箱いっぱいのみかん、全部おいしく食べ切れますか？

冬になると自宅に箱いっぱいのみかんをもらったり、自宅用に買ってきたりすることが増えますね。家族の人数が多い家や、みかんが大好きな人なら問題なく食べきれるでしょうが、食べ切れなくて困っているという声もよく聞きます。せっかくの旬のおいしいみかん、おいしく保存して長く楽しみたいものですね。

箱みかんを保存するポイントは４つ。

「涼しいところで保存」　「たくさん重ねない」　「ほどよく空気を通す」　「カビが出たらすぐ取り出す」

１-2週間ほどで食べきれればいいのですが、上手に保存すればその倍ほどもちます。ここでは、みかんをおいしいまま長持ちさせるコツについて解説していこうと思います。

涼しいところで保存

みかんは3-5℃の環境で保存するのがベストです。室内なら、暖房のない涼しいところで保存。室外なら、直射日光を避けて、風通しのよいところに置きます。

冷蔵庫にスペースがある場合は、5-6個の小分けにしたみかんをビニール袋に入れて保存しても◎。

みかんを重ねないようにして、換気よく！

箱の中のみかんは何個も重なった状態にあります。そのままにしておくと、下のみかんにどんどん圧がかかって傷んでしまいます。なので、箱からみかんを1/3ほど取り除いて、そのみかんから食べるようにしましょう。

みかんの産地では、みかんを保存するみかん蔵の窓を開けたり、閉めたりと換気に大変気を使っています。なので、箱のみかんも密閉しないことが大事。みかん箱はフタは開けて、その上に新聞紙をのせて乾燥から守ります。

また、余裕があれば一日ごとにみかん箱の天地をひっくり返して、下のみかんばかりに圧がかからないようにしたり、箱の下にあるみかんから食べるようにしたりしてもよいでしょう。

青カビは広がる前にすぐ撤去

みかんの青カビが発生すると、あっという間に周りのみかんに移ってしまいます。なので、青カビみかんは箱からすぐ取り出します。

青かびはみかんの皮の表面についた傷から発生しやすいので、傷のあるみかんは早めに食べるようにしましょう。

みかん活用例：冷凍みかんとグリーンスムージー

みかんをそのまま食べることに飽きてしまって、なかなか減らないという声も聞きます。どうにか違う食べ方はないものかという方に、一番手間がかからない冷凍みかんとグリーンスムージーをおすすめします。

冷凍みかん
その名の通り、みかんを冷凍庫で凍らせるだけ。キンキンに冷えたみかんの果実はシャリシャリしています。半年ほどで食べきるのがおすすめです。

1：　バットなどにラップをひいて、お互いが触れないようにみかんを並べて、冷凍庫の平らなところに入れて凍らせます。

2：　2-3時間ほどで凍るので、一度取り出したら水にくぐらせて霜ができるようにします。くぐらせたみかんは再度ラップをひいたバットに並べて、凍らせます。

3：　1時間ほどしたらできあがり。食べる30分前に取り出して、1-2割ほど溶けたものをいただきます。

グリーンスムージー
甘みがしっかりあって、果汁もたっぷりのみかんはグリーンスムージーにおすすめ。飲みやすい味わいになりますし、ビタミンもたっぷりなので栄養の補給にもうってつけです。ここではみかん×りんご×小松菜で作っています。詳しいグリーンスムージーの作り方はこちら（基本のグリーンスムージーの作り方）の記事を参考にしてみてください。

材料
みかん1個　りんご1/2個　小松菜1株　水150-200ml

1：　フルーツと野を撹拌されやすいよう、小さめに切ったらミキサーで撹拌し、水を足してさらに混ぜ合わせます。

2：　できあがったスムージーをグラスに注いでいただきます。冷蔵庫で3日ほど保存できます。