[ カテゴリー:子育て ]

発達をみながら注意したい0・1・2歳児の事故-医療機関ネットワーク情報から-

医療機関ネットワーク(注1)には12歳以下の事故情報が23,781件(注2)寄せられており、そのうち0・1・2歳児の事故情報は12,484件で約5割を占めています。

子どもの事故は、年齢や発達の程度により事故の内容が異なります。3~4カ月になると首がすわり、4カ月になると手に触れるものは握ったり、振ったり舐(な)めたりして遊ぶようになり、足をバタバタしたりして身体の移動がみられます。また、生後6~11カ月になると寝返り、お座り、ハイハイ、つかまり立ちが徐々に可能になり、指で物を上手につかむことができるようになり、何でも口に持っていきます。この頃は発達も早く、昨日までできなかったことが急にできるようになることから、対応が遅れがちになるとされています。さらに、1~2歳では1人で歩行できるようになり、行動範囲もますます広くなり、事故が多発するようになります。一方、3歳以上になると、走ったり、活発な動きをするようになり、この年代の事故を防止するには保護者等の気配りだけではなく、社会による環境整備と子どもへの安全教育が必要とされています。(注3)

このような発達段階と行動パターンの特徴を踏まえ、医療機関ネットワークに寄せられた0・1・2歳児の事故情報を分析し、事故防止のために保護者の方等が注意すべき点をまとめました。

  1. (注1)消費者庁と国民生活センターとの共同事業で、消費生活において生命または身体に被害が生じた事故に遭い、参画医療機関を受診したことによる事故情報を収集するもので、2010年12月から運用を開始しました。
  2. (注2)2010年12月以降、2015年11月30日までの伝送分。
  3. (注3)(参考)「新 子どもの事故防止マニュアル 改訂第3版」株式会社診断と治療社 発行

 

0・1・2歳児の事故情報の傾向と特徴

年齢別件数と危害の程度

1歳児の事故が最も多く、0~2歳児全体の4割を超えている

事故の傾向

事故の傾向としては「転落」「転倒」「誤飲・誤嚥(ごえん)(注4)」が多く、発達との関係もみられる

  1. (注4)誤嚥:食べ物・飲み物の飲み込みがうまくいかず、食道ではなく気管に入ってしまうこと。

「転落」による事故

最も多いのが転落事故、0歳は「ベッド類」、1・2歳は「階段」からが第1位

【事例】大人用ベッドに寝かせたところ壁とベッドの隙間に転落
大人用ベッドに寝かしつけ寝室を離れた。再び寝室に入ったところ壁とベッドの隙間に挟まるように転落し呼吸がなかった。
(2013年9月発生 5カ月、女児、重篤)
【事例】ベビーゲートが外れ階段から転落
2階にあるリビングには、ドアや廊下がなく、すぐに階段がある。階段にはベビーゲートを設置していたが、ガチャガチャしているうちに外れてしまい、13段転落し、前額部打撲。
(2015年11月発生 1歳7カ月、女児、軽症)

「転倒」による事故

0・1・2歳とも「机・テーブル類」が上位、1歳から「自転車」が増加

【事例】転倒しテーブルの脚に頭をぶつけ硬膜外血腫
ソファにつかまりながら伝い歩きをしていたところ、つまずいて転倒し、左側頭部を金属パイプ製のテーブルの脚にぶつけた。左側頭部付近に柔らかい腫瘤(しゅりゅう)があったが受診しなかった。翌日の夜、痙攣(けいれん)があり、受診すると、硬膜外血腫があり入院。
(2012年4月発生 11カ月、女児、中等症)
【事例】自転車の前座席に座っていて自転車ごと転倒し腕を骨折
自転車の前座席にのせてヘルメットを装着したが嫌がったため顎のベルトはしていなかった。後部座席に兄を乗せようと兄を連れに行ったところで自転車が左側へ転倒し、そばにあった鉄の柵で頭頂部を打撲し、1cmほどの腫脹(しゅちょう)と、左の両前腕骨骨折。
(2013年4月発生 2歳6カ月、女児、中等症)

「誤飲・誤嚥」による事故

0・1歳はタバコ、2歳は医薬品が上位、ボタン電池はどの年代でも上位

【事例】たばこを食べて入院
たばこを1本食べ、半分は出した。その後、嘔吐し嘔吐物にたばこのかすがあった。顔色不良、要入院。
(2015年5月発生 8カ月、女児、中等症)
【事例】ボタン電池が食道にとどまり手術で摘出
テレビのリモコンで遊んでいた。その後、リモコンのボタン電池がないことに気づいた。食道第一狭窄(きょうさく)部にボタン電池があり、3時間かけて摘出した。
(2012年11月発生 1歳5カ月、男児、中等症)
【事例】祖父の薬を飲んで胃洗浄
祖父の脳梗塞、前立腺肥大、頭痛の薬3種類3錠を飲んでしまい、胃洗浄にて入院。
(2015年3月発生 2歳9カ月、女児、中等症)

「さわる・接触する」による事故

「さわる・接触する」はやけどの事故がほとんどで、中等症以上になりやすい

【事例】テーブルの上の電気ポットを倒しやけど
テーブル(高さ80cm位)に電気ポットがあり、児が手を伸ばして倒れ、左上半身に熱湯がかかってしまった。目撃者なし。左腕、左全胸部、腹部水疱(すいほう)破れあり、全身の8-9%の熱傷。
(2011年5月発生 1歳1カ月、男児、中等症)

 

消費者へのアドバイス

子どもの事故には発達に応じた特徴があることを知っておきましょう

重症や命の危険につながる転落、誤飲による窒息、溺水、やけどには特に注意しましょう

事故の予防には想像力を働かせましょう

重大な事故を防ぐために、想像力を働かせて、以下のような対策をとっておきましょう。

  • 大人用ベッドやソファからの転落だけでなく、ベッドと壁の間に挟まれることもあります。大人用ベッドやソファには寝かせたまま、放置しないようにしましょう。
  • ベビーベッドの柵は常にあげておきましょう。
  • 子の身長の1.5倍以上の高さに子どもを置かないようにしましょう。
  • 階段には転落防止の柵を付けましょう。
  • 床面から1m以下の高さの場所(子どもの手が届くところ)に、口にしそうなモノ、倒れそうなモノを置かない、子どもが触れないよう工夫しましょう。また、低い場所の扉や引き出しは簡単に開かないようにしましょう。
  • ペット用品を子どもの生活空間に置かないようにしましょう。
  • 子どもの入浴中は眼を離さないようにしましょう。
  • 子どもが小さいうちは浴槽に残り湯をしないようにしましょう。
  • 火や電気、熱い飲み物や食べ物など、やけどを負う危険性があるものには子どもを近づけないようにしましょう。

事故の対策はこまめに見直しましょう

事故が起きて受診を迷ったら、専門の窓口に相談しましょう

電話相談や受診のときは、事故が起きたときの状況(エピソード)を伝えましょう

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160114_1.html


お年玉は保護者が回収!?その後のお年玉の行方は…

お正月でお年玉をもらった子どもも多いだろう。「何に使おうかな」と、いろいろと算段しているかもしれない。ベネッセ教育情報サイトでは、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に、お年玉に関するアンケートを行った。(アンケート期間:2013/01/09~2013/01/15 回答者数:2,157名)

アンケートの結果を見ると、子どもにお年玉を渡している保護者が62.4%という結果に対し、「祖父母・親戚・知人」からお年玉をもらった、という回答は96.6%でした。お年玉の金額についても伺ったところ、保護者からのお年玉は多くても2万円未満がほとんどなのに対し、「祖父母・親戚・知人」からもらったお年玉の総額は3万円以上を超えるケースも多く、高校生ともなると5割近くに及びます。子どもにとってお年玉の「主力」は、「祖父母・親戚・知人」であるといえそうです。

こうしたお年玉の行方を尋ねたところ、「すべて保護者が回収した」という回答が4分の1以上を占め、もらったお年玉を、子どもたちが全額自由に使えるわけではなさそうです。それでも、自由に使わせてもらった場合は、普段から欲しかったおもちゃやゲームの購入などにあてるケースが多いよう。「中古のゲームを買っていた」「これから計画的に使うらしい」「ほとんど使っておらず、今後のおこづかいとしてとってある」という声もあり、子どもたちが使い道を熟考している様子が伺えます。

さて「保護者が回収したお年玉」の気になる行方ですが、アンケートの結果によると、7割以上の保護者が「お年玉は子どものもの」と考えており、8割近くが一部もしくは全額を「預貯金に回した」と回答しています。「将来本当に必要になった時にこそ役立ててほしい、そのために今は貯金を」と考える保護者が多いようです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160107-00010000-benesseks-life


育休は「休み」じゃないんだよ。「育児初心者が必死になって子育てに慣れる」期間なんだ

育休について、「優雅な休み」という意見がネット上等で散見されるのですが、育休を2回取得した男性として、全くのお門違いだと言わざるをえません。

育児は誰でも最初は初心者です。今までの大人だけの世界から、言葉も通じない異質な存在が、いきなり割って入ります。それまでの生活ルールはズタズタになり、すべては子ども中心に回ります。

それはカップルの間に混乱をもたらします。この時期に、いかに新たなパートナーシップをつくれるか。夫婦ともに子育てを「新しい仕事」として定義し直し、可愛くも横暴な赤ちゃんの要請に即座に対応し、ブツ切れの睡眠時間にも慣れていき、男女から「パパ」と「ママ」に徐々に「なっていく」必要があるのです。

最初から、パパとママであるのではないのです。我々は親に「なる」のです。

育休はそうした意味で、非常に重要な「適応の時間」なのです。

ここで男性が、出産前と変わらぬ生活をし続けたらどうでしょうか。妻だけがこの環境の激変を体験し、母になっていくプロセスを歩んでいるのに、夫は意識の上で置き去り。新しいパートナーシップも組めず、育児は「手伝う」意識のまま。その後の夫婦関係にも、子育てにも大きくマイナスです。

男性が、父が育児のスタートアップにおいてフルコミットで参画することで、男性の育児への意識は大きく変わるのです。僕も体験して思いました。

「こんな大変なこと、妻一人でやらせられないわ」

と。

繰り返しましょう。育休は「優雅なお休み」ではありません。

「育児初心者が必死になって子育てに慣れる」期間です。

そして「親になるスタートを切る」ための、大事な大事な学びの期間なのです。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/komazakihiroki/20160105-00053092/


放課後や休日に身に付けさせたい4つの「生きる力」とは

千葉大学教授の明石要一氏は、「放課後や休日の学校外での時間は、お子さまの生きる力を育むうえで大切な時間」だと言う。そこで、ベネッセ教育情報サイトでは、学校外時間がなぜ大切なのか、そして学校外時間で身に付けさせたい力について伺った。

放課後には、学校だけでは経験できない「本物に触れる体験」をさせてほしいと考えています。本物の体験とは、本やテレビだけではわからない、その時期・その場所だけでしか経験できないものです。さまざまな体験をすることで、受験や就職にも役立つ「生きる力」を育むことができます。

(1)体力が身に付く
放課後や休日に外遊びやスポーツをして過ごすと、自然と歩く歩数が増え、体力が付きます。体を使うと食欲が増し、健康な体を作ることにもつながります。また健康な体は、学力にもつながります。小さいうちから体をたくさん動かす習慣を身に付けさせましょう。

(2)活用する力が身に付く
現在は、単に知識を暗記するのではなく、学習内容を社会で活用する力が重視されており、国際的な学習到達度調査(PISA)や全国学力・学習状況調査といったテストが実施されています。たとえば、算数を活用する力を身に付けるには、生活の中で、習った公式を使う場面を経験させることが効果的です。

(3)人間力が育つ
学校外時間は、お子さまの人間力を育む時間でもあります。人間力とは、学力や技術力などでははかることができない、人としての魅力のこと。成績や資格の数などのように、目に見える形で提示することができませんが、就職試験の面接で、人間力は重視されています。

(4)コミュニケーション力が養われる
放課後時間は、第3の大人に出会える時間です。第1の大人は保護者、第2の大人は学校や塾の先生など、そして第3の大人は地域のおじさん、おばさんです。第3の大人は必ずしもお子さまにとって「よい大人」とは限りません。もどかしい思いをすることがあるでしょう。しかし、そうした経験でお子さまの表現能力、コミュニケーション能力が養われ、「生きる力」が鍛えられることになります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151221-00010000-benesseks-life


中小企業で広がる「子連れ出勤」 人手不足解消、新ビジネスも登場

中小企業の間で「子連れ出勤」を認める機運が高まりつつある。人手不足の中で労働力を確保したい企業が、働き手の要請を満たす解決策として導入するケースが出てきた。子連れOKのオフィスを用意して企業から業務を受託し「子連れ出勤」をサポートする新たなビジネスモデルも登場。子供の面倒をみながら働くことの難しさもある一方、少子高齢化や待機児童問題がさらに深刻化する中、勤務スタイルの新たな選択肢となり、普及していくだろうか。

体験型ギフト企画販売のソウ・エクスペリエンス(東京都目黒区)は2013年から子連れ出勤を認めた。当時は10人ほどだった従業員の中の女性1人が妊娠したことがきっかけだった。「貴重な戦力が欠けるのは会社にとっても大きな損失」と考え、同社の西村琢社長がこの女性社員に「子連れで来てみたらどうかな」と声をかけた。

同僚社員の反応が気がかりだったが「オフィスの雰囲気が明るくなった」「一緒に働きたいと思う仲間とずっと仕事ができる」など好意的な声が目立つ。いまでは社員30人中、9人が子連れ出勤をしている。

環(たまき)ちゃん(3)とともに出勤する望月町子さん(32)は「子育てが理由でもブランクが長いと、仕事に戻るのが難しい。こういう職場ならずっと働ける」。燈(ともり)君(3)を連れて出勤する辻莉瑛子さん(30)も、「ずっと私にべったりだったのが、ここに来てからは私以外の大人や子供とも接することで、自立心や社会性が身についたと思う」と、子連れ出勤の思わぬメリットも出ている。

同社は15年4月から、「『子連れ出勤』100社プロジェクト」を始めた。子連れ出勤の良さを同社のブログで発信、このブログを読んだ企業から会社見学希望の問い合わせが相次いでいるという。ブログを通じて他社と課題の共有なども可能となった。

子連れ出勤を支える新たなビジネスも登場している。京王電鉄は9月16日、東京都多摩市にある京王線聖蹟桜ケ丘駅前の商業施設に、子育て中の母親向けにキッズスペース付きのオフィス「京王ママスクエア」を開設した。施設の運営はママスクエア(東京都港区)に委託している。

同施設へは、1歳以上、小学校3年生以下の子供を連れていくことができる。例えば、小学校での授業が終わった子供にママスクエアへ来てもらうことも可能だ。こうした点が評価され、300人以上の応募があった。4歳と1歳の子を持つ川崎市多摩区の高岡絵美さん(31)は以前、結婚式場で働いていたが、「書き入れ時の土曜、日曜日は保育園は休みのところが多く、子供を預けられる場所がなかった」。

ママスクエアの藤代聡代表は土日へのニーズに対応するため「週3、4日とか短時間でも働きたいと考える人は多い」と考え、保育を担当する人の勤務シフトをうまく調整し、「ワークシェアリング」も取り入れて子連れ出勤のサポート体制を築いている。京王電鉄沿線価値創造部の平松渉課長補佐も「子育て世代の家族に選んでもらえるまちづくりを進めていけば、沿線価値の向上にもつながる」と、期待を寄せる。

一方で20年近くも前から子連れ出勤を認めている中小企業もある。授乳服製造のモーハウス(茨城県つくば市)は1997年の会社設立時からで、現在は2歳未満の子供を連れて出勤できる。東京都渋谷区の直営店では、子供を抱いたまま女性従業員が接客する。

といっても創業初期には、子供同士で騒いだり、通信販売用に用意した箱に玩具を入れたりといったいたずらもあった。それでも光畑由佳代表は「問題が起これば一つずつ原因を探り、全従業員で話し合って解決策を見つけた」と話す。

首都圏でクリーニング店を展開する喜久屋(東京都足立区)も、草加工場(埼玉県草加市)の2階事務所の一部を、従業員の子供のためのスペースとして用意している。午後、近くの幼稚園から園児バスが工場前に来ると、園児たちはそのスペースで母親を待つ。事務所で働く従業員数人が仕事をしながら、子供の様子に気を配る。

子供の急病や幼稚園・保育園の保護者会といった行事など、シフト制を取る職場では休みを取りづらい。喜久屋は、引き取り日など客先の希望を踏まえた上で操業計画を立てる。このため、事前に休みの希望を出せば、操業計画に影響することなくシフトの調整で対応できる。従業員約220人のうち、女性が約180人を占める。子育てが一段落してからも喜久屋で働き続ける女性も多いという。

都市部を中心に核家族化が進み、子育てについて気軽に相談できる人が身近にいない。子連れ可能な職場なら、子育ての悩みなどもお互いに打ち明けられ、「母親の気持ちも明るくなる」(モーハウスの光畑代表)。

待機児童数は、再就職活動中といった潜在的なものも含めると全国で80万人以上とされる。また2017年までに保育士が7万人不足するとの厚生労働省の試算も公表されている。東レ経営研究所の渥美由喜(なおき)主任研究員は「子連れ出勤は、独身社員にとってもずっと仕事が続けられる環境が整っているという安心感を得られる。子育てをしながら働くということは、必然的に仕事の面でも助け合うことになる」と話す。喜久屋の中畠信一社長も「みんなで支え合うという雰囲気が大切」と、企業も含めた社会全体で子育てに取り組む必要性を訴えた。(松村信仁)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151220-00000000-fsi-bus_all


「おもてなし」より「おすそわけ」。生活と人間関係をゆるく豊かにする最先端キーワード

東京から愛知県三河地方の蒲郡市に引っ越して3年半が経つ。我ながら変わったと思うのはお金の使い方だ。いや、使わな方といったほうが正確だろう。

平日に家で仕事をしているときは朝昼晩の食事はすべて自炊もしくは妻の料理だ。小銭入れを開くのは、散歩がてらに神社に行ってお賽銭を入れるときとコンビニで朝刊を買うときぐらい。買い物は週末にスーパーに行って、肉や加工品、アルコール類を買い揃える程度で済む。

野菜や魚(干物)、パンなどは車で30分のところにある妻の実家から分けてもらうことが多い。製造業が発達していることで知られる愛知県だが、農業や漁業も盛んであり、長年住んでいると「大根を作り過ぎたから10本あげる」みたいな知り合いが増えていくようだ。10本もらっても消費に困るので、さらにおすそわけをすることになり、我が家にも1本回ってくる。

おすそわけしてもらうと妙にうれしいので筆者も実践している。先日、長野の友人からおいしいかぼちゃをもらったので、マンションの隣室に住んでいる若夫婦にもあげることにした。玄関先で会うと少し言葉を交わす程度の付き合いだったが、以前にベランダに干し柿を吊るしてあり「かなりの料理好き」と判断。かぼちゃを丸ごと1個あげても余裕で使い切ることだろう。少し勇気を出してチャイムを鳴らし、子育てに忙しそうな夫婦にかぼちゃを渡した。遠慮も恐縮もなく、きさくに受け取ってもらった。

おすそわけには2つの喜びがあると思う。ひとつは、貨幣経済から少し距離を置きながらも活発に「経済」活動ができたという実感だ。「生活を営むための活動」を経済と定義するならば、お金を介さない経済もある。もちろん、ゼロ円生活などはありえないし、その必要もないのだが、ときどきでも物々交換をしていると心身が楽になる。安心感のようなものを覚える。常にお金を意識している現代生活では、お金を使うのではなくお金に使われているのかもしれない。疲れて当たり前だ。

おすそわけのもうひとつの喜びは、身近な人とのコミュニケーションが濃密になることだ。生まれ育った場所の地域共同体からとっくの昔に離れてしまった身としては、街中を歩いていて挨拶を交わせる知り合いがいるだけでもホッとする。言葉だけではなく物を交換すると、その関係性はより深まると思う。特においしいものをもらった場合は、「いいものを分けてくれた」と気遣いが身に染みる。くれた人の趣味嗜好も垣間見えた気がして面白い。贈り物をしてもらったら返礼をするのがマナーだけど、必ずしも当価値のものをすぐに返さなくていい。くれた相手(豊かな中高年であることが多い)には言葉でお礼をしておいて、何かいいものが余ったときに別の人(忙しい子育て世代など)におすそわけしてもかまわないと思う。

東京駅から新幹線で愛知に帰ろうとすると、駅構内に外国人観光客が目立つようになった。彼らはこれから日本各地で「おもてなし」を受けることになる。しかし、それはお金の対価としてのサービスであることがほとんどだろう。「爆買」「インバウンド消費」などという嫌な言葉もある。せっかく日本に来てくれた人に失礼であり、自分がお金に使われてしまっていることに無自覚な人が発する言葉だと思う。

日本が低成長の成熟社会になったと言われて久しい。お金至上主義はもはや時代錯誤だと知るべきだ。実際、収入や貯金額にこだわっている人は「ダサくてひ弱」と見なされ始めたと感じる。必要最低限のお金は確保しつつ、おすそわけと物々交換の精神で朗らかにたくましく生活していくこと。50年ぐらい前は都会でも当たり前だった暮らし方を少しずつでも取り戻したい。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/toyoomiya/20151217-00052521/


歯みがき嫌いは“海苔”で直す――日本式伝統育児で「生き抜く心」をはぐくむ心得11

ソニー創業者の井深大氏も絶賛した『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』。1983年刊は、アマゾンマーケットプレイスで、28,800円のプレミア価格がついた。
「0歳からの伝説の育児バイブル」としてリニューアルした『赤ちゃん教育』は、子育てジャンルのベストセラーになり、第6刷が決定。海外からも次々翻訳オファーが届いているという。
そして、いよいよ「ほかの本を読む前に、この一冊だけかならず読んでください」と、カヨ子ばあちゃんが熱く語る、注目の新刊『0歳からみるみる賢くなる55の心得』がリリース。
発売早々、Amazon.co.jpの単行本「総合ランキング1位」を記録。
11月29日の「読売新聞」と、12月7日の「日経新聞」に掲載され大反響となり、はやくも第3刷が決まった。
累計34万部突破の「カヨ子ばあちゃん」シリーズ。その中でも、ベストセラーとなった『カヨ子ばあちゃん73の言葉』、『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』、『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』の3部作がギュッと1冊に凝縮された本というから、「スーパーBEST版」「ベスト・メッセージ集」と言っても過言ではない。
83歳「脳科学おばあちゃん」の熱いメッセージをお届けする。

【詳細画像または表】

● 「海苔ごはん+グチュグチュうがい」 の効用

時々歯みがきを嫌がる子どもがいます。
お母さんは、虫歯になったら歯は痛くなるし、歯医者さんで痛い治療を受けないといけなくなるからと、一生懸命歯みがきの大切さを説明するのですが、それでも嫌がります。

私がおすすめしたいのは、海苔がたくさんついた海苔ごはんを食べさせることです。

そして、その海苔がたくさんついた口のまま、白いお茶碗などでグチュグチュうがいをさせます。

そのまま口をゆすいだ水を白いお茶碗に出させると、海苔がいっぱい入った水を自分の目で確かめることができます。

「うわあー、いっぱい黒い海苔が残っているねー。じゃあ、歯みがきしよっか」

と今度は歯みがきをしてから、同じことをやらせます。

歯みがき後の水は、海苔がさっきより入っていないことを、子どもは自分の目で確かめることができます。

言葉で説明するよりも、こちらのほうが子どもの視覚に訴えることができるので、案外素直に聞いてくれると思います。

子どもの歯みがき嫌いに悩むお母さん、ぜひ一度トライしてみてください。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151210-00082106-diamond-soci


シルバー人材センターの保育園好評 全国で初 兵庫

兵庫県の加古川市シルバー人材センターが運営する「たんぽぽ保育園」(同市平岡町新在家)が、地域の子育て支援に一役買っている。全国に約1300事業所あるシルバー人材センターの中で、保育園事業への参入は初の試みという。経験豊かな保育士らがきめ細かいサービスを提供しており、「ベテランが多いので安心して子どもを預けられる」と保護者から好評を得ている。(辰巳直之)

地域の社会貢献を目指す同センターは、市内の待機児童数が多い点に着目。保育士OGの会員の経験を生かそうと、昨年4月、空き家を借り上げて保育園をオープンした。

4月に導入された「子ども・子育て支援新制度」を受け、市に認可申請。10月に認可を受け、都市部の待機児童解消の柱とされる0~2歳児向けの「小規模保育」(定員6~19人)を実施している。

同園には、保育士経験を持つ会員を含む50~60代の女性13人が交代で勤務。共働き家庭などの子どもが対象で、現在は定員の12人を受け入れている。保育園で40年近く勤めた経験のある井尻玉子園長(63)は「ほっとするような家庭的な雰囲気づくりを心掛けている」と話す。

保護者にとって、同園の保育士は“母親世代”にあたる。事務員の江口郁恵さん(31)は「自分の両親は近くに住んでいないので、子育てや仕事のことで相談に乗ってもらっている」と喜ぶ。3歳の長男を預けるパート従業員(30)は「子どもは、おばあちゃん子なので、すごくなじんでいる」と笑顔で話していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151207-00000010-kobenext-l28


保育所の防音壁設置を支援=「子どもの声」対策、補正に計上―厚労省

厚生労働省は3日、子どもの声が外に漏れないよう防音壁を設置する保育所などを支援する方針を固めた。
2015年度補正予算案に関連費を計上する。安倍政権が掲げる「新3本の矢」の一つである希望出生率1.8の実現に向け、子育てしやすい地域づくりを進める。
対象は認可保育所のほか、小規模保育施設、保育所型と幼保連携型の認定こども園など。幼稚園や認可外保育施設は除かれる。園庭で遊ぶ声が敷地外に漏れるのを防ぐのが目的で、園庭の端に建てる壁を想定している。窓ガラスの二重化などは対象外となる。
同省が3月に実施した調査では、「保育所の子どもの声は騒音」とする考え方に「同感」と答えた人は35.1%に上った。住民と保育所などの間でトラブルが起きたり、施設の建設が住民の反対で進まなかったりすることもあるという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151204-00000011-jij-pol


身体に赤い発疹、これって「風疹」?「風疹」ってどんな病気?

風疹(ふうしん)は、身体全体に広がる小さく赤い発疹が特徴の感染症です。みずぼうそうやおたふくかぜのように、幼児や児童が感染しやすい病気とされていましたが、平成24年、25年ごろには大人の間でも大流行し、世間を騒がせました。この記事では、子どもがかかる風疹の隠れた危険、妊婦がかかった時のリスクについてご説明します。

幼い子どもの場合はとても軽い症状ですむことが多い

風疹ウイルスによって起こるこの感染症は、発症すると発熱や首や耳の下のリンパ腺の腫れが見られ、それから体にぽつぽつと赤い、小さなきれいな発疹が表れます。ただし、発疹には少しかゆみを伴いますが、幼児にとっては軽い病状ですむことが多く、3日間前後で症状が落ち着くことが多い病気です。このことから「三日ばしか」とも呼ばれています。子どもによっては発熱も微熱程度で、発疹も気づかないほど軽いことも多く、感染したことがわからないままの場合もあるようです。

症状は軽いことが多いのですが、高熱やリンパ腺の痛みが強いこともありますし、ほかの発疹性疾患もありますので、幼児の場合は念のため小児科で診ていただくようにしましょう。まれに脳炎など重症の合併症もあるので、症状が長引く場合には注意が必要です。発疹がすっかり消えてしまえば、感染しなくなり、登園しても大丈夫です。

大人が感染する危険性が高い

子どもの病気のように思われている風疹ですが、実は9割以上の感染者は20歳以上の大人です。現在の成人世代はワクチンの接種率が低く、抗体を持っていない人が多いのです。大人が風疹にかかると、子どもよりも症状が重くなる傾向があります。また、妊婦が感染した場合には、胎児に難聴や心疾患、目の障害などが起こる可能性が高いと言われています(先天性風疹症候群)。

子どもの重症化、大人を含めた社会での大流行を防ぎ、妊婦の安全を守るためにも、ワクチンによる予防接種は大変重要視されています。妊娠中には予防接種を受けることができないので、あらかじめ受けておくのがいいと思います。風疹は一度感染、発症すれば、再び感染する危険性はないとされています。感染したことがあったうえで予防接種をしても問題はありません。ご自身が風疹にかかったかどうかが確かでない場合には、予防接種を受けておくことをおすすめします。また、既に妊娠している場合には、風疹の抗体があるかどうかを確認する『風疹抗体価検査』が実施されます。

風疹について正しい知識を持ち、子どもだけでなく、大人、とくに妊婦は感染しないよう予防対策をしておくことが重要です。春先から初夏にかけては特に流行するため、子どもが集団生活をしている場合には注意してください。飛沫感染(咳や唾液による感染)がほとんどですので、マスク、手洗い、うがいでしっかりと感染を予防しましょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151202-00010000-benesseks-life


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