[ カテゴリー:子ども ]

新潟県三条市、学校給食から牛乳を廃止することを検討 「栄養はあるけど牛乳はご飯と合わない」ため

 日本の小中学校の給食で、毎日のように出される牛乳。しかし、食育の一環として完全米飯給食を実施している新潟県三条市が、その廃止を検討しています。

 同市では学校給食を「生きた教材」「食べることを学ぶ時間」と捉えており、2008年4月からパンや麺類を出さない完全米飯給食を実施しています。消化吸収の緩やかなご飯のほうが日本人の体質に合っていること、油や脂肪分の少ない和食メニューの機会が増えることなどがその理由です。

 昨年12月には、関係者や保護者から「ご飯と牛乳は合わない」という声が上がっていたことから、4カ月間、学校給食での牛乳の提供を試験的に停止しました。4月には再び牛乳が登場するようになったものの、現在、同市は給食から牛乳を廃止することを検討しています。

 この件について、三条市教育総務課に電話取材したところ、牛乳廃止を検討しているのは、やはり完全米飯の学校給食と牛乳が合わないことが大きな理由のひとつだそう。すでに教育委員会事務局による案が作成されており、今後、学校給食委員会などに案を提出し、審議を行う予定です。

 試験的に牛乳を廃止していた期間は、ご飯やおかずの量を増やしたり、小魚や煮干し粉などカルシウムの豊富な食材を利用したりして、牛乳がなくても栄養をしっかり摂取できるよう対策を行っていました。しかし牛乳の代わりにカルシウム、ビタミンB2などを摂取できる食材を用意しなくてはいけないというデメリットもあり、給食とは別に学校で牛乳を飲む「ドリンクタイム」を設けることも考慮しています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150629-00000068-it_nlab-life


子どもと雨の日をどう過ごす?雨の日はアレをしよう!

いつもは公園遊びを楽しめるはずの時間が、雨のためにおうちで過ごすことに……。たくさんはしゃぎまわりたい子どもにとってもとても残念なことですが、雨が続けば保護者も大変。室内遊びにも限りがあるし……と悩む方は多いと思います。今回は保護者の皆さまに「雨の日の遊び方」についてアンケートをとってみました。

「ビデオやテレビを長時間見すぎてしまう」という困りごと

雨の日の悩みごとで最も多かったのが、「ビデオやテレビを長時間見すぎてしまう」ということ。さらに「どんな室内遊びをすればいいのかわからない」も多く、雨の日にどう過ごしたらよいかということは、未就学の子どもを持つ親にとって大きな課題であるようです。室内では体を動かす遊びも限定されますし、絵本や折り紙もいつかは「ネタ」が尽きてしまいます。

子どもと一緒に家事を!遊びのネタに際限がなくなる

子どもの遊びと考えると目新しさも必要になりどうしても限界がありますが、家の中には「家事」という際限のないものがあります。家事を子どもと一緒に行い、これを遊びとして楽しんでみましょう。一番の目的は遊びであり、家事の完了ではありません。「家事がはかどらない!」と考えてしまうようなものは、子どものお昼寝の間に済ませましょう。いつかはママもパパもびっくりするような家事マスターになるかもしれません。何ヵ月後、何年後になるかはわかりませんが、楽しみにしておきましょう。

子どもと一緒にできるおすすめの家事

年齢、月齢にもよりますが、どんな家事も「保護者が目を離さない」「危険性が少ない」ものであれば、子どもと一緒に行うことができます。たとえばこんなものがおすすめです。

【お掃除】
・窓ふき、お風呂掃除、鏡拭き
……水のスプレーを作って吹きかけるのも楽しいものです。
・ホコリ取り
……市販のお掃除ワイパーで棚のホコリ取りを。マスクをつけてあげましょう。
・床拭き
……ぞうきんを絞る練習もしましょう。
・壁磨き
……ぞうきんで拭く、でこぼこのある壁を使い終わった歯ブラシでこするなど。

【料理】
・ゼリーづくり
……ゼリーの温度を低めにすれば、手にかかっても安全ですし、早く完成します。
・ゆで卵
……ゆで卵の殻をむいてもらい、その後、鋭利でないステーキナイフで切ります。
・白玉だんごづくり
……白玉だんごを丸めてもらいましょう。大きめでも熱は通ります。
・つぶす料理
……マッシュポテトやスイートポテトなど、材料を「つぶす」工程がある料理

【片づけ】
・電池はずし
……壊れた時計やおもちゃの電池をはずします。ドライバーを使うのもいい刺激に。
・おもちゃの選別
……もう卒業できるおもちゃがあるかもしれません。断捨離を子どもと一緒に。

これらのことは雨でなくてもできることばかりですが、いくつかの家事については「雨の日だけにできる特別なお手伝い」として子どもに伝えておきましょう。雨の日の楽しみが増えます。また、ただの遊びではなくお手伝いですから、子どもに満足感や達成感を持ってもらうこともできます。思い切り走ることはできなくても、気持ちがすっきりするのではないでしょうか。ぜひお試しください。

【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2015年3月16日~2015年4月6日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:2,524名

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150617-00010002-benesseks-life


うちの子、大丈夫?実際にサイト被害に遭った子どもの実態

子どもにスマホ(スマートフォン)や携帯電話(ケータイ)を持たせている多くの保護者が、その使い方に不安や悩みを抱えているようだ。その先には「知らない人と会って、犯罪に巻き込まれないか」という心配もあるのだろう。そこで、実際に被害に遭った子どもの実態について、教育ジャーナリストの渡辺敦司氏が解説する。

警察庁のまとめによると、2014(平成26)年中に出会い系サイトやコミュニティーサイトを通じて被害に遭った子どもの数は増加傾向にあり、近年は、無料通話アプリのIDを交換する掲示板を通じた被害の増加が目立ちます。これは、知らない人に個人情報を知らせるという、使い方によって起こることです。また、「無料通話アプリ」という点でもわかるとおり、アクセス手段としてはスマートフォン(スマホ)が約8割を占めていますが、通信機能を備えたゲーム機の掲示板などにも危険性が潜んでいることにも注意しておく必要があります。

被害に遭った子どもについて、保護者による注意状況はどうだったのかを見てみると、「一般的な注意を受けていた」(27.2%)、「サイト利用を親に話していないので、注意を受けたことはない」(26.6%)、「注意を受けたことはない、放任」(25.9%)が、それぞれ4人に1人を占めています。少数ですが「ゲームサイトの利用と親に話していたので、注意を受けたことはない」(1.3%)というのもあります。レアケースであっても個々の子どもに起きる問題ですから、無視できません。

こうしたことは、スマホの問題というより、親子関係の問題といえるかもしれません。また、子ども自身が自尊感情を持ち、自分の身は自分で守る態度を身に付けることが、被害に遭うことを避ける最も確実な手だてでしょう。学校における指導状況を見ても、教えてもらったのに犯罪に遭ったり、教えてもらったが、自分は大丈夫と思っていたりと、指導を受けていたケースが3人に2人を占めています。保護者任せや学校任せにするのではなく、思春期の子どもの問題として、広い立場から関係者が連携して取り組むことが求められます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150615-00010000-benesseks-life


まずはママの●●●をSTOPして!のびのび明るい子に育てる秘訣5つ

みなさん、自分の子どもには明るく元気に、のびのび育って欲しいと思いますよね?

ただ、実際の子育てをしていると、子どもに対して怒ることもあれば、イライラしたり、呆れたりが実情ではないでしょうか。

明るく元気にのびのび育って欲しい、と願いながらも、「どうも自分の子育ては反対のことをしているのではないか?」と思うことも。

そこで今回は、海外のパパママ情報サイト『the Asian parent』などの記事を参考に、“明るく元気な子に育てるためのちょっとした秘訣5つ”を紹介します。

 

■1:失敗についてとやかく言わない

子どもが何か失敗した時、ついつい注意したくなる気持ちも分かります。しかし、「子どものために……」と思ってする注意も、あんまりうるさく言っていると、次回から、子どもは失敗を恐れてチャレンジをしなくなってしまいます。

子どもには、どんどんチャレンジさせて、失敗も受け入れるようにしてあげてください。子どもは、そこから多くのことを学んでいきます。

 

■2:物事のポジティブな面に目を向けさせ

コップの中に入っているお水が半分だったとします。それを、「半分しかない!」と思うか、「半分も入っている!」と思うか。同じ現象でも受け取り方によっては、全く異なります。

物事のポジティブな面に目を向けさせるようにしてあげてください。それを続けていると、物事をポジティブに捉えられる明るい子になるはずです。

 

■3:子どものタフさを信じる

何か事件があった時、そのネガティブな影響をいつまでも引きづらないようにしましょう。大人だと、いつまでも引きずってしまい、ストレスを感じることもあるでしょう。

しかし、子どもは元来タフなのです。可能性の塊なのです。何か事件があっても、翌日は元気にケロっとしていられるのが子どもです。

 

■4:結果より過程を褒めよう

何か物事に取り組んだ時、大人はつい、その結果を褒めてしまいがちです。「良くできたね〜」「上手にできたね!」このような言葉は、結果だけを認めていると捉えられてしまいます。

それよりも、ある物事に取り組んだ姿勢や、過程を褒めるようにしてください。そうすれば失敗や結果を恐れずに、何にでもチャレンジできる明るい子に育つはずです。

 

■5:子どもとの楽しい時間に集中しましょう

日々の生活に追われていると、つい見落としてしまいがちですが、目の前にいる子どもとの楽しい時間を、満喫するようにしましょう。

つい忙しいと、“スマホを片手に”とか、“何か予定を考えながら”と目の前の子どもに集中できないことが多いでしょう。

子どもと向き合って楽しい時間を共有すること。これができると、子どもがすくすくと明るい元気な子に育っていきます。

 

以上、“明るく元気な子に育てるためのちょっとした秘訣5つ”でしたが、いかがだったでしょうか? 普段の何気ない親の対応の仕方で、子どもの育ちも変わってくるかもしれません。

ちょっとしたことですが、さっそく今日からこれらのことを意識してみましょう。子どもが明るく元気に育っていきますよ!

http://wooris.jp/archives/143655


女児向け「キッズ脱毛」プラン 背景に子供ならではの悩みも

夏になると女性のファッションも露出が多いものが中心となるが、シーズンを前に脱毛サロンはさまざまな手法で商戦を勝ち抜こうと奮闘中だ。最近では大人の女性だけでなく、キッズ層向けの脱毛プランも提供されているという。都内の脱毛サロンに勤務するスタッフのAさん(20代女性)は、キッズ脱毛のニーズについてこう話す。

「うちのサロンでは7歳のお客様から脱毛を始めることができます。お子様自身が脱毛をしたいとおっしゃる場合もありますが、お母様が『プールの時や、ショートパンツをはいた時に目立たないように』とご契約する場合もあります。ただし、まだ毛が発育途中なので小学生の時に脱毛を行っても後々新しい毛が生えてくることがあります。のちに生えてくる毛を薄くするという点では効果があると思いますね」(Aさん)

脱毛の低年齢化と聞くと驚く人もいるかもしれないが、子どもならではの悩みを抱えている者も少なくない。別の脱毛サロンに勤務するBさん(20代女性)は、こう語る。

「私自身、小学生の頃は毛深いことがとても悩みで小学4年生頃からカミソリで自己処理をしていました。足と腕、それから鼻下のヒゲのような産毛も気になって剃っていたんです。そうするとジョリジョリして肌触りも悪く、赤いプツプツもできてしまった。小学生時代は毛深くてイジメにあっていた同級生もいたので、そうならないよう子どもなりに気をつけていました。

私と同じような体験をしている子どもは、今も多いと思います。カミソリで綺麗な肌を傷つけるのは肌にもよくないですし、サロンで脱毛するほうが確実に肌にはよいでしょう」

そう言いながらも、小学校時代から脱毛サロンに通うことについて、必ずしも推奨しているわけではないという。

「個人的な考えとしては、脱毛は値段もそれなりにかかるので、高校生ぐらいになって毛が安定してから脱毛サロンで処理をし、それまでの間はカミソリではなく除毛クリームなどを使うこともオススメします。そのほうが経済的ですし、ジョリジョリした手触りはカミソリよりも和らぎます」(Bさん)

女性ならではの毛の悩みは幼少期からつきものだが、脱毛サロンでの施術はこうした悩みを解決する選択肢のひとつだろう。とはいえ、とくにキッズ脱毛の場合はサロンで専門スタッフとともに相談を重ねながら、最善の方法を考える必要がありそうだ。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150605-00000024-pseven-life


脳の発育に影響大!なんと4割の子どもが不足してる「●●する時間」とは

あなたは自分のお子さんに、体を使った遊びを十分させていますか?

子どもに体を使った遊びをさせることってとても大切。そういった遊びが不足すると、脳の発達に悪影響を及ぼすというのです。

そこで今回は、文部科学省の作成した幼児期運動指針ガイドブックを参考に、子どもの脳の発達と体を使った遊びの関係をまとめてお伝えしましょう。

 

■1日60分以上体を使った遊びをさせないと脳の発達に悪影響も

そもそも皆さんは、1日何分くらい、お子さんに体を使わせて遊ばせていますか?

日本を含めた各国の指針では、1日60分以上という時間が目安になっていますが、文部科学省の調査によると、1日60分以上に達していない子どもの割合は、なんと4割にも及ぶとか。

体を使った遊びには、さまざまな動きが含まれており、脳の発達に極めていい影響を与えてくれるということなので、不足している子どもは要注意です。

2011年の日本学術会議でも、「すばやい方向転換などの敏捷な身のこなしや状況判断・作戦などの思考判断を要する全身運動は、脳の運動制御機能や知的機能の発達促進に有効であると考えられる」と発表されています。

例えばボール投げの遊びをすると、ボールの動きやスピード、角度に合わせて、空間を把握しながら体をタイミング良く動かす必要が出てきます。そうした身のこなしが、脳の発達に極めて前向きな働きをもたらしてくれるのですね。

 

■体を使った遊びがクリエイティブな脳を養う

体を使った遊びは、クリエイティブな脳を養うともいわれています。思い起こしてみても、子ども時代には遊びながらさまざまなゲームやルールを作って楽しんでいましたよね?

遊びのルールを変えたり、新しい遊びを作ったりする時間は、脳のクリエイティブな部分を発達させるといいます。

こうした脳の発達は、いわゆる学力の向上に直結するとは限らないみたいですが、「あらゆる面で子どもの脳を育てたい」という場合は、体を使った遊びを1日60分以上、思う存分させてあげるといいのですね。

 

以上、日々の体を使った遊びが不足すると、子どもの脳の健全な発達に悪影響があるという話をお伝えしましたが、いかがでしたか?

平日に子どもを保育園や幼稚園に預けている人は、土日に自分たちで体を使った遊びの場を提供してあげるなど、何かしらの工夫ができるといいですよね。

http://wooris.jp/archives/142036


子どもの「自転車事故」で高額賠償! 親の“監督責任”問われることも…

自動車と違って免許のいらない自転車は、子どもにとって重要な移動手段。だが、もし事故を起こしてしまえば、大人と同等の責任が生じてしまう。とはいえ、高額な賠償金を請求された場合、子どもには支払い能力がないため、親が賠償するケースが多い。実際に、11歳男児の母親が監督責任を問われ、高額な賠償金の支払いを課せられた事例があるので紹介しよう。

多発する「自転車事故」に対策強化! 県や自治体の取り組み一覧

<事故内容>
2008年9月22日夜、兵庫県神戸市の急な下り坂付近を26インチのマウンテンバイクに乗った男児(11歳)が、時速20~30キロで疾走。友人が歩行者(62歳)に気づき、「危ない!」と叫んだが、ブレーキを掛ける間もなく正面衝突した。歩行者は約2メートル跳ね飛ばされ、頭を強く打って意識不明の重体、植物状態となった。

<判決>
歩行者の夫と夫が加入する保険会社が、男児の母親に対し賠償金約4600万円の支払い及び支払った保険金6000万円の返還を求めて訴えを起こした。裁判では、男児の前方不注視や速度の出しすぎなどが事故原因と認定。責任能力がない男児の唯一の親権者である母親は、「自転車に乗るときは日頃から注意するよう指導していた」と主張したが、裁判所は「監督義務を十分に果たしていなかった」として、合計約9500万円の支払いを命じた(2013年7月4日神戸地裁判決)。

判決を見ると、たとえ事故を起こしたのが子どもであっても、「子どもだから」「未成年だから」というのは斟酌(しんしゃく)理由にならないことがよくわかる。今年になって初めて、親の賠償責任を免責とする内容の判決も出てきているが、万が一に備えることは非常に重要。子どもにしっかり注意を促したり、自転車向け保険へ加入するなど、事故対策はしっかりとっておこう。ちなみに、事故が起きた兵庫県は、全国で初めて自転車保険の加入義務化を実施している。

監修/新橋IT法律事務所 弁護士・谷川徹三氏

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150520-00000307-oric-ind


「低体温」で子どもの学習意欲も低下!? 専門家が警鐘

近年、体温が36度未満の子どもが増えていることをご存じだろうか。高熱を出した時に比べて、体温が平熱より低い時はあまり気にならないかもしれないが、子どもの「低体温」は学力や人格形成にも影響するという。子どもの健康福祉に詳しい、早稲田大学人間科学学術院教授の前橋明氏に聞く。
※ここでの「低体温」は臨床医学上の定義とは異なり、「35度台の体温」を指す。

■脳内ホルモンが明け方には体温を上げてくれるはず、しかし……

1990年代半ばを過ぎたころ、幼稚園などの先生がたから「だるそうで、集中力がない子どもが目立つ」との声が寄せられるようになりました。調べたところ、体温が36度未満の「低体温」の子どもが約15%いることがわかりました。

ヒトの体温には脳内ホルモンの働きが大きく関係しています。夜中の0時頃になるとメラトニンという成長ホルモンが分泌のピークを迎え、脳温を下げて体温が下がります。一方、明け方になると、元気や意欲を引き出すβ-エンドルフィンなどが分泌のピークとなり、脳温や体温を上げ、動けるようにしてくれます。

■生活リズムの悪循環が子どもの「生きる力」を奪う!?

遅寝・遅起きで生活リズムが乱れると、これらのホルモンの分泌時間も後ろへずれ込み、午前中は低体温のままで、いわば寝ているのと同じ状態に。逆に、体温が低くなって眠くなるはずの夜には活動的になってしまいます。 朝起床できない→日中活動できない→夜ぐっすり寝られず動き回る……と、生活リズムは悪循環に陥るのです。

低体温は、体温調節を司る「自律神経」の働きが悪いことの象徴。生活リズムの乱れによる自律神経の機能低下は、子どもの学力や人格形成にも関連しています。私の研究室の調べでは、就寝時刻が夜22時以降の子どもの割合が大きい地域は、全国学力テストの正答率が低い傾向にありました。

自律神経は「生きる力」そのもので、主体的に考え、行動するためになくてはならない機能です。自律神経の機能を向上させるには、悪循環に陥った生活リズムを改善するところから始めましょう。

出典:[ベネッセ教育情報サイト]

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150518-00010005-benesseks-life


高齢者に牙をむく!「子どもの貧困」の実態 先鋭化する特殊詐欺の風景〈AERA〉

急増する特殊詐欺。その背景には、家庭にも社会にも居場所がない子どもたちのつながりがあった――。『老人喰い』(ちくま新書)で話題の著者が書く。(ルポライター・鈴木大介)

2014年の年間総被害額が550億円を超えた、いわゆる振り込め詐欺などの特殊詐欺犯罪。触法行為・犯罪に手を染める加害者側の少年少女の取材を続ける中で、詐欺の加害者取材もこなしてきたが、そこで20代を中心とする現場プレーヤー(被害者に直接電話をかける架電要員=カケ子)に共通する証言が、詐欺でターゲットとする高齢者が「何でこんなにも払える金を持っているんだろう」と驚愕したという経験だ。

その驚きはそのまま、詐欺組織側がプレーヤーに行う「ふんだんに金を持っている高齢者から多少の金を奪うことは最悪の犯罪ではない」という洗脳教育の正当化につながり、彼らは罪悪感どころか半ば義侠心をもって詐欺に加担するようになる。

この犯罪を「再分配」として肯定することはとてもできないが、それでもこの犯罪が横行する背景に現代日本の世代間格差があるということは否定できない。なぜなら取材してきた若き詐欺加害者たちが、幼い頃「子どもの貧困」の当事者だったケースが非常に多かったからだ。

彼らの根底にあるのは、貧しかった自らの生い立ちと、長じてからも努力が成功に決して結びつかないという強い閉塞感。例えばこんなケースだ。

●事例・ワンコイン児童

現在19歳だというM君は、最近詐欺のリクルーター(人材斡旋者)をしている先輩から、誘いを受けている。日当の出る研修を受け、使い物になるようならば「月給50万円保証+歩合(詐欺の成功額の15%)」をもらえるプレーヤーに。この候補から外されれば「日給5万円保証+歩合(詐欺の成功額の3%)」のウケ子(集金役)になるという条件。既に引ったくりで少年院を経験し、退院から1年経って保護観察も取れた現在は、建築の型枠職人をやりつつ、仲間内で建築系工具や自動車などの窃盗の「バイト」をしているというM君。その生い立ちは、「ワンコイン児童」だった。

M君には父親の記憶はない。一人っ子で、小学校時代は母親とアパートでの2人暮らし。毎日深夜に帰る母親は自炊を一切しなかった。M君は小学2年生の頃から、毎日母親からもらう500円玉1枚で食いつないだ。

ワンコインの夕食代を使って食べていたのは、コンビニの肉まんや駄菓子。夜遅くまでゲームをするかテレビを見ているため、朝に起きられず毎日遅刻で、給食を食べるために学校に行くという生活。500円はなるべく使わないで、貯めた金でゲームソフトを買っていたために、年じゅう腹を空かせていた。母親が不在がちであるゆえに学用品なども揃わないことがあり、体操服や書道道具もなかった。書道のある日は学校をサボった。

同級生からイジメを受けるようなことはなかったが、明らかに浮いていたという自覚はある。

「お前んとこは自由でいいな」と言われることもあったが、小学生にとって一人きりの夜は長かった。兄弟でもいればまだしも、一人でゲームを続けるのは寂しいというより、飽きるし、腹は減るし、退屈だった。

●家族より一緒にいる

そんなある夜、万引きでもするかと夜中にブラブラしていたところ、自販機前の明かりにたむろする隣の学区の小中学生と行き合ったのだという。小学5年生の時のことだった。

全員が喫煙をしており、初めは「狩られる」と思った。案の定絡まれた結果、「なにお前、チャリ(自転車)乗れないの? じゃあ教えてやるよ」という話になった。実はその年まで自転車の乗り方を教わったこともなく、自分の自転車も持っていなかった。ほんの数時間で自転車に乗れるようになり、さらにその夜に無施錠の自転車を窃盗。なぜか全員で隣町まで自転車で遠征し、集団万引きをしたのだという。

毎日つるんで遊ぶのは、8人のグループ。M君より年下もいれば、既に中学校に上がっている先輩もいたが、それぞれの家のことなども自由に話した。服を買ってもらえない子。週に1度しか親が家に帰ってこない子。電気代を滞納しがちで、年じゅう家が暗闇という子。家に帰ると殴られるという理由で、小学校4年生の頃から家出をしては連れ戻されて殴られるという子もいた。

毎日の500円があっただけで「まだうちはマシだったんだ」とM君は思ったという。

「自分自身の家もなんかヤバいって感じはしてたけど、普通の家の同級生にそんな話できない。けどその友だちになら普通に話せた。友だち……っていうより兄弟ができた!って感じですね。中学3年生までは毎日そいつらとつるんでたから、実際家族とかより一緒にいる時間長かったし」

●富める者への敵意

中学時代は、その「週に1度しか親が帰らない」友人宅に5人ほどで住み込み、自販機を破壊しての釣銭窃盗、海水浴場の駐車場で車上荒らし、スクーター盗とやりたい放題をした。中学卒業後は「高校行けなかった組」でつるみ、いつしか近隣の同じような境遇の少年のつながりで数十人規模のグループになっていた。

仲間内には、ヤクザになった者、ホストになった者、バンドをやっている者、そして詐欺に従事している者。そんなつながりから今回の詐欺のリクルートを受けているM君だが、話を受けるかどうかはまだ五分五分だ。

「ウケはハイリスクなバイトですけど、モシモシ(プレーヤー)は一回やると、目つきからして変わっちゃうんですよ。結局、俺らみたいにガキの頃から荒ぶってなくても、高校行けたヤツも、大学まで上がったヤツも、稼いでるとか努力が報われたとかの話は全然聞かない中で、詐欺周りのヤツだけがダントツで羽振りいい。それで『詐欺は頑張ったら頑張っただけ結果がある。捕まったらロング(長期刑)食らうけど、そのリスク込みで1年で一生分稼ぐ』とか真顔で言うんで。ちょっとカッコイイと思う半面で、意識高すぎで痛い感じもするし、『俺たちはお前らとは違う』って感じが鼻につくときもある。俺だって金持ってのうのうと暮らしてるジジイババアについては、こいつら金持ってても使い切んねーだろうから取っちゃってもいいんじゃね?って思うけど、やるならやるで本気で腹据えて取れる限り取り尽くすぐらいで行く。じゃないと、その先輩にも簡単には返事できない感じなんです」

今はまだ逡巡の中にあるM君だが、これまで取材に応じた現役詐欺プレーヤーたちは、その逡巡を突き抜けた者たちだ。親の経済的事情で大学を卒業できなかった者、中学卒業後に「出社と同時にスクワット100回」というブラックな営業代行会社を経験した者、M君同様に少年院を経験し、その中でスカウトを受けた者。同級生の親や祖父母に生活保護受給者が何人もいるという「地域そのものが貧困」なエリアの出身者もいた。カバンの中に、中学生用の学習参考書を忍ばせていた20代もいた。

いずれにせよそこに共通するのは、与えられなかった者として、「富める者」としての高齢者へのギラギラした敵意と、「ここで成功しなければ」という自らへの追い込みだった。

●自助的に居場所作る

痛感するのは、まず子どもの貧困が今に始まったことではなく、それを見過ごし放置し続けた結果がこの世代間対立構図なのではないかということだ。現在詐欺の現場を支える世代は、そのローティーン時代を2000年代に過ごしているが、当時から今に至るまで「日本に子どもの貧困なんてあるの?」という声は絶えない。

そしてもうひとつは、子どもの貧困には親の放任と育児放棄がセットになっていること。放任された子どもたちは、寂しさを抱えた自らの居場所を、福祉や支援者に求めるのではなく、自助的に自ら作り上げるということだ。

例えばM君のケースなら、地元で問題を抱えた児童が集団化していたわけだが、周囲の大人は彼らを貧困の中にある子どもではなく、あまつさえ犯罪者予備軍として扱った。なぜ彼らを幼い頃に救い上げてやることができなかったのか。

「犯罪のルーツに子どもの貧困がある」と発言すれば、必ず返ってくるのが「貧困の中で育った子どもの全てが非行に走るわけではない。それは差別を助長しかねない」といった反論だ。しかしそれは本来支援の対象だった子どもたちを、「道を外れた」時点で支援対象から外すと言っているに等しい。その代替として、非行や犯罪に繋がる自助的グループが彼らのセーフティーネットとして、居場所や飢えを満たすものになっているというのならば、いっそう彼らは明確な反逆の意思を持って社会に牙をむくだろう。

詐欺の現場で働く若者たちは、総じて非常に優秀で、正常な教育と環境を与えれば社会に大きく貢献できたであろう者が多い。将来の社会を支えるはずだった人材を、社会から奪う犯罪者に変えてしまう。それが子どもの貧困を「無きもの」にしてきた結果ではないのか。

年間550億円という特殊詐欺犯罪の被害額よりも、これらの人材を一般社会の生産に生かせなかった損失はそれ以上に大きいのではないか。これが取材を続けての実感だ。

※AERA 2015年5月25日号

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150518-00000012-sasahi-soci


「心の性」の制服認める…性同一性障害の子に学校支援策

文部科学省は、心と体の性が一致しない性同一性障害などの児童生徒への配慮のあり方や支援策をまとめ、30日、全国の教育委員会などに通知した。

具体的な支援として、心の性と一致した制服や体操着の着用や職員トイレの使用、通称の使用を認めることなどを例示している。

同省が昨年6月に公表した全国の小中高生ら1369万人を対象とした調査では、性同一性障害とみられる児童生徒が少なくとも606人おり、その4割近くは、学校側が特に配慮をしていなかった。

今回の通知は、学校に対し、子どもが性の不一致を秘密にしたい場合があること、子どもが自分の性に違和感を持っていることを打ち明けた場合も必ずしも性同一性障害とは限らないことなどを指摘。個別の事情に配慮したうえで教職員が情報を共有し、医療機関やスクールソーシャルワーカーなどと支援体制を組んで対応するよう求めた。

また、子どもが相談しやすい環境を作るため、例えば戸籍上の男子が髪を長く伸ばしている、スカートをはいているといった場合に教職員が否定したりからかったりする「心ない言動」をしないよう注意している。

(2015年4月30日 読売新聞)

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=117927


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