[ カテゴリー:生活, 社会 ]

目の疲れによって仕事中に「集中力が低下する」人は64.3%、「気力が低下する」人は45.8%、「眠気が起こる」人は35.8%

「血めぐり研究会 supported by Kao」が、2013年9月に首都圏在住の20~50代の有職者男女400名を対象に実施した調査(※)によると、4割以上の人が、常に「目の疲れ」を感じていると回答していることがわかった。さらに「目の疲れ」を感じているにも関わらず、約半数の方が何の対処も行わず、その理由は、「対処方法がわからない」(69.3%)、「面倒である」(27%)など、悩みながらも、適切にケアを行えていない人が多いことがわかった。

また、仕事中に目の疲れによって、64.3%が「集中力の低下」、45.8%が「気力の低下」、35.8%が「眠気が起こる」など仕事への悪影響を感じていることが判明。目の疲れに詳しい、後藤眼科院長後藤英樹先生は、この結果について、以下のようにコメントしている。
「目には、精神を安定させたり、興奮させたりする自律神経が集中しています。IT機器の使用などで日中、目を酷使し続けることで、自律神経は乱れ、集中力が低下したり、ストレスを感じたりすることがあります。この症状を軽視し、適切な対策をとらないことで慢性目疲れを訴える人が、近年増え続けています」

■仕事のパフォーマンス低下は「目の疲れ」が大きな原因!?目の疲れと自律神経の関係とは

日中に目の疲れによって集中力や気力が下がり、仕事の効率が落ちてしまうことについて、後藤先生は次の通り述べている。
「目は、自分の意のままにならない自律神経に支配されている部分が大きいため、目の一部が疲れただけで、身体の自律神経全体のシステムが影響されてしまう可能性があります。従って、目の疲れから自律神経のバランスが乱れ、精神的にストレスが溜まることで、仕事のパフォーマンスの極端な低下につながってしまうとこともあると考えます」

■目の疲れケアは日中のこまめな対策がカギ!タイミングを逃すと慢性目疲れを引き起こす

先の調査によると、8割以上の方が、夕方以降16時-23時台が目の疲れを感じる時間帯であると回答。目の疲れの対処を行う時間帯は、20時-23時台と就寝前が57.3%と最も多く、1日中、目を酷使し、疲れきった後にケアしていることがわかる。後藤先生は「目の疲れを顕著に感じたときは、目の周りの筋肉は緊張しきっています。その時点での対処は、その場凌ぎに過ぎず慢性目疲れを引き起こしてしまう可能性があります。目の疲れをピークに感じた時ではなく、こまめに対策することで、筋肉が緊張しない状態を保つことが大切です」と述べている。

実際に、昼休みに昼食以外でしたいことで最も多かったのが「仮眠をとること」(49.5%)、続いて「目を閉じて目を休めること」(40%)と答えている。しかしながら、行動に移すことについては、「さぼっているように思われる」、「恥ずかしい」と考えており、日中、こまめな目の疲れの対策に踏み切れない方が多いのが現状だ。

■目の疲れの正しい対処法「目元温め」ができている人は、目薬使用のわずか4分の1以下

目の疲れを解消するために使っているものを尋ねたところ、最も多かったのが「目薬」(82.5%)。一方で「蒸しタオル」(19.9%)、「ホットマスク」(13.7%)など目を温める対策を行なっている人は「目薬」と答えた方の4分の1以下。後藤先生は「目の疲れというのは、目を酷使することによる目の筋肉疲労のようなもの。この疲労を回復するには、目の周りの血めぐりをよくして、筋肉の緊張をほぐすことが根本的なケアといえます。解消方法として、目薬を使用することも効果的ですが、筋肉の緊張をほぐすには、目を温めことが重要なのです。更に、そのタイミングは、症状の悪化をたどる前に、こまめにすることが効果的です。適切な対処とタイミングで、慢性目疲れを防ぐことは可能なのです」と述べている。

■秋は慢性目疲れ予防のチャンス!今こそ習慣づけたい日中の目元温めと目のストレッチ

目を温めることで、「血めぐり」が改善し、目の周りの筋肉の緊張をほぐし、目の疲れを緩和することができる。ビジネスパーソンは、仕事の合間に、短時間の休憩をとり、目を休ませることが大切だ。昼休みや目の疲れがピークに達する午後3時頃に目のプチシエスタを行なうのがおすすめ。これを行うことで、目の疲れが回復するばかりでなく、気分もリフレッシュして集中力、活力も向上する。

日中、目を温める時は、より深く熱が浸透する蒸気熱の出るホットアイマスクの使用が簡単で効果的。最近では、温めた後に、メントール効果で気分がシャキっとするアイマスクなどもある。人目を気にして仮眠を取ることができない人でも、アイマスクなら、短時間で手軽にできる対策。また、デスクでいつでもできる目のストレッチも目の周りの筋肉疲労を回復してくれそうだ。

冬は、寒くなり、室内にこもりがちであるため、パソコンやスマートフォンの使用、テレビ鑑賞の機会も増えて目を酷使しがちなシーズン。秋から、目の緊張をほぐすことを習慣づけることで、慢性目疲れを予防しよう。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131105-00010005-dime-sci

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