新潟県の人口10万人あたりの医師の数は去年12月の時点で、全国で43位にとどまり、依然として深刻な医師不足が続いていることがわかりました。
厚生労働省が去年12月末の時点で、全国の都道府県の医療施設に勤務する医師の数をまとめたところ、新潟県では、人口10万人あたり182.1人で、全国平均の226.5人を44.4人下回りました。
県内の医師の数は前回、平成22年の調査より4.9人増えましたが、全国では43位にとどまり依然として、深刻な医師不足が続いています。
医療圏域ごとにみますと、▼新潟市を含む「新潟」がもっとも多く235.9人と全国平均を上回った一方で、▼「魚沼」が115.3人、▼三条市や燕市などの「県央」が129.3人と地域によって医師の数が偏っている状況がうかがえます。
新潟県は新潟大学の医学部の学生に奨学金を支給したり、研修医に県内の病院を選んでもらえるよう見学の際の旅費を助成したりして、医師を確保していきたいとしています。新潟県医師・看護職員確保対策課は、「研修医の減少も医師不足に拍車をかけている。研修プログラムを充実させるなど対策を急ぎたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034091091.html?t=1388361102256