生活術の達人・スーパー主婦の知恵と力を借りて、暮らしのお困りごとを解決するシリーズ。
忙しい主婦にとって、大きな負担となってのしかかるのが毎日の食事の支度。
時短を目指してまとめ作りするのもしんどいし、かといってパパッと作れてもおいしくなければ本末転倒。簡単でおいしくて家族も喜ぶ方法はないか・・・という主婦のお悩みにお応えして、スーパー主婦が時短ごはんの極意をお伝えしました。
■ひとつだけていねいに
足立さんは、本来料理は「簡単、シンプルなものほどおいしい」と言います。
ただし、「簡単」と「雑」は違って、簡単でおいしいものを作るには、ひとつだけ丁寧にこだわらないといけないと言います。
20分で3品作ったメニューで、その例を見せてもらいました。
秘技・ひき肉いため
ひき肉は、フライパンにかたまりごと落とし、かき混ぜないで放置します。
ステーキを焼くように片面に火が通ったら、フライ返しでひっくり返します。
両面に火が通ったら、初めてほぐしていきます。
肉のうまみを閉じ込めるので、ひき肉のおいしさがグンとアップします。
こうすることで、ほかの部分で手を抜いても、おいしい料理になるのです。
時短食材・小松菜の切り方
小松菜やほうれんそうなどの青菜は、根元が一番おいしいので、底を切って捨てずに残すのがポイント。その際、根元は根の先端だけそぎ落とし、十字に切り込みを入れて、火のとおりが均一になるようにしておくとおいしく炒めることができます。
また、この処理をしたあと水につけて洗えば、泥を取り除くのに楽だという利点もあります。
足立さんが作った「ひき肉きのこカレー」
よく、カレーは一晩寝かせたものがおいしいと言われますが、このカレーはできたてがおいしい。
15分で作れる簡単カレーです。
深めのフライパンで作るのが楽に手早くできてお勧めです。
【材料・4人分】
・きのこ(しいたけ、しめじ、マッシュルームなど好みで)・・・500グラム
・たまねぎ・・・2コ
・合いびき肉・・・200グラム
・サラダ油・・・大さじ1
・チャツネ(あれば)・・・大さじ1~2
・カレールー・・・5~6食分(市販のルー2~3種類を組み合わせる)
・水・・・表示量より50~100ミリリットル少なめに
☆作り方
1.きのこは適当な大きさに分ける。たまねぎは薄切りにする。
2.鍋にサラダ油をひき、たまねぎを炒める。しんなりしてきたら端に寄せて秘技・ひき肉いためで肉を炒める。
3.水を入れ、煮立ったらきのこ類を入れる。
4.再び煮立ったら弱火にしてルーを入れ、あればチャツネ(ジャムでも)を入れる。
足立さんが作った「小松菜ワカメ炒め」
小松菜の味が生きて、青菜と海草が一度に摂れてお勧めのおいしいメニューです。
【材料・4人分】
・小松菜・・・1束
・乾燥わかめ・・・5グラム(塩わかめなら20~30グラム)
・サラダ油・・・大さじ1
・だしじょうゆ・・・大さじ2
☆作り方
1.乾燥わかめをさっと水で戻し、食べやすい大きさに切る。
2.小松菜を4センチの長さに切る。
3.フライパンにサラダ油をひき強火にかけ、熱くなったら小松菜とわかめを同時に入れて炒める。
4.火が通ったら、だしじょうゆを回しかける。
参考書籍
・『かんたん が おいしい』(新潮社)
・『NHK「あさイチ」スーパー主婦の直伝スゴ技!』(新潮社)
出演者:スーパー主婦 足立洋子さん(苫小牧友の会)
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