[ カテゴリー:子育て ]

成長機会を奪ってない?「子どもを自立させるため」に必要なこと5つ

普段、子どもと一緒にすごす時間の中で、子どもの自立のために何か特別意識して実践していることはありますか? あまりないという方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、最近では自立ができない子どもが増えていると言われており、普段の生活の中でより一層親のサポートが必要となります。

そこで今回は、海外のサイト『wikiHow』などの記事を参考に、“子どもの自立のために親がするべきこと5つ”をご紹介します。

 

■1:“人と同じでなくても良い”ということを教える

“他の人と同じでなくても良い”、“他の人の真似をしなくても良い”、“みんなと同じことをしなくても良い”ということを教えてあげましょう。また、悪いことと正しいことを教えてあげましょう。

そのうち、子どもはいろいろなことを自分で判断していくようになります。もちろん、初めのうちは間違った判断をすることもあるでしょう。しかし、暖かく見守ってあげてください。自立のために大切な過程です。

 

■2:お手本になる

親は、子どものお手本にならなければなりません。子どもは親を真似しようとします。自分で判断できる自立した大人になるためには、親が正しい行いをして見せてあげる必要があります。

また、正しい身の振る舞い方や判断については、言葉で説明してあげましょう。

 

■3:プライバシーを尊重する

自立した大人に育って欲しかったら、子どものプライバシーを尊重してあげましょう。何でもかんでも親が干渉してはいけません。子どもには子どものテリトリーがあります。

こうしたことを通して、“他人のプライバシーを尊重する”ということも学ぶでしょう。

 

■4:健康的な生活を送らせる

体に良い食生活をさせてください。ジャンクフードや冷凍食品ばかり食べることのないように。そして、おもいきり運動したり、外で遊んだりするようにしてください。正しい生活リズムで夜はしっかり眠るように。

こうしたことは、ポジティブな生活態度につながります。自分に自信を持つこともでき、やがて自立につながっていくのです。

 

■5:失敗を経験させる

自分で取った行動には責任を持たせるようにしましょう。そして、たとえそれが失敗であったとしても、そこから自分で何かを学ぶはずです。失敗させないようにしたり、すぐに助けたりするのではなく、失敗させてそこから本人自身で学ぶようにさせてください。

人生は偉大な教訓に満ちています。そして、子どもは自分でそれを学んでいくものなのです。

 

以上、“子どもの自立のために親がするべきこと5つ”でしたが、いかがだったでしょうか? 最近では、心配した親がいろいろと子どもの先回りをして、子どもに多くのことを経験させなかったり、結果的に成長のチャンスを奪ってしまったりしていることも多いようです。

普段の子どもとの生活の中で、少し意識してみてはいかがでしょうか。

http://wooris.jp/archives/125834


川崎中1殺害、なぜ「自己責任論」で被害者の母を非難

すっかり春めいてきましたね。花粉がたくさん飛んでいるようなので、娘には花粉症予防のためマスクをつけてほしいのですが、嫌がってすぐに外してしまいます。また、日差しがとても強いため、顔にベビー用のUVカットクリームを塗るのですが、保育園に着くとママと離れるのを嫌がって涙でクリームを流し去ってしまいます。地球環境とうまくやっていくための親心が効力を発揮するのはいつごろになるのでしょうか…。

またしても…シングルマザーをやり玉に

先月20日に川崎市で中学1年生の上村遼太さんが殺害された事件が日本中に衝撃を与えています。私も胸がつぶれる思いで、ニュースを見るのも辛つらいです。犯行の残忍さもさることながら、上村さんが犯行グループから度々暴力を受け、顔などに傷を負っていることに複数の周囲の人が気付いていたり、上村さんが「殺されるかもしれない」と言っていたりしたことから、「なぜ救うことができなかったのか」と悔やむ声が多いです。地域柄のことなどは分かりませんが、学校、友達、家庭など上村さんの周囲の人たちにできることはなかったか、と考えるのは当然の感情だと思います。

ところが、一部の人たちの間で上村さんの母親を非難する声が上がっていると聞き、「またか…」と暗い気持ちになりました。以前、幼い子どもがベビーシッターの男に殺されるという事件が起こった時も被害者の母親がやり玉にあげられましたが(以前の記事「ベビーシッター事件、責められるべきは母親か?」を参照してください)、既視感を感じます。

他者の立場、理解したいという気持ちがあれば…

被害者も加害者も未成年という事件で、保護者の存在に目を向けるのは分かりますが、百歩譲って親を責めるにしても、なぜ加害者ではなく被害者の母親なのでしょう。上村さんの母親は通夜の日に弁護士を通じてコメントを発表していますが、このような事態になってしまったことをとても悔やんでおられますし、女手ひとつで子どもを育てるために朝早くから夜遅くまで一生懸命働いていたため子どもと十分に接する時間が無かった様子がうかがえます。シングルマザーに対し自己責任論的な厳しい意見を持つ人は以前から少なくありませんが、安全圏から、最も傷ついて悔やんでいるであろう被害者の母親を責められるのはどのような神経の持ち主なのでしょうか。

人は様々な理由で離婚したり、シングルマザー・シングルファザーになったりします。そのすべてが回避したり我慢したりすることが可能な理由ではないし、むしろDVやモラハラのように我慢して婚姻関係を保つことが子どもにとって悪影響となり得ることだって多いです。また、実家とは絶縁状態だったり、経済状態がよくなかったり、むしろ親の方が頼ってきたりすることもよくあり、シングルで子どもを育てる人に頼れる実家があるとは限りません。シングルマザーの貧困、子どもの貧困という決して自己責任や怠慢なだけではない背景については長い間社会問題となっているので関連書籍やインターネットの記事も多く、少しでも他者の立場を理解したいという気持ちがあればその助けとなるものは簡単に手に入ります。

「正論」と称してSNSで糾弾、見識不足を自覚して

これに限らず社会に根ざしている問題をいつまでも「心構え」や個人の努力でなんとかなるはずだと言い続ける人は、想像力も勉強する力も両方ないことをアピールしているのと一緒だと思います。残念ながら、私の使っているSNSでは、社会的に恵まれ、いろんな意味で強い立場にいる人ほど「正論」と称して個人責任を糾弾するのが多くみられます。人は持って生まれた恵まれしものは当然と捉え、自分の努力で得たものは過大評価しがちなものです(医師にそういった人が多いのも自然なことなのかもしれません)。

しかし、著名人でなくとも、自分の考えを身内や世界中にSNSで発信できる今、見識の足りなさを露呈する結果になっていないか、少し気をつけた方がいい時代なのかもしれないと思います。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=114795


学費以外の子供の教育費、1人あたり月平均9757円、中高生は16079円

ソニー生命保険株式会社は、2015年2月15日~2月16日の2日間、大学生以下の子ども(複数いる場合。内訳は「スポーツや芸術などの習い事」は3,335円/月、「家庭学習費用(通信教育、書籍など)」は2,424円/月、「教室学習費用(学習塾、英会話、そろばん教室など)」では3,998円/月となっている。子どもの就学段階別にみると、中高生の親が最も平均支出額が高く、16,079円/月となった。内訳を比較すると、中高生の親の「教室学習費用」への平均支出額は、9,506円/月と、他の層に比べて突出して高い支出額となっている。高校受験や大学受験に向けた学習費に、支出がかさむことがうかがえる。

◆「子どもの携帯・スマホ料金を支払っている」5割強、月額平均7,558円

また、子どもの教育費と同様に親の負担が大きいことが予想される「携帯・スマホの通信・通話料金」について聞いたところ、子どもの通信・通話料金を支払っている人は5割強(52.3%)となり、支払っている523名における、子ども一人に対する平均支出額は7,558円となった。

◆未就学児の親が抱く「子どもの就活への不安」昨年より不安は緩和傾向、「ネット・SNSの利用に不安」を感じる人は8割弱

未就学児の親(248名)に対し、子どもの教育や将来に関する項目をいくつか挙げ、それぞれどの程度不安を感じるか聞いた。「不安を感じる」の割合についてみると、「学校生活」では7割(69.4%)、「就職活動」については7割弱(67.7%)、「インターネットやSNSの利用」では8割弱(77.4%)となった。

2014年調査(※)と比較すると「就職活動」については2014年調査の7割半(74.2%)から6.5ポイント減少した。アベノミクスの効果なのか、この1年は新卒採用に関する明るいニュースもあり、親の不安はやや緩和されたようだ。「教育資金」では「不安を感じる」が8割(80.2%)に達し、2014年調査と同様に全項目中、最も高い割合を示した。教育資金は親にとって大きな不安の種であることは変わらないようだ。

では、子どもの独立までにどのくらいの教育資金がかかるかを、親は把握しているのか。全回答者(1,000名)に聞いたところ、「把握していない」の割合は5割弱(47.8%)となり、半数近い親が、子どもの独立までに教育資金がいくら必要なのかを把握していないことが明らかになった。教育資金に関する不安を払拭するためには、まずは必要な金額を把握し、それに向けた計画・行動をしていくことが重要ではないだろうか。

また、未就学児の親(248名)に、子どもが小学生から社会人になるまでに必要な教育資金はいくらくらいだと思うか聞いたところ、「500万円~900万円くらい」(14.1%)、「1,000万円~1,400万円くらい」(36.7%)、「2,000万円~2,400万円くらい」(14.1%)といった金額帯に回答が集まり、平均額は1,156万円となった。2014年調査の平均予想金額(1,229万円)と比較すると、やや減少傾向(73万円減少)となっている。

子どもが興味・関心を持っていることに対して、親はどの程度、金銭的な支援をしてあげたいと思うのか。全回答者(1,000名)に、子どもが興味・関心のあることへの金銭的支援に関する意識について聞いたところ、「子どもが留学を希望したら、金銭支援するつもり」について、「あてはまる」は6割(60.6%)となった。また、「子どもがスポーツ・芸術・芸能分野でのプロを目指す場合、金銭支援するつもり」でも、「あてはまる」は6割(60.7%)となった。子どもが、留学することやスポーツなどの分野でプロを目指すことを希望した場合、6割の親は金銭面での支援をしたい、と考えているようだ。

◆“大学等を卒業するための教育資金は何としてでも準備したい”親の意識が低下傾向に

大学や短期大学、専門学校(以下、大学等)に通わせるためには、多額の教育資金が必要になるが、親は、負担や不安を感じているのか。大学等に通う子どもの親(248名)に、子どもが大学等に通うための教育資金に関する状況や考えについて、それぞれあてはまる程度を聞いた。「あてはまる」と回答した割合は、「教育資金の負担で、日々の生活が苦しい」で6割半(65.3%)、「教育資金の負担で、自分の老後の備えはできていない」で7割半(75.8%)となった。「卒業するまでの教育資金について不安がある」では「あてはまる」は6割強(62.9%)、「卒業するまでの教育資金は何としてでも準備してあげたい」では「あてはまる」は8割半(86.3%)となっている。

2014年調査の結果と比較すると「卒業するまでの教育資金は何としてでも準備してあげたい」では「あてはまる」割合は、2014年の9割強(93.4%)から7.1ポイント減少し、「非常にあてはまる」については、2014年の7割(69.4%)から5割強(52.4%)まで減少した。実質所得や家計の厳しさを反映してか、大学等を卒業するまでの教育資金の準備に関して、積極的な姿勢や高い意識を持つ層の割合が低下傾向となっている様子がうかがえる。

また、全回答者(1,000名)に、住宅関連の資金(購入・リフォームなど)、老後の生活資金、子どもの教育資金の3つについて、どのような優先順位で準備するか聞いたところ、“1番優先する”と回答した割合が最も高いのは教育資金で、6割強(62.3%)となった。家や自身の老後よりも、子どものためにお金を使いたいと考える方が多数派のようだ。 

では、子どもの将来のための備えとして、一人あたり月々いくらくらい支出をしているのか。高校生以下(予備校生・浪人生含む)の子どもの親(752名)に聞いたところ、「0円」との回答が4人に1人の割合(26.2%)となったが、「10,000円~14,999円」(26.5%)、「15,000~19,999円」(10.8%)、「20,000~29,999円」(11.2%)といった金額帯にも回答が集まり、1ヶ月あたりの平均支出額は13,733円となっている。内訳をみると、学資保険では、1ヶ月あたりの平均支出額は8,668円、学資保険以外の教育資金積立については、平均支出額は5,065円となった。

子どもを大学等へ進学させるための教育資金は、どのような方法で準備しているのかを、高校生以下の子どもの親(748名)に聞いたところ、最も利用されている方法は「学資保険」で6割(59.5%)、次いで「銀行預金」が5割強(53.5%)となった。大学等のための教育資金を準備する方法は、学資保険と銀行預金が中心のようだ。2014年調査の結果と比較すると、2年連続で「学資保険」(2015年59.5%、2014年54.0%)が最多回答で、その割合は上昇している。他方、「奨学金」(同8.2%、15.2%)、「教育ローン」(同3.5%、10.4%)の割合は減少した。

続いて、大学等に通う子どもの親(248名)に、実際に準備してきた方法について聞いたところ、最多回答は「学資保険」(49.6%)、次いで「銀行預金」(42.3%)、「奨学金」(41.1%)が4割台で続いた。2014年調査の結果と比較すると、「奨学金」(2015年41.1%、2014年36.0%)の割合がやや上昇している。

では、これから学資保険を積み立てていく人にとって、学資保険選びではどのようなことがポイントとなるのだろうか。未就学児の親(248名)に聞いたところ、最多回答となったのは「高い返戻率」で、4割(39.9%)となった。次いで、「保険会社の信頼性・ブランドイメージ」が3割強(32.3%)、「保険会社の営業担当者からの説明」が2割強(23.4%)で続いた。

◆「子どもの教育費には消費税軽減を希望」している人は8割半、教育等に関する贈与税の非課税枠拡大について「あまり自分には関係ない」という人が8割強

2014年4月、消費税が8%へ増税されたが、全回答者(1,000名)に、子どもの教育費(習い事や学習教材などの費用)に、消費税の軽減税率を導入してほしいと思うか聞いたところ、「そう思う」の割合は8割半(85.5%)となり、多くの人が、教育費に関する消費税軽減を求めていることが明らかになった。

教育に関わる税制改正として、2014年12月に決定した“2015年度税制改正大綱”には、贈与税の非課税枠について、以下のような主旨の内容が盛り込まれた。

・2015年4月から2019年3月末までに親や祖父母から受ける、結婚や出産に必要な資金、子の医療費および保育料に対する一括贈与額が、子ども一人あたり1,000万円(結婚資金は300万円)まで非課税となる

・2014年4月から施行されていた、親や祖父母から受ける子どもの教育資金に対する一括贈与額が子ども一人あたり1,500万円まで非課税になる制度を、2019年3月末まで延長

そこで、全回答者(1,000名)に対し、上記の改正内容を説明したうえで、この改正に関する意見・意識をいくつか提示し、それぞれどの程度同意するかを聞いたところ、この改正が「自分自身の子育てに役立つ」に対して、「そう思う」と回答したのは5割半(54.5%)、「若い世代への金融資産の移転が促され、経済が活性化する」に対して「そう思う」は5割(49.4%)だった。

自身の子育てにおける有用性、経済への影響については、意見が分かれる結果となった。「富裕層がターゲットであり、あまり自分には関係ない」については、「そう思う」が8割強(81.7%)となり、同意者が多数を占めた。結婚や育児・教育等に関する贈与税の非課税枠の拡大を、自分事として捉えている人はさほど多くないようだ。

◆子どもに目指してほしい理想の大人、歴史上の人物では「坂本龍馬」、有名人では「イチロー」

最後に、全回答者(1,000名)に、自身の子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合う歴史上の人物や有名人を一人だけ挙げてもらった。歴史上の人物としては、「坂本龍馬」(33人)、「ナイチンゲール」・「織田信長」(ともに22人)といった回答が上位となった。有名人として最も多く挙がったのは、プロ野球選手の「イチローさん」(34人)。ストイックに技術向上を目指す姿勢を、子どもにも見習ってほしいと思われているようだ。そのほか、上位には、快進撃を続けるプロテニス選手の「錦織圭さん」(13人)、多趣味で知られる「所ジョージさん」(11人)が並び、4位には「向井理」さんと同数で、ノーベル生理学・医学賞受賞者の「山中伸弥さん」(ともに7人)が挙がった。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150318-00010005-dime-soci


子どものけんかに大人が介入するのはアリ?ナシ? イギリスの事例を紹介

楽しみがある反面、悩みや気がかりも多い子育てや教育。日本とは少し違う、他国の子育て事情に目を向けることで、そんな気持ちが少し楽になるかもしれない。家族で約1年のロンドン生活を経験した沓澤糸氏が、イギリスの事例を紹介する。

■子どもが公園で友達とけんか! 子ども同士の問題?

子どもを公園に連れて行き、友達と仲よく遊び始めて安心していたら、いつの間にかけんかを始めていて険悪なムード……という場面、経験したことはありませんか? そんな時、あなたならどうしますか?

ロンドン在住の友人Aさん(日本人)は幼稚園児の男の子のお母さん。ある日、お子さまが友達とのけんかでけがをしてしまったことがありました。子ども同士のけんかや、そのけんかでけがをしてしまうことも、ままあることではありますが、Aさんが驚いたのはその友達のお母さんの対応。子どもたちのそばにいて、Aさんのお子さまがけがをする場面も見ていたのに、けがをさせた自分の子どもを叱らなかったそうです。また、Aさんは「そのお母さんは『子ども同士のけんかは子どもの問題』と言って謝ることもなかった」と憤慨しながら話してくれました。

■保護者のかかわり方に国別の差異はないのか

私は「欧米では子どものころから自主性が特に尊重されているので、けんかにも大人は一切介入しないのかな」とも思いましたが、それでもやはりけがをさせるところまで放っておいたり、叱らなかったりするのは何がどう違うのだろう……と思い、イギリス人の知人に意見を求めました。彼女いわく「昔のイギリスの親はそんなことはなかった。最近はこういう非常識な親が増えてきたような気がする」とのこと。彼女の話からすると、保護者のかかわり方についての考え方には日本もイギリスも大きな違いはなく、個人的な問題だったようです。

■いろいろな人の中では、はっきりと態度を示すことが必要

一方で、彼女は「でも日本人の子どもはおとなしい子が多いから、嫌な時に嫌と言えない場面も多いんじゃない? 嫌と言われなければわからない子どももいるから、ちゃんと伝えることが大切」とも。なるほど、いろいろな人種や国籍の人が集まっているロンドンでは、大人だけではなく子どもも自分の気持ちや考えをはっきり示すことが求められるんだな、と感じました。

とはいえ、子ども同士ではなかなか思いがうまく伝え合えず、Aさんのお子さまたちのようにどちらかが、けがをしたり気まずいままだったり、ということも。そんな時は保護者などそばにいる大人が、それぞれの子どもが言いたいことを言葉で伝えられるようにサポートしてあげられるとよいと思います。大人に助けられながらであっても、言葉で伝えられた、わかり合えたという経験を重ねるなかで、子どもは自信をつけていくと思います。

出典:[ベネッセ教育情報サイト]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150318-00010000-benesseks-life


【連載】「自分も父も悪くなかった」 引きこもり乗り越えて心を結んだ父娘

不登校の苦い思い出を、笑って話せる親子に出会った。長阿彌幹生(ちょうあみみきお)さん(65)=福岡県筑紫野市=と次女晴子さん(36)=福岡市東区。二十数年前の娘らの不登校を機に生き方を大きく変えた父は、今や不登校に悩む親子をサポートする市民団体の代表。父に反発して全国を転々とした娘は、地元に戻って子ども支援のNPO法人スタッフとして働く。不登校。でもそれは2人の人生を何倍も豊かにしたのかもしれない…。

「私、父が大嫌いでした」。1月に福岡市であった、不登校に悩む保護者向けのセミナー。不登校経験者としてパネル討論に加わった晴子さんは、司会役の幹生さんを横目に、参加者を笑わせた。

晴子さんは中学入学後、1カ月ほどしか登校せず、引きこもった。なぜ行けないのか。自分でも分からずもがき続けた。「勉強ができず、厳しい父に認められない自分が嫌で不安だったと思う」と振り返る。晴子さんより先に、姉(37)も引きこもっていた。

幹生さんは当時、大手スーパーの商品企画担当として仕事に明け暮れていた。「学校は行くもの」と信じて疑わず、不登校をしかり無理に学校へ連れて行こうとした。それが子どもたちとの距離をさらに広げた。

悩んだ末、子育てを考える父親たちの語りの場「お父さん研究会」を立ち上げた。「結局ね、子どものためと言いながら自分の意見を押しつけてたことに気づいたんですよ」。研究会は今も続いている。

1998年、妻の病気もあって会社を辞めたのが大きな転機に。2年後「教育文化研究所」を立ち上げ、企業支援などの仕事をしながら、不登校の保護者援助に取り組むようになった。

晴子さんは21歳で定時制高校を卒業。地元から逃げるように県外の住み込みアルバイトを探し歩いた。沖縄、静岡、三重を転々とし、京都で4年ほど暮らした。友人と過去を語り合ううちに「父も祖父に育てられたように厳しく私を育ててくれたんだろう」と思えるようになった。不登校についても「学校に行くだけが絶対じゃない」と素直に受け止められた。「自分も父も悪くなかった」。そう気づくと、もう福岡に戻ろうと思った。31歳のころだった。

バラバラに格闘してきた2人がようやく、つながっていく。晴子さんは今、NPO法人スタッフとコールセンターの仕事を続けながら、幹生さんが代表の支援団体「不登校サポートネット」で相談員も務める。

晴子さんはこの夏、デンマークに短期留学する予定。「助け合う社会を目指している」と同国にほれ込む幹生さんに「洗脳された」という。あれほど嫌だった父。でも晴子さんの生き方は、その父に近づいてきているようにみえる。

=2015/03/16付 西日本新聞朝刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150317-00010006-nishinp-life


「母子手帳は日本の財産」…海外普及に尽力

第43回医療功労賞・海外部門を受賞…大阪大教授・中村 安秀(なかむら やすひで)さん(63)

妊娠から出産、育児まで、母と子の健康の記録が一冊に詰まった母子健康手帳。戦後間もない日本が世界に先駆けて始めた。母子手帳の海外への普及活動を20年以上続けてきた。

元々は脳性まひなどの神経病を専門とする小児科医。国際協力機構(JICA)の事業で1986年から約2年間、インドネシアの山村に赴任した時に、障害児を持つ母親の相談を受けた。ところが、妊娠中や産後の記録がなく、母親の記憶も曖昧で、「子どもの健康を守る手帳のありがたみに初めて気づいた」という。

帰国後、母子保健に魅力を感じ、東京大病院の臨床医としてキャリアを重ねながら、毎年途上国を訪問。現地の医療者らに、乳幼児の死亡率を下げるための指導や助言を続けてきた。

93年に旧知のインドネシア人医師と再会、「日本の素晴らしい母子手帳を母国にも」と訴える熱意にうたれた。手帳の原案作りなどに協力し、導入にこぎ着けた。手帳の普及を目指す国際会議を8回開催。手帳を導入した国は30か国を超えた。

「貧しかった時代に、知恵と工夫で作り上げた日本の財産を、世界に広げていきたい」(医療部 野村昌玄)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150316-00010000-yomidr-soci


重度障害者を信頼して預ける、地域の課題

「おなか、すいたよね」-。夕暮れ時、福岡市のマンション。仕事を終えて帰宅した西頭京子さん(60)は、息子の豊さん(25)が横たわっているベッドに駆け寄って声を掛けた。

豊さんは重症心身障害者。寝たきりで話すことはできない。京子さんが不在のときはヘルパーに頼っているが、それ以外は付きっきり。就寝時、豊さんは人工呼吸器を欠かせず、きちんと口を覆っているのか、同じ部屋で寝ている京子さんは気になって眠りは浅い。「血中の酸素濃度が下がって救急車を呼んだことも…。いつでも病院に行けるような格好で寝ています」

ただ、還暦を過ぎ、「私がもし倒れたら、この子はどうなるんだろう」との不安がよぎるようになった。「ずっと元気じゃないと」。介護は苦にならないものの、心身共に健康で居続けるためには、ちょっとした気分転換は必要だと思う。「旅行に行ってくるねって、豊に言いたいな」。京子さんの言葉に豊さんはうなずいた。

◇    ◇

県の2013年3月の調査によると、県内では1700人余りの重症心身障害者・児が在宅生活を送る。自宅で介護する親たちの負担軽減のため病院など18施設が医療型短期入所を受け付け、660人が利用した。一方で、短期入所を希望する重症者・児は580人。「障害の程度によって対応が異なり、ベッドが空けばすぐに受け入れるということにはならない」(病院関係者)。
施設が福岡、北九州両市に偏在していることもあり、県は「空白地の解消」も目的に、宗像、筑紫野、筑後、苅田など6市2町で、既存の介護老人保健施設(老健)を活用した短期入所事業を実施。昨年12月末までに各市町で1施設ずつ、重症者・児の受け入れ態勢を整えた。

老健施設には医師や看護師が常駐しており、「たんの吸引など医療的ケアも可能」と県障害者福祉課の担当者。「『短期入所を利用したいが家から遠すぎる』という声が寄せられていた。老健施設に受け入れてもらうことで負担の軽減につながる」と説明する。

◇    ◇

だが、短期入所事業を始めた老健施設のスタッフは打ち明ける。「高齢者の介護で手いっぱい。問い合わせもない」

県によると、老健施設の案内は今のところ、利用者の窓口となる市町村に伝えているだけ。4月以降、サービスの内容や各老健施設の電話番号を紹介するパンフレットを病院や福祉施設などに配置するという。

「短期入所の拡充は助かるが、きちんと利用できる環境が整わないと意味はない」。障害者の親たちでつくるNPO法人ニコちゃんの会の森山淳子代表は指摘する。障害者を預かる老健側の不安、専門外の老健施設に預ける親たちの不安-。双方の不安を信頼に変えるのが重要という。「継続的なスタッフへの研修、日帰りサービスの導入…。財政面の支援を含め実効性のある取り組みを」と訴える。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150317-00010007-nishinp-soci


完璧さの追求から「虐待」に? 見直したいマニュアルどおりの子育て

「イライラして、子どもを叱ってばかりいる」「やめたいのに、たたいてしまう」。子育てをしていると、こんな風に気持ちが追い詰められることはないだろうか。子どもの虐待に詳しい山梨県立大学教授の西澤哲氏に、虐待を防ぐために保護者ができることを伺った。

■どんな子育てをしたいのか考えてみる

言うことを聞かない子どもを怒鳴ったり、たたいたりしてしまうことは誰にでもあります。多くの保護者がなるべくそうしないよう、自身を制御しているのです。ただ、幼少期に欲求が満たされないまま保護者になると、子どもよりも自分の欲求を優先したくなることがあります。子どもの存在にいらだちを感じ、虐待につながるのです。経済的困窮や、仕事と育児の両立といったストレスが重なり、手を上げてしまうこともあるでしょう。

また、今は子育てに関する情報が氾濫(はんらん)しているため、子育てで大切なことを見失っているかたも多いと考えられます。育児書どおりに完璧に育てようとするあまり、1歳なのに言葉が出ない、3歳なのにおむつが外れないなどと、ほかの子と違うことにイライラし、不安になるのです。一歩立ち止まって、本当はどんな子育てをしたいのかを考えてみましょう。

■必要に応じて専門家のサポートを受けよう

子どもを叱ってしまったら、子どもの立場に立って自身の言動を振り返ってください。「言い過ぎた」「ひどい言葉を言ってしまった」と反省すれば、次は我慢できるようになります。しかし、繰り返してしまう、無意識にやってしまうということなら専門家のサポートが必要かもしれません。相談することは恥ずかしいことではないので、各市町村の、子どもの虐待に対応する窓口などに行きましょう。

周囲で虐待かなと思われる場面に遭遇したら、その保護者に「大変ですね」とサポーティブに声を掛けてみてください。ただ、自分では対応しきれないと感じた場合は無理をせずに、児童相談所などに連絡し、専門家にゆだねましょう。

出典:[ベネッセ教育情報サイト]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150317-00010000-benesseks-life


子供安全調査 学校と警察の連携で悲劇防げ

将来ある13歳の命が奪われた悲劇を、繰り返してはならない。

川崎市の中学1年生、上村遼太君が殺害された事件を受け、文部科学省が、児童生徒の安全に関する緊急調査を実施した。

7日以上連絡がとれず、校外の集団と関係があるなど、「生命や身体に被害が生じる恐れがある」小中高校生らは、全国で計400人に上った。このうち、243人を中学生が占めている。

調査では、自宅が非行グループのたまり場となり、保護者の協力も得られず、本人と連絡がとれない事例があった。先輩を通じて暴走族と交際し、暴行を加えられた生徒もいるという。

上村君が学校を休み、元高校生ら少年グループと付き合う中で、被害に遭ったことを考えると、看過できない状況と言える。

今回、学校や教育委員会が、子供を取り巻く危険性を総点検し、問題の端緒をつかんだ意味は大きい。あらゆる手段で子供への接触を図り、安全の確保に万全を期してもらいたい。同様の調査を継続的に実施することも重要だ。

今後の対応でカギとなるのは、警察との連携強化である。

各警察署と学校は地域ごとに学校警察連絡協議会を作り、定期的な会合を重ねている。都道府県警と教委が協定を結び、非行少年の情報を共有する仕組みもある。

少しでもトラブルの兆候があれば、学校は警察に協力を要請するのをためらってはなるまい。

警察の担当者は、地域の非行グループの活動を把握し、グループからの脱退を望む子供の相談にも乗っている。蓄積されたノウハウを問題解決に役立てたい。

学校が問題を抱え込まないことも大切だ。不登校などに、まず教師が対処するのは当然だが、ネグレクト(育児放棄)や貧困の家庭では、できることは限られる。

こうした場合に有効なのが、児童生徒と学校、家庭、行政機関の「橋渡し役」を務めるスクールソーシャルワーカーの活用だ。

社会福祉士などの資格を持つ職員が家庭を訪問し、困難な生活環境が判明すれば、児童相談所や福祉事務所と協力して支援する。

現在、全国の自治体に1000人以上が配置され、不登校対策などで成果を上げている。

ただ、川崎のケースでは、学校側から要請がなく、ソーシャルワーカーは派遣されなかった。

苦境にある子供を救うには、学校が外部の専門家の力を積極的に生かすことが欠かせない。

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/education/20150314-567-OYT1T50131.html


子どもに迷惑!ママが「入学式で絶対やっちゃダメ」なNG行動7つ

今春お子さんが新入学1年生となるお母さんは、入学式に向けての心構えはOKでしょうか?

“親が親なら子も子”といわれます。親が非常識なふるまいをしていると、その子どもはどんなに気立てがよくても色眼鏡で見られがちです。最悪の場合、「あんな家の子どもと仲良くしちゃダメ」なんてママ友グループで情報が出回ってしまうことも……。

そこで、今回は子育て事情に詳しいエッセイストの鳥居りんこさんからのお話をもとに入学式で絶対にやってはいけないママのNG行動7つをお届けしたいと思います。

 

■1:記念撮影でエゴをむき出しにする

“●●小学校 入学式”といった立て看板のあるところは入学式の人気撮影スポット。ここで我が子の晴れ姿を撮ろうと行列ができることもしばしばです。

その順番を割り込むのはトラブルのもと! 子どもに模範を示すためにもきちんと順番は守りましょう。

また、行列ができているのに、自分の撮影の際「もっと笑顔で」「次はこのポーズ」と何度も何度も撮り直しするのも考えもの。じっくり撮るのは順番待ちのない別の場所でしましょう。

 

■2:ファッションが浮いている

たとえば、結婚式の2次会さながらのドレスに盛り髪では、「主役は誰?」って感じですよね。逆に、スーパーに買い物に行くような普段着もNG。派手な格好よりもさらに目を引き、悪目立ちすることになります。

この時期、雑誌やネット上でいくらでも“入学式ファッション”は特集されているので、気になる方は目を通しておきましょう。

 

■3:式典の最中におしゃべりし続ける

校長先生や来賓の話が長すぎて、式の途中に退屈してしまうこともあるかもしれません。だからといって、式典の最中にママ友とおしゃべりするのはNG。ひそひそ話のつもりでも周囲には耳ざわりですし、そもそも大人として残念すぎますよね。

また、携帯電話は電源を切っておくか、最低限マナーモードにしておくようにしましょう。

 

■4:ママ友作りに躍起になる

早速ママ友を作ろうと、入学式早々メアドを聞き回るママもいるようです。でも、鳥居さん曰く“母親同士のお付き合いはゆっくりじんわりが王道”とのこと。

はじめからガツガツしすぎると、「何、この人……」とかえって距離を置かれるかもしれませんよ!

 

■5:先生へ猛アピールする

「先生、我が子をくれぐれもごひいきに!」というのも親心。とはいえ、入学式の日に校長先生や担任の先生をつかまえて猛アピールするのは、周囲にも先生にも決して好印象を与えません。先生方もお忙しい日ですので、あいさつはほどほどにしましょう。

 

■6:ネガティブオーラを全開にする

子どもが受験に失敗した場合、「本当はこんな学校来たくなかったのに」と複雑な思いを抱えたまま入学式に出席するママもいるようです。

もちろん、不本意なのはわかりますが、せっかくの入学式にずっと暗い表情だったり、不機嫌な態度をまるだしにしたりしては、子どもがかわいそう……。傍から見ても極めて感じ悪い人に映りますし、内心はどうあれ女優になったつもりで最低限の感じの良さはキープしましょう。

 

■7:クラス集合写真で悪目立ちする

いつまでも“女子”気分が抜けないのか、なんとクラスの集合写真にピースして写ったママもいるのだとか……。

オフィシャルな写真でのピースは、子どもでも“しつけ不行き届き”な印象を持たれますが、母親がやってしまっては一発で“要注意人物”と周囲から認定されてしまうでしょう。くれぐれも常識的行動をお忘れなく……。

 

入学式はそのご家庭にとっては一生に一度のハレの日。ここで紹介したようなNG行動は慎んで、我が子の成長をお祝いするとともに、これから先生方にお世話になるという感謝の気持ちを持って臨むようにしたいものですね。

http://wooris.jp/archives/129322


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