いつもは公園遊びを楽しめるはずの時間が、雨のためにおうちで過ごすことに……。たくさんはしゃぎまわりたい子どもにとってもとても残念なことですが、雨が続けば保護者も大変。室内遊びにも限りがあるし……と悩む方は多いと思います。今回は保護者の皆さまに「雨の日の遊び方」についてアンケートをとってみました。
雨の日の悩みごとで最も多かったのが、「ビデオやテレビを長時間見すぎてしまう」ということ。さらに「どんな室内遊びをすればいいのかわからない」も多く、雨の日にどう過ごしたらよいかということは、未就学の子どもを持つ親にとって大きな課題であるようです。室内では体を動かす遊びも限定されますし、絵本や折り紙もいつかは「ネタ」が尽きてしまいます。
子どもの遊びと考えると目新しさも必要になりどうしても限界がありますが、家の中には「家事」という際限のないものがあります。家事を子どもと一緒に行い、これを遊びとして楽しんでみましょう。一番の目的は遊びであり、家事の完了ではありません。「家事がはかどらない!」と考えてしまうようなものは、子どものお昼寝の間に済ませましょう。いつかはママもパパもびっくりするような家事マスターになるかもしれません。何ヵ月後、何年後になるかはわかりませんが、楽しみにしておきましょう。
年齢、月齢にもよりますが、どんな家事も「保護者が目を離さない」「危険性が少ない」ものであれば、子どもと一緒に行うことができます。たとえばこんなものがおすすめです。
【お掃除】
・窓ふき、お風呂掃除、鏡拭き
……水のスプレーを作って吹きかけるのも楽しいものです。
・ホコリ取り
……市販のお掃除ワイパーで棚のホコリ取りを。マスクをつけてあげましょう。
・床拭き
……ぞうきんを絞る練習もしましょう。
・壁磨き
……ぞうきんで拭く、でこぼこのある壁を使い終わった歯ブラシでこするなど。
【料理】
・ゼリーづくり
……ゼリーの温度を低めにすれば、手にかかっても安全ですし、早く完成します。
・ゆで卵
……ゆで卵の殻をむいてもらい、その後、鋭利でないステーキナイフで切ります。
・白玉だんごづくり
……白玉だんごを丸めてもらいましょう。大きめでも熱は通ります。
・つぶす料理
……マッシュポテトやスイートポテトなど、材料を「つぶす」工程がある料理
【片づけ】
・電池はずし
……壊れた時計やおもちゃの電池をはずします。ドライバーを使うのもいい刺激に。
・おもちゃの選別
……もう卒業できるおもちゃがあるかもしれません。断捨離を子どもと一緒に。
これらのことは雨でなくてもできることばかりですが、いくつかの家事については「雨の日だけにできる特別なお手伝い」として子どもに伝えておきましょう。雨の日の楽しみが増えます。また、ただの遊びではなくお手伝いですから、子どもに満足感や達成感を持ってもらうこともできます。思い切り走ることはできなくても、気持ちがすっきりするのではないでしょうか。ぜひお試しください。
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2015年3月16日~2015年4月6日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:2,524名
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150617-00010002-benesseks-life