日本人の死亡原因NO.1である“がん”。最近では女優・川島なお美さんの胆管がんによる急死や、北斗晶さんが乳がんの手術を行い5年生存率が50%であることが報道され、多くの人がショックを受けました。
「自分の人生、好きなように生きたい」のはごもっともですが、30代後半~40代に入ったら、人生中盤・後半からの美と健康を意識した生活を送りたいもの。
そこで今回は、『WooRis』の過去記事などを参考に、がんにならないための生活習慣についてご紹介します!
■がんを予防する生活習慣はコレ
がんといえばタバコやアルコールがまず思い浮かびます。体に毒になる物質を摂取しないのはもちろん基本ですが、予防策としてはほかに下記のようなものが挙げられます。
(1)ストレス解消を心がける
(2)1日30分間、週5~6日のウォーキング
(3)体重管理をして肥満を防ぐ
(4)なるべくオーガニック食品を食べる
(5)家庭内の環境に注意
(6)肉より野菜を多く食べる
(7)砂糖の摂取量を減らす
(8)がんを予防する食品を摂る
(9)ビタミンDを摂取する
(10)交遊関係を大切にする
家庭内環境に関しては、過去記事「生活習慣にも気をつけて!“乳がん発症リスクを上げる”危険な要素5つ」でもお伝えしましたが、環境ホルモン系の化学物質は、脂肪細胞に入り込んでエストロゲンのような働きをし、がん細胞化することがあるそうです。
環境ホルモンを含む建材やインテリア用品の材質、掃除用スプレー、室内の空気の質など、家庭内の環境にも注意を向けましょう。
■エクササイズのがん予防効果
上記の中でも注目すべきは“毎日のエクササイズ”の効果。体重や体型管理はもちろん、大きな病気予防効果も持っています。
過去記事「“運動すれば何でもいい”は間違い!長寿をもたらすエクササイズ法が判明」でお伝えしましたが、米国政府のガイドラインによると1週間150分のエクササイズで、早期死亡率が30%ダウンするそうです。
米国立がん研究所によると、世界中で行われた研究結果で乳がん、子宮内膜がん、前立腺がん、肺がん、大腸がんなどのリスクが減少することが判明したそうです。
また、運動をすると、食生活や生活習慣などをよりヘルシーに変えようとする自覚も生まれますよね。
過去記事「たった30分でこんなに違う!エクササイズは“朝にすべき”嬉しい理由4つ」でお伝えしましたが、早起きして朝日を浴びながらエクササイズをすると健康効果アップ!
日光を浴びるとビタミンDが体内に生成され、乳がん、大腸がん、前立腺がん、食道がん、リンパ腺がんなどの予防効果があるそうです。
がんは誰がいつ発症するかわからず、これらを実行すれば罹らないという保障はありませんが、大事なのは発症の可能性を下げること。
カンタンに実行できることばかりですので、早速今日から始めてみてください!
http://wooris.jp/archives/165686
BS日テレの「深層NEWS」に30日、東大病院放射線科の中川恵一准教授が出演し、有名人の患者も増えている乳がんなどの検査法や治療法を解説した。
中川准教授は、乳がん検診を毎年受けていたタレントの北斗晶さんが、乳がんを早く発見できなかったことについて「少数ながら急激に進行するタイプは、検診を半年ごとに受けても見つからない可能性がある。過度のエックス線検査には被曝ひばくのリスクもあるため、定期的に自分で乳房をさわり、変化を確認することが大切」と呼びかけた。
(2015年10月1日 読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=124441
小さな子供が罹患すると高熱や肺炎などを引き起こす「RSウイルス」が流行の兆しを見せています。ワクチンも特効薬もない厄介なウィルスにどう立ち向かえばいいいのでしょうか。メルマガ『何でも相談こどもクリニック~新たなスタイル~』の著者で小児科医の宮田大揮先生からの緊急報告です。
先週から急速にRSウイルス感染が流行し始めているため今回は、RSウイルス感染症について取り上げたいと思います。
まず、RSウイルス感染とはなにか? についてですが、パラミクソウイルスと言われるウイルスでおたふく風邪、はしかを引き起こすウイルスなども同じ種類に含まれています。「RSウイルス」は「アールエスウイルス」と読み、「R」は英語の「respiratory」の略であり、「S」は、「syncytial」を意味し、それぞれ「呼吸」と「合胞体」という意味になります。呼吸をつかさどる気道に好んで寄生し、寄生した際に合胞体という細胞を作り出すために命名されたと言われています。では一体このウイルスはどのような悪さをするのでしょうか?
「RSウイルス」というものをよく聞くのは、保育園や幼稚園、もしくは未熟児や心臓病のお子さんを抱えているお母さん、お父さん方だと思われます。その理由は、1歳未満にかかると重症化し、また、未熟児や心臓病の子どもたちが罹患すると人工呼吸器を必要とするような最重症の症状となることがあるからです。ここまで聞いていると恐ろしいウイルスが出てきたと思われるのですが、実際には2歳以降のお子さんや大人に罹患した場合には、いわゆる「鼻風邪」で、熱すらでないこともあるもので一概に恐ろしいウイルスとは言えません。これは、2歳未満に感染を繰り返し徐々に抗体を獲得して3歳以降になるとほとんど抗体を獲得しているので問題なく乗り切ることができるからと言われており、1歳未満の子供が罹患したときに重症化しないかまめに診てあげることで大丈夫な疾患と考えられています。
統計的にはそうなのですが、1歳から3歳くらいまではグレーゾーンで、人工呼吸器を装着するほどではないけれども、やはり短期間の入院を必要とする1週間くらい続く発熱と咳を認めることはあります。そのため、「RSウイルスにかかり、気管支炎で入院した!」というお友達が増えてくると皆も心配になってしまいます。
では、小さいお子さんを守るためにワクチンなどがあるのか? 特効薬が存在するのか? という問題がありますが、答えは「NO」なのです。ワクチンは存在せず、シナジスというモノクローナル抗体というものが存在するのですが、これは厳密な意味では抗体を身体で作れるようになるワクチンではなく、外から抗体を注射するというもので、身体の中で1ヶ月しか効果がないため、流行シーズンに毎月打たないといけません。
以前は11月から1月が流行シーズンでしたので、10月から3月まで接種していればある程度感染防御ができていたのですが、この頃は今年のように流行シーズン以外でも感染することがあるので確実な防御はできないのが現状です。しかも、保険適応がある方々が限られており、早産児や心臓病の子どもたち(他にも一部の疾患にも適応有り)など生命の危機に瀕する患者に限定されているため、希望される方が皆打てるわけではありません。
その理由は、抗体であるため製造する上で高額なコストがかかり、1シーズン接種するのに保険を使用しない場合には10万円の予算が必要になるというとんでもないものになります。つまり、現時的には接種ができないということになり、未然に防ぐことは困難でどこかで自然罹患するしかないという考えになります。
そこで、罹患してしまった後にインフルエンザのように治療薬があるのか? という問題ですが、これも「NO」であり治療効果が期待できるものはありません。そのため、対症療法という発症してしまった症状に対して処方するという方法のみしかなく、本当に我々クリニックのような最前線にいるものにとって、無力感を味わう病気であります。
具体的には、喘息のような咳がでてしまうので、気管を広げる薬やアレルギー症状を抑えるような薬を投与することで苦しくないように配慮し、発熱に対しては解熱剤を使用するのですが、これがまた効果がほとんどでないのでお母さん、お父さんたちを悩ませてしまう問題となります。
とにかく困った問題であるのですが、ご家庭や保育所、幼稚園で出来る対応は湿度を保ち、気道の安静を保つこと、おもちゃなどを次亜塩素酸やミルトンなどでしっかりと消毒することが重要です。2歳までには必ず罹ってしまう病気なので、罹らないようにするという発想から、いかに軽症ですむように罹患するか? 小さい子どもに罹らないように配慮するのか? が重要とお考えください。
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http://www.mag2.com/p/news/29659/2
長野県松本市などで高齢者向けのカフェを運営する団体「シルバーカフェ」(本部・同市)が、認知症予防に役立てようと、オリジナルの塗り絵冊子を制作した。
上手な色の塗り方を伝えるイベントも開いており、健康長寿を目指すお年寄りの人気を集めている。
冊子はA4判で、アサガオやチューリップなどの初心者向けから、松本城や諏訪大社といったやや複雑なものまで、全12種類の塗り絵に挑戦できるようにした。輪郭だけが描かれた塗り絵のページとは別に、絵や写真の手本も掲載している。
シルバーカフェ沢村店(同市)の貞松妙子オーナー(65)によると、店を訪れる人の多くは、塗り絵を始めると夢中になってクレヨンや色鉛筆を走らせるといい、「手を動かしたり、どの色にするか考えたり。楽しんで脳を活性化させています」という。
シルバーカフェは、主に60~80歳代の高齢者に交流の場を提供しようと、2012年10月に第1号の沢村店を開設。現在は塩尻と諏訪の2店舗と合わせて約450人が会員登録しており、英会話やパソコンの講座を楽しんだり、悩みごとの相談に訪れたりしている。
今回の冊子は、大人向けの塗り絵がブームになったことにヒントを得て作ったもので、1冊税込み1080円で販売している。限定500冊。問い合わせは沢村店(0263・87・7816)へ。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=123711
日本列島に長く停滞する前線により、長雨が続いている日本列島。8月の日照時間は例年と比べて半分近くまで落ち込むなど、まるで梅雨のような気候が続いています。また現在、台風17号・18号が接近しており、東日本の太平洋側を中心に大雨が予想されています。日本の秋といえば台風の発生はつきものですが、こう毎日雨が続くなかで台風に直撃されると、気分が滅入りますよね。台風による荒天の際は、豪雨や強風による被害に加えて、「眠気」や「ダルさ」などの体調不良を訴える人も多いようです。これはなぜなのでしょうか。
台風とは、「北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のもの」と定義されています(気象庁)。
つまり、台風とは「強い低気圧」のことを指すわけですが、実はこの「低気圧」が荒天時の体調不良には大きく関わっています。
人間の循環器や呼吸器、消化器などを調整する自律神経には、下記のように「交感神経優位」と「副交感神経優位」の2つの状態があります。
・交感神経優位…興奮、覚醒、血圧や心拍数の上昇
・副交感神経優位…リラックス、消化吸収の促進、血圧や心拍数の低下
おおまかにいうと、交感神経優位のときはカラダが「お仕事モード」に、副交感神経優位のときは「おやすみモード」になっている状態です。通常、人間のカラダは晴天で高気圧のときは「交感神経優位」に、雨や曇りで低気圧のときは「副交感神経優位」になるようにできています。
台風などの荒天のときには、カラダが低気圧の影響で「おやすみモード」になっているため、「眠い」「ダルい」といった症状を訴える人が増えるようです。できることなら、こうした天候のときは「カラダを休める時期」と割り切って十分な休息をとりたいところですが、こう毎日荒天続きだとそうとも言っていられません。
そこで、こうした気圧の変化が激しい時期を健やかに乗り切るために、最低限守りたい3つの条件をあげておきます。
1.ストレスをためない
2.十分な睡眠を取る
3.適度な運動をする
また、体調が悪いときは呼吸も浅くなりがちなので、「鼻から吸って、口からゆっくり吐く」腹式呼吸で、深い呼吸をすることを心がけましょう。腹式呼吸のポイントは、吐く動作に意識を集中して「息を吐ききる」ことです。
眠気やダルさで「やる気がでない」というときこそ、深い呼吸とともに軽いストレッチやヨガをおこなってストレス解消!短い時間でも効果はあるので、適度な運動を生活に上手に取り入れて、体調の維持、回復を目指しましょう。
<監修>
岡本良平(医学博士 東京医科歯科大学名誉教授)
Mocosuku編集部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150908-00010010-mocosuku-hlth
病気やケガで会社を休んだときに、条件を満たせば“傷病手当金”が受けられることを会社員の方であればご存じですよね。
単純に“病気やケガ”というと、頻繁に起こるわけではないですし、自分にそんなに関係のなさそうな制度のように思えるかもしれません。でも、意外と身近なケースでも受給できる可能性があることをご存じでしょうか?
そこで今回は『WooRis』の過去記事を参考に、知らないとソンする意外な“傷病手当金”の受給ケース3つをご紹介します。
■1:妊娠初期の異常
1つ目は、妊娠初期に“妊娠悪阻”や“切迫流産”などの妊娠異常が発覚し、病院から「絶対安静にし、療養をしてください」と言われるケースです。
しばらく会社を休まねばならず、有給休暇も残りわずかだと、その期間中無給になってしまう……。そうなると、生活に困ってしまいますよね?
一定の要件を満たせば、傷病手当金が支給されます。該当しないかチェックしてみてくださいね(参考リンクの過去記事参照)。
■2:うつ病
2つ目は、“うつ病”で働けなくなり、会社を休むことになるケースです。
うつ病の治療期間は長期に渡りやすく、専門家によれば、「復職までのステップの期間を含めると、半年から1年ぐらいかかる」とのこと。
その期間中、お給料が全くなくなってしまったら、生活ができなくなってしまいますよね。それを救済するものの1つに、傷病手当金がありますので、ぜひ知っておきましょう。
なお、傷病手当金は支給開始から1年6か月受け取れますが、それ以降も会社に復帰できない場合、症状によっては“障害年金”を請求できる可能性もあります(参考リンクの過去記事参照)。
■3:退職後の労務不能
傷病手当金というと、“働いている間のみ受け取れるもの”と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はなんと一定の要件を満たせば、“退職後”にも支給される可能性があることをご存じでしたか?
ただし、退職日までに継続して1年以上働いていたり、退職日当日に労務不能だったりなど、受給にあたっては細かい要件に該当することが必要です(参考リンクの過去記事参照)。
以上、知らないとソンする意外な“傷病手当金”の受給ケースについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
いざというときの生活保障になりますので、上記のケースでも受け取れる可能性があることを少し頭の中に入れておくと安心ですよ。ご参考にしてみてくださいね。
http://wooris.jp/archives/159008
重い心臓病を患う大林夏奈ちゃん(1)(大阪府吹田市)の両親が7日、香川県庁で記者会見を開いた。米国での心臓移植に向けて、4月に始めた募金活動は目標額に届いておらず、さらなる支援を呼びかけた。
夏奈ちゃんは昨年7月、母親の奈央さん(29)の実家がある高松市で産まれた。生後約2か月で拡張型心筋症と診断され、大阪大学病院に入院中。心臓移植以外に、助かる方法はないという。今月3日までに寄せられた募金は約2億1000万円で、目標額にあと7000万円足りない。
夏奈ちゃんは子供用の補助人工心臓を装着しているが、成長するにつれて不整脈を発症することが増え、一刻も早い手術が必要だという。父親の謙一さん(28)は「今日にもこの笑顔が消えるのではと、不安でならない。あと少し、力を貸してほしい」と訴え、奈央さんも「家族3人で、普通の暮らしをすることだけが願いです」と話した。
問い合わせは、ななちゃんを救う会事務局(087・837・1012)。
(2015年9月8日 読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=123567
高齢者がたくさんの薬を服用し、かえって生活の質が落ちているのではないか、との新聞報道が最近相次ぎました。高齢者に出やすい副作用を予防するために、日本老年医学会は、10年ぶりに「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン(指針)」を見直し、約50種類の薬について「中止を考えるべきだ」としています。高齢者への「多すぎる薬」について、大阪樟蔭女子大学教授の石蔵文信さんに聞きました。
当たり前だが、高齢になればなるほど病気は増えるため、薬も増える。しかし高齢になると腎臓や肝臓の処理能力が低下して、薬を分解して排せつするのが遅くなる。排出に時間がかかって体内に蓄積し、副作用が出やすくなるのだ。さらに、女性の超高齢者の中には、体重が子供と同じくらいになっている人がいる。子供の場合は体重を目安に薬の量を設定するのだが、大人の場合は結構無頓着に処方してしまう。この場合も、薬の量が多すぎて副作用が出やすくなるかもしれない。
高齢者の医療費負担も多くの薬が処方される原因となっているようである。現役世代は自己負担が3割であるのに対し、75歳以上の高齢者の多くは1割。負担が少ないから、処方する薬の増加に対する抑止力は働きにくい。
◇雪だるま式に増える薬
高齢者に痛み止めや抗生剤を処方した時に、その薬が原因で胃潰瘍や下痢になってはいけないからと追加で胃腸薬が処方されるので、薬がどんどん増えていく。さらに、数カ所の医院や病院にかかっている事が多いので、各主治医がチェックしにくい。かかりつけ薬局も、よほど飲み合わせが悪くない限り医師の処方にクレームをつけることはない。このような事情で、高齢者の薬は徐々に増えていく。
見直されたガイドラインでは、認知症などの患者に対する「抗精神病薬全般」や、全ての高齢者を対象に一部の胃腸薬を「可能な限り控える」などと列挙されている。さらに、甘草が含まれた漢方(結構あるようだ)も腎機能が低下した高齢者では注意が必要とされ、「副作用が少ない・体に優しい」が売りの漢方も高齢者にとっては必ずしも安心して飲める薬とはいかないようだ。もちろん、中止した方がよいとされた薬をいま服用しているからといって、急に中止しないで主治医に相談した方がよい。
◇1日18種類25錠飲む人も
つい先日、80歳に近い男性を診察した。いろいろな病気で数カ所の病院を受診して、毎日病院通いで忙しいようである。心配性が高じて不安感が強くなり、うつ状態でもあったのが私の診察を受けに来た理由である。問診をして、薬をチェックするとなんと1日に18種類、25錠も服用していた。本人は薬を飲むだけでおなかがいっぱいになるという。よく聞いてみると、膝が痛むので鎮痛薬を処方されているが、それに加えて胃潰瘍や腸炎の予防薬ももらっている。
「ところで、鎮痛薬を服用して膝の痛みは治りましたか?」と尋ねると、服用してもしなくても、痛みは変わらんと言う。「ではこの薬は効果がないので服用をやめてみましょう」といって3種類の薬の減量を指示した。このようにしてめまいの薬や前立腺肥大の薬などを減量していくと、最終的には3種類の薬まで減量する事はできた。もちろん、うつ状態に対しての薬は何種類か追加したが、それは状態がよくなれば減量する予定である。減量の結果、いろいろな症状は悪化することなく、生活の質が向上して旅行などを楽しんでおられる。
私の患者さんの中には全ての薬を中止(もちろん慎重にゆっくり減量したのだが……)して、体調がよくなったという人もいる。薬は効果と副作用が表裏一体である。副作用で苦しまないためには医師や薬剤師の丁寧な説明が大切だと思うが、現在の5分診療ではなかなか十分に説明しきれないのも現状である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150905-00000007-mai-soci
福島県は今年度から、東京電力福島第一原発事故による放射線被曝ひばくの影響で子供の甲状腺がんが増えたかどうかを推定する研究を始めると発表した。
事故当時、18歳以下だった全県民を対象に県が実施している甲状腺検査の結果を活用し、県内の地域ごとに甲状腺がんの発症率に差があるかどうかなどを確認する。
同日、福島市で開かれた医療関係者らによる県民健康調査の検討委員会で県が明らかにした。県立医大に委託し、一部の結果は今年度中にまとまる見通し。費用は同調査の今年度の事業費約60億円から捻出する。
既に終了した1巡目の甲状腺検査を受けた約30万人のうち98人が甲状腺がんと確定。推定発症率より高かったが、放射線の影響を受けやすい乳幼児では発症が見られず、一部の研究者は全員への検査が、がん発見の確率を上げたと指摘し、詳細な分析を求めていた。
検討委では、実施中の2巡目の検査で、6月末時点で甲状腺がんと確定した人は1人増の6人、疑いも含めると10人増の25人となったことも報告された。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=123452
薬をビールで飲んだらダメなの? 薬は水でという常識が正しいのかを調べる実験に摂南大薬学部(大阪府枚方市)の学生が取り組んでいる。こうしたテーマの科学論文を探しても答えが見つからなかったため自分たちで調べることにした。
きっかけは同学部6年、山田翔太さん(25)の疑問だった。ある年の正月、伯父が風邪薬をビールで飲んでいた。「お酒で飲まん方がいいんちゃう」と言ったが、根拠が説明できなかった。
昨年2月ごろ、卒業研究のテーマを決める際に医薬品の適正使用について研究する医療薬学研究室を選び、この時の疑問を思い出した。「先生、薬をビールで飲んだらなぜダメなんですか」。指導教官の小森浩二講師も十分な根拠が示せない。ある種の薬とグレープフルーツの組み合わせは悪影響があるが、アルコールで実験した論文は見つからなかった。「おもしろい。調べてみよう」と同級生の福田昌孝さん(24)と実験を始めた。
薬は、風邪薬で多く使われるイブプロフェンを選んだ。マウスに飲ませて血中濃度を測ると、ビールと日本酒はほぼ同じ値を示し、濃度がピークとなる30分後で水の3分の2程度に抑えられていた。
マウス実験を担当した福田さんが日本薬学会などでポスター発表すると多くの研究者が関心を示した。「皆が知りたがることを研究する楽しさを感じている。血中濃度が下がるメカニズムを突き詰めたい」と意気込む。
薬をさまざまな飲料で溶かす実験を担当する山田さんは、コーヒーや牛乳、茶などでも試し、データを積み重ねている。「飲み物を見ると『これは溶けやすいかな』と考えてしまう」
薬剤師を目指す2人は「『薬は水で飲んでください』と自信を持って言えます」と声をそろえた。【根本毅】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150903-00000009-mai-soci
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