うどやふきのとう、こごみなど、春の山菜をスーパーの店先で見かけるようになりました。まだ寒い日もありますが、春が近づいているのですね。
山菜にはあくや苦みがあるものが多いですが、それはポリフェノールやミネラルなどが多いから。紫外線の強くなる時期、ポリフェノールの抗酸化作用で肌を守ってくれますし、冬の間に体にためたよぶんなものをデトックスもしてくれるので、出回る時期にはたっぷり食べたいですね。
山菜の中でもなじみが深いのがたけのこです。
生たけのこが出回るのは春先だけ。ぬかをひとつかみ入れて茹でた生のたけのこの味は格別。たけのこごはんや天ぷらなど、春ならではのおいしさです。
下ごしらえの時間がとれない時は水煮のものならすぐに使えるし、年中出回っているから便利です。
ただ、水煮のたけのこは少しくさみがあるのが難点です。
コトコト煮含める煮ものや味つけ濃いめの中華風炒めなどには問題ありませんが、サラダや和えものにすると匂いが気になることがあります。
そんな場合は少しだけ手をかけ、調味料を回しかけて炒りつけ、下味をつけておくといいですよ。下味をつけて冷まし、好みの野菜と合わせれば春らしいサラダになりますし、この方法を覚えておくとサラダ以外でも、白和えや胡麻和えなどの和えものにも使えるし、細かく刻んでごはんに混ぜるのもおすすめです。
[ 作り方 ]
(1) a を鍋に入れて中火にかけ、煮汁がなくなるまで炒りつける。
(2) (1)の粗熱がとれたら野菜と和えて盛りつけ、ドレッシングをかける。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=93375