島根県隠岐の島町卯敷(うずき)の日本海で、猛毒のある「ヒョウモンダコ」が見つかった。
かまれるとけいれんなどの症状を引き起こし、死亡するケースもあることから、専門家は注意を呼びかけている。
同町の環境省自然公園指導員野津大(まさる)さん(69)が19日午前9時頃、海洋生物の研究のため水深3メートル付近の海中に仕掛けていたカゴに、体長7センチのヒョウモンダコ1匹が入っているのを確認した。
野津さんによると、ヒョウモンダコは通常、熱帯や亜熱帯の海域に生息。普段は茶色っぽいが、刺激を受けると鮮やかな青や黄のヒョウ柄になる。
フグと同じ猛毒「テトロドトキシン」を持っており、野津さんは「水温が上昇し、見慣れない生物を見かけることが多い。むやみに触らず、岸辺を歩く時は底の厚い長靴を履くよう心がけて」と話している。(寺田航)
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