[ カテゴリー:子育て ]

【子どもの夏バテ対策】暑さに負けない体づくりのポイントは?

【子どもの夏バテ対策】暑さに負けない体づくりのポイントは?

子どもは、大人よりも体調をととのえるのが大変。暑さに弱いせいもあり、熱中症や夏バテにもなりやすいと言われています。いろんな行事が目白押しの夏、体調不良だと楽しめませんよね。子どもが健康に楽しく過ごせるように気をつけてあげたいもの。子どもの夏バテ対策はどのようなことをしていますか? アンケートで子どもの夏バテ対策についてうかがってみました。

お子さまの夏バテ、症状で多いのは?
お子さまが夏バテしてしまったことはありますか?

暑いというだけで体力を消耗してしまう夏。大人でも暑さで体力を奪われてしまいます。体力がなく、免疫力が低い子どもは大人に比べて、バテやすいと言われています。自分で体調管理ができないうちはとくに保護者がしっかり管理してあげたいもの。
「お子さまが夏バテしてしまったことはありますか?」と尋ねたところ、「はい」と回答したかたは、47%でした。

どのような症状がありましたか?当てはまるものをすべてお選びください。

お子さまが夏バテになった場合、「どのような症状がありましたか?」という質問では、「食欲がない」が最も多く、次いで「だるい」「おなかの調子が悪い」でした。その他では、「小児ぜんそくの発作」という回答も。

どのような対処をしましたか?当てはまるものをすべてお選びください。

また、お子さまが夏バテになったときの対処法についてもうかがってみました。
一番多かった回答は、「涼しい場所で過ごす」。「栄養のあるものを食べさせる」と答えたかたも少なくありませんでしたが、食事で体に必要な栄養を補給するのは大事なこと。
「夏バテ防止のわが家の定番メニュー」を尋ねてみると、

・カツ丼
・カレーライス
・冷しゃぶ
・唐揚げ
・うなぎ
・焼肉
・おくら納豆
・にんにく料理
・レバニラ炒め

などなど。スタミナがつきそうなメニューがいろいろ挙がっていました。

暑さで汗をかくと、塩分などのミネラル、ビタミンなどが失われてしまいます。特にビタミンB1が不足すると乳酸菌が蓄積して、食欲減退や怠惰感を招いてしまうことも。ビタミンB1は、豚肉やハム、玄米、にんにく、うなぎなどに多く含まれている栄養。バランスよく摂って、体調をととのえることで夏バテ対策になりそうですね。

「冷房温度の設定」も夏バテ対策のひとつ
お子さまが夏バテしないように、どんなことに気をつけていますか?当てはまるものをすべてお選びください。

「お子さまが夏バテしないように、どんなことに気をつけていますか?」と尋ねたところ、 もっとも多かった回答は「睡眠」でした。睡眠不足は、免疫力を下げてしまいそうですよね。夏休みなど、つい夜更かしをしてしまいがちですが、暑いときこそ睡眠をしっかりとるように注意したいものです。

「睡眠」のほかには、飲み物や食べ物に気をつけるというかたも多数。
そして、「冷房の温度」に気をつけているかたも少なくありませんでした。特に夏バテになりやすいと言われている最近の子ども。それはエアコンなどによって暑い日でも快適な環境の中で育ってきたのも原因のひとつなのだそうです。
通常3・4歳で発達する汗腺が十分発達しない子どもも少なくないとか。暑いときは、汗をかいて体温を調節するのが本来の体の機能。それがうまくできないことが夏バテを引き起こしてしまうようです。
子どもの体の機能をととのえてあげるためには、

・エアコンの設定温度は28度など高めにして外との気温差を少なくする
・家の中だけでなく外でもしっかり遊ばせる

ことがポイント。

「効果的な夏バテ対策があれば、教えてください。」という質問には、「冷房の温度設定」や「冷たいものを食べ過ぎない、飲み過ぎない」などの回答が多く、その他には、「1日3食きちんと食べる」「だらだらしない」という回答も。生活リズムも大事ということでしょうか。

食事や環境、生活リズムなど、保護者のかたが気づかってあげることで、子どもを夏バテから守ってあげられるかもしれませんね。

【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:小学生のお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年7月25日~2016年8月8日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:1,773名

プロフィール
ベネッセ 教育情報サイト
「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。

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【子どもの夏バテ対策】暑さに負けない体づくりのポイントは?

【子どもの夏バテ対策】暑さに負けない体づくりのポイントは?

子どもは、大人よりも体調をととのえるのが大変。暑さに弱いせいもあり、熱中症や夏バテにもなりやすいと言われています。いろんな行事が目白押しの夏、体調不良だと楽しめませんよね。子どもが健康に楽しく過ごせるように気をつけてあげたいもの。子どもの夏バテ対策はどのようなことをしていますか? アンケートで子どもの夏バテ対策についてうかがってみました。

お子さまの夏バテ、症状で多いのは?
お子さまが夏バテしてしまったことはありますか?

暑いというだけで体力を消耗してしまう夏。大人でも暑さで体力を奪われてしまいます。体力がなく、免疫力が低い子どもは大人に比べて、バテやすいと言われています。自分で体調管理ができないうちはとくに保護者がしっかり管理してあげたいもの。
「お子さまが夏バテしてしまったことはありますか?」と尋ねたところ、「はい」と回答したかたは、47%でした。

どのような症状がありましたか?当てはまるものをすべてお選びください。

お子さまが夏バテになった場合、「どのような症状がありましたか?」という質問では、「食欲がない」が最も多く、次いで「だるい」「おなかの調子が悪い」でした。その他では、「小児ぜんそくの発作」という回答も。

どのような対処をしましたか?当てはまるものをすべてお選びください。

また、お子さまが夏バテになったときの対処法についてもうかがってみました。
一番多かった回答は、「涼しい場所で過ごす」。「栄養のあるものを食べさせる」と答えたかたも少なくありませんでしたが、食事で体に必要な栄養を補給するのは大事なこと。
「夏バテ防止のわが家の定番メニュー」を尋ねてみると、

・カツ丼
・カレーライス
・冷しゃぶ
・唐揚げ
・うなぎ
・焼肉
・おくら納豆
・にんにく料理
・レバニラ炒め

などなど。スタミナがつきそうなメニューがいろいろ挙がっていました。

暑さで汗をかくと、塩分などのミネラル、ビタミンなどが失われてしまいます。特にビタミンB1が不足すると乳酸菌が蓄積して、食欲減退や怠惰感を招いてしまうことも。ビタミンB1は、豚肉やハム、玄米、にんにく、うなぎなどに多く含まれている栄養。バランスよく摂って、体調をととのえることで夏バテ対策になりそうですね。

「冷房温度の設定」も夏バテ対策のひとつ
お子さまが夏バテしないように、どんなことに気をつけていますか?当てはまるものをすべてお選びください。

「お子さまが夏バテしないように、どんなことに気をつけていますか?」と尋ねたところ、 もっとも多かった回答は「睡眠」でした。睡眠不足は、免疫力を下げてしまいそうですよね。夏休みなど、つい夜更かしをしてしまいがちですが、暑いときこそ睡眠をしっかりとるように注意したいものです。

「睡眠」のほかには、飲み物や食べ物に気をつけるというかたも多数。
そして、「冷房の温度」に気をつけているかたも少なくありませんでした。特に夏バテになりやすいと言われている最近の子ども。それはエアコンなどによって暑い日でも快適な環境の中で育ってきたのも原因のひとつなのだそうです。
通常3・4歳で発達する汗腺が十分発達しない子どもも少なくないとか。暑いときは、汗をかいて体温を調節するのが本来の体の機能。それがうまくできないことが夏バテを引き起こしてしまうようです。
子どもの体の機能をととのえてあげるためには、

・エアコンの設定温度は28度など高めにして外との気温差を少なくする
・家の中だけでなく外でもしっかり遊ばせる

ことがポイント。

「効果的な夏バテ対策があれば、教えてください。」という質問には、「冷房の温度設定」や「冷たいものを食べ過ぎない、飲み過ぎない」などの回答が多く、その他には、「1日3食きちんと食べる」「だらだらしない」という回答も。生活リズムも大事ということでしょうか。

食事や環境、生活リズムなど、保護者のかたが気づかってあげることで、子どもを夏バテから守ってあげられるかもしれませんね。

【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:小学生のお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年7月25日~2016年8月8日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:1,773名

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ピアノの音色、沖縄盲学校で復活 解体の教育福祉会館から引っ越し

老朽化のため建て替え中の教育福祉会館(那覇市古島)で30年近くにわたって舞台に立ち続けたグランドピアノが30日、沖縄盲学校に寄贈された。「音楽は人を育てる」と寄付を募って購入したというフルコンサートスタイルの一級品だが、時代を経て使われることも減っていたという。新しい居場所で澄んだ音色を響かせるピアノに、子どもたちは静かに聞き入った。同会館の所有者で、ピアノを寄贈した県高等学校障がい児学校教職員組合(高教組)のメンバーらは「ピアノが生き返った」と顔をほころばせた。

 教育福祉会館は、演奏会も開けるホールを備えて1976年に落成した。その後、音楽教諭らから演奏会でも使えるピアノをとの要望を受けて購入を決めた。だが、当時資金調達を担当した源河朝徳さん(74)は数百万円の価格に「想定外だった」と驚いた。

 高教組で積み立ててきた資金では足りなかったため、源河さんらは「音楽は人を豊かにする。未来への投資だ」と金融機関や民間会社に寄付を依頼した。3年がかりで資金を集めて88年、高教組25周年の記念式典で初舞台を迎えた。

 「会館一番の宝物だった」というピアノは、オーケストラの演奏会のほか、子どもの発表会などでも活躍した。しかし県内に大規模なホールが増えるにつれて出番は減った。ピアノが舞台に設置されていた教育福祉会館も昨年に取り壊しが決まったため、新たに活躍できる場所を探していた。

 「この宝物をどうするか。夜も眠れなかった」と源河さん。沖縄盲学校は体育館にピアノがなく、長く県にピアノを要望していたことから、同校への寄贈を決めた。

 同校で30日に開かれたおひろめ会では児童生徒を代表して小学部5年の宮城翔(かける)君、高等部専攻科1年の外間夏希さんが演奏を披露した。ピアニストが夢だという宮城君は「緊張したけど、プレゼントしてくれた人に聞かせられて良かった」とはにかんだ。中学部音楽担当の島袋律子教諭は「目の不自由な子どもたちは聴覚が鋭い。このピアノの音には、普段とは段違いの関心を示している」と喜び感謝した。(黒田華)
琉球新報社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170201-00000008-ryu-oki

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抗精神病薬、知的障害児の8人に1人に 長期で副作用も

知的障害のある子どもの8人に1人に、統合失調症の治療に本来使われる抗精神病薬が処方されていることが、医療経済研究機構(東京)などの研究チームの調査でわかった。うち半数で年300日以上も処方されていた。研究チームは「自傷行為や暴力などの行動障害を抑制するためとみられるが、長期の使用は体重増加など副作用のリスクが高まる」と指摘している。

 研究チームは、健康保険組合の加入者約162万人の診療報酬明細書(レセプト)のデータベースを分析。2012年4月~13年3月に知的障害と診断された3~17歳の患者2035人の薬物療法について、1年間、追跡した。

 その結果、抗精神病薬が1回以上処方された人は12・5%。年齢別では3~5歳が3・7%、6~11歳が11・0%、12~14歳が19・5%、15~17歳が27・0%と年齢が上がると、処方割合が高くなった。1年あたりの処方日数は小学校入学以降に長期化していた。処方された子どものうち、2種類以上を1カ月以上連続で出される「多剤処方」の割合は16・9%だった。

 統合失調症の発症年齢のピークは10代後半から30代中ごろとされる。世界精神医学会の診療指針では、精神疾患が原因でない行動障害には、子どもの特性に応じた環境の整備など薬物に頼らない治療を推奨している。

 同機構の奥村泰之主任研究員(臨床疫学)は「医療や教育現場で適切な支援を普及させるため、日本でも早急に診療指針をつくる必要がある」と話している。(黒田壮吉)
朝日新聞社

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思春期の子どもが不登校…そのとき母親が絶対にしてはいけない言動3つ

小学校から中学校に進級した際に起こりやすいといわれる、“中1ギャップ”。

勉強が高度になったり、先輩・後輩関係が出てきたりなど、小学校とは違った環境になることから、中学校では中1で急に不登校が増えるといわれているとか……。不登校問題は決して人ごとではないですよね?…

■NG1:とにかく学校へ行くように叱咤

いつまで経っても起きてこない子どもに「早く起きないと学校に遅れるよ!」と言うと、「頭が痛いから休む」と一言。

これが1日だったら、一時的な体調不良なのかと思いますが、連日続くと色々と心配になってしまうこともあるでしょう。

こういったケースに遭遇した場合、「頭痛いなんて言っているけど、ウソでしょ!? 学校に行きなさい!」と叱咤したり、無理やり行かせたりするのは絶対NG。

学校に行きたくない、行けない何らかの理由が、子どもにあるのかもしれません。その理由を聞いても、口を閉ざし話さない可能性が少なくありませんが、まずは、共感の姿勢を見せるようにしましょう。

 

■NG2:問題のある生活態度や行動を責める

週1回だった不登校が、2日、3日……となり、ついには全く行かなくなってしまった。そんな中、夜中に起きてテレビを見る、ゲームをするなど、昼夜逆転の生活をしだすことも。

そういった状況に、親としてもイライラしたり、疲れ果ててしまったりで、「いい加減にしなさいよ!」「元気なら学校に行きなさい」と言いたくなるかもしれませんが、それも極力控えましょう。

一番ツラい思いをしているのは、子ども自身です。それを親が強くなじってしまうと、家庭内暴力にエスカレートする場合もあるそうなので、注意してください。

 

■NG3:母親だけで問題を解決しようとする

子どもが不登校・引きこもりがちになった場合、その問題を“母親だけ”で解決しようとしていないでしょうか? 『WooRis』の過去記事「親を見て子は育つ?わが子が“暴力的な子どもに育つ”夫婦のNG行動3つ」でもご紹介していますが、子どもに起こる問題は、実は、夫婦の問題が潜んでいることも大いにあるのです。

たとえば、父親が「この問題は俺には関係ない」「子育てはお前に任せた」という状態だと、母親が父親と母親の役割を両方こなさなければならず、ことさら子どもを“干渉”しがちになるのだとか。

父親にも問題の解決に取り組んでもらうようにし、母親としては子どもと適切な距離をとって接するように心がけましょう。

 

以上、思春期の息子が不登校がちになった時に“母親が絶対してはいけない”言動をご紹介しました。

親の接し方次第では、問題を長期化させてしまうこともあるといいます。そうしないためにも、ひとりで抱え込まず、カウンセラーなど専門家の手を借りることも検討してみてくださいね。

(ライター 大宮つる)

http://wooris.jp/archives/182264


発達をみながら注意したい0・1・2歳児の事故-医療機関ネットワーク情報から-

医療機関ネットワーク(注1)には12歳以下の事故情報が23,781件(注2)寄せられており、そのうち0・1・2歳児の事故情報は12,484件で約5割を占めています。

子どもの事故は、年齢や発達の程度により事故の内容が異なります。3~4カ月になると首がすわり、4カ月になると手に触れるものは握ったり、振ったり舐(な)めたりして遊ぶようになり、足をバタバタしたりして身体の移動がみられます。また、生後6~11カ月になると寝返り、お座り、ハイハイ、つかまり立ちが徐々に可能になり、指で物を上手につかむことができるようになり、何でも口に持っていきます。この頃は発達も早く、昨日までできなかったことが急にできるようになることから、対応が遅れがちになるとされています。さらに、1~2歳では1人で歩行できるようになり、行動範囲もますます広くなり、事故が多発するようになります。一方、3歳以上になると、走ったり、活発な動きをするようになり、この年代の事故を防止するには保護者等の気配りだけではなく、社会による環境整備と子どもへの安全教育が必要とされています。(注3)

このような発達段階と行動パターンの特徴を踏まえ、医療機関ネットワークに寄せられた0・1・2歳児の事故情報を分析し、事故防止のために保護者の方等が注意すべき点をまとめました。

  1. (注1)消費者庁と国民生活センターとの共同事業で、消費生活において生命または身体に被害が生じた事故に遭い、参画医療機関を受診したことによる事故情報を収集するもので、2010年12月から運用を開始しました。
  2. (注2)2010年12月以降、2015年11月30日までの伝送分。
  3. (注3)(参考)「新 子どもの事故防止マニュアル 改訂第3版」株式会社診断と治療社 発行

 

0・1・2歳児の事故情報の傾向と特徴

年齢別件数と危害の程度

1歳児の事故が最も多く、0~2歳児全体の4割を超えている

事故の傾向

事故の傾向としては「転落」「転倒」「誤飲・誤嚥(ごえん)(注4)」が多く、発達との関係もみられる

  1. (注4)誤嚥:食べ物・飲み物の飲み込みがうまくいかず、食道ではなく気管に入ってしまうこと。

「転落」による事故

最も多いのが転落事故、0歳は「ベッド類」、1・2歳は「階段」からが第1位

【事例】大人用ベッドに寝かせたところ壁とベッドの隙間に転落
大人用ベッドに寝かしつけ寝室を離れた。再び寝室に入ったところ壁とベッドの隙間に挟まるように転落し呼吸がなかった。
(2013年9月発生 5カ月、女児、重篤)
【事例】ベビーゲートが外れ階段から転落
2階にあるリビングには、ドアや廊下がなく、すぐに階段がある。階段にはベビーゲートを設置していたが、ガチャガチャしているうちに外れてしまい、13段転落し、前額部打撲。
(2015年11月発生 1歳7カ月、女児、軽症)

「転倒」による事故

0・1・2歳とも「机・テーブル類」が上位、1歳から「自転車」が増加

【事例】転倒しテーブルの脚に頭をぶつけ硬膜外血腫
ソファにつかまりながら伝い歩きをしていたところ、つまずいて転倒し、左側頭部を金属パイプ製のテーブルの脚にぶつけた。左側頭部付近に柔らかい腫瘤(しゅりゅう)があったが受診しなかった。翌日の夜、痙攣(けいれん)があり、受診すると、硬膜外血腫があり入院。
(2012年4月発生 11カ月、女児、中等症)
【事例】自転車の前座席に座っていて自転車ごと転倒し腕を骨折
自転車の前座席にのせてヘルメットを装着したが嫌がったため顎のベルトはしていなかった。後部座席に兄を乗せようと兄を連れに行ったところで自転車が左側へ転倒し、そばにあった鉄の柵で頭頂部を打撲し、1cmほどの腫脹(しゅちょう)と、左の両前腕骨骨折。
(2013年4月発生 2歳6カ月、女児、中等症)

「誤飲・誤嚥」による事故

0・1歳はタバコ、2歳は医薬品が上位、ボタン電池はどの年代でも上位

【事例】たばこを食べて入院
たばこを1本食べ、半分は出した。その後、嘔吐し嘔吐物にたばこのかすがあった。顔色不良、要入院。
(2015年5月発生 8カ月、女児、中等症)
【事例】ボタン電池が食道にとどまり手術で摘出
テレビのリモコンで遊んでいた。その後、リモコンのボタン電池がないことに気づいた。食道第一狭窄(きょうさく)部にボタン電池があり、3時間かけて摘出した。
(2012年11月発生 1歳5カ月、男児、中等症)
【事例】祖父の薬を飲んで胃洗浄
祖父の脳梗塞、前立腺肥大、頭痛の薬3種類3錠を飲んでしまい、胃洗浄にて入院。
(2015年3月発生 2歳9カ月、女児、中等症)

「さわる・接触する」による事故

「さわる・接触する」はやけどの事故がほとんどで、中等症以上になりやすい

【事例】テーブルの上の電気ポットを倒しやけど
テーブル(高さ80cm位)に電気ポットがあり、児が手を伸ばして倒れ、左上半身に熱湯がかかってしまった。目撃者なし。左腕、左全胸部、腹部水疱(すいほう)破れあり、全身の8-9%の熱傷。
(2011年5月発生 1歳1カ月、男児、中等症)

 

消費者へのアドバイス

子どもの事故には発達に応じた特徴があることを知っておきましょう

重症や命の危険につながる転落、誤飲による窒息、溺水、やけどには特に注意しましょう

事故の予防には想像力を働かせましょう

重大な事故を防ぐために、想像力を働かせて、以下のような対策をとっておきましょう。

  • 大人用ベッドやソファからの転落だけでなく、ベッドと壁の間に挟まれることもあります。大人用ベッドやソファには寝かせたまま、放置しないようにしましょう。
  • ベビーベッドの柵は常にあげておきましょう。
  • 子の身長の1.5倍以上の高さに子どもを置かないようにしましょう。
  • 階段には転落防止の柵を付けましょう。
  • 床面から1m以下の高さの場所(子どもの手が届くところ)に、口にしそうなモノ、倒れそうなモノを置かない、子どもが触れないよう工夫しましょう。また、低い場所の扉や引き出しは簡単に開かないようにしましょう。
  • ペット用品を子どもの生活空間に置かないようにしましょう。
  • 子どもの入浴中は眼を離さないようにしましょう。
  • 子どもが小さいうちは浴槽に残り湯をしないようにしましょう。
  • 火や電気、熱い飲み物や食べ物など、やけどを負う危険性があるものには子どもを近づけないようにしましょう。

事故の対策はこまめに見直しましょう

事故が起きて受診を迷ったら、専門の窓口に相談しましょう

電話相談や受診のときは、事故が起きたときの状況(エピソード)を伝えましょう

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160114_1.html


お年玉は保護者が回収!?その後のお年玉の行方は…

お正月でお年玉をもらった子どもも多いだろう。「何に使おうかな」と、いろいろと算段しているかもしれない。ベネッセ教育情報サイトでは、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に、お年玉に関するアンケートを行った。(アンケート期間:2013/01/09~2013/01/15 回答者数:2,157名)

アンケートの結果を見ると、子どもにお年玉を渡している保護者が62.4%という結果に対し、「祖父母・親戚・知人」からお年玉をもらった、という回答は96.6%でした。お年玉の金額についても伺ったところ、保護者からのお年玉は多くても2万円未満がほとんどなのに対し、「祖父母・親戚・知人」からもらったお年玉の総額は3万円以上を超えるケースも多く、高校生ともなると5割近くに及びます。子どもにとってお年玉の「主力」は、「祖父母・親戚・知人」であるといえそうです。

こうしたお年玉の行方を尋ねたところ、「すべて保護者が回収した」という回答が4分の1以上を占め、もらったお年玉を、子どもたちが全額自由に使えるわけではなさそうです。それでも、自由に使わせてもらった場合は、普段から欲しかったおもちゃやゲームの購入などにあてるケースが多いよう。「中古のゲームを買っていた」「これから計画的に使うらしい」「ほとんど使っておらず、今後のおこづかいとしてとってある」という声もあり、子どもたちが使い道を熟考している様子が伺えます。

さて「保護者が回収したお年玉」の気になる行方ですが、アンケートの結果によると、7割以上の保護者が「お年玉は子どものもの」と考えており、8割近くが一部もしくは全額を「預貯金に回した」と回答しています。「将来本当に必要になった時にこそ役立ててほしい、そのために今は貯金を」と考える保護者が多いようです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160107-00010000-benesseks-life


育休は「休み」じゃないんだよ。「育児初心者が必死になって子育てに慣れる」期間なんだ

育休について、「優雅な休み」という意見がネット上等で散見されるのですが、育休を2回取得した男性として、全くのお門違いだと言わざるをえません。

育児は誰でも最初は初心者です。今までの大人だけの世界から、言葉も通じない異質な存在が、いきなり割って入ります。それまでの生活ルールはズタズタになり、すべては子ども中心に回ります。

それはカップルの間に混乱をもたらします。この時期に、いかに新たなパートナーシップをつくれるか。夫婦ともに子育てを「新しい仕事」として定義し直し、可愛くも横暴な赤ちゃんの要請に即座に対応し、ブツ切れの睡眠時間にも慣れていき、男女から「パパ」と「ママ」に徐々に「なっていく」必要があるのです。

最初から、パパとママであるのではないのです。我々は親に「なる」のです。

育休はそうした意味で、非常に重要な「適応の時間」なのです。

ここで男性が、出産前と変わらぬ生活をし続けたらどうでしょうか。妻だけがこの環境の激変を体験し、母になっていくプロセスを歩んでいるのに、夫は意識の上で置き去り。新しいパートナーシップも組めず、育児は「手伝う」意識のまま。その後の夫婦関係にも、子育てにも大きくマイナスです。

男性が、父が育児のスタートアップにおいてフルコミットで参画することで、男性の育児への意識は大きく変わるのです。僕も体験して思いました。

「こんな大変なこと、妻一人でやらせられないわ」

と。

繰り返しましょう。育休は「優雅なお休み」ではありません。

「育児初心者が必死になって子育てに慣れる」期間です。

そして「親になるスタートを切る」ための、大事な大事な学びの期間なのです。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/komazakihiroki/20160105-00053092/


放課後や休日に身に付けさせたい4つの「生きる力」とは

千葉大学教授の明石要一氏は、「放課後や休日の学校外での時間は、お子さまの生きる力を育むうえで大切な時間」だと言う。そこで、ベネッセ教育情報サイトでは、学校外時間がなぜ大切なのか、そして学校外時間で身に付けさせたい力について伺った。

放課後には、学校だけでは経験できない「本物に触れる体験」をさせてほしいと考えています。本物の体験とは、本やテレビだけではわからない、その時期・その場所だけでしか経験できないものです。さまざまな体験をすることで、受験や就職にも役立つ「生きる力」を育むことができます。

(1)体力が身に付く
放課後や休日に外遊びやスポーツをして過ごすと、自然と歩く歩数が増え、体力が付きます。体を使うと食欲が増し、健康な体を作ることにもつながります。また健康な体は、学力にもつながります。小さいうちから体をたくさん動かす習慣を身に付けさせましょう。

(2)活用する力が身に付く
現在は、単に知識を暗記するのではなく、学習内容を社会で活用する力が重視されており、国際的な学習到達度調査(PISA)や全国学力・学習状況調査といったテストが実施されています。たとえば、算数を活用する力を身に付けるには、生活の中で、習った公式を使う場面を経験させることが効果的です。

(3)人間力が育つ
学校外時間は、お子さまの人間力を育む時間でもあります。人間力とは、学力や技術力などでははかることができない、人としての魅力のこと。成績や資格の数などのように、目に見える形で提示することができませんが、就職試験の面接で、人間力は重視されています。

(4)コミュニケーション力が養われる
放課後時間は、第3の大人に出会える時間です。第1の大人は保護者、第2の大人は学校や塾の先生など、そして第3の大人は地域のおじさん、おばさんです。第3の大人は必ずしもお子さまにとって「よい大人」とは限りません。もどかしい思いをすることがあるでしょう。しかし、そうした経験でお子さまの表現能力、コミュニケーション能力が養われ、「生きる力」が鍛えられることになります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151221-00010000-benesseks-life


中小企業で広がる「子連れ出勤」 人手不足解消、新ビジネスも登場

中小企業の間で「子連れ出勤」を認める機運が高まりつつある。人手不足の中で労働力を確保したい企業が、働き手の要請を満たす解決策として導入するケースが出てきた。子連れOKのオフィスを用意して企業から業務を受託し「子連れ出勤」をサポートする新たなビジネスモデルも登場。子供の面倒をみながら働くことの難しさもある一方、少子高齢化や待機児童問題がさらに深刻化する中、勤務スタイルの新たな選択肢となり、普及していくだろうか。

体験型ギフト企画販売のソウ・エクスペリエンス(東京都目黒区)は2013年から子連れ出勤を認めた。当時は10人ほどだった従業員の中の女性1人が妊娠したことがきっかけだった。「貴重な戦力が欠けるのは会社にとっても大きな損失」と考え、同社の西村琢社長がこの女性社員に「子連れで来てみたらどうかな」と声をかけた。

同僚社員の反応が気がかりだったが「オフィスの雰囲気が明るくなった」「一緒に働きたいと思う仲間とずっと仕事ができる」など好意的な声が目立つ。いまでは社員30人中、9人が子連れ出勤をしている。

環(たまき)ちゃん(3)とともに出勤する望月町子さん(32)は「子育てが理由でもブランクが長いと、仕事に戻るのが難しい。こういう職場ならずっと働ける」。燈(ともり)君(3)を連れて出勤する辻莉瑛子さん(30)も、「ずっと私にべったりだったのが、ここに来てからは私以外の大人や子供とも接することで、自立心や社会性が身についたと思う」と、子連れ出勤の思わぬメリットも出ている。

同社は15年4月から、「『子連れ出勤』100社プロジェクト」を始めた。子連れ出勤の良さを同社のブログで発信、このブログを読んだ企業から会社見学希望の問い合わせが相次いでいるという。ブログを通じて他社と課題の共有なども可能となった。

子連れ出勤を支える新たなビジネスも登場している。京王電鉄は9月16日、東京都多摩市にある京王線聖蹟桜ケ丘駅前の商業施設に、子育て中の母親向けにキッズスペース付きのオフィス「京王ママスクエア」を開設した。施設の運営はママスクエア(東京都港区)に委託している。

同施設へは、1歳以上、小学校3年生以下の子供を連れていくことができる。例えば、小学校での授業が終わった子供にママスクエアへ来てもらうことも可能だ。こうした点が評価され、300人以上の応募があった。4歳と1歳の子を持つ川崎市多摩区の高岡絵美さん(31)は以前、結婚式場で働いていたが、「書き入れ時の土曜、日曜日は保育園は休みのところが多く、子供を預けられる場所がなかった」。

ママスクエアの藤代聡代表は土日へのニーズに対応するため「週3、4日とか短時間でも働きたいと考える人は多い」と考え、保育を担当する人の勤務シフトをうまく調整し、「ワークシェアリング」も取り入れて子連れ出勤のサポート体制を築いている。京王電鉄沿線価値創造部の平松渉課長補佐も「子育て世代の家族に選んでもらえるまちづくりを進めていけば、沿線価値の向上にもつながる」と、期待を寄せる。

一方で20年近くも前から子連れ出勤を認めている中小企業もある。授乳服製造のモーハウス(茨城県つくば市)は1997年の会社設立時からで、現在は2歳未満の子供を連れて出勤できる。東京都渋谷区の直営店では、子供を抱いたまま女性従業員が接客する。

といっても創業初期には、子供同士で騒いだり、通信販売用に用意した箱に玩具を入れたりといったいたずらもあった。それでも光畑由佳代表は「問題が起これば一つずつ原因を探り、全従業員で話し合って解決策を見つけた」と話す。

首都圏でクリーニング店を展開する喜久屋(東京都足立区)も、草加工場(埼玉県草加市)の2階事務所の一部を、従業員の子供のためのスペースとして用意している。午後、近くの幼稚園から園児バスが工場前に来ると、園児たちはそのスペースで母親を待つ。事務所で働く従業員数人が仕事をしながら、子供の様子に気を配る。

子供の急病や幼稚園・保育園の保護者会といった行事など、シフト制を取る職場では休みを取りづらい。喜久屋は、引き取り日など客先の希望を踏まえた上で操業計画を立てる。このため、事前に休みの希望を出せば、操業計画に影響することなくシフトの調整で対応できる。従業員約220人のうち、女性が約180人を占める。子育てが一段落してからも喜久屋で働き続ける女性も多いという。

都市部を中心に核家族化が進み、子育てについて気軽に相談できる人が身近にいない。子連れ可能な職場なら、子育ての悩みなどもお互いに打ち明けられ、「母親の気持ちも明るくなる」(モーハウスの光畑代表)。

待機児童数は、再就職活動中といった潜在的なものも含めると全国で80万人以上とされる。また2017年までに保育士が7万人不足するとの厚生労働省の試算も公表されている。東レ経営研究所の渥美由喜(なおき)主任研究員は「子連れ出勤は、独身社員にとってもずっと仕事が続けられる環境が整っているという安心感を得られる。子育てをしながら働くということは、必然的に仕事の面でも助け合うことになる」と話す。喜久屋の中畠信一社長も「みんなで支え合うという雰囲気が大切」と、企業も含めた社会全体で子育てに取り組む必要性を訴えた。(松村信仁)

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