山形県庄内町で新潟駅に向かっていたJR羽越線の特急列車が脱線・転覆し、5人が死亡した事故から25日で7年が経ち、現場近くでは慰霊の式典が行われました。7年前、JR羽越線の秋田発新潟行きの特急列車が脱線・転覆し、乗客5人が死亡、乗員を含めて33人がけがをしました。
事故がおきた庄内町の現場近くでは午前10時から慰霊の式典が行われ、遺族やJRの関係者など、およそ60人が参列しました。
全員で黙とうをささげたあとJR東日本の冨田哲郎社長が「引き続き社員に対して事故のことやご遺族の言葉などを伝えていきます」と述べ、再発の防止につとめることを誓いました。ことしの式典は、JRがあらたに建設した施設で行われましたが、庄内地方には事故当時と同じく暴風雪警報が出され、外はときおり強い雪や風が吹いていました。
JRは、事故の原因について局地的な突風だったとして全国の路線で風速計などの設置を進めているほか、竜巻に関する気象庁の情報を運転を規制させる条件に取り入れる試みを先月から山形と新潟の一部の路線で行っています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034362571.html?t=1356449362259