日本列島は2日も高気圧に覆われ、気温が上がった。
気象庁によると、全国928観測地点のうち179地点で35度以上の猛暑日を観測。熱中症とみられる症状で2人が死亡し、搬送される人も相次いだ。
同庁によると、2日は岐阜県多治見市で39・2度、京都市で39・1度、東京都心で35・1度を記録。福島県や滋賀県など6地点で、観測史上最高となった。
岡山県倉敷市では同日未明、閉めきった室内で倒れていた女性(65)が搬送先の病院で死亡、愛知県瀬戸市では、駐車中の車内でぐったりしているのが見つかった男性が、まもなく死亡した。
千葉市のイベント会場では11人が、福岡県八女市の夏祭りで吹奏楽を演奏中の中高生ら18人が、それぞれ体調不良で病院に搬送された。重症者はいないという。
この暑さはしばらく続くといい、同庁は「こまめに水分を取り、体調や室温に注意を」と呼びかけている。
(2015年8月3日 読売新聞)
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