すべての原子炉の運転が停止している新潟県の柏崎刈羽原子力発電所について、原発の新たな安全基準がことしの7月までに策定されることから、この夏以降、運転再開をめぐる議論が本格化する見通しです。
新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発は去年の3月から7基あるすべての原子炉が運転を停止しています。
国の原子力規制委員会は、福島第一原発の事故を教訓に大量の放射性物質が放出されるような過酷な事故を防ぐため、新たな安全基準をことしの7月までに策定することにしています。
安全基準に基づき停止している原発の運転再開が判断されることから、この夏以降、運転再開をめぐる議論が本格化する見通しです。東京電力は原発事故のあと、柏崎刈羽原発で海抜およそ15メートルの高さの防潮堤を建設するなど安全対策を進めることで運転再開への理解を求めていく考えです。一方、新潟県の泉田知事は(いずみだ)政府などが行った原発事故の検証は不十分だとして県の技術委員会で独自に検証を進めているほか、今月には市民グループが求めている原発運転再開の是非を問う住民投票条例案の審議が県議会で行われることになっていて、今後の議論の行方が注目されます。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034563761.html










