[ カテゴリー:子ども, 生活, 社会 ]

受験備え免疫力を…乳酸菌に注目

乳酸菌飲料で必勝態勢 睡眠不足、ストレス…受験生に忍び寄る感染症

これから本格化する受験シーズンに“大敵”が待ち構えている。ノロウイルスインフルエンザなどだ。しかし私たちの体には防衛する免疫力があり、それを高めればこうした感染症に対抗する備えができるという。特に近年、乳酸菌の「力」を報告する研究結果が相次いでおり、注目されている。(川村達哉)

厚生労働省は昨年11月末、今冬の「(ノロウイルスなどによる)感染性胃腸炎の患者数は、過去10年の同時期で2番目に多い水準」と発表した。年が明けても各地で報告が相次いでいる。

また、同省は翌12月、「インフルエンザの発生状況について」の中で、「流行シーズン入りした」と警鐘を鳴らしている。いよいよインフルはこれからが流行のピークを迎え、受験生を抱える各家庭では、体調管理に神経をとがらせることになりそうだ。

免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」がある。前者はウイルス、病原菌に対してもともと、体内に備わっている抵抗力。後者は予防接種など外から得られる。これらが両輪となってディフェンス力が増す。

その「力」にスポットがあたる乳酸菌は、キムチなどの漬物、みそ、しょうゆなど発酵食品に含まれている。近年、免疫力にかかわる研究報告が多いのは乳酸菌飲料などを使ったものだ。継続して飲みやすいのが利点という。

順天堂大学大学院医学研究科の山城雄一郎特任教授らは、L.カゼイ・シロタ株(以下、シロタ株と略)という乳酸菌の、ノロによる感染性胃腸炎の発熱症状を緩和する効果を確認。平成23年春、英国の科学雑誌に掲載された。介護老人施設の入所者を対象に研究を行い、シロタ株の発酵乳を飲んだ人たちは、飲んでいない人たちに比べて発熱日数が抑えられたという。

「腸内環境の改善や免疫力を上げる作用が抵抗力増強の大きな要因だと考えられます。免疫力の低い高齢者が集まる施設において、シロタ株はノロなどによる感染性胃腸炎の防御に有効な手段になりうると期待されます」と山城さん。

また、別の研究チームがトラック運転手を対象に免疫力との関係を発表。さらに、別のチームがマウスによる研究でインフル感染の抑制にこの菌が有効だと発表している。

受験生は睡眠不足、勉強疲れ、ストレスと無縁ではなく、抵抗力も落ちがちだろう。感染症対策を含めた山城さんのアドバイスをまとめた。乳酸菌飲料・食品については、家族の中で朝、食卓に置く担当または当番を決めるなど習慣にする工夫も。首都圏に住み、乳酸菌飲料を続けている家族の声を聞いた。

「手軽に買えて、おいしいから子供たちも毎朝続けて飲んでいるようです」

「飲料のおかげかどうか…。でも、みんな風邪をひきにくくなったみたい」

「免疫力を高めることは聞いたことがある。知人の受験生にも薦めています」

私たちの腸の中には100兆個の菌がいるという。常に菌とともに生きているのだ。受験勉強の合間に腸や乳酸菌、免疫力について知ることも一案。大切な今だからこそ、自分の健康を考え、実践してみては。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20130118547.html

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