[ カテゴリー:医療 ]

新型コロナウイルス 1か月で感染者が急激に増えたのはなぜ? インフルエンザの患者も増加…新型コロナのピークは2月か?

新型コロナウイルス 1か月で感染者が急激に増えたのはなぜ? インフルエンザの患者も増加…新型コロナのピークは2月か? 

2023年12月の時点で、それほど多くなかった新型コロナウイルスの感染者が、1月に入り急激に増えてきました。その理由や流行しているウイルスの特徴について、東京医科大病院渡航者医療センター特任教授の濱田篤郎さんに聞きました。(聞き手・利根川昌紀)

1か月で2倍以上に
新型コロナウイルス 1か月で感染者が急激に増えたのはなぜ? インフルエンザの患者も増加…ピークは2月か?
画像の拡大

――新型コロナの感染状況について教えてください。

11月下旬ごろから感染者が増え始めてきましたが、1医療機関あたりの患者数は12月の最終週で5.79人でした。ところが、1月になると感染が広がるスピードが上がり、直近の1月15~21日は、12.23人になっています。

――新型コロナの感染者が増えてきたのはなぜですか。

理由は二つ考えられます。一つは、気温がぐっと下がってきたということです。呼吸器の感染症は、気温が下がると感染が広がる傾向があります。室内に籠もりがちになり、換気もしないということが要因の一つとして考えられます。

もう一つは、ウイルスがヒトに感染しやすく変異していることが挙げられます。12月に日本で多かったのは、XBB系統の「EG.5」というタイプでしたが、1月に入ると、BA2.86系統の「JN.1」が多くなりました。1月25日に東京都が公表したデータによると、調査した検体の55.6%がJN.1でした。

――JN.1は、どのような特徴がありますか。

EG.5とJN.1は、感染したりワクチンを接種したりして獲得した免疫から逃れる傾向にあると言われています。加えてJN.1は、EG.5よりも感染力がやや強いのではないかと考えられています。

――感染すると、重症化しますか。

今のところ、重症者が増えたという報告はありません。高熱が出るインフルエンザの方が、症状が重くなるという印象です。

インフル B型も
新型コロナウイルス 1か月で感染者が急激に増えたのはなぜ? インフルエンザの患者も増加…ピークは2月か?
画像の拡大
インフルエンザと新型コロナの感染者数(1医療機関あたり)(国立感染症研究所のデータを基に作成)

――そのインフルエンザの感染も心配です。

1医療機関あたりの患者が33.72人だった23年12月の初旬以降、感染者は減っていました。しかし、年が明けると増加に転じ、1月15~21日の週は17.72人でした。「A香港型」として知られるA(H3N2)型に加えて、09年に新型インフルエンザとして流行したA(H1N1)型、B型の感染者も目立つようになったことが影響していると考えられます。

学校の冬休みが終わり、授業が始まりました。そうした状況もあり、今後も感染者は増え続けると予想されます。

こまめに手洗いを
――新型コロナやインフルエンザに感染しないようにするには、どうしたらよいでしょうか。

接触感染を防ぐため、こまめに手洗いをしてほしいと思います。また、ともに 飛ひ沫まつ によって感染が広がります。人混みが激しい、「密」の場所に行く場合は、マスクを着用してほしいです。

気温が低いので難しいかもしれませんが、30分に1回程度、部屋の窓を開けて換気をすると、感染するリスクを下げることにつながります。

また、インフルエンザワクチンを打っていない人は、今からでも接種を検討するとよいと思います。

――感染した場合は、どのように対応すればよいですか。

自宅で様子をみて、症状が重い場合は医療機関を受診するとよいでしょう。「人にうつさない」ことが大切です。高齢者や、糖尿病や高血圧といった基礎疾患がある人はすぐ、主治医に相談してください。

「波」は大きくならない?
――今後も、感染は拡大していくのでしょうか。

今後も、インフルエンザも新型コロナも感染拡大は続くとみていますが、新型コロナに関しては、大きな「波」にはならないのではないかとみています。

欧米では23年12月の時点でJN.1が増えていましたが、重症者が多く出たり医療機関が 逼ひっ迫ぱく したりしているという状況はみられず、そのまま、感染者の数は減ってきています。欧米の状況から考えると、日本でも、医療機関が感染者であふれるような状況にはならず、2月に感染のピークを迎えるのではないかと予想しています。

30~50歳代は注意したい「はしか」 新幹線の同じ車両でうつった?…国内で感染者確認 海外では流行中

はまだ・あつお  1981年、東京慈恵会医科大卒。同大講師などを経て、2010年7月、東京医科大教授。21年4月から現職。著書に「旅と病の三千年史」(文春新書)、「歴史を変えた『旅』と『病』」(講談社+α文庫)、「職場における感染症対策」(産業医学振興財団)、「海外健康生活Q&A」(経団連出版)、「パンデミックを生き抜く」(朝日新書)など。

新型コロナウイルス 1か月で感染者が急激に増えたのはなぜ? インフルエンザの患者も増加…新型コロナのピークは2月か? はコメントを受け付けていません


【感染症ニュース】感染性胃腸炎の全国定点報告数7週連続増加 医師「被災地の避難所ではノロウイルスの集団感染に注意」

 【感染症ニュース】感染性胃腸炎の全国定点報告数7週連続増加 医師「被災地の避難所ではノロウイルスの集団感染に注意」

冬になると流行するノロウイルスを含む感染性胃腸炎。国立感染症研究所の令和5年第51週(12/18-24)速報データでは、定点当たりの報告数は6.52。7週連続で増加しています。東京、香川、大分で10を超え、食中毒や家庭内感染が心配されています。

◆冬の感染性胃腸炎の多くは、ノロウイルスが原因
感染性胃腸炎は、さまざまな細菌やウイルス、寄生虫が病原体である感染症の総称で、発熱、下痢、悪心、おう吐、腹痛などが起こります。特に冬に流行する感染性胃腸炎の原因としては、ノロウイルスがあります。ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口から感染し、ヒトの腸管で増殖。おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもや高齢者などでは重症化の可能性があり、吐物を誤って気道に詰まらせて、死に至ることもあります。

◆被災地では、ノロウイルスの感染報告が
元日に発生した能登半島地震では、多くの方が避難所で過ごされています。今心配されているのが、感染症の流行です。生活用水が十分にないことから、衛生状況が悪化。ノロウイルスの集団発生の懸念があるといいます。感染症に詳しい大阪府済生会中津病院院長補佐感染管理室室長の安井良則医師は、「能登半島地震で被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。被災地では水が不足しており、衛生状況が悪化する恐れがあります。私が、東日本大震災後に救援で向かった避難所では、実際にノロウイルスの集団感染がありました。避難所では、多くの人が一時的に共に生活することになるため、人から人に広がる感染症に注意が必要です。ノロウイルスはふん便などから感染するので、トイレの清掃が十分でなかったりすると、感染が広がるおそれがあります。ノロウイルスに対して、一般的なアルコール消毒液は効果が薄く、石けんでの手洗いが一番とされていますが、被災地では難しい状況にあると思います。次亜塩素酸ナトリウムが含まれる塩素系漂白剤を薄めた溶液でトイレのドアノブや便座などを消毒するなど、できることから感染対策をしていただきたいと思います」と語っています。

◆体調が悪い時の避難について
手指の消毒やマスク着用が感染防止に有効なことは知られていますが、避難所では衛生用品などの物資が十分に確保できない場合もあります。また、人によっては、一日中マスクを着用することも大きな負担になる可能性もあります。体調の悪い人で、身の回りの安全が確保されている場合には、自宅や安全な場所にとどまるという選択もあるかも知れません。万が一に備え、体調が悪い場合の避難方法なども普段から考えておくとよいかもしれません。

◆ノロウイルスの感染を広げないために
ノロウイルスは乾燥すると空中に漂い、口に入って感染することがあります。ノロウイルスの感染を広げないためには、処理と消毒が重要です。

おう吐物の処理の注意点は、
・使い捨てのマスクやガウン、手袋などを着用して作業を行う。
・ペーパータオルなどで静かに拭き取り、塩素消毒後、水拭きする。
・拭き取ったおう吐物や手袋などは、ビニール袋に密閉して廃棄する。その際、できればビニール袋の中で1000ppmの塩素消毒液に浸す。
・しぶきなどを吸い込まないようにする。
・終わったら丁寧に手を洗う。
また、食器・環境・リネン類などの消毒の注意点は、
・感染者が使ったり、おう吐物が付いたものは、他のものと分けて洗浄・消毒する。
・食器等は食後すぐ、厨房に戻す前に塩素消毒液に十分浸し消毒する。
・カーテン、衣類、ドアノブなどは200ppmの塩素消毒液などで消毒する。
※次亜塩素酸ナトリウムは金属腐食性があるので、ドアノブなどの金属部は消毒後十分に薬剤を拭き取る。
・選択するときは、洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いし、十分にすすぐ。
※85℃で1分間以上の熱水洗濯や、塩素消毒液による消毒が有効。
※高温の乾燥機などを使用すると、殺菌効果が高まる。

◆家庭でも、ノロウイルス対策を!
塩素消毒液は、ご家庭にある次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤で代用できます。製品の濃度によって異なるので、表示をしっかりと確認をしてから使用してください。また、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生することがあるので、使用上の注意をよく読んでから使用してください。

◆ノロウイルスによる食中毒にも注意!
また、冬にはノロウイルスによる食中毒も多く発生します。調理する人は、よく手を洗い、調理器具の消毒を心がけてください。また、体調が悪いときには、調理を控えるなど、健康管理をしっかりとして、感染拡大の防止に留意しましょう。


引用
国立感染症研究所 感染症発生動向調査週報 2023年第51週(12/18-24)速報データ
厚生労働省:ノロウイルスに関するQ&A、

取材
大阪府済生会中津病院院長補佐感染管理室室長 安井良則氏

【感染症ニュース】感染性胃腸炎の全国定点報告数7週連続増加 医師「被災地の避難所ではノロウイルスの集団感染に注意」 はコメントを受け付けていません


災害関連死どう減らす 医師に聞く

 【医師が解説】「災害関連死」どう減らす?……命に関わる“避難所のリスク” 急がれる2次避難は「2週間以内に」

能登半島地震は発生から1週間以上が経過しました。石川・珠洲市だけで、避難生活で体調が悪化して亡くなった「災害関連死」が6人いると判明。速やかな「2次避難」が求められています。被災地の支援に入った医師に、避難所に潜むリスクなどを聞きました。

■熊本地震では直接死亡した人の4倍超
日テレNEWS NNN

有働由美子キャスター 
「この寒さの中、避難生活で体調が悪化して亡くなった方が、珠洲市だけでこれまでに6人いることが分かりました。2016年の熊本地震では災害関連死は200人を上回り、直接的な被害で亡くなった方の4倍を超えています」 

「今回も避難所での生活が厳しい状況で、心配です」

■医師「トイレを我慢せず、水分摂取を」
日テレNEWS NNN

小野高弘・日本テレビ解説委員 
「今、避難所でどんなリスクがあるのでしょうか。支援に入った、日本医科大学大学院の横堀將司医師に聞きました」 

「まず、食事の偏りがあります。提供されるパンやおにぎりだけだと野菜が不足します。ビタミンが不足すると、舌が荒れる舌炎が出かねず、ひいては食事ができなくなるといいます」 

「次に、トイレを我慢する。数が足りておらず頻繁には行けなくなり、我慢しようとする人もいるかもしれません。ただ、それによって水分を控えようとすると脱水症状や、口の中が乾いて肺炎にもなりかねません」 

「手洗いやうがいができない問題もあります。水が足りず、衛生状態も保てません。これだけ多くの人が避難所にいる中で、新型コロナウイルスやインフルエンザといった感染症が広がる可能性があります」 

「こうした一つ一つのことが積み重なって命に関わる、それが怖いといいます。横堀医師は『トイレを我慢しないでください、水分を控えずにこまめに取ってください』と、特に強くおっしゃっています」

■2次避難へ…広範囲で受け入れの動き
日テレNEWS NNN

有働キャスター 
「とはいえ、避難所でお話を聞いていると、トイレを我慢してしまう気持ちや状況はとてもよく分かります。だからこそ、少しでも環境の良い場所に移るということも大事になってきますね」 

小野委員 
「そこで『2次避難』が今、急がれています。横堀医師によると、落ち着いて生活できる環境づくりを、発災から2週間以内にできないと、災害関連死のリスクが生じます」 

有働キャスター 
「今週が非常に大事ですね」 

小野委員 
「岸田首相は『病気の方やお年寄り、妊婦を最優先に』と指示しています。石川県は旅館やホテルへの受け入れ準備を始めています。複数の自治体では、県営住宅や市営住宅を無償で提供すると表明しています」 

「こうした、広い範囲で被災者を受け入れようとする動きが始まりつつあります」

■落合さん「電源と通信機器を」
日テレNEWS NNN

落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー) 
「通信は重要なインフラなので、災害の拠点となり得る場所に、ソーラーパネルと補助電源や、スターリンクのような通信機器を備えておくことが、これからの時代は災害対策として重要なのではないかと思います」 

「スターリンクは僕もよく屋外などで使いますが、意外とそこまで電気を食いません。例えば、補助バッテリーやソーラーバッテリーと組み合わせるのは非常に良い手だと思います」 

「ただ、いずれも冬の雪国とは相性が良くないので、雪を溶かせるなど、対応できる技術が開発されるといいのですが…」 

「とはいえ、僕たちに今できることは限られているので、被災していない人は寄付など、できることをやれるといいと思います」 

有働キャスター 
「北陸の皆さんは粘り強い、我慢強い気質と言われていますが、もうこれ以上できないよ、という段階に来ていると思います。ここから数日間が、関連死を1人でも減らせるかどうかの山場です」 

「国や被災自治体の皆さんも連日頑張ってくださっていますが、これまでの震災や新型コロナで培ったノウハウを総動員し、希望する全ての人が、体も心も落ち着けて暖かい場所で避難生活を送れるよう、どうかスピーディーな支援をお願いします」 

(1月9日『news zero』より)

災害関連死どう減らす 医師に聞く はコメントを受け付けていません


ナスの「へた」成分が子宮頸がん治療薬候補に

 ナスの「へた」成分が子宮頸がん治療薬候補に

子宮頸がんは女性の主要な死因の1つで、日本における2019年の新規罹患者数は1万879例、2020年の死亡者数は2,887例に上る。名古屋大学大学院産婦人科学の茂木一将氏らの研究グループは、ナスの”へた”に含まれる天然化合物である9-oxo-(10E,12E)-octadecadienoic acid(9-oxo-ODAs)が子宮頸がん細胞に対して抗腫瘍効果を示すことを確認。子宮頸がんや子宮頸部異形成といったヒトパピローマウイルス(HPV)関連疾患の有望な治療薬になりうると、Sci Rep( 2023;13:19208 )に報告した。


尋常性疣贅にナスの”へた”を貼付する民間療法から着想
子宮頸がんは子宮頸部の粘膜上皮がHPVに感染し、前がん病変である子宮頸部異形成の状態で数年から数十年を経て浸潤がんとして発症する。子宮頸部異形成や子宮頸がんの発がん、進行のメカニズムにHPVがん蛋白質のE6、E7が関与していることが多数報告されている。しかし、HPVがん蛋白質やそれらの発がんメカニズムを標的とした治療法はいまだ臨床応用されていない。

日本では、HPV関連疾患である尋常性疣贅に対しナスのへたを擦り付けたり貼付したりする民間療法が行われていた背景がある。過去に研究グループは、ナスのへたのエタノール抽出物が卵巣がん細胞のアポトーシスを誘導することや尖圭コンジローマを抑制することを報告し( J Nat Med 2015;69:296-302 )、抽出物中の有効成分として9-oxo-ODAsを同定していた。今回、同じくHPV関連疾患であるヒト子宮頸がんに対する9-oxo-ODAsの抗腫瘍効果を検討した。

抽出成分9-oxo-ODAsが子宮頸がん関連蛋白の発現を抑制
まず、ヒト子宮頸がん細胞株(HeLa、SiHa)を9-oxo-ODAsで処理し、細胞増殖やアポトーシス誘導への影響を解析した。すると、ヒト子宮頸がん細胞の増殖が濃度依存的に抑制され、アポトーシス細胞数を増加させることが分かった。

そこで9-oxo-ODAs処理後の子宮頸がん細胞株に対して網羅的にRNA発現や蛋白質を解析した結果、細胞周期の経路やアポトーシスに関与するp53経路が変化し、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)1蛋白質発現が減少していた。また9-oxo-ODAs投与後の子宮頸がん細胞株では、HPV由来のRNAと蛋白質の発現レベルが低下することも明らかになった。

マウスモデルを用いた実験においては、9-oxo-ODAsの投与により、マウスに移植した子宮頸がん細胞の転移形成や増殖が抑制されることを確認した。これらの結果から、9-oxo-ODAsはCDK1やHPVがん蛋白質の発現を抑制することでHPV陽性ヒト子宮頸がん細胞の細胞周期停止、アポトーシスを誘導し、抗腫瘍効果を示すと考えらた。

以上から、茂木氏らは「9-oxo-ODAsがHPV関連疾患の有望な治療薬となりうることが示された」と結論。これまでの研究結果から、9-oxo-ODAsは生体への毒性を抑えたまま抗腫瘍効果を発揮する可能性が見いだされており、「作用機序をより詳細に検討し臨床治療への応用を目指したい」と展望している。(編集部)

ナスの「へた」成分が子宮頸がん治療薬候補に はコメントを受け付けていません


コロナ定期接種 自己負担7千円

 コロナ定期接種、7千円に 来年度、高齢者ら自己負担

65歳以上の高齢者らが対象となっている来年度の新型コロナワクチン定期接種を巡り、低所得者を除いて自己負担額が7千円となるよう、政府が接種費用の一部を助成することが21日、関係者への取材で分かった。市町村に助成金を交付して超過分を賄う。定期接種の対象ではない任意接種の人は、今回の助成は適用しない。

定期接種は、65歳以上の高齢者と、60~64歳で一定の基礎疾患のある重症化リスクの高い人が対象。関係者によると、インフルエンザ定期接種の費用が約5千円となっていることを参考に7千円とした。

定期接種の対象者は年1回、秋から冬の間に接種することになる。

コロナ定期接種 自己負担7千円 はコメントを受け付けていません


インフル全国平均 警報レベル超え

 インフルエンザ患者、全国規模で警報基準レベル超える 最多は北海道で「60.97人」

季節性インフルエンザの1定点医療機関あたりの患者報告数が全国平均で「33.72人」となり、今シーズン初めて全国規模で警報基準レベルの「30人」を超えました。

厚生労働省によりますと、10日までの1週間に報告された1定点医療機関あたりのインフルエンザの患者報告数は全国で「33.72人」となり、前の週の「26.72人」から増加しています。

「9.67人」だった沖縄県を除く、すべての都道府県で「20人」を超えていて、注意報基準レベルである「10人」を超えています。

北海道と32の県で警報基準レベルの「30人」を超えています。

患者報告数が最も多かったのは北海道の「60.97人」で、次いで宮城県が「57.49人」でした。

全国におよそ5000ある定点医療機関から新たに報告された患者数は16万6690人でした。

幼稚園や学校などでは、前の週のおよそ1.4倍となる6382施設が休校や学年閉鎖・学級閉鎖となりました。

新型コロナの1定点医療機関あたりの患者報告数は全国で「3.52」人で、3週連続で増加しています。

厚生労働省は、年末年始の人の動きが活発になる時期に向けて、引き続きマスクの着用や手洗い、部屋の換気など基本的な感染防止策を呼びかけています。

インフル全国平均 警報レベル超え はコメントを受け付けていません


インフルエンザ 全国で増加続く

 【速報】季節性インフルエンザ全国で増加続く 4県で“警報レベル” 1医療機関あたりの患者「21.66人」

季節性インフルエンザについて、厚生労働省は先ほど、全国で報告された患者の数が1医療機関あたり、「21.66」人と発表しました。例年より感染の広がりが早く、増加が続いています。

厚労省によりますと、今月19日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、10万6940人でした。

1医療機関あたりでは21.66人で、例年より早く患者数の増加が続いています。

都道府県別の感染状況を見ると、1医療機関あたりの患者数が最も多いのは、▽佐賀県の47.26人で、次いで▽北海道が39.21人などとなっていて、4県で「警報レベル」の目安となる30人を超えています。

インフルエンザの影響で、全国の3954の学校などが休校や学級閉鎖となっています。

インフルエンザ 全国で増加続く はコメントを受け付けていません


ノボノルディスク、肥満症薬「ウゴービ」を日本発売 来年2月

ノボノルディスク、肥満症薬「ウゴービ」を日本発売 来年2月 

[コペンハーゲン 23日 ロイター] -     デンマークの製薬大手ノボノルディスクは、肥満症治療薬「ウゴービ」を来年2月22日に日本で発売すると発表した。発売はアジア地域では初めてで、世界では6カ国目となる。既存市場では旺盛な需要に供給が追いつかない状況となっている。

同社によると、日本の患者がウゴービを処方された場合、他の処方薬と同様に大半が3割負担となる。1カ月分の価格は使用開始時の0.25ミリグラムの用量で7504円、2.4ミリグラムで4万2960円になるという。

対象となる患者は、肥満の度合いを示す体格指数(BMI)が35を上回っているか、BMIが27を超えると同時に2つ以上の肥満関連の併存疾患がある人のみとなる。

グローバル・オビーシティー・オブザーバトリーによると、日本では肥満と定義されるBMIが30以上の人の割合は2019年時点でわずか4.5%と、世界で最も低い部類に入る。

ノボはウゴービの供給能力が需要に追いついていないことから、発売国や治療対象の患者を制限している。

ノボノルディスク、肥満症薬「ウゴービ」を日本発売 来年2月 はコメントを受け付けていません


ノボノルディスク、肥満症薬「ウゴービ」を日本発売 来年2月

ノボノルディスク、肥満症薬「ウゴービ」を日本発売 来年2月 

[コペンハーゲン 23日 ロイター] -     デンマークの製薬大手ノボノルディスクは、肥満症治療薬「ウゴービ」を来年2月22日に日本で発売すると発表した。発売はアジア地域では初めてで、世界では6カ国目となる。既存市場では旺盛な需要に供給が追いつかない状況となっている。

同社によると、日本の患者がウゴービを処方された場合、他の処方薬と同様に大半が3割負担となる。1カ月分の価格は使用開始時の0.25ミリグラムの用量で7504円、2.4ミリグラムで4万2960円になるという。

対象となる患者は、肥満の度合いを示す体格指数(BMI)が35を上回っているか、BMIが27を超えると同時に2つ以上の肥満関連の併存疾患がある人のみとなる。

グローバル・オビーシティー・オブザーバトリーによると、日本では肥満と定義されるBMIが30以上の人の割合は2019年時点でわずか4.5%と、世界で最も低い部類に入る。

ノボはウゴービの供給能力が需要に追いついていないことから、発売国や治療対象の患者を制限している。

ノボノルディスク、肥満症薬「ウゴービ」を日本発売 来年2月 はコメントを受け付けていません


急増する働き盛りの帯状疱疹 発症率約2倍に増加、予防接種が影響

 急増する働き盛りの帯状疱疹 発症率約2倍に増加、予防接種が影響

ぴりぴりとした痛みとともに、発疹が帯状に広がる「帯状疱疹(ほうしん)」。過度なストレスや免疫力の低下により50代以上で発症する人が多いが、ここ数年は20~40代の患者が増えているという。

帯状疱疹の原因は、水ぼうそうを起こす水痘・帯状疱疹ウイルスだ。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内に潜伏し続ける。数十年後に上半身や顔などに帯状の赤い発疹や水ぶくれ、刺すような痛みが出る。80代までに、3人に1人が発症すると言われる。

国内では、1997年から宮崎県内の患者を対象にした大規模疫学調査「宮崎スタディ」が行われている。

担当する千里金蘭大の白木公康教授(ウイルス学)によると、調査開始以降、全ての世代で発症する人が増えており、97年から2020年の間に発症率は1・8倍に増えた。

最近は20~40代での増加が目立っており、13年までは1・2倍程度の増加で推移してきたのが、14年は1・3倍、20年は2・1倍と急激に増えている。21年以降の増加率は調査中だという。

背景には、子どもへの水痘ワクチンが14年に定期接種となったことがある。

ワクチンの効果で、水ぼうそうに感染する子どもが激減。子育て世代である20~40代が、子どものウイルスを介して免疫が活性化される「ブースター効果」が得られなくなったことが関係しているという。

ただ、子どもが水ぼうそうに感染しなければ潜伏するウイルスもなくなるため、将来、帯状疱疹を発症する人も激減する可能性がある。95年に水痘ワクチンが定期接種になった米国では、帯状疱疹の発症が減ったという報告がある。

白木教授によると、20~40代では、50代以上に比べれば、痛みが3カ月以上続く合併症が残るのはまれという。虫刺されとの鑑別法は、患部の周りに違和感や痛みがあるかどうかで、違和感などを感じる場合はすぐに皮膚科に行くことをすすめる。(米田悠一郎)

朝日新聞社

急増する働き盛りの帯状疱疹 発症率約2倍に増加、予防接種が影響 はコメントを受け付けていません


団体理念  │  活動展開  │  団体構成  │  定款  │  プライバシーの考え方  │  セキュリティについて  │  事業  │  メディア掲載  │  関連サイト  │  お問い合わせ

copyright © JMJP HOT TOWN Infomaition Inc. All Rights Reserved.   NPO法人 住民安全ネットワークジャパン

〒940-0082 新潟県長岡市千歳1-3-85 長岡防災シビックコア内 ながおか市民防災センター2F TEL:0258-39-1656 FAX:020-4662-2013 Email:info@jmjp.jp