[ カテゴリー:医療 ]

急増する働き盛りの帯状疱疹 発症率約2倍に増加、予防接種が影響

 急増する働き盛りの帯状疱疹 発症率約2倍に増加、予防接種が影響

ぴりぴりとした痛みとともに、発疹が帯状に広がる「帯状疱疹(ほうしん)」。過度なストレスや免疫力の低下により50代以上で発症する人が多いが、ここ数年は20~40代の患者が増えているという。

帯状疱疹の原因は、水ぼうそうを起こす水痘・帯状疱疹ウイルスだ。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内に潜伏し続ける。数十年後に上半身や顔などに帯状の赤い発疹や水ぶくれ、刺すような痛みが出る。80代までに、3人に1人が発症すると言われる。

国内では、1997年から宮崎県内の患者を対象にした大規模疫学調査「宮崎スタディ」が行われている。

担当する千里金蘭大の白木公康教授(ウイルス学)によると、調査開始以降、全ての世代で発症する人が増えており、97年から2020年の間に発症率は1・8倍に増えた。

最近は20~40代での増加が目立っており、13年までは1・2倍程度の増加で推移してきたのが、14年は1・3倍、20年は2・1倍と急激に増えている。21年以降の増加率は調査中だという。

背景には、子どもへの水痘ワクチンが14年に定期接種となったことがある。

ワクチンの効果で、水ぼうそうに感染する子どもが激減。子育て世代である20~40代が、子どものウイルスを介して免疫が活性化される「ブースター効果」が得られなくなったことが関係しているという。

ただ、子どもが水ぼうそうに感染しなければ潜伏するウイルスもなくなるため、将来、帯状疱疹を発症する人も激減する可能性がある。95年に水痘ワクチンが定期接種になった米国では、帯状疱疹の発症が減ったという報告がある。

白木教授によると、20~40代では、50代以上に比べれば、痛みが3カ月以上続く合併症が残るのはまれという。虫刺されとの鑑別法は、患部の周りに違和感や痛みがあるかどうかで、違和感などを感じる場合はすぐに皮膚科に行くことをすすめる。(米田悠一郎)

朝日新聞社

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“2回目インフル”患者が急増 洗濯物畳みでウイルスが拡散?足元に高リスク!

 “2回目インフル”患者が急増 洗濯物畳みでウイルスが拡散?足元に高リスク!

今、患者が急増しているのが2回目のインフルエンザ感染です。なかでも医師は見落としがちな床を通じた“床感染”に警鐘を鳴らしています。

■“2回目インフル”患者が急増

都内にあるクリニック。こちらではインフルエンザの患者が9月、10月で去年の180倍になったといいます。そのなかには今シーズンで2回感染した人も…。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:「今年は早い時期にインフルエンザの流行が始まりました。まず9月に1回感染して10月、11月に2回目の感染をしている人も珍しくない」

その原因の一つになっているのは、2種類のインフルエンザA型が同時に流行していることです。去年の冬から蔓延(まんえん)しているA型H3、そして新たにはやり出したA型H1です。

先月からの全国の感染レベルマップを見ると、赤い警報レベルが徐々に広がっています。特にみられる傾向が…。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:「親子3人で調子が悪いということで発熱外来で対応させてもらいましたが、お母さん、お父さん、皆インフルエンザAでした。家族全員インフルエンザということで間違いないです」「一人の感染者が単発で来るよりも一人の感染者にひも付いて家族全員インフルエンザに感染するケースも非常に増えている」

家庭内での感染リスクを高めているもの、それは意外にも“床からの感染”だといいます。

■足元に高リスク!“床から感染”

ウイルスの広がりを実験した映像です。くしゃみやせきにより拡散した飛沫(ひまつ)は最終的に多くが床に着地。次の実験では、床にウイルスに見立てた蛍光塗料が塗ってあり、家庭内に広がる様子が分かります。

床にそのまま座ったり寝転んだりする日本人の生活。何気なく床でくつろいでいる時や、洗濯物を畳んだり、普段の行動がウイルスを含む飛沫を家の中に広げてしまうのです。また、空気が乾燥していると、そのリスクは高まるといいます。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:「空気が乾燥していると床にあるウイルスが再び舞い上がりやすくなるので(インフルエンザに)感染することも家族内においては起こりやすくなる」

 逃げ場のない家庭内での感染リスク。この映像を監修した感染制御学が専門の小林教授に対策を聞きました。

東邦大学 感染制御学研究室 小林教授:「床の掃除をきちんとしておくことも感染を予防する大事な手立てだと考えています」

床感染を防ぐ掃除法。アルコール消毒よりもお勧めの方法があるといいます。

■タオルで一日おきの“洗剤拭き”

家庭内で広がるインフルエンザの一因に“床からの感染”リスクも考えられるなか、有効な掃除方法を感染制御学の専門家に聞きました。

東邦大学 感染制御学研究室 小林教授:「アルコール消毒でもいいんですけど、アルコール消毒を床全面にするというのは非常に難しいので界面活性剤を含んだ、いわゆる洗剤ですね、そういうものを実際タオルで床を掃除するとかウイルスを不活化するうえでの有効な手立てと考えてよい」

できれば一日おきに床を掃除するのが感染リスクを減らすのにお勧めだということです。

テレビ朝日

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“2回目インフル”患者が急増 洗濯物畳みでウイルスが拡散?足元に高リスク!

 “2回目インフル”患者が急増 洗濯物畳みでウイルスが拡散?足元に高リスク!

今、患者が急増しているのが2回目のインフルエンザ感染です。なかでも医師は見落としがちな床を通じた“床感染”に警鐘を鳴らしています。

■“2回目インフル”患者が急増

都内にあるクリニック。こちらではインフルエンザの患者が9月、10月で去年の180倍になったといいます。そのなかには今シーズンで2回感染した人も…。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:「今年は早い時期にインフルエンザの流行が始まりました。まず9月に1回感染して10月、11月に2回目の感染をしている人も珍しくない」

その原因の一つになっているのは、2種類のインフルエンザA型が同時に流行していることです。去年の冬から蔓延(まんえん)しているA型H3、そして新たにはやり出したA型H1です。

先月からの全国の感染レベルマップを見ると、赤い警報レベルが徐々に広がっています。特にみられる傾向が…。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:「親子3人で調子が悪いということで発熱外来で対応させてもらいましたが、お母さん、お父さん、皆インフルエンザAでした。家族全員インフルエンザということで間違いないです」「一人の感染者が単発で来るよりも一人の感染者にひも付いて家族全員インフルエンザに感染するケースも非常に増えている」

家庭内での感染リスクを高めているもの、それは意外にも“床からの感染”だといいます。

■足元に高リスク!“床から感染”

ウイルスの広がりを実験した映像です。くしゃみやせきにより拡散した飛沫(ひまつ)は最終的に多くが床に着地。次の実験では、床にウイルスに見立てた蛍光塗料が塗ってあり、家庭内に広がる様子が分かります。

床にそのまま座ったり寝転んだりする日本人の生活。何気なく床でくつろいでいる時や、洗濯物を畳んだり、普段の行動がウイルスを含む飛沫を家の中に広げてしまうのです。また、空気が乾燥していると、そのリスクは高まるといいます。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:「空気が乾燥していると床にあるウイルスが再び舞い上がりやすくなるので(インフルエンザに)感染することも家族内においては起こりやすくなる」

 逃げ場のない家庭内での感染リスク。この映像を監修した感染制御学が専門の小林教授に対策を聞きました。

東邦大学 感染制御学研究室 小林教授:「床の掃除をきちんとしておくことも感染を予防する大事な手立てだと考えています」

床感染を防ぐ掃除法。アルコール消毒よりもお勧めの方法があるといいます。

■タオルで一日おきの“洗剤拭き”

家庭内で広がるインフルエンザの一因に“床からの感染”リスクも考えられるなか、有効な掃除方法を感染制御学の専門家に聞きました。

東邦大学 感染制御学研究室 小林教授:「アルコール消毒でもいいんですけど、アルコール消毒を床全面にするというのは非常に難しいので界面活性剤を含んだ、いわゆる洗剤ですね、そういうものを実際タオルで床を掃除するとかウイルスを不活化するうえでの有効な手立てと考えてよい」

できれば一日おきに床を掃除するのが感染リスクを減らすのにお勧めだということです。

テレビ朝日

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はやり目とは 今秋から患者増 プール熱と同じウイルスが原因…症状は充血、目やに、かゆみ

 はやり目とは 今秋から患者増 プール熱と同じウイルスが原因…症状は充血、目やに、かゆみ

Q  子どもが「はやり目」と診断された。どんな病気?

 ヨミドック  医学的には「流行性角結膜炎」といいます。主に、白目の充血や目やに、かゆみ、頻繁に涙が流れるといった症状が出ます。

耳の前のリンパ節が腫れることもあります。重症化すると、黒目を覆う「角膜」が濁り、見えにくい状態が半年以上続く人もいます。

Q  何が原因なの。

ヨ  アデノウイルスへの感染です。このウイルスは遺伝子配列の違いなどで100以上の型があり、目だけでなく、発熱や尿道炎など様々な症状を引き起こします。

プールの水を介して感染が拡大することが多い「咽頭結膜熱(プール熱)」もこのウイルスが原因で、のどの痛みや発熱の症状が強く出ます。

Q  流行する時期は?

ヨ  プール熱と同様に、流行性角結膜炎も夏場に流行することが多いのですが、今年は9月頃から感染者が増えました。また、ここ数年は感染者数が低く抑えられていましたが、国立感染症研究所(東京)の発表によると、10月30日~11月5日の1週間で、1医療機関当たりの患者数は0・81人。長期間、全国的に流行した2018年に迫る数字となっています。

はやり目とは 今秋から患者増 プール熱と同じウイルスが原因…症状は充血、目やに、かゆみ
Q  治療法はあるの?

ヨ  特効薬はなく、対症療法が基本です。他の菌の増殖を抑える「抗菌剤」と炎症を抑える「抗炎症剤」の目薬を使います。医療機関を受診し、医師が処方したものを使いましょう。多くは10日ほどで症状が治まります。

Q  気を付けることは?

ヨ  「はやり目」と呼ばれるように、感染力が非常に強い病気です。家庭や学校・職場で周りの人にうつさないよう、感染予防を徹底することが重要です。小まめに手洗いし、ウイルスが付着した手でドアノブを触らない、家族間でタオルを共有しないなどの対策を取ってください。患者は入浴を最後にするか、シャワーにしましょう。

Q  学校はお休みだね。

ヨ  子どもの場合、感染防止のため、学校保健安全法に基づき、感染の恐れがないと医師が認めるまで出席停止となります。大人も職場で感染を広げないよう、よく相談しながら、仕事を休むことも検討した方がいいでしょう。症状が落ち着くまでは安静にして過ごしてください。

(安藤奈々/取材協力=内尾英一・福岡大眼科教授、金子久俊・ほばら眼科院長)

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20231113-OYTET50004/

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はやり目とは 今秋から患者増 プール熱と同じウイルスが原因…症状は充血、目やに、かゆみ

 はやり目とは 今秋から患者増 プール熱と同じウイルスが原因…症状は充血、目やに、かゆみ

Q  子どもが「はやり目」と診断された。どんな病気?

 ヨミドック  医学的には「流行性角結膜炎」といいます。主に、白目の充血や目やに、かゆみ、頻繁に涙が流れるといった症状が出ます。

耳の前のリンパ節が腫れることもあります。重症化すると、黒目を覆う「角膜」が濁り、見えにくい状態が半年以上続く人もいます。

Q  何が原因なの。

ヨ  アデノウイルスへの感染です。このウイルスは遺伝子配列の違いなどで100以上の型があり、目だけでなく、発熱や尿道炎など様々な症状を引き起こします。

プールの水を介して感染が拡大することが多い「咽頭結膜熱(プール熱)」もこのウイルスが原因で、のどの痛みや発熱の症状が強く出ます。

Q  流行する時期は?

ヨ  プール熱と同様に、流行性角結膜炎も夏場に流行することが多いのですが、今年は9月頃から感染者が増えました。また、ここ数年は感染者数が低く抑えられていましたが、国立感染症研究所(東京)の発表によると、10月30日~11月5日の1週間で、1医療機関当たりの患者数は0・81人。長期間、全国的に流行した2018年に迫る数字となっています。

はやり目とは 今秋から患者増 プール熱と同じウイルスが原因…症状は充血、目やに、かゆみ
Q  治療法はあるの?

ヨ  特効薬はなく、対症療法が基本です。他の菌の増殖を抑える「抗菌剤」と炎症を抑える「抗炎症剤」の目薬を使います。医療機関を受診し、医師が処方したものを使いましょう。多くは10日ほどで症状が治まります。

Q  気を付けることは?

ヨ  「はやり目」と呼ばれるように、感染力が非常に強い病気です。家庭や学校・職場で周りの人にうつさないよう、感染予防を徹底することが重要です。小まめに手洗いし、ウイルスが付着した手でドアノブを触らない、家族間でタオルを共有しないなどの対策を取ってください。患者は入浴を最後にするか、シャワーにしましょう。

Q  学校はお休みだね。

ヨ  子どもの場合、感染防止のため、学校保健安全法に基づき、感染の恐れがないと医師が認めるまで出席停止となります。大人も職場で感染を広げないよう、よく相談しながら、仕事を休むことも検討した方がいいでしょう。症状が落ち着くまでは安静にして過ごしてください。

(安藤奈々/取材協力=内尾英一・福岡大眼科教授、金子久俊・ほばら眼科院長)

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20231113-OYTET50004/

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「プール熱」流行 大人も感染?

 子どもの感染症「プール熱」流行 アルコール消毒効かない? 大人も感染? 内科医に聞く

国立感染症研究所が、のどの痛みや40度を超える発熱などの症状が出る「プール熱(=咽頭結膜熱)」の患者数が過去10年で最も多くなっていると発表しました。子どもが感染しやすい病気で、大阪、福岡で警報レベルに達し、沖縄では流行警報が発令されました。そこで、「プール熱」に感染する原因や罹患(りかん)した時の対処法、インフルエンザとの違いなどについて、内科・糖尿病専門医の市原由美江さんに聞きました。

アルコール消毒が効かず、大人も感染する
Q.プール熱=咽頭結膜熱とは、どのような病気なのでしょうか。
市原さん「夏風邪の一種で、アデノウイルスの感染により、高熱や咽頭痛、結膜炎などをきたす病気です。症状は数日から1週間程度で治まります。小児に多く見られる病気ですが、大人にも感染することがあります」

Q.プール熱はインフルエンザの症状と似ているとされているようです。症状で異なる点などはありますか。今年はインフルエンザも流行中ですが合併症なども考えられるのでしょうか?

市原さん「高熱や咽頭痛などインフルエンザと症状が似ています。異なる点は、結膜炎(目の充血)、めやに、涙が多くなるなどの目の症状を伴うことが多いことです。プール熱に限ったことではなく高熱を伴う風邪のときに起こりうる合併症として、熱性けいれん(小児)、髄膜炎、脳炎、肺炎などが挙げられます」

Q.感染する原因はなんなのでしょうか。

市原さん「飛沫感染やタオルの使い回しといった接触感染です。プールの水を介して感染が拡大することがあります」

Q.予防法はありますか。

市原さん「アルコール消毒が効きにくいため、石けんによる手洗いをしっかりとすることです」

Q.もし感染した場合はどうすればいいのでしょうか。薬を飲んで治療するのでしょうか。

市原さん「プール熱に有効な薬はありません。高熱には解熱剤など、症状に対する対症療法を施します。子供の場合は、高熱で元気がない、水分や食事がうまくとれない、いつもと様子が違う時は医療機関を受診するべきです。コロナ禍以降、風邪症状で医療機関を受診するときは事前に連絡することが推奨されています」

Q.過去10年間で最多の水準といわれていますが、なぜここまで増えているのでしょうか。考えられる理由がありましたら、教えてください。

市原さん「子どもの免疫力が、マスクや消毒を徹底していたコロナ禍の影響により下がっていることが考えられます」

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コロナとインフル 同時感染の実態

 体温“39.7度”コロナ・インフル同時感染の恐怖…患者「味わったことのない倦怠感」 ワクチンは同時に打つべき?専門医が解説

インフルエンザとコロナに“同時感染”
ぐったりとした様子で体温を測る 15歳の少年。
示された数値は「39度7分」、40度に迫る高熱だ。
 少年が苦しんでいたのは… 

息子が“同時感染”した母親:
インフルエンザとコロナ、どちらも 陽性でした。まさか両方かかるとは。 

新型コロナウイルスとインフルエンザが“ダブル流行”する中、現れ始めた同時感染。 

川崎医科大学・中野貴司教授:
2つ病原体が検査で検出されるということは、少なくともその検査する検体をとった呼吸器(鼻・喉)の粘膜、その場ではウイルスは共存しているんだと思います。 

この同時感染については、医師も分からないことが多いという。 

川崎医科大学・中野貴司教授:
教科書とかにも、同時感染の症状っていうのは書いてないと思うんです。医師たちもですね、そんなに経験があるわけではないですので。 

広がる兆しを見せる同時感染…。
その時、私たちの身に何が起こるのだろうか? 

“同時感染した”善本考香さん:
全くもって(単独の)コロナよりも、相当辛いぞっていう 

2人の患者を取材すると、そのリアルな症状が見えてきた。 

増加する“同時感染”
東京消防庁の119番通報を受け付けるセンターでは、
ひっきりなしに通報が鳴り続けていた。 

東京消防庁職員:
女性が「発熱」。
東京消防庁職員:
急病人、37.8度の発熱。

そこには、赤く染まった地図が…。
出動している救急車を示しているという。 

東京消防庁警防部総合指令室・藤野祐三消防司令補:
東京23区の救急車のほとんどが、動き回っているっていう状況です。例年にはないぐらい、発熱の患者さんが多いっていうふうには感じます。 

新型コロナの扱いがインフルエンザと同じ「5類」になって、
初めて迎えている感染の“第9波”。
その勢いは“第8波”のピークに迫ろうとしている。 

一方、インフルエンザは冬からの流行が収束しないまま、
8月下旬から異例の増加を始めた。 
こちらの小児科クリニックでは、16日…。

みわた小児科・三輪田博介院長:
今日は土曜日の半日診療だったんだけれど、インフルエンザが1人、コロナが2人、“同時感染”が2人です。 

17日午前だけで、発熱外来に来た17人のうち2人が、
新型コロナとインフルエンザの同時感染。
その前日も、1人いたという。 

みわた小児科・三輪田博介院長:
9月に入って学校が始まりましたね。集団生活始まって、感染が増えているかな。学級閉鎖なんかも多いんですけど、中高生に感染が増えているという印象です。 

実際、高校1年生の息子が同時感染した母親に状況を聞くと…。
体調に異変が出始めたのは14日の木曜日。 

息子が“同時感染”した母親:
体育祭があって、「大声出したから喉が痛い」って本人は言っていて。まさかコロナだったり、1ミリも疑がわないまま(翌日)金曜日の朝、学校行く前に体調が悪くなって、熱を測ったら38.6度。本当に発熱が急に来たみたいな。 

学校に行くつもりだったが、突然、体温が跳ね上がったという。
そこで、発熱外来を受診すると…。

息子が“同時感染”した母親:
念のためにインフルエンザとコロナの両方検査をしましょうっていうので、そこで初めてどちらも陽性ですって。「そんなことあるんですか?」って言ったら、「稀にあるんです」って伺って。 検査結果を待ってる時も、息子はもう座り込んじゃっていたし、息をするのも苦しそうな感じでした。 

帰宅後、息子を部屋に隔離。
処方されたインフルエンザの治療薬や解熱剤を飲むと、
午後7時に体温は37度6分に。
しかし、夜中になると、再び40度近くに。 

母親:
39度を超えると、もう解熱剤を使わないのが怖いので、また下げて、行ったり来たりで。 

体温自体は、きのう徐々に下がっていった。
その一方で、辛い症状が…。

母親:
喉の痛みが強いので、蜂蜜とレモンを希釈したものを飲んでいます。喉の痛みが、すごいひどくなってきてるみたいで、喉が一番どっちかっていうと辛そうです。なんか声出すのが嫌みたいで 

そして、17日…。 

母親:
36度5分! 

体温は平熱に。それでも…。

母親:
喉は痛い? 
息子:
うん(頷く) 

長引いているという喉の痛み。
一方、別の症状に苦しめられた女性もいた。 

“同時感染の方が辛い”
9月初旬に同時感染した善本考香(よしもと・としか)さん。
聞けば2年前、新型コロナに感染した際は、
中等症扱いで入院までしたという。

“同時感染した”善本考香さん:
1度目は中等症になったので、入院して、酸素ボンベとかで過ごしていたんです。このとき、熱も経験していますし、2度目は喉が痛いのが主だったんですよね。今回すごい苦しいなって感じました。ちょっとただ事ではないなっていう。

今回の同時感染の方が辛かったという。
そのワケは…。 

“同時感染した”善本考香さん:
全く動くこともできなかったので、全然ご飯も食べられないし、起き上がることもできない状態だったんです。

動けないほどの倦怠感。
病院にも行けず、オンラインで受診したという。
数時間で薬が届き、38度台に上がった体温は下がり始めたというが…。

“同時感染した”善本考香さん:
節々の痛さと全身の倦怠感が、ちょっと今までに味わったことない倦怠感で、ボーとしてるって感じですね。思考能力がちょっと停止しちゃった感じがするような感じでした

そして今もまだ食欲は戻っていない状態だという。 
善本さんを襲った強烈な倦怠感。
医師によれば、同時感染した他の患者もいるという。

みわた小児科・三輪田博介院長:
オミクロン以降ですね。コロナだけの患者さんっていうのは、あまり倦怠感を強く訴えてくる人は多くないかな。それから見ると、やっぱり同時感染の患者さんは、グタっとしてるなという印象もあります。 

今後、さらに増えてくるとみられるコロナとインフルの同時感染。 
医師も治療は手探りだというが、過度に恐れる必要はないという。 

みわた小児科・三輪田博介院長:
幸いなことに、我々インフルエンザに対しては治療薬があるんですよ。それでスッと症状が取れていく。それはやっぱりインフルエンザがメインだったんだろうなっていうのはわかるんですけど、インフルエンザの治療を行ってもずっと症状が続くようでしたら、それはコロナがメインだったということだと思います。インフルエンザに関しては適切な時期に薬を投与すれば、かなり有効な治療法があるので、ダブル感染に関しても早めに受診をした方がいいと思います。 

専門医に聞く“同時感染”への対処法
日本感染症学会専門医で川崎医科大学の中野貴司教授に話を聞いた。

――コロナとインフルの同時感染について。体の中で何が起こっているのか。
同時に感染することも稀にはあると思いますが、どちらかが先に感染して、少しの時間差で、もう一つに感染するということもあると思います。

――どちらか先に感染すると免疫力が下がって、もう一つにも感染するという可能性はあるか。
一つにかかると免疫が必ずしも下がるわけではないですけど、一つにかかってちょっと良くなった頃に、もう一つにかかるっていうこともあります。

――同時感染した人は当然、コロナもインフルについても、他の人にうつす可能性はあるか。
検査をした部位にウイルスが検出されるということですから、飛沫を浴びればかかる可能性はあると思います。

―― 感染した2人に話を伺ったら、どちらか一つに感染するよりも、同時に感染する方が症状が重いように見える。
1+1が2になったり、あるいは2以上になるかどうかはちょっとわからないですけども、一つの病気にかかるより症状が重かったり、あとダラダラとだるいとか、熱が続くケースはあると思いますね。

――子供の方が、同時感染にかかりやすいのか。
お子さんの方が免疫力が弱いですから、色んな感染症にかかりやすいです。 ですから、複数の病原体にかかる頻度は、大人より子供さんのほうが頻度は高いと思います。

――インフルエンザというと、冬に流行っているイメージがあるが、コロナの時には全く流行っていなかったので、多くの人が免疫もなくなっているか。
二年以上にわたってインフルエンザの大きな流行がなかったですから、インフルエンザの患者数が増えていると言いますけども、抵抗力をあんまり持たない人が集積していて、そこに病原体が入り込むと症状が出る方が目立つということだと思います。

――風邪なのかインフルなのかコロナなのかと言うところで、例えば、僕は38.5度熱が出たら、どうしたら良いか。
一番は体調が極めて悪くないかどうかということが大事だと思いますけども、あと検査をご自身でするにしても、医療機関に行くにしても、熱が出てすぐというよりは、半日とか一日ぐらいして行かれることをおすすめします。インフルエンザも初期だと、検査も陽性に出ないことがありますから、時間を見極めて検査をされてはいかがかと思います。

――解熱剤はすぐに飲んで良いか。
解熱薬は体を楽にする、症状を取るための薬ですから、熱が高くて辛ければ、使っていただいて構わないと思います。

ワクチンは同時に打っても良いか
――コロナとインフルは両方ワクチンを打っても良いのか。
新型コロナワクチンは、まだ使われだして歴史が浅いということで、他のワクチンとは2週間の間隔を空けることになっていますが、インフルエンザワクチンだけは例外で、インフルエンザワクチンとコロナワクチンは、同時でも打ってますし、どんな間隔でも打ってます。かかりつけ医と相談して、適切な時期に2つとも打っていただくことは可能です。

――小さなお子さんで、うまく自分の症状が伝えられないお子さんがかかった場合だが、やはり脱水症状が怖い。
普段と様子が違うっていうことに、注意していただきたいですが、子供さんは脱水になりやすいです。 水分が足らないと脱水になりやすいので、唇とか舌が乾いてるとか、泣いているのに涙が出ないとか、尿の回数や量が普段に比べて極端に減っている時は、脱水の兆候ですので、医療機関を受診していただきたいと思います。

 ――厚生労働省は15日、10月以降の新型コロナの医療体制について発表した。現在、全額を公費で賄ってきた治療薬は、医療費の窓口負担の割合に応じ上限3000円から9000円を患者が負担。また入院費補助は、月に最大2万円だったものが1万円に半減する。 こうなると、熱があっても受診を控えるっていう方も出てくると思うが。
感染症法上の位置づけの変更などに伴い、ある程度、変更していくことはもちろん必要だと思うんですが、必要な方には必要な医療が届くように制度は整備していかないといけないと思います。
(「Mr.サンデー」9月17日放送より)

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「ヘルパンギーナ」が過去10年間の最多を更新 3週連続 1医療機関あたり7.32人「警報レベル」に 都道府県別では宮城県が最多

 「ヘルパンギーナ」が過去10年間の最多を更新 3週連続 1医療機関あたり7.32人「警報レベル」に 都道府県別では宮城県が最多

子どもがかかりやすい代表的な夏かぜのひとつ、「ヘルパンギーナ」の患者数が、3週連続で過去10年間の最多を更新したことが分かりました。

「ヘルパンギーナ」は4歳くらいまでの乳幼児がかかりやすいウイルス性の感染症で、38度以上の発熱や、口の中に水ぶくれなどの症状が出るとされています。

国立感染症研究所によりますと、全国およそ3000の小児科の医療機関で、今月9日までの1週間にヘルパンギーナと診断された患者の数は2万2980人でした。1医療機関あたりの患者数は7.32人で、警報レベルとされる「6」を上回りました。3週連続で過去10年間の最多を更新しています。

都道府県別では宮城県が1医療機関あたり23.2人で最も多くなりました。

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子どもの風邪が急増 免疫低下か

 子どもの風邪、コロナ5類移行後急増…感染対策徹底で免疫低下か

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行した後、子どもの風邪が急増している。国立感染症研究所の6日の発表によると、夏風邪の一つヘルパンギーナの患者数は移行前の5倍、RSウイルスは2倍にのぼった。感染対策の徹底でコロナ禍中は流行が抑えられ、免疫が低下した影響とみられている。

いずれの感染症も、通常は7月頃に流行する。今年は状況が異なり、5月28日までの1週間に全国約3000の小児科定点医療機関から報告された患者数は、1医療機関あたりヘルパンギーナは1・33人、RSウイルスは1・95人。5類移行前の1週間は、それぞれ0・28人、0・99人だった。

東京都荒川区の上野小児科医院には5類移行後、風邪の子どもがひっきりなしに訪れている。発熱した子どもだけで1日に40人診ることもあり、5月上旬の2倍だ。重症化して入院した子どももいるという。

森内浩幸・長崎大教授(小児科)は「コロナ禍の感染対策の徹底で、多くの感染症で流行が少なかったため、免疫が低下し感染が広がりやすくなっている」と指摘。子どもは本来、乳幼児期に様々な感染症にかかって免疫をつけていくことから、「感染を過度に恐れる必要はないが、重症化するケースもあるので、いつもと様子が違う場合は、迷わずかかりつけ医を受診してほしい」と話す。

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季節外れのインフル 専門家懸念

 相次ぐ「季節外れ」のインフルエンザ集団感染は、大流行の前兆か 「早めの備えを」と専門家

アフターコロナの学校で、季節性インフルエンザの集団感染が相次いでいる。インフルは冬に流行すると思われがちだが、そうでもないようだ。新型コロナへの感染予防をがんばったここ数年間、子どもたちのインフルに対する「免疫」が低下したともいわれているが、本当なのか。世界保健機関(WHO)重症インフルエンザ治療ガイドライン委員を務める慶應義塾大学医学部の菅谷憲夫(のりお)客員教授に聞いた。

昨年12月から始まった季節性インフルエンザの流行は今年2月にピークとなり、3月下旬に収束したように見えた。ところが、患者数は再び増加に転じている。

国立感染症研究所によると、5月22日からの1週間に全国の医療機関を受診したインフル患者数は推計約4.8万人。

学校では集団感染も起きている。報道によると、宮崎市内の高校では職員も含めた約500人が、大分市内の高校でも500人ほどが感染し、休校の措置が取られた。さらに東京都内や兵庫県内など各地で、学級閉鎖や学年閉鎖になる学校が増えている。

インフルは冬に流行するイメージがある。何か、異変が起きているのだろうか?

「そもそも、インフルのウイルスは乾燥した低温の状況で活発に活動します。なので、この時期にインフルが流行していることを『異常』と伝えているマスメディアがあります。しかし、日本のコロナ流行前のインフル流行状況を見ると、2018年5、6月にA香港型インフルが流行しました。19年は6、7月までB型インフルが流行しました。ですから、6月まで流行が続いても、格別、異常とはいえません」と、菅谷客員教授は説明する。

■高校生でさえ免疫低下
先の推計では、約4.8万人の患者のうち約60%が5~19歳である。学校生活への影響は大きい。厚生労働省によると、休校は20校、学年閉鎖は86校、学級閉鎖は219校。これを施設別に見ると、小学校は246校、中学校は40校、高校は25校。

「インフルはもともと子どもがかかることが多い感染症です。専門家の間では、学校は『インフル増幅の場』といわれます。学校でインフルが流行して、それを子どもが家庭に持ち込むケースが多い。ただ、今回のように、梅雨入りの季節に高校の休校や、規模の大きな学級閉鎖が報告されるのは異常です」

小学生と比較すると、高校生はインフルにかかってきた回数が多く、そのぶんインフルに対する免疫が高い。つまり、高校でインフルが流行しているということは、高校生でさえインフルに対する免疫が低下していることを意味する。それは、なぜなのか?

「通常、インフルは毎年、流行します。一方、人々は流行と接することでインフルに対する免疫を保ちます。ところが、日本では21年と22年にインフルの流行がありませんでした。それによって、国民全体の集団免疫が低下していると考えられます」

現在、流行しているのは主にA香港型インフルだが、前回、日本でこの型のインフルが流行したのは19年4、5月が最後である。

「ですから、日本国民の多くは3年以上、A香港型インフルの流行に接していませんでした。特に19年春以降に生まれたほとんどの乳幼児はA香港型の抗体を持っていないことになります」

■よく似る米国での流行
昨年までの2年間、インフルの流行がなかったことと、新型コロナの流行は密接な関係があると見られている。

「要するに、インフルも新型コロナも呼吸器に侵入するウイルスです。20年春以降、新型コロナの感染拡大を抑えるため、多くの人がマスクや手指消毒をして、ソーシャルディスタンスを保ちました。政府は訪日観光客の受け入れを停止した。それが要因で2年間、インフルが流行しなかった、と思われます」

一方、日本よりも先にアフターコロナへのかじを切った欧米各国では、すでに、21年から22年にかけてインフルが流行した。

ちょうど1年前、欧米で流行したインフルの状況と、今の日本での流行は非常によく似ているという。菅谷客員教授は、米国を例に説明する。

「昨年、アメリカでは日本と同じくA香港型の小流行が、6月中旬まで続きました。各地の大学で学生がインフルにかかったというニュースをやっていました」

例年の流行と比較すると、小規模の流行だったが、患者数の推移を示すグラフは変わった形をしている。感染のピークが二つあるのだ。

「冬にピークがあり、いったん下がった後、春にまた増加して、『フタコブラクダ』のようなグラフを描いています。例年とは異なる流行のパターンとなった原因としては、新型コロナの流行との干渉、人々のインフルへの免疫低下、マスク着用といった新型コロナ対策などの影響が考えられます」

インフルの流行は6月中旬に収まったものの、また次の流行が10月に始まった。しかも、ピーク時の感染者数は例年の2倍ほどにまで膨れ上がった。

「まだ最終的な報告は出ていませんが、10年に1度の大流行といわれ、騒ぎになりました」

■この秋は大規模な流行か
話を日本に戻そう。

「昨年、欧米諸国では5、6月までインフルが流行しましたから、日本でも同様にもう少し流行が続くと思われます。ただ、これからは本格的な夏になりますから、全国的にインフルが広がっていくような状況にはならないでしょう」

しかし、菅谷客員教授は次の流行を危惧する。

「今、長引いているインフルの流行は、今秋の流行の前兆だととらえています。アメリカと同様、日本でも大きな流行が発生する可能性があります」

インフルは通常、北半球では12月から流行が始まり、1月にピークとなる。「ところが直近の欧米のインフルの流行は昨年10月から始まっています。つまり、流行開始が例年より1、2カ月早かった。しかも、大規模なものとなりました」

先にも書いたように、欧米では1シーズン、インフルの流行がなかったが、日本では2シーズン、インフルの流行が起こらなかった。

「ですから、日本人のインフルに対する免疫は欧米人よりも落ちていると思われます。次の流行は例年よりも早期に始まり、大きなものになると予測しています」

通常、インフルのワクチン接種は10月から始まるが、そのときにはすでにインフルの流行が始まっている可能性がある。菅谷客員教授はワクチンによるインフル対策や治療薬の準備をできるだけ早く進めるべきだと訴える。

「最近、コロナ疲れもあって、若年層を中心に『もうワクチンを打たなくてもいいや』という雰囲気が広がっているのが心配です。少なくとも乳幼児や高齢者、心臓や呼吸器系の持病がある人はきちんとインフルのワクチン接種を受けるべきです」

ワクチン接種以外のインフル予防法は、マスクの着用や手指消毒などである。その重要性は新型コロナで多くの国民に浸透しているはずだ。

「インフルのワクチンは卵を使用して製造するので、緊急に大量生産することはできません。なので、今年の秋はインフルに気をつけよう、という意識を国民全体が持つことが大切です。政府もあらかじめ対策を練っておく必要性があります」

(AERA dot.編集部・米倉昭仁)



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