[ カテゴリー:生活, 食育 ]

ドライフルーツの方が栄養価が高いって本当?

ますます人気のドライフルーツ

ドライフルーツ

ドライフルーツの市場は近年活況を呈しています。

2013年10月21日付けの『日本農業新聞』に、「ドライフルーツ人気回復」という記事が掲載されていました。

低下傾向にあった販売量と販売額がともに2012年から上がり始め、今後は2018年までゆるやかに伸長すると見られています(富士経済調べ)。

ドライフルーツは、栄養価が豊富で、加工度が低いのでナチュラル派には人気があり、またミスユニバース・ジャパンの公式栄養コンサルタントがおすすめする間食として取りあげられたことから、女性の愛用者が増加しているようです。

軽いてゴミも出ないのでモバイル間食としても便利ですし、朝食などでシリアルに混ぜたグラノーラや、ヨーグルトなどのヘルシー食品と組み合わせた食べ方も人気です。

ドライフルーツの栄養価は万能?

ドライフルーツは、水分が抜けて凝縮するため、確かにミネラルやポリフェノールなどのフィトケミカル、食物繊維等は、生の状態よりもgあたりでは多くなります。

ドライフルーツ,栄養価

 

栄養価が高いと取りあげられて久しいですが、表をみていただくとわかるように、ミネラルなどはほとんど生よりも多くなりますが、ビタミン類は特筆するほど多くなく、特にビタミンCなどはほとんどの果物で減ってしまいます。また果物によっては葉酸が減るもの、また中にはβ-カロテンか減るものもあります。栄養価が高い食品ではありますが、すべての栄養素の含有量が高いというわけではなく、果物によっても違いがあることは知っておきましょう。

またドライフルーツは食物繊維も多い食品ですが、エネルギーも高い食べ物です。食べ過ぎればエネルギーのとり過ぎになります。

とはいえ食物繊維も多く、よく噛むことにもなるドライフルーツ。少ない量でも満腹感につながりやすく、リフレッシュにもなるので、仕事や勉強の合間の間食にはおすすめの食材と言えそうです。

メタボ予防にも効果的?
生果物と同等にドライフルーツを積極的に食べるメリット

2011年に開催された第30回世界ナッツ・ドライフルーツ会議において国際的に著名な健康科学の研究者たちが、干しアンズ、干しリンゴ、デーツ(干しなつめやし)、干しイチジク、干しブドウ、干しプラム等の伝統的なドライフルーツを、生鮮果実と同等の食品として推奨すべきであるとの認識が示されています(カリフォルニアプルーン協会のサイト)。

その中でもドライフルーツは食物繊維の供給源であり、生鮮果実と同様に血糖インデックス値(GI)が低く、様々な点でメタボリック症候群の防止に重要な役割を果たすことができると示唆されました。

また気になるエネルギーについても、下記のように示されています。

栄養学的な見地からドライフルーツを比較する際に直面する共通の問題の1つは、たとえば100g当たりのように重量ベースによる比較が一般に行われていることである。当然のことながら、ドライフルーツは乾燥の過程で水分が除去されるため、一見すると生鮮果実に比べて糖度がきわめて高くなり、ドライフルーツの糖分について賛否両論を生じさせている。
しかし、一人前の分量と水分含有量を考慮すると、ドライフルーツにおける天然の果糖とカロリーは同種の生鮮果実と同等になる。

国産ドライフルーツも増加! ドライフルーツの作り方・楽しみ方

ドライアップル,自家製

ドライアップルも、自家製で作ると好みの加減に仕上げられます。

近年は、国産の農産物もドライフルーツへの加工が注目されています。ドライフルーツの種類はもちろんのこと、低価格の少量パックなど、バリエーションが増えてきたので、買いやすいですね。

ガイドは干し野菜もよく作りますが、ドライフルーツも旬の時期のものでよく作ります。市販のドライフルーツは砂糖漬けにしたものもあり日持ちはよいのですが、カロリーが気になる場合は、そのままで干すのもシンプルな素材の味わいが楽しめます。

今の時期ですと、リンゴや干し柿などがおいしいですね。リンゴ等はカットして、水につけてよく拭いた後で干せば、それだけでシンプルでおいしい味わいになります。

ドライフルーツ,イチゴ

薄切りにして干すと、早く干せてカビも生えにくいです。

日本は湿度が多いので、糖分の多い果物を干すとかびやすいのですが、これからの乾燥する季節はドライフルーツも作りやすくなります。とはいえ、工場のように温度や衛生面で万全に管理できるわけではありません。

ガイドは、手早く干すために、丸ごとではなく、カットしてから干すようにしています。厚みが薄くなれば、それだけ早く乾きます。保存は、冷蔵庫など冷暗所に保存する方がよいと思います。

しっかり干したり、セミドライにしたり、お好みにできるのが楽しい所。朝食や小腹が空いたら、そのまま食べるのもいいですが、少し時間があればヨーグルトにつけてふやかして食べるとまた違う食感も楽しめます。

紅茶に入れたり、パンやパウンドケーキ、パンプディングやパンケーキに混ぜたり、肉料理の詰め物にしたりするのもおすすめです。

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