[ カテゴリー:子ども ]

成績のいい中学生がやっていた!小6で身につけておきたい勉強法とは?

中学校になると、小学校のときよりも教科が増え、学習の内容も難しくなってきます。「ついていけるかな?」と不安に思う保護者のかたもいらっしゃるかもしれませんが、上手な勉強のやり方を身につけておけば大丈夫! 効率よく勉強することができれば、部活と勉強の両立も可能です。好きなことをやりながら、勉強もちゃんとできる、そんな上手な勉強のやり方のために小学生のうちから身につけておきたい“中学式勉強法”とは?

事実! 中学生の55%は上手な勉強のやり方がわからない

中学校になると、英語が加わるなど、小学校のときよりも教科が増えます。加えて、授業のスピードも速くなり、内容も難しくなってきます。
実際、中学校の先輩にアンケート(*1)で、「中学では小学校のときと比べて授業のスピードが速くなったと思いますか?」という質問をしたところ、72.5%が「はい」と回答。また「授業内容が難しくなったと思いますか?」という質問の回答には、90.3%が「はい」と回答しています。
そこに、部活や塾、習い事などが加わると、さらに忙しくなるのが中学生です。

さまざまなことと両立しながら、きちんと勉強していくためにも、効率のよい上手な勉強のやり方を身につけておく必要があります。
しかし、「上手な勉強のやり方がわからない」と回答した子どもは小学6年から中学校1年で急増。中学1年では、55%(*2)もいるのです! でも、大丈夫。ポイントを押さえておけば、忙しい中学生でも、いい成績をキープすることはできるのです。

忙しい中でもいい成績をキープするための工夫とは?

中学1年生から中学3年生までの先輩にアンケートをとったところ、「成績上位の先輩のうち部活に参加している」と答えたのは、84.8%(*3)でした。忙しくて勉強時間に限りがあっても、いい成績をキープしている先輩も多いことがわかります。勉強時間は短いけれど、成績がいい人は、勉強のやり方に工夫があったのです。

<中学式の工夫1>
成績アップにつながる重要ポイントに絞って学習すること
短い勉強時間のなかで成績を上げるには、成績につながる重要なポイントに絞って、重点的に取り組むのが大切。教科書の太字のポイント箇所や、授業で先生に大事だと言われた内容中心にしっかりと理解していけるのが理想です。

<中学式の工夫2>
丸つけした後に解き方や考え方を確かめること
成績上位者に多く見られるのが、丸つけをした後そのまま放置していないということ。特に間違えた問題に必要だった解き方や考え方を確認することは、次に似た問題が出た時に解ききる大事なポイントになります。

<中学式の工夫3>
わからなくなったら前の単元にさかのぼること
どんどん難しくなっていく中学校からの勉強で大事なのが、基礎からしっかり積み上げていくこと。でも、どうしても忘れたり、わからなくなることがありますよね。そのときは、迷わず前習ったところに戻ること。基礎を理解する手間を惜しまないことが、後々大きな伸びにつながります。

勉強時間が短くても成績がいい人は、成績アップに必要な重要ポイントに絞って知識を頭に残したり、自分で問題が解けるように深く理解するための工夫をしているのです。効率的で効果的な勉強のやり方を身につけることで、それらを習得することができます。
また、中学校になって最初の勉強は小学校の内容を少し発展させたものが中心となります。たとえば、数学なら小学校で習った内容に「文字」や「マイナス」の考え方が加わるなど、小学校の算数と中学校の数学は深く関わっています。

そこで大切なのが入学前の今。中学校に入ってから始めるのではなく、小学生のうちに効率的な勉強のやり方を身につけておいたり、小学校内容のできなかったところをさかのぼっておくことで、中学になってからの勉強がよりスムーズに進められますよ。

小学校の学習の復習と、ちょっとだけ中学先取りをするときにはぜひ、「勉強時間は短いけれど、成績がいい人の勉強のやり方」の工夫を取り入れてみてください。中学入学後の4月からの授業もこわいものナシになるはずです! 

*1:出典 2015年9月進研ゼミ会員(中1~3生)466人へのアンケートより集計
*2:ベネッセ教育研究所「小中学生の学びに関する実態調査」(2014年実施)より抜粋 ※小学校4年生-中学2年生の子ども5409名の回答より集計※学習上の悩みのうち、「上手な勉強のやり方がわからない」という項目
*3:2015年9月進研ゼミ会員(中1~3生)466人へのアンケートより集計

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151130-00010000-benesseks-life


感染性胃腸炎で警報、保育園で集団感染続発

鳥取県は11日、県全域に感染性胃腸炎に関する警報を出した。警報の発令は2012年12月以来2度目。今後もノロウイルスなどの感染者が増えるおそれがあるという。

県健康政策課によると、県東部8か所の医療機関で11月第1週(2~8日)に受診した平均患者数が22.13人に上り、警報基準(20人)を超えた。保育園での集団感染も10日までに県全域で15件報告され、流行が例年よりも1~2か月早いという。

同課は調理や食事前、トイレ後はせっけんで十分に手を洗い、タオルを共用しないなどの対策が必要としている。

(2015年11月12日 読売新聞)

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=126338


不登校の原因ともなっている「小児慢性疲労症候群」ってどんな病気?

「小児慢性疲労症候群」とは、これまで健康に生活していた子どもが、ある時原因不明の激しい全身疲労感に襲われ、集中力の低下、頭痛、腹痛、吐き気、睡眠障害、思考力の低下、学習能力の低下、記憶力の低下などが続くようになる病気です。勉強が手につかなくなったり、遊べなくなり、学校生活が困難となって不登校やひきこもりに至ります。
この病気は、「慢性疲労症候群」として、大人でもかかります。世界的にこの病的疲労の存在は認められいますが、原因がはっきりとわかっていません。対人的・物理的・化学的・生物学的な「複合ストレス」がきっかけとなって発症すると言われています。子どもの不登校について、まさか病気だとは思わずにいる親御さんは、当然ですがまだまだ多いそうです。

◆どんな子どもに多いの?

まじめな頑張り屋さんの子どもに多く見られると言われています。学校生活や日常生活も何かと無理をしてがんばっている子が、責任ある役割を担ったり、クラブ活動で毎日激しい練習に打ち込んだりするなどしていると、過度のプレッシャーにより誘発される傾向があります。また、持続性のある不安や緊張が、慢性疲労症候群につながるとも指摘されています。

◆慢性疲労症候群の症状と診断

小児慢性疲労症候群の症状としては、脳機能の疲労・機能低下による自律神経機能異常、生体リズムを整える内分泌機能のリズム障害、生活リズムを作る深部体温調節機能障害、および睡眠・覚醒リズム障害、うつ状態などが混在する状態になります。

自立神経機能異常は、呼吸、循環、消化、吸収、代謝など身体活動の基本に影響し、生体リズムの乱れは、内分泌系に異常をきたしてしまいます。

診断には、2007年にアメリカで承認された小児慢性疲労症候群の診断基準「CCFS」が使われます。

CCFSでは、強い疲労・疲労感、極端なだるさ、食欲低下、てのひらの発汗などの症状に加えて、診断の目安になる以下の5つの症状を細かい基準で確認していき、点数化して判断します。

1)労作後疲労(日常的な行動のあとの身体・精神的疲労)
2)睡眠問題
3)疼痛
4)神経認知問題
5)自律神経症状・神経内分泌症状・免疫系症状

さらに以下も確認します。
●少なくとも3か月以上、睡眠や休養によっても改善しない疲労状態が続き、日常生活が50%以上障害される。
●甲状腺機能障害や血液の病気、感染症などが、一般的な医学的検査では異常が見出せない。
結果、すべての基準を満たせば「小児慢性疲労症候群」である、との診断を行っています。

慢性疲労症候群は、まだ病理学的に定義のない疾患で、日本ではまだ特定疾患にも指定されていない難病です。子どもがかかってしまうと、健全な発育にも影響を及ぼしますし、社会人では働けないので生活苦に陥ってしまいます。

子どもが不登校を始めたら、学校生活だけができないのか、それとも日常的な社会生活全般が行えなくなっている状態なのか、子どもの様子を長く観察することが大切です。重症化してしまうと寝たきりのような状態になってしまうこともありますので、早めに病院で診察を受けましょう。現状では、症状を悪化させないための治療法がもっとも大切になります。

監修:三原武彦(小児科医)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151019-00010004-mocosuku-hlth


幼児期からの「健康教育」 どのように子どもに教える?

自らの健康を保とうとする意識は自然と身に付くものではなく、家庭での健康教育が重要だ。保護者はどのような点に気を付けて、子どもに接すればよいのだろう。ベネッセ教育情報サイトでは、元養護教諭で「幼児期からの健康教育が大切」と語る、帝京短期大学教授の宍戸洲美氏に話を伺った。

私が保護者のかたに大切なこととしてお伝えしているのは、「しっかり食べる。たっぷり眠る。外で群れて遊ぶ。安心してかかわれる大人がいる」の4つです。共働きで忙しく「子どもの朝食を菓子パンで済ませてしまう」「塾で帰宅が遅いため就寝も遅くなってしまう」など、事情があることはわかります。しかし、小学校卒業までは子どもの生活リズムを整えることが大切だということを、理解していただければと思います。

幼児期や小学校低学年では、子どもは親の様子を見てまねますから、行動で示すことも重要です。保護者が帰宅後に手洗いうがいをすれば、子どももそれが普通なのだと認識します。行動で示しながら、「なぜそれをするのか」も説明しましょう。たとえば、「夜たくさん寝ると体や脳の疲れが取れるよ」と教えます。早寝早起きをした時には「体の調子はどう?」と聞いて、自身の感覚を確認させてください。体調がよければ、たくさん寝ることはいいことだと理解するでしょう。自分でできることが多くなる、小学校中学年以降も、「今日はうんち出た?」などと、時々は様子を確認しましょう。

なぜ朝食をしっかり食べたほうがよいのか、喫煙にはどのような害があるのかなど、健康に関することを子どもに説明できるよう、保護者のかたも学んでいただきたいと思います。また、ご自身の生活習慣にも気を付けましょう。たとえば、子どもだけで食事をさせる家庭がありますが、家族と食事をすることで、子どもはよくかんで食べることや好き嫌いをせず食べることを学びます。保護者が習慣を見直すことで、子どもの健康に影響を与えることがたくさんあるのです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00010002-benesseks-life


子どもの貧困対策は「ひとり親世帯」だけでは不十分。「共働き世帯」にも救いの手を

「第3回 子どもの貧困対策会議」が8月28日に首相官邸で開催され、政府は経済的に厳しい“ひとり親”世帯への支援策をまとめた。ひとり親世帯の子どもへの支援を年間50万件行うことや、奨学金や低所得世帯への手当充実を検討する予定だ。

会議で安倍晋三首相は「子どもたちの未来は日本の未来そのものであります」と述べ、その内容は“ひとり親”世帯への支援を強化するものが中心となっている。しかし、「世帯タイプで分けると、子どもの貧困に目が行かなくなってしまう」と警鐘を鳴らしているのは『子どもの貧困』の著者である阿部彩氏だ。同氏への『子どもの貧困連鎖』(新潮社)のインタビューから発言の一部を引用する。

<子どもの貧困を改善しようと考える時には、母子世帯だけの対策では足りないし、 父子だけでも駄目です。また、特定のタイプに着目した制度には批判が起きることもあります。その意味で、私は母子だけに着目するのでなく、子どもに着目した「子ども対策」が必要だと言いたいのです>

厚生労働省が発表する「子どもの貧困率」が’12年は16.3%で過去最高となり、日本では子どもの6人に1人が貧困状態にある。特にひとり親世帯の貧困率は54.6%と高く、経済協力開発機構(OECD)加盟33か国の中でも最悪だ。

さらに最近は、非正規雇用の拡大など様々な理由により、貧困はひとり親世帯だけでなく共働き世帯にも広がっているという。貧困率の高さでは母子世帯が群を抜いているが、世帯数は多くない。貧困の子ども数を比率で見ると、圧倒的に数が多いのは両親がいる世帯の子どもなのだ。貧困の子どもの過半数には両親がおり、30%程度が母子世帯、10%程度が父子世帯という比率のようだ。

<貧困の世帯の現状を見ると、近年は母子世帯以外の貧困率がジワジワ上がってきています。男性と女性の格差が微妙に縮まっていて、それは女性の貧困率が下がったということではなくて、男性の貧困率が上がったからです。このごろ、単身女性の貧困がとても話題になっていますが、単身男性の貧困も大きな問題です。今は日本全体が貧困化しているといえます>

貧困がジワジワと広がっている共働き世帯の子どもには、まだまだ手が行き届いていない。以前から母子世帯には児童扶養手当などの支援があったが、両親がいる貧困世帯の子どもを救済する制度は、今も存在していないのが実情だ。

また、ひとり親家庭の親も夜遅くまで働きづめというケースが少なくない。子どもは家庭で夕食をとれず、行き場を失い夜の街へふらふらと出歩いて犯罪に巻き込まれるという事件が実際に起き始めており、これは決して見過ごせない。

「子どもの貧困をなくすという観点からは、ピンポイントで子どものいる世帯への公的給付を増やすのが有効です」と阿部彩氏は解説している。そして現在の日本で働いても暮らしが楽にならない原因は「子育ての費用が高いこと」と「低所得世帯に対する公的給付が少ない、それと女性の賃金が低い、収入が少ないこと」だと本書では解説している。

政府は子どもの貧困対策の一環として、地域での学習指導や食事の提供などを行う「子どもの居場所づくり」を進める予定だ。ひとり親世帯の子どもに対し、公民館など公共の建物の空きスペースを利用して、学童保育が終わったあとの学習や食事の場をつくる。仕事で親の帰宅が遅く、一人で過ごすことが多くなりがちな子どもが、学習の遅れや孤立感をもつことを解消するのが狙いだという。

10月には「子供の未来応援国民運動」が始動する。子どもの貧困問題は、もう先延ばしできないところまできている。 <文/北村篤裕>

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150917-00930752-sspa-soci


特殊詐欺防止に園児が一役

高齢者の特殊詐欺被害を防ごうと、長崎県佐世保市田原町のアソカ北幼稚園(山崎一人園長、142人)の園児が26日、祖父母用の特殊詐欺防止カード作りをした。

孫が作ったカードを自宅の電話近くに掲示してもらおうと、佐世保署と佐世保地区防犯協会が初めて企画した。カードには、県警マスコットのキャッチ君が大きく描かれ「名義を貸して」「逮捕される」「必ず儲(もう)かる」-といった詐欺犯がよく使う文言や対処法などを紹介している。

この日、佐世保署員らが幼稚園を訪れ、寸劇などで子どもの連れ去り事案や高齢者の特殊詐欺被害への注意を呼び掛けた。その後、園児は色鉛筆などを使ってキャッチ君のイラストを色付け。吹き出しには自分の似顔絵とともに「おじいさま おばあさま きをつけてね」とメッセージを書き込んだ。

年長の松尾龍磨ちゃん(6)は「カラフルにできた。おじいちゃんおばあちゃんには、悪い人にだまされないよう気を付けてほしい」と話した。
カードは敬老の日(9月21日)までに園児の祖父母宅に郵送する予定で、写しは同署などに展示される。

同署管内では7月末現在、9件の特殊詐欺が発生し、うち、8件の被害者が高齢者。被害総額は約5千万円。昨年1年間では被害件数6件、被害総額約2300万円だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150827-00010001-nagasaki-l42


子どもを「デング熱」から守るには?実態と対策 医師が解説

昨年、約70年ぶりに大流行と報道され、大きな話題となったデング熱。今年も、昨年に引き続き流行する可能性がある。大人に比べて蚊に刺されやすい子どもをデング熱から守るにはどうすればよいのだろうか。ベネッセ教育情報サイトでは、デング熱の実態と、対策について、神奈川県立こども医療センターの馬場直子氏に教えてもらった。

デング熱は、蚊が媒介する感染症の一種です。デングウイルスを持っている蚊で、日本にいるのはヒトスジシマカ(いわゆる「やぶ蚊」)のみです。デングウイルスを持つ蚊に刺されると、2~5日の潜伏期間を経たあとに、発熱や発疹、頭痛、吐き気、関節痛などの症状が出ます。蚊はデング熱のウイルスを媒介しますが、人から人には感染しません。

デング熱の症状は風邪にとても似ていますが、熱が出てしばらく経つと、発疹が出ます。多いのは、風疹のようなポツポツした赤くて細かい発疹です。このような発疹と発熱がある場合は、デング熱を疑ったほうがいいでしょう。重症になるわけではありませんが、高齢者や乳幼児、腎臓・肝臓に疾患がある人は出血傾向(何もしていないのに血が出る症状<鼻血や、血便、消化器官からの出血など>)に注意してください。皮膚には、紫色の斑点(紫斑)が現れるので、早急に血液検査ができる病院にかかってください。放置すると、1~2割の確率で死に至る場合もあります。

蚊の活動が活発な時間帯は、夏休み中のラジオ体操の時間や、「夕焼けチャイム」に重なるため、蚊に刺される可能性は高まります。予防の最善策は、なるべく蚊に刺されないようにすること。長袖・長ズボンでは暑い時は、虫よけパッチや、虫よけスプレーを活用しましょう。お子さま自身でスプレーをする場合は、塗り残しがないか保護者のかたが確認します。首の横や、二の腕の外側、ひざの裏などは、塗り残しが多い部位です。乳幼児がいる場合は、煙の出ない蚊取りマットを使いましょう。蚊の発生源となる水たまりを作らないことも大切です。傘立ての受け皿などにも注意です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150827-00010000-benesseks-life


食物アレルギー、症状と対処法は

大人になってからも発症する「食物アレルギー」なりやすい食べ物と適切な対処法

現代人は、さまざまなアレルギーをもっています。人間には、体内に取り込まれた物質を自分の身体が受け入れるかどうかを常にチェックし、身体によくないと判断したものを排除する免疫システムがあるからです。アレルギーは、こうした免疫システムが過剰に働いてしまっている状態です。代表的なものとしては、現在多くの人が苦しんでいる「花粉」がありますが、近年は、「食べ物」によって重篤な症状を起こすこともある、食物アレルギーをもつ人も増えてきました。あの時の反応・・、もしかして?と思ったら、一度検査をしてみましょう。ここでは大人になってから発症する可能性もある、食物アレルギーの種類と具体的な症状、予防法についてご紹介します。
◆大人になってからでも発症する?
ある食べ物を摂取すると、じんましんや下痢・嘔吐、せき、呼吸困難、くしゃみといった症状が出るとき、それは食物アレルギーの可能性があります。もしこれらを発症したのでは?と思ったら、病院できちんとアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)を調べ、そのうえで予防と治療をすることが必要になります。
アレルギーは異物から身体を守ろうとする免疫反応の一種で、食物アレルギーは『食物を摂取した時に、免疫機序を介して不利益な症状がでる場合』と定義されています。
食物アレルギーは、通常、食べ物の消化吸収がまだ未熟な乳幼児に多くみられますが、成長とともに消化機能は発達し、たんぱく質等を細かい分子に分解できるようになり、症状も出にくくなっていきます。
しかし、大人になってから花粉症(アレルギー性鼻炎)を発症する例があるように、大人になってから食物アレルギーが出現することもあるのです。
◆発症しやすい食べ物とは?
乳幼児の3大アレルゲンは鶏卵、牛乳、大豆ですが、成人では甲殻類、小麦、果物、魚類が多いと報告されています。また発症数や重篤度から判断して、アレルギー表示が義務化されている食べ物があります。
●必ず表示
卵、乳、小麦、落花生、えび、そば、かにの7品目
●表示が勧められている
いくら、キウイフルーツ、くるみ、 大豆、バナナ、やまいも、カ シューナッツ、もも、ごま、さば、 さけ、いか、鶏肉、りんご、まつ たけ、あわび、オレンジ、牛肉、 ゼラチン、豚肉の20品目
(平成26年3月改訂版 消費者庁)
必ずこれらの食べ物が含まれている、と容易に判断できる食品の場合は、アレルギー表示を省略することもできます(代替表記)。また、製造工程上、どうしてもこれらの物質が入ってしまう可能性がある場合は、注意喚起表記が推奨されています(コンタミネーション)。
◆食物アレルギーの症状と対処法・予防法
じんましんなどの皮膚症状であれば、アレルギーだとすぐに気づくこともできますが、咳や腹痛などの症状で始まることもあるため、分かりにくい場合があります。いずれにしても、命に関わるような重篤な症状に陥った場合には、すぐに医療機関へ向かい、適切な処置を受けることが大切です。
<おもなアレルギー症状>
重篤な症状:呼吸困難、冷や汗、顔面そう白、血圧低下、意識不明
皮膚に出る症状:じんましん、かゆみ、唇の腫れ
呼吸器系の症状:のどや口内の違和感、くしゃみ、鼻水、咳
消化器系の症状:腹痛、嘔吐、下痢など
<対処法>
重篤な症状(アナフィラキシー症状)が起きたときは迷わず救急車を呼んで、速やかに医療機関へ向かい、医師の診断を受けましょう。
アレルゲンが特定されたら、症状に合わせて緊急時用の薬を(抗ヒスタミン薬、ステロイド内服薬、気管支拡張薬、エピペン注射*)を処方してもらい、いつも持参するようにしましょう。日々の食生活では、自分が食べられる、具体的な代替え食品や調理方法を管理栄養士などに相談してみましょう。
*エピペン注射は、気道が閉塞してしまい、呼吸困難などに陥るアナフィラキシー症状があらわれたときに有効な、アドレナリンの薬液と注射針が内蔵された注射薬です。先端を太ももの前外側に強く押し付けるだけで、バネの力により針が出て、一定量の薬液が筋肉内に注射される仕組みになっています。あくまで一時的に症状を緩和し、ショックを防ぐためのものなので、直ちに医師の診察を受ける必要があります。
<予防法>
●アレルギー症状を抑える成分を含む食品をとる
○乳酸菌類
免疫細胞の一種を活性化させ、免疫システムを正常化する働きがあるとされています
○DHA・EPA
n-3系多価不飽和脂肪酸のDHAやEPAはアレルギー症状を強める脂肪酸の効果を打ち消す効果が期待されます
○抗酸化ビタミン(β‐カロテン、ビタミンC、E)
アレルギー症状を強める活性酸素に対抗する効果が期待されます
●栄養バランスのよい食事で体力と免疫力をアップ
体力や免疫力が低下していると、消化器系が弱ってしまい、消化酵素が十分でなくなるため、アレルギーが出やすくなることも考えられます。
偏った食生活をやめて、普段から充分な休養をとり、栄養バランスのよい食事をとるようにしましょう。
■執筆者プロフィール:田口絢子(たぐち・あやこ)
茨城県生まれ。管理栄養士、糖尿病療養指導士、ソーシャルスキル協会認定健康栄養カウンセラー。都内4か所の病院で給食・栄養管理経験を経て独立。栄養相談、献立作成、食と健康に関する記事の執筆、栄養学翻訳などを行っています。

http://news.goo.ne.jp/article/mocosuku/life/mocosuku-20150409110603201.html


手足口病の流行拡大、35都府県で警報レベル

手足や口の中に水疱すいほうが出る手足口病の流行が続いている。国立感染症研究所(東京)が27日に発表した集計では、7月19日現在、全国で35都府県が警報レベルに達しており、大流行した2011年や13年並みの勢いだ。

感染研は「今年は重症化しにくいタイプのウイルス感染例が多いが、予防に努めて」と呼びかけている。

全国約3000の医療機関からの患者報告数を集計した調査で、第29週(7月13~19日)の1医療機関あたりの患者数が全国平均で10・16人と前週(7・39人)に比べて1・4倍に増えた。35都府県で警報レベルとされる5人を超えている。

都道府県別では、福井(23・32人)が最多で、埼玉(20・53人)、栃木(17・88人)、京都(17・81人)と続く。奈良(16・35人)や大阪(12・69人)も全国平均を上回る。福井県の報告数は過去10年で最多だ。

感染研によると、これまでに検出されたウイルスの半数超は、重症化しにくい型だという。

患者の多くは5歳以下の小児で、飛まつや排せつ物などを通じて感染が広がる。厚生労働省は手洗いの徹底などの対策を呼びかけている。

(2015年7月29日 読売新聞)

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=121782


手足口病、関東地方で感染拡大-群馬と栃木で警報基準値を超過

関東地方で手足口病の感染が拡大していることが、7都県がまとめた6月22日から28日までの週の患者報告で分かった。群馬と栃木の両県では県全体で警報基準値を超過した。前週に比べて大幅に増加した東京都は「過去5年平均と比較して高い値で推移している」と指摘。埼玉県も「夏季の流行期に入ったとみられる」として警戒を強めている。【新井哉】

22日から28日までの週の定点医療機関当たりの患者報告数は、群馬県で前週比60%増の7.48人を記録。警報基準値の5.0人を上回ったことから、同県は30日、手足口病の警報を発令した。2倍近く増えた栃木県でも警報基準値を上回る7.52人となっている。

また、東京都で前週比61%増の4.44人、埼玉県で同83%増の4.91人、神奈川県で同52%増の4.06人となった。前週に比べて49%増えた茨城県(1.56人)は「昨年同期を上回って推移しているため、今後注意が必要」と指摘。2倍超に増えた千葉県(1.87人)では、県内の16保健所のうち13保健所管内で増加した。

手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。主な病原ウイルスはコクサッキーA16、エンテロウイルス71で、感染から3-5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足底などの四肢の末端に2-3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150703-00000000-cbn-soci


団体理念  │  活動展開  │  団体構成  │  定款  │  プライバシーの考え方  │  セキュリティについて  │  事業  │  メディア掲載  │  関連サイト  │  お問い合わせ

copyright © JMJP HOT TOWN Infomaition Inc. All Rights Reserved.   NPO法人 住民安全ネットワークジャパン

〒940-0082 新潟県長岡市千歳1-3-85 長岡防災シビックコア内 ながおか市民防災センター2F TEL:0258-39-1656 FAX:020-4662-2013 Email:info@jmjp.jp