文化庁の文化審議会国語分科会は21日、常用漢字表のうち「もと(下・元・本・基)」など読みが同じ「異字同訓」の漢字の使い分けを例示した報告書を取りまとめた。
133項目の異字同訓を取り上げ、それぞれの意味や用例を示している。例えば「あたたかい」では、「温かい」の意味が「冷たくない、愛情や思いやりが感じられる」。用例として「温かい料理、温かな家庭」などを挙げた。一方、「暖かい」は「寒くない(主に気象や気温で使う)」で、用例には「暖かい日差し」などを挙げた。
今回の報告書は、昭和47年に国語審議会漢字部会(当時)が作成した同様の資料などを見直したもので、新たに「さわる(触・障)」、「せめる(攻・責)」など9項目を追加。逆に「くら(倉・蔵)」など5項目は「使い分けが定着している」として削除した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000502-san-life










