柏崎刈羽原子力発電所の運転再開に向けて、国に安全審査を申請する東京電力の方針に、新潟県の泉田知事が反発している問題で、東京電力は9日、新潟県に対し廣瀬社長と泉田知事との会談を再度行うよう申し入れました。
新潟県は対応を検討するとしています。
東京電力は、柏崎刈羽原発の運転再開に向け、できるだけ速やかに国に安全審査を申請する方針で、5日、廣瀬社長が泉田知事を訪れて理解を求めました。
これに対し、泉田知事は、東京電力が新基準に適合するよう工事を進めている「フィルターベント」の設置について、地元が了解する前に国に申請することは認められないという考えを強調し、会談は物別れに終わりました。
新潟県によりますと、9日、東京電力から廣瀬社長と泉田知事の会談を再度行うよう求める文書が届いたということです。
この中で、東京電力は、「フィルターベント」の事前了解や、安全審査の申請について理解を求めたいとしているということです。
新潟県は申し入れについて検討するとしていますが、泉田知事は、「フィルターベント」の設置を了解するには、設備の安全性の確保や運用方法について納得できる回答を求めていて、東京電力の対応が注目されます。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035923711.html










