新潟交通とJR東日本新潟支社は18日、来年3月23日から新潟交通の路線バスでJR東日本のICカード乗車券「Suica(スイカ)」が利用できるサービスを始めると発表した。バスでのスイカ導入は県内では初めて。
新潟市内で記者会見した新潟交通の広川隆夫常務は「市民に対して時代にあったサービス提供が必要」と導入理由を述べ「バスに乗るには小銭が必要。小銭の心配をせずに気軽に路線バスを利用してほしい」と話した。JR新潟支社の中村浩之営業部長は「1枚のカードで鉄道とバスを利用できる。首都圏などからJRで乗り入れるお客様の利便性を向上させたい」と述べた。
今回、スイカを利用できるのは約50バス路線で、新潟市内に乗り入れる路線は全て利用できるという。ただし県内の高速バスや都市間高速バスは利用できない。スイカはJR東日本のみどりの窓口のみでの販売で、路線バス車内でのチャージ(入金)はできない。
また、新潟交通は、新潟市が導入を検討しているBRT(バス高速輸送システム)でも「スイカを利用できるよう提案したい」と語った。
新潟交通などによると、スイカは01年に首都圏のJR路線でサービスを開始し、06年から新潟市などのJR路線でも利用できるようになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000126-mailo-l15










