インターネットで申し込むと届く器具を使い、自分で採取した微量の血液を郵送すればエイズウイルス(HIV)感染の疑いがあるかどうか調べられる民間会社の「郵送検査」で、平成23年の利用件数が22年に続き6万件を超え、過去最多の約6万5千件に上ったことが24日、厚生労働省研究班の調査で分かった。データを取り始めた13年は約3600件で、約18倍に増加した。
費用は会社によって異なり、1件2千円台から7千円台。利用件数は年々増加し、23年は取り扱う会社も9社に増えた。自宅でできる手軽さを背景に普及が進んだとみられる。
郵送検査は感染の早期発見につながる一方、医師や保健師と面談する機会がなく、「陽性の結果を放置したり、過度にショックを受けたりといった問題も起きかねない」(研究班)問題を指摘している。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121224/bdy12122418100002-n1.htm