冬の野菜が出揃う季節になりました。冬野菜は長期保存が効く反面、ボリュームがあるものも多いのではじめからカットされた野菜が多く、その場合は鮮度が少し気になります。
たくさんある野菜の中から、基本的には色が鮮やかでみずみずしいものを選ぶとよいのですが、それ以外にチェックすべきポイントがいくつかあります。美味しい野菜を選ぶために以下のようなことを注意してみてみましょう。

1:ホウレンソウ
骨の形成や糖質、脂質の代謝にかかわるマンガンが豊富に含まれる、根元の部分ができるだけ赤いものを選びます。茎は短く葉先がピンとして、しおれていないものを。
2:かぼちゃ
カットされているかぼちゃでは、果肉の色が濃く、肉厚で種がたくさん詰まっているものが美味しいです。丸ごと買う場合は、縦に溝が入りヘタが枯れているものが、食べ頃のサインです。
3:大根
根の部分は白く明るい緑色のもので、ひげのような細い根があまり生えていないものを選びます。捨ててしまいがちな葉の部分は、β‐カロテンやカルシウム、ビタミンCなど栄養が豊富に含まれています。葉に栄養を取られてしまうので、買った後は葉と根を切り離して保存すると長持ちします。
4:白菜
1/2や1/4にカットされているものを買うことが多い白菜は、芯の部分が盛り上がっていないものを選びましょう。また、葉の部分に黒い斑点のようなものができていないかもチェックします。
5:ニラ
ニラには独特な香りがありますが、この香りの元は硫化アリルという糖質の分解を促してくれる成分。栄養も香りとともにアップするので、香りが強いものを選んで、葉も肉厚なものを選びます。根元にはこの硫化アリルが葉先の約4倍も含まれているので、切り落とすときは少しだけにしておきます。
6:小松菜
脂肪の代謝を促進するビタミンB1の含有量が、野菜の中でも取り立てて多いのが小松菜。葉先が小ぶりで柔らかいものを選ぶと良いです。
冬の野菜には免疫力や代謝を高める成分がたくさん入っています。鮮度が高く、農薬の量も少ない地元で生産された野菜を選ぶのも一つのポイントですね。










