東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市など)横村忠幸所長は9日の定例会見で、地域住民への説明会を刈羽村で6月4日、柏崎市で同6日に開催すると発表した。
説明会は福島第1原発事故以降、4回目。柏崎刈羽原発の安全対策工事の進(しん)捗(ちょく)状況や、先月18日に「20万年前から活動していない」と公表した断層の調査結果などについて報告する。
原発敷地内には1、2号機の原子炉建屋直下を通り、活断層の疑いが持たれているα、β断層など23本の断層が走る。説明会では断層についての質問が集中するとみられるが、横村所長は「発電所敷地内の断層は、20万年以前に形成された地層『安田層』の(最も新しい部分である)上部を変異させていない」と改めて強調した。
ただ、活断層がどうかの判断については「原子力規制委員会が活断層の審査基準の作成を進めているので、適合性については改めて評価する」と述べるにとどめた。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130509/ngt13050921000004-n1.htm