キノコの生産販売大手、雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)の不正会計問題をめぐり、元役員で株主の男性(62)が、大平喜信社長(65)に約28億円の損害賠償を求める株主代表訴訟の訴状を新潟地裁長岡支部へ郵送したと19日、明らかにした。
当初は約100億円を請求する予定だったが、男性は「社長は多額の負債を抱えており現実的な支払い能力を考慮した」と減額の理由を説明。財務状況を顧みない経営で会社に多額の損害を与えたと訴える。
男性は6月末まで取締役を務めていた。6月と7月に「株価の下落を避けるため、会社が保有する不動産の減損処理をしなかった」「十分な検討をせずにキノコの新たな栽培法を導入し多額の損失を出した」と大平社長の経営責任を問う文書を会社に提出していた。
大平社長は不正会計問題の責任を取り、22日付で辞任する。雪国まいたけは「訴訟に関する情報が入ってきていないので、コメントできない」としている。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131119/ngt13111917530001-n1.htm










