はじめに
ノンカフェインのお茶が身体にいいとされた頃から、麦茶や黒豆茶などに人気が集まっています。生活習慣病にも関わってくるカフェインを摂取しないことは、成人病予防としてやはり効果があるようです。
「ルイボスティー」をご存知でしょうか?これもまたノンカフェインのお茶なのですが、ただカフェインが含まれていないだけではなく、成人病予防にうれしい効果がたくさんあるのです!
ここでは、不老長寿のお茶と言われている「ルイボスティー」について紹介します。
ルイボス
聞き慣れない名前ですね。どんな植物なのでしょう。
稀少な植物
お茶として飲まれるようになったルイボスは、南アフリカ共和国のケープタウンに広がる、セダルバーグ山脈一帯のみに自生しています。
セダルバーグ山脈一帯は夏の平均気温が40℃以上になり、とても乾燥した土地です。セダルバーグ山脈以外での栽培も試みたものの、すべて失敗に終わっています。
ルイボスの由来
「ルイボス」はオランダ語で「赤いやぶ」を意味します。落葉するときに葉が赤褐色になっていることからそう呼ばれたそうです。
本当はマメ科の植物なので正確にはお茶ではありませんが、現地の人達が落葉した赤い葉を煎じて飲んだことがルイボスティーの始まりです。
ルイボスティーの特徴
「奇跡のお茶」「不老長寿のお茶」と言われるルイボスティーは、どういうお茶なのでしょうか。
ミネラルバランスが良い
5大栄養素のひとつとして人間の身体に必要なミネラルは、人の体内で作ることができないため、食事や飲み物から摂取しなくてはいけません。
そこでオススメなのが、ルイボスティーです。ルイボスにはカルシウム、ナトリウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれているので、栄養補助に適した飲み物です。
アンチエイジング効果
私たちが吸っている酸素の約2%は、活性酸素に変化してしまいます。この活性酸素は、正常であれば身を守ってくれる存在なのですが、数が増え過ぎると身体の自然な抵抗力や免疫力を低下させてしまいます。
全病気の80%以上の原因とも言われている活性酸素を抑えてくれるのが、SOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)酵素です。
ルイボスティーにはこのSOD酵素が多く含まれているので、日常的に飲むことによって細胞の新陳代謝を促進し、アンチエイジングにつながります。
便秘、下痢の解消
ルイボスティーには腸内環境を改善し、悪玉菌や毒素などを外に排出する効果があります。善玉菌が増えると腸の働きを活発にしてくれるので、自然と便が排出されるようになります。
つまり便秘で悩んでいる方にも、また逆に下痢の原因だった悪玉菌の力が弱まることで下痢改善にも効果が期待できます。また腸の活性化はダイエットにもつながります!
安眠効果
不眠症で寝つきが悪いと悩んでいる方にもルイボスティーはオススメです。ストレス抑制効果が安眠のお手伝いをします。
ルイボスティーは、ストレス抑制効果、興奮状態の抑制効果があります。モノアミンオキシダーゼという物質がそれを助けてくれるのです。
寝る前の30分前くらいにルイボスティーを飲んでリラックスする時間を作りましょう。長年悩んでいた不眠症とさよならできるかもしれません!
不妊症の方や妊婦さんにも優しい
ノンカフェインなので、不妊治療をしている方、また妊娠されている方にも飲んでほしいルイボスティー。とくに不妊治療をしている方には、それを助ける効果も期待できます。
先ほどもご紹介した活性酸素は、増えすぎると卵子を老化させ、質を下げると言われています。卵子の質が悪ければ、妊娠しにくいのです。
ルイボスティーは活性酸素を抑えるので、卵子の質低下を防ぎ、妊娠しやすい身体に近づけます!
おわりに
いかがでしたか?ただのノンカフェインではない魔法のようなお茶、ルイボスティー。成人病予防のために、美容のために、ぜひ飲む習慣をつけてください!
(image by PresenPic)













