[ カテゴリー:子ども ]

虐待を受けた子供たちに「当たり前の生活」を ――児童養護施設長インタビュー

全国の児童相談所が今年3月までの1年間に対応した児童虐 待の件数は7万3765件で、統計を取り始めて以来、過去最悪の数字となった。虐待問題をにどう向きあい、子供や親をどう支えていくのか。虐待で保護され た子供などが生活する児童養護施設(東京都葛飾区・希望の家)の施設長、麻生信也さんに話を聞いた。施設では子供たちが「当たり前の生活」を取り戻す一方 で、社会の理解不足や自立への壁など、課題も抱えている。

■子供にとって大切な「当たり前の暮らし」

[画像]「当たり前の暮らし」が毎日続くことが子供たちにとって大事と語る児童養護施設「希望の家」の施設長、麻生信也さん

――「児童養護施設」とは、どういう施設で、どういうお子さんが暮らしているんでしょうか?

麻生:なんらかの理由で家で生活することが難しくなった子供たちをお預かりしています。今は虐待が非常に多くなっているので、家庭で虐待を受けて、 そして保護されて児童相談所を経由してこちらに入所になるという子供たちがほとんどですね。入所しているお子さんの7割ぐらいが虐待を理由にはいってきて いるという状況です。

子供たちへの支援としては、日々の衣食住の提供が仕事の多くを占めていると思います。下は3歳から上は18歳までいます。年齢によってはお弁当が必 要なので、職員は朝少し早く起きて、お弁当を作って、朝ご飯の下ごしらえをして、子供たちを起こして、朝ご飯を食べさせて、そして子供たちを見送ってと (いう生活です)。

残念ながら虐待の家庭だと、きょうご飯がでたけれど、明日は出ないかもしれない。お母さんが怒ったりすれば全てがぶち壊しになってしまい、そして理 不尽な理由で暴力が始まります。(子供たちは)それを体験していますから、「ここはそうじゃないよ、毎日おいしいご飯が出て、毎日温かいお風呂に入って ゆっくり休めるよ」ということを感じてもらうには、いわゆる当たり前の暮らしが毎日続くのが大事だと思っています。それがスタッフの一番の仕事だと思って います。

その他に例えば心理士さんがいますので、心理士さんのところに子供たちが通ってきてセラピーやカウンセリングを受けて、またそれぞれの生活にかえっ ていくということをしています。あるいはソーシャルワーカーの人もいますので、家庭の状況はどうなっているのか、そしてどういったところに手当てをすれ ば、子供がもう一度家庭に帰っていけるのか、プランをたてて実践をしています。

ですから子供たちの日々の暮らしを支えるチーム、それからもうひとつは施設全体として多職種のチームがあり、そこが連動して力をあわせながら子供のケア、それから子供とその家族のケアにあたっています。

――ここ最近ドラマ放送などもあり、児童養護施設への認知度、理解度など、変化はありますか。

麻生:あのドラマはインパクトがありましたよね。子供たちもいろいろなことを聞かれたり言われたりして帰ってきて、我々施設の現場にいるものからす ると、非常に心を痛めたこともたくさんありました。お前の家もああいうところなの?とか、もらわれていくの?と言われて帰ってきた子もいました。だけどや はり、世間の認知がその程度だということについては、我々施設で働くものの力不足もあるだろうと思います。これからそこにも注力していかないといけないと 思っています。

ドラマ云々ということだけではなくて、少し前にはタイガーマスクの現象もあってですね、うちの倉庫にもまだいくつか残っているんです。どうしても、 断片的に施設の情報が伝わっていくんですよね。だけど、全体としての児童養護施設、きょう私の話を聞いてもらえたように、子供たちの生活どうなっています か、とか、どういう風に支援を展開していますかとか、全体の話を聞いてもらえるチャンスがなかなかないんです。だからそのような場を作っていかないといけ ないし、施設の側が発信する様な工夫をしていかないと、子供たちがだんだん生活しづらくなっていくかもしれないと思っています。

■施設出身、自立への壁

――18歳になって、子供たちが施設の生活を終えて社会にでていくとき、どのような問題点、大変さがありますか。

麻生:児童養護施設は児童福祉法で18歳まで、最大20歳までは延長してよいとなっていますが、実際は虐待を受けた子供の保護が優先されていて施設側が一杯なので、18歳で出ざるを得ないという状況が続いています。

――例えば仕事に就こうとか、新しい仕事、転職してみようというとき、親御さんのいない子供だと、例えば保証人などで困ることがあると聞いたことがあります。

麻生:そうなんです。自分がこの仕事に就きたい、あるいはこういう会社に入りたいと思ったとしても、そこに保証人になってくれる親がいない、あるい はアパートを借りて1人でがんばろうと思っても保証人がいないからアパートは借りられないということになると、子供たちは傷ついて意欲を失ってしまいま す。是非そういう現実を知っていただいて、そして仕組みが変わっていければと思っています。

――現実として、親の保証がないと基本的にだめというところでつまずくケースというのは、今でもありますか?

麻生:ありますね。それに代わるような仕組みもあるんですが、だけどそういうことは知られていないので、「(親の保証はないけど)代わりの仕組みでこういうものがあるので、この仕組みでいきたいんです」とお話ししても、「ちょっとうちは」と言われてしまうんです。

――制度として、保証人がいない人のための制度もあるけれども、受け入れ側に知られていない。

麻生:そうなんです、知られていないですね。二の足を踏んでしまうことが多いですね。

――そこはなぜでしょうか。誤解や偏見があるんでしょうか。

麻生:誤解とか偏見があるかどうかはわからないんですけど、(児童養護施設が)充分知られていないというのはあると思います。児童養護施設に、一体 どういう子供が入っているのかも知られていなくて、時として「非行を犯したりするようなお子さんがいるんですか」という質問も受けることがあります。児童 養護施設出身ですと言うと、「なにか昔やったんですか」ということがあったりもします。

親がいれば、両親がいて、あるいは親戚がいて、近所の人がいて、友人がいて、バイト先の知り合いがいて、先輩がいて・・・社会の接点とかつながりっ て普通何本があると思いますが、施設にいる子供たちはそれが非常に少ないと思うんです。まずはその頼っていける親がいないという事から始まり、そうすると 親戚づきあいもほとんどありません。コミュニケーションの力が弱いと友人との関係も薄くなってくる。そうすると少ない社会との接点が1本切れるとあっとい う間に下まで落ちていってしまい、残念ながらあっという間に生活保護を受けなければ暮らしていけなくなったり、時には住むところを失ってホームレスになっ たりしていくケースもあります。家がないので、就職をするときに寮がある会社に入る子が非常に多いんですが、そうすると仕事を辞めるイコール住む家も失う ということになってしまいます。

児童養護施設にいる、あるいは社会的養護を受けているということで18歳での自立を強いられているという状況なので、少なくとも本人が充分力を蓄えて、「よし1人でがんばるぞ」と思えるまでは社会が十分保護してあげるような仕組みができたらいいなとおもっています。

地域の中の施設として

麻生:施設の中で子供たちはよく本当にがんばっていますから、そのがんばっている姿、あるいはその苦しんでいますから、苦しんでいる姿、それを多くの人に知ってほしいと思っています。

私の施設で、地域のお父さんお母さんに本当によくしてもらうんです。
運動会があると、「おかず多く作ったら持っていきな」と言ってもらったりすることもありますし、「うちで今度みんなでプールに行くから一緒にどう?」と 言って、一緒に車でプールに行かせてもらうこともあるんです。地域の人たちにまずはもっと知ってもらい、それがもっと輪が広がっていくと、現状がより正し く伝わっていって、誤解とか偏見あるいは無理解などもなくなっていくのかなと期待をしています。

http://thepage.jp/detail/20140829-00000022-wordleaf?page=1


企業の子ども参観、職場に一体感

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夏休みに社員の子どもたちが会社を訪れる「子ども参観」をする企業が増えている。仕事と家庭の両立を支援する試みで、家族や同僚の理解が進む上、「社員自身のやりがいや、士気向上にもつながる」と好評だ。

「お父さんやお母さんを見る目、変わっちゃうよ」

多くの風船や折り紙で彩られた製薬会社「協和発酵キリン」(東京都千代田区)の「子ども参観日」。社員とその子ども七十七人に、花井陳雄(のぶお)社長が語りかけた。

子どもらは名刺交換やおじぎの練習の後、社長室や親の職場を訪問し、仕事の模擬体験へ。白衣姿でラムネや粉砂糖を薬に見立てた調剤体験をしたほか、同社が開発する薬のオリジナルパッケージ作りや社内報を制作した。

新薬などを開発する研究開発本部の佐藤崇(たかし)さん(43)は、次女の栞(しおり)さん(10)と、長男の周(あまね)君(8つ)を連れて参 加。「海外赴任中、現地では職場に家族が来る文化が根付いていた。今回はとてもいい機会」と佐藤さん。調剤を体験した栞さんは「粉を包むのが難しい。科学 者になって、お父さんみたいに新薬を作るのが夢」と語る。

長男の正成君(9つ)と参加した営業企画部の野口雅弘さん(41)は「家では仕事の話をなかなかできないので、ありがたい」と喜ぶ。

同社の子ども参観は、次世代育成支援対策推進法に基づく「一般事業主行動計画」の一環で、昨年から実施。アンケートには「社員間や家族との相互理解が深まった」「子が来ると職場の雰囲気も和む」と、好意的な声が寄せられた。

コンピューターソフト会社「日本ユニシス」(東京都江東区)の子ども参観は今年が六回目で、親子七十三人が参加。画面に触れずに文字を描く、同社の技術を体験した後、手作りの名刺で役員や親の同僚にあいさつした。

総合マーケティング部の黒瀬峰子さん(47)の長女、晃穂(あきほ)さん(6つ)は、母親の同僚にあいさつ。同僚らはお土産を用意して、手品を披露するなどして歓待した。晃穂さんは「みんな優しい。また来たい」とほほ笑んだ。

参観を企画する同社CSR推進グループの中垣由佳さんは「社員が家族とともに大切にされることで、士気が上がった」と話す。「部下の家族にも責任があるんだと自覚し、身が引き締まる」という上司の声が寄せられ、職場と家庭の相互理解も進んでいる。

職場参観など企業のイベントを手掛ける「JTBモチベーションズ」(東京都港区)の難波真(なんばまこと)シニアプロデューサーは「東日本大震災 以降、家族向けイベントに関する企業からの相談が多く寄せられている」と話す。イベントの参加経験者を対象にした同社の調査(二〇一二年、複数回答)では 「職場のコミュニケーションが増えた」(49・4%)、「他部門と仕事がしやすくなった」(43・4%)などの効果が示された。

調査を担った同社ワーク・モチベーション研究所の菊入(きくいり)みゆき所長は「社員の誇りを醸成して組織が活性化する。コミュニケーションの向上が業績にもつながる。子のキャリア教育にも役立ち、見合った効果が得られている」と話す。

課題は会社の事業をどう子どもに伝えるかだ。協和発酵キリンの金田宗一郎・多様性推進グループ長は「社業が人々の生活と直接的に結び付かないと、何をやっているのか伝えにくい」と悩む。

菊入さんは「会社の業務がどのような形でどう届くのか、最終形を見せるなど分かりやすさが大事。家族への感謝が目的なら、交流イベントに徹するのも手」と助言する。

(安食美智子)

http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2014082902000002.html


子どもの貧困で首相「学習支援や負担軽減に取り組む」

安倍総理大臣は、子どもの貧困対策を話し合う政府の検討会のメンバーと意見を交わし、「学校や地域の連携による学習支援や、教育費の負担軽減に取り組んでいく」と述べ、子どもの貧困対策の充実を図る考えを強調しました。

このなかで安倍総理大臣は、「どんな経済状況でも、皆に同じようなチャンスのある社会をつくっていくのが私たちの使命だ。まさに、貧困の連鎖は断ち切っていかなければならない」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は、「学校や地域の連携による学習支援や、教育費の負担軽減、学校と福祉の連携などの施策に継続的に取り組んでいきたい」と述べ、子どもの貧困対策の充実を図る考えを強調しました。
検討会は、高校生向けの給付型の奨学金や、大学生向けの無利子奨学金の拡充などを盛り込んだ「子供の貧困対策に関する大綱」の案を取りまとめていて、政府は29日の閣議で決定することにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140828/k10014161731000.html


ペットボトルや缶のフタを開けられない子どもたち

先日、我が子にツナ缶を開けてもらったところ、苦戦し、プルトップを壊してしまった。
テコの原理で簡単に開くはずなのに、力の入れ方がわからないようなのだ。
「今の子は缶切りを使えない」とはよく聞くが、「プルトップ」も開けられないとは……親としても責任を感じてしまうところだ。

だが、調べてみると、缶のプルトップが開けられない人は、実はけっこういるらしい。
しかも、子どもだけではなく、若い女性などにも多数いるようで、ネット上には「専用器具で開ける」「10円玉で開ける」「スプーンの柄で開ける」「はさみで開ける」などの方法が見られたのだ。

なぜ子どもや若い世代に、プルトップを開けられない人が増えているのだろうか。
体育家庭教師の「スポーツ広場」代表の西薗一也さんに聞いた。

「今の子どもたちは、缶のプルトップや、ペットボトルのフタが開けられない子が確かにたくさんいます。どちらにも共通して言えるのは、『握力の低下』と『瞬間的に力を出すことができない=瞬発力の不足』です」

ペットボトルの場合、「開けられない」理由は、「すべってしまう」こと。フタにはギザギザがついていて摩擦力が働くはずだが、「瞬間的に力を出せない」から開けられない。
また、缶は、スチール缶が多く、固いこともあるが、テコの原理を使えば簡単に開くはず。でも、力を入れ過ぎて固い動きになり、プルトップを壊してしまうことも多いのだそうだ。

「ど ちらも、『ゆっくり力を出す』ことで開けられないケースが多いんです。フタを開けるときは、ゆっくりではなく、一瞬で大きな力を出す必要があります。これ は、『止まっている状態から、よーいスタートでいきなり走り出す』ようなものですが、現代っ子はそうした瞬発力が低い。危険回避能力の低さとも共通してい ます」
ここで言う危険回避能力とは、たとえば「転んだときに、とっさに手が出る・一歩足が出る」といったことだそう。確かに、今の子どもたちは、転ぶときに手が出ないと聞くことはあるが、これは環境の変化による影響もあるという指摘だ。

「現代の公園は、やわらかいところが多く、転んでもケガをしないんです。昔は転んだらすぐケガをしてしまうから、転ばないようにするし、その一方で、危な いところをわざと渡ってみるとか、たくさんやりましたよね? でも、今は、安全性の向上が、危険回避能力を低下させているところもあるんです」

また、親の目も手もまわりすぎてしまうことが、子どもの「自然に学ぶ機会」を奪ってしまっていることは、自分自身反省する点だ。
「飲 み物ひとつとっても、昔は自分で開けなきゃ飲めなかったのに、今はお母さんが開けてあげてしまいます。また、危ないからと、親が手をつないで歩き、転びそ うなときに手を引っぱってあげます。時代の流れもあり、一人っ子が多いこともあり、親がたっぷり愛情を注いでなんでもかんでもやってしまうことで、自然に 学ぶ機会が減っているんです」
とはいえ、今は犯罪も多いので、子どもを公園などに放ったらかしにできないという時代の流れもある。

「ま た、危険回避能力は、かつては遊びの中で自然に学んでいたのに、今は『習わないと覚えない』こともあります。今は習い事も多様化しており、習っていること は上手にできるのに、日常生活のささいなことができないパターンも多いんです。運動も、やる子は習い事でしっかりやって能力が高く、やらない子は全くやら ない。放課後に遊ぶ習慣がなくなっていて、『習っているかどうか』で分かれるため、運動能力の二極化が進んでいる印象があります」

子どもの「できない」は、普段の生活を見つめ直す良い機会。「なぜできないの?」と怒ったり、落胆したりするのではなく、親も学ぶ機会を奪ってしまっていないか考え、「手も口も出さない」努力をすることも必要なのかもしれません。
(田幸和歌子)

http://www.excite.co.jp/News/bit/E1408980504939.html


「子どもホスピス」建設へ【横浜】

六ツ川のNPO法人「スマイルオブキッズ」(田川尚登代表理事)が、医師らと連携して「子どもホスピス」建設のための準備委員会を8月15日に発足させた。今後、同委員会はホスピス実現に向けた広報活動などを進め、県内で2020年ごろまでの建設を目指す。

寄付1億円原資に

子どもホスピスは、重い病気や障害のある子どもが終末期などに家族らと一緒に過ごすための施設。

スマイルオブキッズ代表理事の田川さんは、1998年に脳腫瘍で6歳の次女を亡くしたことがきっかけで、難病の子どもと家族の支援を行う同法人を設立し た。08年には、次女が治療を受けた県立こども医療センター(六ツ川)近くに患者の家族などが宿泊する施設「リラのいえ」をオープン。全国の家族に利用さ れてきたが「子どもの病気と家族への支援を、施設の延長線上に置きたい」という思いから、子どもが家族と一緒に充実した余命を過ごすホスピス建設への思い を募らせていた。しかし、ホスピス建設には約3億円の資金が必要で、実現に向けた具体的な取り組みは停滞していた。

転機となったのは昨年。障害者施設で働き、12年に亡くなった元看護師の女性の遺産1億円が代理人を通してホスピス建設のために寄付され、取り組みを後押しした。

家族の心のケアも

同法人理事と支援者である医師や福祉施設運営者、建設会社の経営者ら約20人で8月15日、準備委員会を発足。今後、定期的な会合を行い、場所の選定や音楽家よるチャリティーコンサートなどのイベントを通した資金集めなど、広報活動を具体化していく。

ホスピスは3〜5家族が生活できる施設にする予定。多目的ホールを設置し、デイサービスなど通所する子どもと家族を支援することも計画されている。

田川さんは「在宅医療支援のほか、心理カウンセラーなどが常駐するホスピスで、家族の精神ケアなどが期待できる」と話し、5年後をめどに県内の建設を目指す方針だ。

寄付などの問い合わせは田川さん【電話】090・1432・7694。

http://www.townnews.co.jp/0114/2014/08/28/248921.html


その油断が大事件に!子どもによる「ベランダの締め出し」に要注意

小さな子どもがいる友人たちから、時々耳にするのが「ベランダに締め出されてしまった」という事件。親がベランダに出たわずかな時間のうちに、子どもが窓の鍵を内側からかけてしまい、親が部屋に入れなくなってしまうという悲惨なケースです。

そのほとんどが、洗濯物を干す程度の短い時間のため、携帯電話などの通信手段を持っていないことが多いようです。

部屋にいる子どもに必死に「鍵を開けて~」と伝えようとしても声が届かなかったり、そもそも鍵を開け閉めすること自体子どもがよく理解していなかったり で、親が部屋に入れなくなってしまう一大事件になってしまうのです。さて、そこが高層マンションの上層階だったら、どうしましょう……。

小さなお子さんがいる方は、気をつけなければなりませんね。

■親がベランダに締め出されると、子どもが部屋に一人になるのも危険!

消費者庁が配信している『子ども安全メール from 消費者庁』では、次のような体験談をもとに、注意を呼び掛けています。

<40代の女性から次のような体験談を頂きました。

「自宅(4階)のベランダで洗濯物を干していた時に、1歳半の子どもに、内側から鍵を掛けられてしまい、ベランダに締め出されてしまいました。

他の家族は外出中で、外から子どもに“開けて”と言っても理解できるわけがなく、ベランダから隣の方に助けを求めましたがどうにもならず、結局、他の家族に連絡して開けてもらいました。その間、1人でいる子どもが部屋の中でけがをしないか心配でした。」>

つまり、ベランダに締め出されてしまった親も大変ですが、子どもが1人、部屋に閉じ込められてしまったということも大変な事態なんです。

上記は、不幸中の幸いにも、家族に連絡でき、無事開けてもらえたというケースですが、携帯電話を持っていないと、家族に連絡ができない場合もあります。

■対策は、子どもに鍵をかけさせない、他の窓を開けておくこと

特に今の季節は、熱中症が心配です。ベランダに出てしまった親も大変ですが、部屋が蒸し暑く、子どもは水分を自分で取れず長時間1人になってしまったら、体調を崩してしまう危険性があります。

どうしようもなく、ベランダ伝いで隣の部屋のベランダに入れてもらったという、なんとも勇ましい体験談も聞きます。ただ、高層マンションの場合は、大変危険ですよね。

事前の対策として、親がベランダに出るときには、子どもに「鍵をかけないで」としっかり言い聞かせるか、子どもと一緒にベランダに出る、または他の窓の鍵をあけておくなど、事故に備えるようにしましょう。

以上、子どもによる“ベランダの締め出し”の危険性についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか? 親がベランダに出た際に、子どもが間違って窓の 鍵をかけてしまい、締め出されてしまう……。「まさか自分が!」と後悔することのないように、ぜひ保護者の方はお気をつけてくださいね。

http://news.ameba.jp/20140827-550/


どんな返事がベスト? 弱音を吐く子どもにかけるべき言葉とは

【ママからのご相談】

年長さんの娘がいます。幼稚園でちょっと上手くできないことがあると、すぐに弱音を吐きます。いろいろなことに自信がないようです。例えば、「〇〇(自分 の名前)はお絵かきが下手なの」「ダンスがうまくできない」といった感じです。親から見ると、とりたてて下手なわけでもなく、普通レベルだと思います。 「そんなことないよ。上手に描けているよ」「上手に踊れているよ」などと返事をしても、むきになって、「ヘタなの。うまくできないの」と言い返してきま す。
どういう言葉をかければいいのか途方に暮れてしまいます。

●A. “気持ちを理解しようとしている”ということを示す言葉がけを!

ご相談ありがとうございます、フリーライターのパピルスです。

お子さんから、「〇〇ができない」「〇〇が苦手」こんな発言を聞くと、親としては心配になってしまいますよね。本当に全くできないならともかく、普通にで きているのにと思うと、自分に自信を持ってもらいたくて、「そんなことないよ」「〇〇ちゃんは絵が上手だよ」と励ましてしまうのが親心。

ところが、親がいくら、「そんなことないよ。上手だよ」と言っても子ども自身が聞き入れないということがよくあるようです。

では、どのように返事をしたらいいのでしょうか?

今回は世界中でロングベストセラーとなっている著作、『子どもの話にどんな返事をしてますか?』を参考にして考えてみたいと思います。

●子どもの自己イメージは、親の言葉で直接的に変えられるものではない

『子どもの話にどんな返事をしてますか?』では、親を悩ます様々な子どもの言動に対して、“なぜそういった言動をするのか”“それに対して親はどう対処するのがいいのか”が具体的に示されています。

その中で、今回のご相談のように“自分について否定的なことを言う子どもへの声かけ”のポイントは次のように述べられています。

『同意したり異議をはさんだりするより、理解していることを示す具体的な言葉をかけた方が好ましいことが多い』

例えば先ほどのご相談者様の例で言うと、「絵が上手に描けない」ということに対して、「そうね、上手じゃないね」と返す親はあまりいないでしょうが、「そ んなことないよ、上手だよ(意見の否定)」「もっと大きく描いてみたら(アドバイス)」などと言っても、子どもの助けにはならず、「もっとたくさん描けば 上手になるよ」という助言は子どもの自尊心を傷つけるおそれすらあるのだそうです。

●具体的にはどんな言い方をすればいい?

では、『理解をしていることを示す具体的な言葉』とはどういったものでしょうか? 同書で推奨されている言い方に置き換えてみると、次のようになります。

・「お絵かきは簡単じゃないよね」
・「お絵かきの時間がくると、早く終わらないかなって思うかもしれないね」
・「絵が下手だって誰かに言われるのが嫌なんじゃない?」
・「ママ達をがっかりさせるのが心配なのかな?」
・「〇〇(名前)が一生懸命描いてることはわかってるよ」

つまり、「あなたの気持ちをわかろうとしているよ」というメッセージを伝えることが大切なようですね。

考えてみると、大人同士(特に女性同士)では、頻繁にこういった“共感を示す返事”をしているように思います。“お絵かき”を“料理”に置き換えてみると わかりやすいですね。しかし、子ども相手となると、同じ視点に立って、「わかるわー!」と言ってあげることを忘れてしまいがちではないでしょうか?

まずは、子どもの気持ちを理解しようとしていることを示す言葉がけを十分にする。もしかしたら、そうしたやり取りの中で、「〇〇ちゃんに絵が下手だって言 われたの」「私の絵を見て笑う子がいるの」と打ち明けてくれるかもしれません。その際は、「そうだったの。それは嫌だったね」と受け止めてあげましょう。

それから、次のステップです。

●ママ自身がプラスに感じた点を伝えましょう!

・「ママはこの絵の女の子がかわいいと思うけどなぁ」
・「ここのピンク色がすごく丁寧に塗ってあるね!時間がかかったんじゃない?」
・「ママはこの絵が優しくて好きだなぁ」

といったように、“絵のいいと思った部分を具体的に褒める”と、心にスッと入りやすいようです。“娘さん自身を評価する”のではないことがポイントです。

そして、こういった会話の中から、「私の絵にもいい所があるんだな。もしかしたら下手じゃないのかもしれない」「ママが好きと言ってくれるなら、もっと描 いてみようかな」といった気持ちが自然と芽生えてくるのをじっと待つ。親にできるのは、娘さんに“自然と”自信が湧きでてくるのを待つことだそうです。

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「あなたの気持ちを理解しようとしているよ」というメッセージを送ること。そのことをちょっとだけ意識して対処してみてくださいね。

【参考文献】
・『子どもの話にどんな返事をしてますか? 親がこう答えれば、子どもは自分で考え始める』ハイム・G・ギノット(著)

(ライタープロフィール)
パピルス(フリーライター)/初めましてパピルスです。23歳で結婚して転勤族の妻、いわゆる「転妻」に。以来関東、関西、四国を平均2年毎に転々とする 引越生活に突入。途中、夫の長期出張に帯同し、乳飲み子を抱え3か月毎にウィークリーマンションを転々とする日々も1年間経験。独身時代からの引越と長期 滞在を合わせると、10都道府県、13市町村に居住。引越は合計8回に。自身の引越経験を元に、引越準備や引っ越し後の生活の作り方、人間関係、親子関係 などを中心に執筆活動中。1児(男の子)の母。

http://news.ameba.jp/20140826-601/


子どもの現在地を教えるアプリは見守るため?監視するため?

最近、子ども連れ去り事件のニュースを多く聞きます。その際、子どもの発見に一役買っているのが携帯電話のGPS機能です。

子ども用の携帯電話には『見守り機能』が付いていて、例えば学校帰りが少し遅いと感じたらGPS機能を使って保護者のスマートフォンで居場所を確認することができます。

これってとても便利な機能ですよね( ^∀^)

日本だけではなく、世界中で保護者がスマートフォンを使って子どもの居場所を確認しているそうです。

ちなみにデンマークでは4割の保護者が『子どもの現在地を教えてくれるアプリ』を使うことは良いと考えているそうです。これは世論調査機関Wilkeが0歳から15歳までの子どもを持つデンマーク人1,040人を対象として行った調査でわかったそうです。

4割という数字は高いのでしょうか?

子どもの『安心・安全のため』の利用と考えると、こうしたアプリを使うことは大切だと思います。

ただし、子どもの『行動を監視する』となるとちょっと意味が変わってしまうかもしれません。

専門家は“子どもにもプライベートは必要”と言い、監視されているという思いが芽生えると子どもと保護者の信頼関係が崩れてしまうことにつながるそうです。

これって親子間だけの問題ではないかもしれないと思いました。

例えばアプリを使えば恋人や友人の行動が簡単にわかってしまうということですよねヽ(ヽ゚ロ゚)

子どもを守るはずのアプリがもしかしたら違う形で脅威になることも考えられませんか?

もしこうしたアプリを使う場合には、たとえ子どもに対してでも何のために使うのかきちんとした説明をし、理解を得た上で使ったほうが良いかもしれません( ´ω`)

世の中はどんどん便利になっていますが、危険がさらに身近に感じるようになりました。

今まで以上にお互いの意思をきちんと確認する必要があるかもしれないですね。

http://www.iphone-girl.jp/2014/08/370618/


夏休みの子どもの食生活、保護者の半数が「乱れを感じる」

保護者の半数が夏休み中、子どもの食生活の乱れを感じていることが、子どもの身長・体重・成長に関する情報サイト「スクスクのっぽくん」が実施した調査結果からわかった。お菓子やアイスの食べ過ぎ、栄養バランスの偏りなどを心配する声が多かった。

調査は、「夏休みの家族の生活リズム」をテーマに会員286人を対象に実施した。

「夏休み中、子どもの食生活の乱れを感じるか」という質問に対しては、「はい」が47%と過半数を占めた。

「はい」と答えた人があてはまるものは、「お菓子やアイスなど間食が増える」(23%)、「冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎる」(21%)、「栄養バラ ンスが偏っている気がする」(19%)、「甘いジュースや炭酸飲料など清涼飲料水をよく飲む」(11%)、「3食決まった時間に食事が出来ていない」 (11%)の順に高かった。

夏休みの子どもの昼食については、59%が「自宅で作る」と回答。家庭でよく作る昼食の献立ランキングでは、1位「そうめん」、2位「冷やし中華」、3位「焼きそば」と、手軽に作ることができるめん類がトップ3に入った。

夏休み中の食事で困ることや悩みでは、「同じようなメニューを作ってしまう」(25%)、「昼食を作るのが大変」(24%)、「栄養バランスを考えるの が大変」(24%)、「献立を考えるのが大変」(23%)が上位に並んだ。多くの保護者が、夏休みの子どもの食事に頭を悩ませている実態が反映された結果 となった。

http://resemom.jp/article/2014/08/27/20135.html


病気の子からドミノ肝移植=国内初、国立成育センターなど

病気の子どもから摘出した肝臓を、別の病気の子どもに移植するドミノ肝移植を国内で初めて行ったと、国立成育医療研究センター(東京都)と自治医大(栃木県)のグループが25日、発表した。2人の容体は安定しているという。
グループによると、手術は6月に実施。「メープルシロップ尿症」の1歳女児の肝臓を摘出し、父親の肝臓を移植。取り出した臓器は、肝臓が原因で出血を繰り返す難病「プロテインC欠損症」を持つ別の1歳女児に移植した。
メープルシロップ尿症は、肝臓や筋肉などで、ある種のアミノ酸を分解する機能が働かず、脳障害や死亡に至ることがある病気。健康な肝臓の移植を受ければ一 定の機能を得られる。摘出した肝臓を別の病気の子に移植しても、肝臓以外の場所でアミノ酸を分解できるため問題はないという。
プロテインC欠損症の女児は、両親の肝臓が移植に適さなかった。脳死に至った成人から提供を受ける機会もあったが、子どもへの移植が難しい状態だったという。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014082500810


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