【AFP=時事】発展途上国の至る所で見られる2サイクルのスクーターは、局所的な大気汚染の大きな原因の1つになっていると指摘する研究論文が、13日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。
論文を発表したスイスのポール・シェラー研究所(Paul Scherrer Institute)などの研究チームによると、ガソリンとオイルを混ぜた燃料で走る2サイクルスクーターは、消費される燃料を同等の割合で換算した場合、排出される微小粒子や有毒ガスの量は、大型トラックやバスの数十倍から数千倍に相当するという。
タイ・バンコク(Bangkok)などの深刻な大気汚染に悩まされている都市では、このような「重大な大気汚染源」の大集団が、沿道排ガスの最大の単一排出源になっている可能性があると、研究チームは論文で述べている。
論文は、「自動車やトラック、特にディーゼル車は、車両による大気汚染の主要な発生源と考えられているが、この考えは見直す必要がある。粒子状物質の濃度上昇は、2サイクルスクーターによる『不均一な汚染』の結果である可能性が、われわれの研究で示された」と指摘している。
今回の研究でポール・シェラー研究所の大気化学者、アンドレ・プレボ(Andre Prevot)氏は、欧州での使用が認可されている2サイクルスクーターの排気物質を分析。その結果、アイドリング状態の2サイクルスクーターが排出する、スモッグの前駆物質である炭素ガスの混合物「揮発性有機化合物(VOC)」の量が別クラスの車両の平均124倍も多かったことが判明した。
中でも発がん性のあるVOCの1つ、ベンゼンの濃度が驚異的に高いことをプレボ氏の研究チームは突き止めた。アイドリング中のスクーターの排ガスには、1立方メートルあたり最大で30万マイクログラム(146ppmに相当)のベンゼンが含まれていた。
欧州連合(EU)は、ベンゼンに関する安全水準として、年間の許容量を1立方メートルあたり5マイクログラムと定めている。また米国の保健機関は、15分間で1ppmを超える濃度のベンゼンにさらされる場合、作業者は特殊な呼吸器具を着用するよう推奨している。
■スクーターの使用を制限
バンコクのような都市では、2サイクルスクーターの燃料消費量の割合は全体の10%ほど。しかし、沿道の主要な粒子状物質の6割から9割が2サイクルスクーターによって排出されている可能性があると論文は推算している。この粒子状物質とは、化石燃料の燃焼に直接的に起因する炭素粒子だ。
論文はまた、1990年代末以降、多くの都市でスクーターの使用が禁止または制限されている中国の状況にも言及。「中国ですでに導入されている2サイクルスクーターの使用規制は、世界中の多くの都市で空気の質を改善する可能性がある」と説明した。【翻訳編集】 AFPBB News
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140514-00000015-jij_afp-env
環境省は、5月12日より「環境省熱中症予防情報サイト」において、人体に与える影響の大きい「湿度」「日射などからの輻射熱(黒球温度)」「気温」を取り入れた指標「暑さ指数」の公開を開始した。
暑さ指数は、気温と異なり人体と外気との熱収支に着目した指標で、労働環境や運動環境の指針としてISOなどで規格化されている。
同サイトでは、全国840地点の暑さ指数の予測値と実況値を、暑さ指数のレベル別に色分けして表示する。
予測値としては当日・翌日・翌々日(深夜0時まで)の3時間ごとの値が、また、実況値としては現在の暑さ指数の実況推定値(実測地点では実測値)を1時間ごとに算出した値が提供される。今年は、実測地点に札幌・仙台・鹿児島が加わり、全国9地点となった。
通常の暑さ指数のほか、住宅街やアスファルトの上などの実生活の場や身長の低い児童、今年は温室と体育館の暑さが加わり、さまざまな場所の暑さ指数の参考値が提供される。
メール配信を行うバイザーが運営する、高速メール配信システム「すぐメール」によって、暑さ指数の予測値・実況値を個人向けに配信するサービスも提供される。
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_970993.html
4月13日に熊本県多良木町の養鶏場で飼われている鶏から鳥インフルエンザウイルスが検出されました。国内での発生はおよそ3年ぶり。現場では11万2000羽あまりもの鶏を処分するほどの事態となりました。しかし、迅速な対応と、徹底した拡大防止対策が執り行われており、感染した鶏肉や卵の出荷は未然に防がれています。
しかし、日々の食事の安全性については、幾重にも確認したいもの。そこで今回番組では、鳥インフルエンザの正しい情報を解説委員に取材するとともに、素朴な疑問や今後の対策についてもお伝えしました。
■専門家
合瀬宏毅(NHK 解説委員主幹)
■今回発生した鳥インフルエンザに関する消費者庁発表の文書については以下のホームページから確認してください。
ホームページ:http://www.caa.go.jp/safety/pdf/140413kouhyou_1.pdf
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。
NHK「あさイチ」2014年4月16日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20140416-a-004.html
環境省は25日、全国のスギとヒノキの花粉の飛散が、それぞれ5月上旬までに終息するとの予測を発表した。
関東・甲信、東北地方でのスギ花粉の飛散の終息が、2月の大雪の影響を受けて例年より遅くなる見込みという。花粉の飛散は、西日本で例年より早く始まり、量も多かったが、東日本は大雪が降った地域を中心に少なめだった。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/medical/20140425-567-OYT1T50139.html
島根県隠岐の島町卯敷(うずき)の日本海で、猛毒のある「ヒョウモンダコ」が見つかった。
かまれるとけいれんなどの症状を引き起こし、死亡するケースもあることから、専門家は注意を呼びかけている。
同町の環境省自然公園指導員野津大(まさる)さん(69)が19日午前9時頃、海洋生物の研究のため水深3メートル付近の海中に仕掛けていたカゴに、体長7センチのヒョウモンダコ1匹が入っているのを確認した。
野津さんによると、ヒョウモンダコは通常、熱帯や亜熱帯の海域に生息。普段は茶色っぽいが、刺激を受けると鮮やかな青や黄のヒョウ柄になる。
フグと同じ猛毒「テトロドトキシン」を持っており、野津さんは「水温が上昇し、見慣れない生物を見かけることが多い。むやみに触らず、岸辺を歩く時は底の厚い長靴を履くよう心がけて」と話している。(寺田航)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140421-00010000-yomidr-hlth
豚の間で広がる伝染病、PED=豚流行性下痢の被害が、全国的に広がる中、県内では、18日新たに2か所の養豚場で3500頭の感染が確認されました。
感染の確認はこれで9例目となり、県はすべての養豚場に衛生対策を徹底するよう呼びかけています。
豚の間で広がるPED=豚流行性下痢は、豚に下痢やおう吐などの症状が出るウイルス性の伝染病で、ヒトには感染しませんが、生後10日以内の豚が感染すると死ぬことが多いということです。
国内ではこれまでに、全国30の道と県で、27万頭余まりの豚が感染し、被害が広がっています。
こうしたなか、16日、下越地域と中越地域の2か所の養豚場で見つかった感染の疑いがある豚について県が詳しい検査をしたところ、これらの養豚場で飼育するおよそ1万1000頭のうち、3500頭の感染が確認され、このうち、97頭が死んだということです。
県内で、感染が確認されたのは、これで9例目となりました。
このほかに、17日県内では、上越地域で初めて、感染が疑われる豚が47頭見つかっています。
県は、これらの養豚場に対して豚の移動と出荷を自粛するよう求めるとともに、県内すべての養豚場に対し、豚舎や車両の消毒を行うなど衛生対策を徹底するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033853481.html
目がかゆくなり、くしゃみや鼻水が止まらなくなる花粉症。今年もいやな季節がやってまいりました。さて、花粉症の原因である花粉ですが、日本各地どれくらい飛散するものなのか、あまり知らない人も多いでしょう。今回は、花粉の飛散予測はどうなっているのか、また花粉についての豆知識などをまとめてみました。
■飛散予測で一番多いのは群馬県の高崎市!
環境省の発表によると、今年の花粉の飛散量というのは昨年と比べると全国的に少ないそうです。ではその飛散量というのはどれくらいになりそうなのでしょうか。環境省が2月に発表した花粉飛散予測3報によると、日本各地の今年の花粉量の予測は以下のようになっています。
北海道・旭川市……80個
北海道・札幌市……30個
北海道・函館市……680個
青森県・弘前市……2,290個
岩手県・盛岡市……2,260個
秋田県・秋田市……2,100個
山形県・山形市……2,620個
宮城県・仙台市……2,610個
福島県・福島市……3,220個
茨城県・水戸市……4,770個
栃木県・宇都宮市……3,790個
群馬県・高崎市……5,110個
埼玉県・さいたま市……2,590個
千葉県・船橋市……3,490個
東京都・千代田区……3,150個
神奈川県・横浜市……2,840個
山梨県・甲府市……3,010個
長野県・松本市……1,220個
新潟県・新潟市……860個
富山県・富山市……850個
石川県・金沢市……1,120個
福井県・福井市……3,290個
静岡県・静岡市……3,020個
愛知県・名古屋市……1,660個
岐阜県・大垣市……2,530個
三重県・津市……3,950個
滋賀県・大津市……4,000個
京都府・京都市……4,110個
大阪府・東大阪市……1,810個
兵庫県・西宮市……2,520個
奈良県・奈良市……3,850個
和歌山県・和歌山市……680個
岡山県・岡山市……1,340個
広島県・広島市……1,080個
山口県・山口市……1,510個
島根県・松江市……1,920個
鳥取県・米子市……1,770個
香川県・高松市……1,840個
高知県・高知市……3,970個
愛媛県・今治市……4,520個
徳島県・阿南市……2,030個
福岡県・福岡市……3,730個
佐賀県・佐賀市……2,800個
長崎県・長崎市……2,930個
熊本県・熊本市……2,360個
大分県・由布市……5,060個
宮崎県・宮崎市……3,530個
鹿児島県・鹿児島市……1,770個
※市区町村名は観測点、個数は1平方センチメートル当たりの花粉量
各地方、飛散予測はこのようになっています。ちなみに、多い順にベスト5では、
1位 群馬県・高崎市……5,110個
2位 大分県・由布市……5,060個
3位 茨城県・水戸市……4,770個
4位 愛媛県・今治市……4,520個
5位 京都府・京都市……4,110個
最も多く飛散すると予測されているのが群馬県の高崎市。次に多いのは大分県の由布市、次いで茨城県の水戸市となっています。特に多いのがこの3地点ですが、それ以外でも3,000を超える飛散予測の地域が多数あります。花粉症に注意しなければならない花粉の数は花粉の累積が2,000以上といわれていますので、今年も全国的に気を付けないといけませんね。
■花粉の時期は綿の衣服を!
次は、花粉への対策、豆知識をまとめてみました。
●マスクに鼻枕やインナーマスクをすると除去率アップ!
マスクをすると花粉を防げることは皆さん知っていることですが、花粉症環境保険マニュアルによると、3分の1から6分の1ほどカットできるそうです。さらにガーゼの鼻枕をしたり、内側にガーゼを敷くインナーマスクをすると、除去率はさらに向上します。マスクをしてもイマイチ……という人は試してみてはどうでしょうか。
●毛織物よりも綿などの服を着る
ウールなどの毛織物には花粉が付着しやすいのだとか。そのため、部屋の中にも花粉を入れてしまうので、毛織物よりも綿やポリエステルなどを使った服を着た方がいいとのことです。また、顔や手など肌が露出している部分にも花粉はよく付着するので、部屋に入る前に洗ったり、帽子などをかぶって防ぐといいそうです。
●この時期の換気はカーテンを引いてする
この時期に部屋の換気をすると、当然ながら大量の花粉が室内に飛び込んできます。花粉症環境保険マニュアルによると、花粉のピーク時期に1時間の換気実験を行ったところ、1,000万個もの花粉が入ってきた結果があります。どうしても換気をしたい場合は、窓の開ける幅を小さくし、レース製のカーテンを引いておくことで花粉を大幅にカットできるそうです。
●バナナが花粉症に効く!
花粉症に効く食べ物としていろいろなものが挙げられていますが、筑波大学の研究グループの研究によると、バナナには抗酸化物質や、免疫反応を調整する効果のある香料が含まれており、その抗アレルギー効果で花粉症の症状が緩和する可能性があるそうです。
●沖縄や北海道には花粉症がない?
沖縄や沖縄には、花粉症の主な原因となるスギ科の木がほとんどないため、花粉症を発症する人がほとんどいません(北海道は一部地域でスギ花粉症あり)。ただ、北海道は白樺の木の花粉による花粉症が多いそうで、他にイネ花粉症などもあります。そう考えると、沖縄は花粉症の人にとっては天国……なのかも。
花粉飛散予測の多い地域に行く際は、マスクにインナーマスクをするなど、いつも以上に対策をした方が良さそうです。花粉はまさに今がピーク。「俺は花粉症じゃないから大丈夫!」という人も、念のためマスクなどをして備えた方がいいかもしれませんね。
※データ出典元
環境省平成26年春の花粉飛散予測(第3報)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=17748
(貫井康徳@dcp)
http://news.goo.ne.jp/article/freshers/bizskills/healthcare/fresherscol201404post-899.html
【AFP=時事】中国・甘粛(Gansu)省の省都、蘭州(Lanzhou)市の水道水に、有害化学物質のベンゼンが許容限度を超えるレベルで含まれていることが分かり、市民らがボトル入り飲料水に殺到したと、国営新華社(Xinhua)通信が11日、報じた。
新華社通信が地元環境当局の話として伝えたところによると、同市で10日と11日の2日間に実施された水道水の検査で、国が定める許容限度の20倍に相当する1リットル当たり200マイクログラムのベンゼンが検出されたという。
芳香族化合物のベンゼンは無色の液体で、石油化学業界で用いられる基礎原料の一つ。人体がベンゼンにさらされると、がんなどの病気にかかるリスクが高まるとされている。
国営の中国新聞社(China News Service)は、同市の一部で水道水の供給が中断され、市民らはスーパーマーケットに駆け込みペットボトル入り飲料水をわれ先に買い求めたと報じた。
蘭州市の環境保護局は、汚染源の特定を急ぐと共に、さらなるサンプル検査を予定しているとしている。
報道によると、水事業者のヴェオリア・ウォーター(Veolia Water)は有害物質汚染の原因について、同市を流れる黄河(Yellow River)の汚染によるものというよりは、化学工場からの排気に起因している恐れがあるとみているという。
中国では国内の上水道の多くで、工場や農場からの有害廃棄物による重度の汚染がみられる。これは30年以上続く経済の急成長に加え、環境保護規制が緩いことが原因と考えられている。【翻訳編集】 AFPBB News
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140411-00000045-jij_afp-env
■黄砂が含む有害物質、人体への影響は?
黄砂はアジア大陸内部の砂漠や乾燥地帯の砂塵が強風によって舞い上げられ、日本では春を中心に風に乗って降り注ぐ現象(あるいは砂塵そのもの)です。20世紀半ばを過ぎて大気汚染が顕著となった現在では、黄砂と一緒に大気中の有害物質も運ばれてきています。
まだ医学的に黄砂の影響とは証明されてはいないのですが、著者の経験として、黄砂が多く降ってきた日やその翌日に咳や痰、気管支喘息の発作が生じた患者さんを診療したことがあります。ですが、ちょうど黄砂の舞う季節には風邪や花粉症も流行していますから、仮に呼吸器系の症状が悪化したとしても、それが黄砂を原因としているのかを断定することが難しいのです。
また、黄砂にはごく微量ながら鉛などの重金属も含まれています。可能性は非常に低いと思うのですが、肺の毛細血管を通して人体へ少しずつ蓄積すると、将来こうした金属に対する慢性中毒症状が現れるということも完全には否定できません。
■スギ花粉と黄砂との違い
春はアレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎、いわゆる花粉症の季節でもあり、同じアレルギー性疾患である気管支喘息も悪化する傾向があるのですが、それぞれの原因となる物質にはどのような違いがあるでしょうか?
まず、スギ花粉ですが、20~30μmぐらいの大きさでペクチン(多糖類)や蛋白質で構成されています。本来のアレルギーとはこうした蛋白質が体内で分解されたペプチドに対して生じる、過剰な免疫反応を指します(注意:近年問題となっている金属アレルギーなどの特殊な病態は別としてお考えください)。
これに対して、黄砂は主に石英、長石などの鉱物、ケイ素(原子記号Si)やアルミニウム、鉄などを主体とする砂そのものと言えますが、日本で観測される黄砂の多くは小さな粒子(1~4μm程度)であり、一度上空に舞い上がって風に乗って降り注ぎますので、その途中で大気汚染の成分である硫酸イオンや硝酸イオン、あるいは鉛(なまり)までも含んでしまうことになります。
蛋白質ではない物質が直接アレルギー反応を起こす可能性は少ないのですが、黄砂の粒子はスギ花粉に比べて小さいだけに、その中でも比較的小さなサイズの粒子は肺の隅々にまで到達し、広範囲で慢性的な炎症を起こすことも考えられます。
また、黄砂が日本に届くまでには大気中のカビや細菌の毒素LPS(リポポリサッカライド)を含むこともあり、そうした成分によってアレルギー反応が生じ、気管支喘息化を悪化させているとも考えられます。
■まずは個人単位での予防を
花粉症の対策同様、黄砂への対策もマスクによって黄砂を吸い込まないよう予防することになるのですが、前述したように日本へ届く黄砂の粒子は花粉より更に一回り小さいサイズが多いようです。このため、マスクも下記のようなものを選ぶ必要があります。
・粒子系が数μmまでの細かい粉塵も防ぐもの
・風によって地上からも舞い上がるので、アゴのところまですっぽり覆うことができる大きいサイズのもの
・静電気を発しにくい(少しでもマスク表面に付着させない)もの
衣服も花粉と同じように静電気を発しにくいものを選ぶことも大切ですし、帰宅時には体の表面についたホコリもしっかり落としてから屋内に入るようにしてください。
■あなたの街に黄砂は降っていますか?
著者が住んでいるのは山口県ですが、黄砂が降ると山は霞んで見え、朝は汚れていなかった自動車も夕方になると黄砂がホコリとなって積もっているのが一目でわかります。福岡県から転勤して来られた患者さんに伺うと、黄砂のために100m先も見えないこともあったそうです。
こうした黄砂の生活への影響は西日本にお住まいの方は言うまでもなく実感されていると思いますが、黄砂とは縁のない地域にお住まいの方はピンとこないかもしれません。しかし、近年の気候変化や仕事で転勤、あるいはセカンドライフを温暖な地域で過ごしたいという場合には、ぜひ黄砂のことも頭の片すみに覚えておいてください。気がつけば黄砂の影響で呼吸器症状が悪化していた……ということも考えられるのです。
日本だけでなく東アジアの一部の国へも有害成分を含有した黄砂が降り注いでいると聞きます。目覚ましい工業・経済の発展を遂げつつある国々にも、それに伴う大気汚染が進み、それが黄砂を有害物質の嵐と化しています。今後のことを考えると本来はアジア全域の国家単位での環境問題対策が望まれます。
文・吉國 友和(All About アレルギー)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140411-00000004-nallabout-hlth
原発の安全管理を議論する県の技術委員会(座長・中島健京大原子炉実験所教授)は10日、東京電力福島第1原発事故をめぐる検証状況をまとめ、泉田裕彦知事に提出した。中島座長との面談後、泉田知事は今後も検証を継続し、原子力規制委員会の参加を求める方針を明らかにした。
中島座長は、東電の事故対応マネジメントや過酷事故防止など6つの観点で検証を進めたと報告。泉田知事は、過酷事故を想定して、放射性物質をこし取るフィルター付きベント(排気)設備の使用判断や、高線量下の作業の遠隔操作などにつながる検証も重点的に進めるよう求め、中島座長も同意した。また、原子力規制委の参加を求める点でも一致した。
面談後、泉田知事は「福島原発2号機のフィルター付きベント設備はなぜうまく働かなかったか、事故の教訓は新規制基準に反映されたのか、まだ判明していない」などと語り、結論の時期は未定であると強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140411-00000016-san-l15
団体理念 │ 活動展開 │ 団体構成 │ 定款 │ プライバシーの考え方 │ セキュリティについて │ 事業 │ メディア掲載 │ 関連サイト │ お問い合わせ
copyright © JMJP HOT TOWN Infomaition Inc. All Rights Reserved.   NPO法人 住民安全ネットワークジャパン
〒940-0082 新潟県長岡市千歳1-3-85 長岡防災シビックコア内 ながおか市民防災センター2F TEL:0258-39-1656 FAX:020-4662-2013 Email:info@jmjp.jp