血液サラサラと骨じょうぶに役立つキンメダイ
キンメダイはギョロッとした大きな目に、鮮やかな赤い魚体が特徴の深海魚。身がやわらかく、たんぱく質と脂質が豊富です。
脂肪には、血中のコレステロールを抑えてサラサラにし、血液の流れをよくして血栓を防ぐ働きがあるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含むため、安心して食べられます。
皮の色の赤い色素は、サケでもおなじみのアスタキサンチン。すぐれた抗酸化力で活性酸素の害から細胞を守り、動脈硬化や胃潰瘍の予防に有効とされます。
そのほか骨の健康に欠かせないカルシウムと、カルシウムの吸収を高めるビタミンDも多く含みます。
ご紹介した煮付けがポピュラーですが、鍋物、アクアパッツァなどでも楽しめます。
[ 作り方 ]
(1)煮る
フライパン(直径20cm)に A を合わせ、強火にかけます。煮立ったらキンメダイの皮目を上にして、並べて入れます。オーブンシートをフライパンの直径に合わせて切り、落としぶたをします。さらにふたをして、火をやや弱めて10分ほど煮て、キンメダイに火を通します。
(2)煮含める
ふたと落としぶたを取り、キンメダイに煮汁をスプーンで回しかけながら2~3分煮て、火を止めます。
(3)盛りつける
長ネギは長さ4cmに切って芯を除き、せん切りにして水にさらします(白髪ネギ)。(2)のキンメダイを器に盛って煮汁をかけ、水気を切った白髪ネギを添えます。
■ 落としぶたはアルミホイルでも可。木製や金属製の落としぶたがあれば、それを使ってください。
ココがポイント
落としぶたで煮汁を回して
火が通りやすい白身魚は、少ない煮汁、強めの火加減で、短時間で煮上げます。この時に使うのが落としぶた。材料に直接かぶせると煮汁が対流して全体に回るので、味がしみ込み、煮くずれも防ぎます。










