一斉導入するのは珍しいという。
文科省の調べでは、学習障害(LD)などの疑いのある子どもは小中学生の約6%。音の情報をうまく識別できず、集中を妨げられる子どももいるとされ、教育現場での対応が注目されている。
同市教委は以前から、読書に集中しやすいよう図書室のいすにボールを取り付けていた。同法施行を機に、教員たちから「難聴傾向の児童には、いすや机の雑音が授業の妨げになっているようだ」との報告が複数寄せられ、一般の教室にも対象を広げることにした。
使用するボールは、古賀市体育協会や県内のスポーツ店から使用済みのものを無償で調達。千枚通しで穴を開け、ナイフで十文字に切れ目を入れた後、いすや机の脚に1つ1つはめ込んだ。2年間かけて少しずつ作業を進め、今年の夏休み期間中に全校での取り付けを終えた。
同市花鶴丘の花鶴小学校(三小田清次校長、307人)では、雑音につられて騒がしくなるケースが少なくなり、授業の雰囲気もより落ち着いてきているという。三小田校長は「相手の話に静かに耳を傾ける姿勢を身につけさせる効果もあるようだ」と話す。
福岡教育大の納富恵子教授(障害児教育)は「雑音を抑えれば授業の効率が上がることが知られ始めている。古賀市の取り組みを機に、ほかの自治体でもより良い環境整備が進むことを期待したい」と評価している。
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2007年09月10日
中3女子が熱中症で死亡=体育大会の練習中-宮崎
宮崎県日向市の公立中学校で7日、中学3年の女子生徒(15)が体育大会の練習中にグラウンドで倒れ、搬送先の病院で死亡していたことが9日、分かった。県警日向署が司法解剖した結果、死因は熱中症の疑いのある急性心臓死と判明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070909-00000053-jij-soci
同市教育委員会によると、女子生徒は7日午後2時50分から体育大会の全校練習に参加し、同3時35分ごろに倒れた。既に脈拍がない状態で、校長らが人工呼吸などを実施。約10分後に救急車が到着し、市内の病院に搬送されたが間もなく死亡が確認された。
秋にも発生する熱中症-医療法人気象会 東朋グループ
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2007年09月09日
救援物資、柏崎で大量余剰…水1万5千本・毛布1万7千枚
新潟県中越沖地震で被災した柏崎市で、水などの救援物資が大量に余り、市職員らが保管場所の確保に頭を悩ませている。
救援物資、柏崎で大量余剰…水1万5千本・毛布1万7千枚-gooニュース
3年前に発生した中越地震では、2005年2月時点で、県に寄せられた分だけで10トントラック約150台分の物資が余った。特に個人からの救援物資が多かったため、柏崎市は中越沖地震が発生した翌日の7月17日、個人からの救援物資は受け取らない方針を表明した。
しかし、全国の企業や自治体からは市に救援物資が殺到した。
市によると、全国の357企業と178自治体から、ペットボトル入りの水約68万本とお茶約28万本、約2万枚の毛布などが届いた。このうち、水1万5000本、お茶5000本、毛布1万7000枚などが余り、保管場所として使われる体育館など4か所が満杯状態になっている。
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2007年09月08日
いじめ:昨年度の県内小中校、前年度比3.4倍1450件 定義緩和が原因か /新潟
06年度に県内の小中学校で認知されたいじめの件数が前年度比3・4倍の約1450件に上ることが6日、県教委のまとめで分かった。全国で昨年、いじめを苦にした自殺が相次いだことを受け、文部科学省がいじめの定義を緩和したことが原因とみられ、隠れた事例も表面化した結果といえそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070907-00000058-mailo-l15
県教委によると、昨年度のいじめ認知件数は小学校が約240校で約800件、中学校が約180校で約650件。05年度の小中学校の認知件数は422件だった。認知件数が1400件を超えたのは95年度以来11年ぶり。
文科省のいじめの定義は、弱い児童・生徒に対し「一方的」「継続的」な攻撃で「深刻な苦痛」を感じる事例とされてきたが、昨年度末の調査から「一定の人間関係のある者から、心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」に広げられた。この結果、これまで児童・生徒が「いじめ」と訴えながらも、学校側がいじめと認知しなかった事例も件数に含まれたとみられる。
一方、06年度のいじめの解消率は97%で、05年度の87%より10ポイント改善した。県教委の担当者は「定義の緩和で比較的軽いいじめも含まれたのと、昨年末から指導の強化をしたことが影響したのではないか」とし、「解消率が上がってもいじめ自体はまだなくなっていない。社会全体で意識を高め、根絶していくことが必要だ」と話した。
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2007年09月07日
けが53人、強い台風9号 倒木で死者も
強い台風9号の影響で、関東地方を中心に2人が死亡、1人が行方不明になり、重軽傷者が53人に上ることが7日、総務省消防庁などのまとめで分かった。増水した多摩川では多くの人が取り残され救助活動が続けられた。長野県軽井沢町では同町の無職柳沢常男さん(76)が道路の木を片付けている際、別の木が倒れて頭を打ち死亡した。福井県大野市の砂防ダムの工事現場では作業員2人が生き埋めになり、1人が死亡した。
けが53人、強い台風9号 倒木で死者も-gooニュース
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樹脂サンダルご注意 エスカレーター巻き込み多発
エスカレーターのステップ側面のすき間などに子供のサンダルが巻き込まれる事故が今夏、各地で相次いでいることが6日、東京都や経済産業省の調べで分かった。東京都内では、女児のサンダルが上りエスカレーター側面に巻き込まれ足の指を骨折する重傷事故も発生。空前のサンダルブームで利用者が急増する中、経産省や商業施設などは、エスカレーターのステップの中央に乗るよう注意喚起を行っている。
樹脂サンダルご注意 エスカレーター巻き込み多発-gooニュース
経産省などによると、サンダルがエスカレーターに巻き込まれる事故が、今年6月から8月までに計40件発生。このうち7件が足の指に重軽傷を負う事故だった。約9割が小学生以下の子供の被害とみられ、約8割が足の甲と指先の部分を覆うタイプの流行のサンダルだったという。同様の事故は昨年は1件もなかった。
JR東京駅構内では8月28日、5歳の女児が上りエスカレーターを利用していた際、左足のサンダルがエスカレーターの側面に巻き込まれ、中指を骨折するなどの重傷。同日、東京都立川市のJR立川駅北口の下りエスカレーターでも、4歳の女児の左足のサンダルがエスカレーターの側面部分に巻き込まれ、親指の爪がはがれるなどの軽傷を負った。
このほか、神奈川、愛知などでも子供らが足の指などに軽傷を負っているケースが確認されている。
経産省製品安全課は、サンダルの材質はゴムやポリウレタンなど樹脂製が多く、エスカレーターの側面や吸い込み口部分にひっかかりやすい性質があるとみており、事故との関連を調べている。
サンダル事故の発生を受け、小売業大手のイトーヨーカドーでは、エスカレーターのある全店舗で、サンダルの巻き込みを注意する張り紙を8月下旬から掲示。JR東日本などでも各駅で注意を呼びかけている。
http://www.crocs.co.jp/
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2007年09月05日
有害ネット監視を民間委託 来年度から警察庁
インターネットを悪用した犯罪が多発していることを受け、警察庁は4日までに、ネット上の違法・有害情報を監視する「サイバーパトロール」を民間委託する方針を決めた。同庁は「有料サイトの違法・有害情報も積極的に洗い出し、取り締まりに生かす」としており、来年度予算の概算要求に関連経費2700万円を計上した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070904-00000931-san-soci
ネット絡みの犯罪は、名古屋市で先月、携帯電話のサイト「闇の職業安定所」で知り合った男3人が女性を拉致、殺害するなど相次いでいるほか、口座売買や薬物の密売、殺人請負などのサイトが犯罪の温床になっている実態もある。
現在、各都道府県警やボランティア団体の一部がパトロールをしているが、「警察は捜査中心で人手が足りず、ボランティアは有料サイトの閲覧ができない」(同庁)などの限界がある。
このため警察庁は、違法・有害情報の監視業務を一つの民間団体・法人に委託し、有料サイトにも登録するなどして、積極的な情報収集に乗り出すことにした。
委託先は約10人体制で、来年度から開始する。把握した情報は、プロバイダーへの有害情報の削除要請をしている「インターネット・ホットラインセンター」や警察に通報してもらう。
ホットラインセンターには、昨年6月の運用開始以降、1年間で違法・有害情報に関する通報が約6万件寄せられた。パトロールの民間委託などに伴い、通報の増加が見込まれるため、同庁はスタッフを5人増員するなど体制を拡充する方針。
≪官民の連携、不可欠≫
警察庁が「サイバーパトロール」について、民間委託する方針を示した。ネット上には、殺人や薬物・銃器の密売など凶悪犯罪に絡むサイトに加え、出会い系サイトやアダルト系など、性犯罪につながる恐れのあるサイトがあふれているのが現状。閲覧を制限するフィルタリングサービスを提供する業者は、1日あたり3万件ものサイトを見張っているといい、有害サイトなどを使った犯罪抑止には官民の連携が不可欠という。
警察当局は、未成年者がサイバー犯罪に巻き込まれるのを防ぐため、パソコンや携帯電話から違法・有害サイトへの接続自体を制限する「フィルタリングサービス」の導入を積極的に呼びかけている。
投稿者 kasai : 23:20 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月04日
放火で柏崎市の中学生を逮捕
7月14日未明に柏崎市大広田の住宅など3棟が全半焼した事件で柏崎署は3日、現住建造物等放火の疑いで、同市の中学2年の男子生徒(14)を逮捕した。生徒は「火を付けたことは間違いありません」と容疑を認めている。
調べでは、男子生徒は7月14日未明、同所の材木伐採業男性(57)の住宅に火を付け、隣接する店舗兼住宅と空き家を含め計3棟約350平方メートルを全半焼させた。男性宅で6月中旬にあった車両火災についても関連を捜査する。
生徒が通う中学校の校長は3日、取材に対し「現時点では何もお答えできない」と説明を拒んだ。柏崎市教育委員会学校教育課の涌井昭夫課長は「大変驚いている。地震の影響がようやく収まってきたときに、まさかという感じ。ほかの生徒が動揺しないようにきちんとケアしたい」と述べた。
一方、現場近くに住む主婦(64)は「これまでは放火への不安で、夜中でも窓の外を気にしていた。逮捕でやっと安心できるが、中学生と聞いて本当に驚いた」と話した。
新潟日報2007年9月3日
投稿者 tanaka : 09:04 | コメント (0) | トラックバック
長岡市の入浴施設で爆発騒ぎ
3日午後零時半ごろ、長岡市堺町の民間入浴施設で、従業員がボイラーからの爆発音を2度聞いたため、入浴客約30人を一時外に避難させる騒ぎがあった。けが人はいなかった。
長岡署の調べでは、施設にも被害がなかった。同施設関係者によると、ボイラーの不完全燃焼の可能性もあるという。
新潟日報2007年9月3日
投稿者 tanaka : 09:02 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月03日
防災週間:障害者も対策を 宮崎市で集会、NPO団体が講演 /宮崎
防災週間の2日、災害時の障害者支援・対策について話し合う集会が宮崎市教育情報研修センターで開かれた。「障害者は誰とどこへ逃げるべきか」がテーマの講演には、聴覚、視覚、身体の障害者や、支援に携わる約30人が聴き入った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070903-00000246-mailo-l45
NPO「障害者自立応援センター ヤッドみやざき」(永山昌彦代表)の主催。阪神大震災を機に、障害者の支援復興のために発足した大阪市のNPO「ゆめ風基金」の八幡隆司理事が、阪神大震災や新潟中越沖地震での活動体験を踏まえ、手話通訳付きで講演した。
八幡理事は「災害時に行政ができることは限られている。公助から共助、私助の時代になっている」と切り出した。そのうえで、障害者用トイレやスロープが整備されていない体育館や公民館よりも、障害者自らが知人宅や福祉施設を避難所として選び、平時から準備を整えておくことを提案した。また、避難先での介助者や手話通訳の確保の必要性も訴えた。
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<うちの子・発達障害?>/上 早く気づいていれば
◇不登校、暴力に発展も--遅れる支援体制の整備
■診断まで5年
「今思えば、疑わしいところがたくさんありました」。東京都内の母親(37)は発達障害の一種、アスペルガー症候群と注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断された現在8歳の長女についてこう打ち明ける。
<うちの子・発達障害?>/上 早く気づいていれば-gooニュース
1歳を過ぎたころから「育てづらい」と感じ始めた。高いテーブルによじ登り、「危ない」としかっても反応がない。指で物を示す「指さし」をしない。公園で目を離すと、あっという間にどこかに行ってしまう。ハンバーグにソースをかけると怒るなど、激しい「こだわり」も見せた。
1歳半の時、発達の様子を見る自治体の親子教室に通ったが、臨床心理士は「あと15分、余計に遊んであげて」と指摘。民間の心理療育にも通ったが、医療機関で受診するようにアドバイスされず、保育園の保育士に相談しても「気にしすぎ」と言われた。「私がちゃんと育てていないからだ」。自分を責めた。
小学校入学後、長女の不安定な行動はエスカレート。帰宅するたび「友達に怒られる」と泣き叫び、「死にたい」と家族の目前で自分の首を絞めた。大学病院の小児神経専門医の診察を受け、障害が判明。不安を感じてから5年の歳月がたっていた。「専門家にもっと早い段階で気づいてほしかった。かわいそうなことをした」と母親は悔やむ。
投稿者 kasai : 03:41 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月02日
親も子供も宿題丸投げ いま代行業者繁盛
■読書感想文2万円、工作5万円
「読書感想文」から「自由研究」まで、夏休みの宿題を片づける「宿題代行業者」が登場し、賛否を呼んでいる。メールなどで届いた依頼に、アルバイトの学生らが有料で応える。多くの小中学校で夏休み最後となる今週末は“駆け込み客”が殺到しているというが、「家庭学習の習慣を身につけるという本来の趣旨に反している」と、教育関係者は批判的だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070901-00000917-san-soci
インターネット上で宿題代行サイトを主宰するのは大阪市内の20代の男性。このサイトには東大や京大、阪大、関関同立など全国の有名大学生らが多数、登録している。
算数の文章問題は1問500円、読書感想文は2万円で引き受けるほか、大学生のリポート(2万円~)や卒業論文(30万円程度)まで幅広く手がけている。
そのほか、夏休みの宿題の定番である工作(5万円)や自由研究(2万円)なども請け負っており、これまで実際に「アリの研究」や「河川敷の水質調査」などを提供したという。
依頼は主に親からで、「子供の宿題が期限に間に合わないから」という理由がほとんど。中には小学生本人から注文が来たこともあるという。メールやFAXで受けた依頼を、業者を介して登録学生に発注。高額バイトとして一部の学生に人気があり、中には月20万円以上稼ぐ学生もいるという。
夏休みには問い合わせが通常の約3倍になるといい、今年はこれまでに、小学生の夏休みの宿題だけで約40件の注文があったという。代行業者は「夏休みが終わる今週末は全国からの駆け込み客が増えている」と話す。
こうした状況に文部科学省は「家庭学習の習慣を身につけるのが宿題の本来のねらい。その趣旨からも、宿題を丸投げするのはおかしい」。大阪府教育委員会も「宿題をお金で解決するという保護者の考えが気になる。それをビジネスにしてしまう業者もどうか。子供の成長を一番に考えればゆゆしき事態だ」と異議を唱える。
一方、代行業者は「読書感想文などは、あくまで参考用に渡しており、そのまま提出することは禁止している」というが、実際は目が届かないのが現状だ。
インターネット上では、ほかにも大学生の卒業論文を代行する業者が増えており、韓国では500サイト以上が乱立。すでに出来上がっている論文などを提供するサイトもあり、日本よりも一足早く問題になっているという。
三重大学の奥村晴彦教授(情報教育)は「宿題や課題は結果より努力した跡が大切。お金で買ったものでは意味がない。保護者や業者も『何でも金で解決できる』という考え方を子供の心に植え付けるのは良くない」と話している。
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2007年09月01日
大災害時、国が物資差配 都道府県の備蓄状況を集約
東海・東南海・南海地震などの広域災害が起きた場合、被災地に届けられる食料や飲料水など緊急支援物資の量や種類について、総務省消防庁がコントロールに乗り出すことになった。全都道府県の備蓄物資を随時把握できるデータベースを整備したうえで、災害発生と同時に各都道府県に支援量などを割り振る仕組みを検討している。これまでの災害では物資のやりとりは自治体間の協定などに任されていたが、被災地に混乱を招いているという指摘があった。
大災害時、国が物資差配 都道府県の備蓄状況を集約-gooニュース
消防庁は今年度中に、7月の新潟県中越沖地震の被災地から聞き取り調査するなどして登録すべき物資を大まかに決め、その物資の全都道府県の備蓄状況を総点検。量が変わるごとに随時更新できるよう、様式を詰めて09年度にもデータベースを立ち上げたい考えだ。
大規模な災害が起きた時は、同庁の被害想定システムで必要物資の種類や量を計算。データベースに登録された備蓄状況などから支援する都道府県を決め準備を依頼し、被災地の要望を確かめたうえで正式に発注する。
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柏崎の海水浴場で浜茶屋撤収
書き入れ時に中越沖地震に直撃された柏崎市の海水浴場では31日までに、ほとんどの浜茶屋が店じまいし、解体・撤去作業を行った。余震への不安に加え、東京電力柏崎刈羽原発から微量ながらも放射性物質が漏れたことによる風評被害で、例年100万人に上る海水浴客は同市の概算値で16万人に激減。観光関係者は「にぎわいを取り戻すため、今から柏崎の魅力を伝えたい」と気持ちを奮い立たせた。
地震は海水浴シーズンが始まったばかりの7月16日に発生。直後から宿泊キャンセルが続出し、お盆前後に客足が戻り始めたものの、焼け石に水だった。鯨波海水浴場近くで民宿を営む女性は「都市ガスや水道の復旧も遅れ、営業はまったく駄目だった」とため息。石地海水浴場の浜茶屋で働く女性は「来年はいつもの夏に」と祈るように語った。
「海の柏崎」にとって初めての寂しい夏。しかし、被災地の観光関係者が連携して復興に取り組む協議会も既に始動した。同市観光交流課の春日俊雄課長は「この秋からも観光で楽しんでもらえることを発信し、(震災の)空気を変えていきたい」と話していた。